ワンピースー海に認められた男の物語   作:神王龍

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ついにリュートが決意する!?

それではどうぞ!


第11話 上陸バルティゴ

三人称 side

 

リュート達がビブルカードを辿って数週間の月日が流れた。

そしてとうとう辿り着く、地図にも載らずログも反応しない島バルティゴ。

リュートは船から降りると、建物に向かっていく。

 

「あ、そうだ。お前らはここで待機しててくれ。後で呼ぶかもしんないけどな」

 

そう言って建物に向かう。

その近くでは青年と大きな男が訓練をしていた。

リュートに気づき近づいていく。

 

「あんた何者だ?どうやってこの島に辿り着いた?」

 

リュートは質問に答えようとして青年の顔を見て驚く。

 

「サボ…なのか?」

 

「あぁ?俺がサボだが俺になんか用か?」

 

リュートは声にならない言葉を出していた。

すると建物から顔の左になにか刻まれた男が出てくる。

 

「何者だ?名を名乗れ」

 

リュートは我に返るとその男にこう名乗った。

 

「俺の名前はモンキー・D・リュート。

多分忘れてるだろうから先に言っておく。

あんたは俺に関する記憶がなくなってる。

今思い出すさ」

 

リュートがそう言うと男が少しふらつき、リュートを見て驚く。

 

「これは驚いた、道理で8000万も賞金が掛かるわけだな。

息子よ、海の実を食っただろう?」

 

そう、男の正体はなんと革命家ドラゴンであった。

リュートは刀を抜きドラゴンに向ける。

 

「言っておくが俺はあんたを許しちゃいない。

別に俺はいい、兄貴だからな。ただルフィに構わなかった事だけは許せない。だから勝負と行こうぜ、親父」

 

「ドラゴンさんが戦う必要はありません!俺がやります」

 

そう言って出てきたのはサボだった。

 

「どうやらほんとに記憶喪失なんだな、サボ」

 

「何を言ってる?」

 

「なんでもないさ…まぁいいか、サボでも構わねぇよ」

 

こうしてリュートVSサボの戦いが始まろうとしていた。

その様子を望遠鏡で見てたのか、3人がこっちに来ていた。

 

「ずいぶんと女がいるんだな」

 

「ほっとけ、あいつらは大切なやつらだ」

 

「竜の…鉤爪!」ガキンッ

 

「武装斬撃」ガキン

 

サボの手が黒くなり、リュートの刀が黒くなったと思いきやぶつかっていた。

 

「竜の鉤爪!」

 

サボがさらに追撃しようと、リュートへと向かう。

だがリュートは…

 

「やめだやめだ、ったく本気を出しすぎだバカサボ」

 

そう言ったリュートのサボを見る目は兄であったときに戻っていた。

そしてサボに近づき、

 

「まぁ記憶がないにせよ…生きてて良かった」ポンポン

 

サボの頭を軽く叩きながらそう言った。

するとサボは涙を流しだす。

 

「あれ?おかしいな。なんで涙が…」ポロポロ

 

ドラゴン達の話では、そのときの二人の姿は本物の兄弟のようだった…。

 

そんなこんなでリュート達も建物に入り、中を見ていく。

 

「…よし、なんかパッと決まらなかったけど革命軍やってみっか」

 

その一言で建物中が驚いていた。

そりゃそうである、サボと同等の力の持ち主は革命軍に数少ないからである。

 

「リュート、本当にいいのか?」

 

「その方がなんか楽しそうだし。

天竜人は前から好きじゃねぇしな」

 

こうして、革命軍裏の指揮官と呼ばれるリュートが革命軍に入った瞬間であった。

 

「とりあえず…危ない国を落としたりするのも革命軍がやったりしてたんだな」

 

「そうだ。だがリュート達はどうする?」

 

「んー…自由に船で回ってみるのはどうだ?」

 

「なるほどな、情報集めと言ったところか」

 

「そそ、んで近いなら俺達が行くし、遠いなら近くのやつにでんでん虫で本部に連絡する」

 

その後ドラゴンとリュートは今後について話し合っていた。

 

「ならばよろしく頼む。人手が増えるに越したことはない」

 

一応リュートは3人に一緒になるか聞いたが愚問だったらしい。

 

「とりあえずシャボンディ諸島でも行くとするよ」

 

こうしてリュート達は次なる目的地、シャボンディ諸島へと向かうのだった。

 

 

TO BE CONTINUED




えぇ、最初からどう革命軍にするか迷ってましたとも…

次回はシャボンディ諸島で彼女達が…?

乞うご期待!

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