ワンピースー海に認められた男の物語   作:神王龍

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いつも読んでくださる皆々様、新年明けましておめでとうございます!

今年もリュート達の物語をよろしくお願いします。


3ー新たな年・そして願う

リュート side

 

ー船の上ー

 

この世界では年が明けると、その年の初めに空に向かって願い事をする。

それは俺達も毎年していた。

そしてユノがある年末にこう言い出した。

 

「ねぇ、次の年明けは皆が願った事を言うって言うのはどう?」

 

だがそれが事件の始まりだった。

 

~年明け~

 

皆が皆、目を閉じ祈る中俺はある事を祈っていた。

 

(4人が俺の傍に居ますように)

 

「じゃあ言い合おっか。私はね…リュートの傍に居られますようにって。キャハハハ///」

 

ユノは照れながらそう言った。照れられるとこっちも恥ずかしくなる。

 

「私も同じだ…なぁ、4人共同じじゃないのか?」

 

「てことは…ウシシ、リュートは?」ジー

 

「リュートはどんな事願ったのかしら?」ジトー

 

俺はさっき願った事を気恥ずかしく思いながら告げた。

すると4人共顔を真っ赤にして部屋にせこせこと戻っていく。

どうやら聞いた方が恥ずかしくなったらしい…。そんな所も可愛いのだが。

 

sidechange

 

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ユノ side

 

私はリュートとベッドの上で寝ていた。

動かないのかと言われると、リュートが私を抱きしめて動けないから。

そのため、新年が開けたというのに言葉すら交わせない。

 

「リュート、起きてってば」

 

普段リュートを他人が起こすと起こした人物に攻撃を始めるが、私達が起こすと大丈夫なようで…

 

「ユノ~」グィッ

 

寝ぼけたリュートに引き寄せられる。

私は逆らうこと無く、抱きしめられるとおでこにキスをされる。

 

「おはよう…また俺寝ぼけてた?」

 

「キャハハハ、リュートの寝ぼけ姿は可愛いからいいの」

 

可愛いは嬉しくねぇよ、というリュートに私は自然と笑っていた。

そして、私達は皆を起こして新年を祝っていた。

 

sidechange

 

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セツナ side

 

私は夜風に吹かれながら、リュートとお酒を飲んでいた。

リュートの方へと目線を向けると目線が合い、顔が真っ赤になる。

 

「セツナはほんと、普段とのギャップ凄いよな」

 

「そ、そんな事は無い!///」

 

顔を真っ赤にしても説得力がないと言われ、グラスを置くと押し倒される。

 

「…ふぇ?」

 

「セツナが欲しくなっちまった。新年あけましておめでとう。じゃあベッドに行こうか」

 

リュートに抱き抱えられて、抵抗することも出来ないまま2人で夜は寝たのだった…。

まぁ2人からはうるさいと言われて2人も一緒に寝たけど…。

 

sidechange

 

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カリーナ side

 

今私は嬉しくて仕方なかった。

船でリュートと二人きりというのは新年の有難い時間だけだからである。

リュートの方に頭を傾け、めいいっぱい甘えるような声でリュートを誘惑する。

だけど…

 

「ん?なんだ、カリーナ。もう寝るのか?風邪ひかないようにな」

 

誘惑に気づかれずサラリとそう言ったの!酷くない?

それでもめげずに腕に胸を当ててみる。

すると?

 

「あのさ…せめて年明けてからな?」

 

リュートは腕を無理矢理離すと私を抱きしめてそう言った。

更に嬉しいと思った。約束してくれたのだから…。

 

「絶対よ?ウシシ」

 

彼のまずいと思った顔を見た後、私達は年が明けて部屋へと戻るのだった。

 

sidechange

 

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カリファside

 

私は年明け直前に、リュートと年越しそばを食べていた。

年が明けて、そばを食べ終わるとリュートが私を抱えてこう言った。

 

「年明けたな。どうしたい?」

 

「えっと、今だけは独り占めしたい」

 

「そっか。俺はな、カリファを食べたい」ガバッ

 

そう言ってリュートは私をベッドに運ぶと、

押し倒してそのまま夜を過ごしたの。

愛してるわ、あなた♡

 

TO BE CONTEND




新年ってなかなか難しいもんですね。
オリジナルの設定作ってしまった…。

次回も未定です。

乞うご期待!

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