ワンピースー海に認められた男の物語   作:神王龍

21 / 48
今週は番外編2連続投稿です!

甘々なリュート達を頑張って書きますので見守ってあげて下さい。

それではどうぞ!


1ーデート?

三人称 side

 

ー海の上ー

 

セツナとリュートが船に乗ってゴサ村に向かっていた頃、2人の前に海上レストランバラティエが現れる。

 

「少し腹も減ったし、何より美味しそうだ。寄ってくか?」

 

寄っていく、とセツナが言った時彼女はこの状況はデートではと思い、顔を真っ赤にした。

 

「どうした?熱でもあるのか?」ピトッ

 

更にリュート追い打ち(おでこをくっつける)により、セツナはクラクラしながらも海上レストランに入っていく。

 

ー海上レストラン・バラティエー

 

2人が入ると中々の賑わいで、多くの人がいた。

席に案内され、対面で座った2人が注文する品を決めると、ウェイターを呼んだ。

 

「ご注文は何にしますか?マドモアゼル」

 

「私は…これとこれで」

 

「畏まりました。そちらの方はどうされますか?」

 

「俺はこれとこれで」

 

そう言って注文を取り終えると、セツナに対して目がハートになった男が寄ってくる。

 

「貴女は一体…戦場に咲く一輪の花とでも言うべきでしょう、お名前をお聞かせください」

 

まぁ誰もが知るサンジである。

リュートは見ているとだんだん視界に入れたくなくなったのかセツナを隣に座らせる。

 

「悪いけど、こいつは俺の妻なんだ」

 

「それは失礼した、それでは当店をお楽しみください」

 

何とかなったな、というリュートの言葉が聞こえているのか聞こえていないのか、

セツナは顔を赤くしながらリュートにもたれ掛かり腕に抱きついていた。

 

「…セツナじゃなかったら許してないかもな」ニッ

 

「なっ…!///」

 

その言葉にセツナはさらに顔を赤くする。

こうして2人の食事は楽しい時間となったのだった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ーアラバスタ王国・レインベースー

 

カリーナはリュートと2人で服を買いに来ていた。

色々と取っていく中、

あれもこれも取っていたら流石に無駄遣いと思い、

試着後リュートに選ばせていた。

 

「俺が選んでいいのか?その、カリーナが着るんだろ?」

 

「ウシシ、リュートの好みなら誘惑できるじゃん?///」

 

「それを言われると選びづらくなるだろうが///」

 

などと2人は会話しながらも試着を繰り返し、決めた服を買っていく。

 

「会計は済ませといた、次行くぞ」

 

カリーナは準備の良さに感心しつつ、腕を絡ませる。

店を出た2人は、カリーナに連れられランジェリーショップに…

 

「次はここか…じゃあ入るか」

 

リュートが平気そうにしているのを見て目を丸くするカリーナ。

リュートはカリーナと共にランジェリーショップに入る(何故か周りが嬉声を上げていた)。

 

「こ、こんなのどう?///」

 

「いいんじゃねぇか?」

 

動揺しないリュートにカリーナは不満を覚えながら、選んでいく。

時々リュートは目を逸らすのを確認するとカリーナは嬉しそうに買っていた。

 

(どれもやばいな…誘われたら誘惑に負ける気がしてきた)

 

内心焦っていたリュート。

ポーカーフェイスはいつの間にか、

身についていたのだろう…。

 

そうして2人の時間はあっという間に過ぎていった。

 

ー???ー

 

とある街、2人の男女が腕を絡ませ歩いていた。

その男女はリュートとユノであった。

2人は何も言わず、ただ笑顔で歩いていた。

ふと、ユノの視線がある店に向く。

リュートもその方向を見てみるとアクセサリーの店だった。

 

「なんか買ってくか?」

 

「…いいの?」

 

当たり前だろ?とリュートが言いながら2人でアクセサリー店に入っていく。

 

「何が欲しいんだ?好きなの選んでくれ」

 

「えーと、まずこのネックレスと…この指輪かな?」チラッチラッ

 

どうやら遠回しに彼女はプロポーズさせたいらしい。

 

「…分かったよ、これとこれ下さい」

 

会計を済ませると、リュートはユノと向かい合う。

まずはネックレスからと言い首に付ける。

 

「似合ってるな…綺麗だ」

 

「キャハハハ…ありがと///」

 

「左手、出してくれるか?」

 

「はい…」スッ…

 

ユノの差し出された左手の薬指に、リュートは指輪を嵌める。

ユノは嬉しそうに涙を流しながらリュートの胸に顔を埋めていた。

 

「うぅ…嬉しすぎるよリュート…愛してる///」ポロポロ

 

「あぁ、俺もだ…愛してる」

 

こうして1組の夫婦が…ではなく婚約指輪のようでユノは婚約者となっていた。

他のメンバーから色々と言われるがそれはまた別の話…。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ー魚人島・市街地ー

 

ある時カリファとリュートは、魚人島を観光していた。

政府から追われる身になったと言えど女性である。

 

オシャレはしたい!

 

とリュートを半ば無理矢理連れてワープを使ってきていたのだ。

 

「リュート、エスコートお願いできるかしら?」

 

「勿論、喜んで」

 

リュートはカリファと腕を組みながら、

服屋へと入っていく。

あれやこれやと服を選ぶカリファ。

楽しそうに選ぶカリファを、リュート優しい笑顔で見守っている。

 

「これなんてどうかしら!あっ…ごめんなさいあまり服買う機会なくて」

 

「カリファが楽しいならそれでいいよ。それにその服似合うと思うよ」

 

ニコニコしながらリュートに言われ、試着をする。

数分後カーテンを開けた彼女は、

胸元の見える黒色のセーターと、いつものような履いているのか分からない様なパンツタイプのズボンを着ていた。

 

「ど、どうかしら?その…似合ってる?///」

 

上目遣いにやられたか、リュートは一瞬クラっとしカリファと濃厚なキスをする。

 

その後店を出て、リュートはユノと同じように指輪を買うことにした。

どうやら魚人島ではダイヤモンドの金指輪を婚約指輪にしているらしい。

 

「この指輪、サイズ少し大きめの1つください」

 

カリファの指を採寸し、

少し大きめの指輪を受け取ってベリーを払う。

 

「じゃあ…手を出してくれるか?」

 

「はい///」スッ…

 

リュートは差し出された左手の薬指にダイヤモンドの指輪を嵌める。

2人は見つめ合い目を瞑り、唇と唇を…。

 

勿論その後カリファは他のメンバーに問われたそうな。

 

 

TO BE CONTEND




甘々…( ゚∀゚):∵グハッ!!

番外編1話を飾るのはとてつもなく甘い話でした…。
魚人島での指輪とかはオリジナルです。
カリファの話は仲間になった後のお話です。

次の番外編は勿論クリスマス!

乞うご期待!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。