提督(執務室に戻ると、遠征隊の艦娘達も戻っていた。
報告は蒼龍が受けてくれていたようだ)
長良「あ、提督!どこ行ってたんですか?」
提督「ちょ、ちょっと工廠にな。皆が使う魚雷の改修を頼んでいたんだ」
長良「ふーん...あ、遠征から帰投しました。各自補給は済ませています」
睦月「遠征は大成功にゃし!」
如月「司令官の為に、とっても頑張ったんだから♪」
弥生「弥生も、頑張りました...」
卯月「うーちゃんが一番頑張ったぴょん!」
提督「わかった、わかったから...」ナデナデ
睦月「もっと撫でるがよいぞ~♪」
如月「ん...司令官も好きなんだから♪」
弥生「気持ちいい、です...♪」
卯月「もっとうーちゃんを撫でるぴょん!」
提督(俺が睦月たちを撫でている間、長良と蒼龍はムスッとしていた)
提督(いや、駆逐艦はさ、まだ子供じゃん?ましてや睦月たちなんか見た目小学校低学年ぐらいだし、まだ世俗に染まってないじゃん?)
提督(無垢な子たちだからいいものの、一部の駆逐艦と軽巡以上の大型艦の娘達は何か裏がありそうで怖い)
長良「長良には何も無いんですかー?」ジトッ
提督「わ、わかっている。忘れた訳では無いよ。ほら、間宮チケット...」
長良「長良も睦月ちゃんたちみたいに労って欲しいなー?」チラッ
提督「う...」
提督(それだよ長良。俺は君たちみたいなある程度成長した子たちのおねだりが怖いの)
提督(しかも長良は見た感じ中三か高一ぐらいで、頭撫でるのとかすっごく気にする時期だと思うんだけど。後でセクハラとか言われたら本気で死ねる)
提督(でも自分から撫でてほしそうな素振りを見せてるし、何とかなるかもしれない)
提督「...あんまり期待するなよ」
長良「そうは行かないですよ~」
提督「...」ナデナデ
長良「ん..」ピクッ
提督(手が頭に触れた時ピクッてするの可愛い)
提督(いつも元気ハツラツな運動部系女子がふと女の子な素振り見せるとドキッとするよね。それだよ)
提督(ちなみに俺が学生だった頃はそんなもの見れなかったし、見れたのはイケメンたちだけだろう。辛い)
長良「あ、も、もう大丈夫です...///」
提督「あ、はい」
長良「んー、次はもっと頑張れます!」
提督「そ、そうか」
長良「それでは、失礼しました」
睦月たち『失礼しました!』
提督(満足げに執務室から出ていった艦娘たちを見送ると、蒼龍が更に不機嫌そうにしていた)
蒼龍「...提督って、ロリコンなの?」ジトッ
提督「...違う」
提督(蒼龍はずっとジト目で見てくるが、俺はロリコンではない)
提督(たった四文字の単語だが、社会的に抹殺される可能性が高いから無闇に使わないでくれ)
提督(俺は君たちみたいなある程度成長した女性が怖いんだ)
提督(ただ、それだけなんだ)
次回、提督死す(大嘘)
デュエルスタンバイ!