それではどうぞ!
三人称 side
ードレスローザ王国ー
リュート達はドラゴンに言われ、ドレスローザを調査しに来ていた。
行き交う人形やおもちゃを見ながら1週間に渡り調査を開始した。
リュートは王宮に入れるように商人として稼ぎ、カリーナ達は酒場などで働きながら情報を集め、
夜に宿屋で報告し合ってまとめていた。
「なるほど…リク王という悪い王家がいたということか。
王宮にそろそろ向かってみるか」
リュートは王宮の中を歩いていた。
荷物を届け終わり、監視をつけられ外へと向かっていたのである。
「にしてもまさか10歳の子供と侍女が見張りとはね…」
「何が言いたいの?」
「もしかして、私たちが弱い…とでも?」
2人の女性?に睨まれながらリュートはそう言った。
そして振り返り、目線が合うようにしゃがんだ。
「君は何か悪魔の実でも食べたのかい?」ナデナデ
リュートは子供に甘い方であった…。
すると頬を膨らませて子供はリュートに手を触れる。
「そんなに言うなら見せてあげる!…あれ?」
未だに何も変化がなく驚く女の子。
侍女が警戒して1歩下がる。
「そんなに警戒しなくてもいいだろ。二人とも名前は?」
「シュガー。あと子供じゃなくて16歳よ」プクー
「…シュガーの姉のモネよ。貴方結構凄いのね」
2人が少しだけ心を開いてくれたのか、笑顔で自己紹介をした。
「…で、能力の副作用で見た目は変わらないと」
「そうよ、だから私はこれで16歳なの。
それにしても何故貴方に能力が効かないの?」
「それは秘密。だけどそうだな…シュガーが秘密教えてくれたんだ、変わりにプレゼントをしよう」
「?」
リュートはシュガーの両腕に両手で触れ、集中力を高めていく。
モネは少しだけ警戒しながら、シュガーはキョトンとした顔で見ていた。
すると…
ポワン
シュガーが煙で包まれていく。
「シュガー!…貴方一体何したの!」
「おいおい落ち着けって」ポンポン
「うっ…でも」
「よく見てみろよ。これが俺からのプレゼント」
煙が晴れるとそこには一人の女性が立っていた。
シュガーと同じ服で…そう、リュートは能力の副作用を消したのである。
「貴方…ほんとに一体何の能力を…いいえ、無粋よね。
ありがとう」チュッ
「私からも…」チュッ
リュートは2人の頭を撫でるとこう言った。
「せっかくの美人が子供のままなんて可哀想だしな。
それにモネも結構可愛いと思うぞ。
そんじゃ俺は行くから。俺はいつでも歓迎するぜ?
いつでも連絡くれよな」
そしてリュートはワープを使ってその場を去った。
2人は無くなったワープの先を見つめてこう言った。
「不思議な人…でもそれが魅力的でもあったわ///」
「うん、とっても…今度あったら私ついて行っちゃうかも///」
また女を落とした…罪な男である。
その後も何度か会い、数年後迎えに来ると約束した。
その事を3人に話すと2人は呆れられたらしい。
ユノはユノで結婚したからか余裕なようだ。
またシュガーはドフラミンゴが帰ってくるときどうしようか悩んでいたら、
子供に瞬時になれるようになったそうな…。
そして更に一年過ぎた頃だった…。
「リュート?どうしたの?」
「んー?セツナともそろそろ結婚しなきゃと思ってさ」
「///」
リュートはセツナにそう言って、結婚式を行った。
魚人島に行ってアラディンに船医の話を持ちかけたり、色んな事をして過ごしていた。
勿論修行は2年経った為完璧に終わっている。
更に一年後、カリーナとの結婚。
「よし、今日はカリーナが主役だな」抱き掲げ
「ウシシ、リュートもそうでしょ♪」
モネからの一報もあった。
「ねぇ…私の手と脚が鳥になったら貴方は…どう思う?」
「ん?何の事かは分からないが…似合うんじゃねぇか?」
彼女は嬉しそうに、通信を切った。
そして…それからまた1年の月日が流れた。
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とある島である男が空を見上げこう言った。
「そろそろ…あいつの冒険が始まるな。
色んな事が起きるだろう。凄く楽しみだ」ニッ
男が笑みを浮かべると、
傍に居る3人の女性も笑みを浮かべる。
ー黒い服に身を包み、
ー革命軍の自由人(裏指揮官)と呼ばれ、
ー海に認められし男。
その名は…モンキー・D・リュート。
懸賞金20億ベリーの男である。
TO BE CONTEND
今回はモネとシュガーの登場でした!
そして次回は…外伝となります。
乞うご期待!