ワンピースー海に認められた男の物語   作:神王龍

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さて…1番苦労した挙句、クロコダイルそんなに出ないアラバスタのお話です!

それではどうぞ!


第24話 アラバスタでの出来事

三人称 side

 

「何?王国で海賊が暴れてる?

この国には俺がいると知らんのか」

 

「さぁね、サー・クロコダイル。

暴動中の国は海賊にとって良いカモなのよ。

…いくの?」

 

「そりゃ表の仕事もきっちりやらんとな。

"王下七武海"は海賊を潰す海賊。

民衆の英雄(ヒーロー)だぜ」

 

ーサンディアイランド・港町ナノハナー

 

海賊達が町を襲っていると、そこにクロコダイルが現れる。

 

「クロコダイル様!」

 

「サー・クロコダイル!」

 

「あぁ、やはり来てくださった!」

 

町民達が笑顔でクロコダイルの姿に喜ぶ。

 

「ん?まさか…!クロコダイル!」

 

「黙れ愚民共!俺ァそこの海賊の首を取りに来ただけだ」

 

「素敵…」

 

「そういってあんたぁ、いつも俺たちを助けてくれるんだ」

 

「アラバスタの守り神!クロコダイル!」

 

「砂漠の王!クロコダイル!」

 

町民立ちが声を上げてそう叫ぶ。

どうやらクロコダイルはとても信頼されているらしい。

 

「クハハハハ…まァ、なんとでも呼ぶがいい。

とにかく、この国で暴れてくれるな海賊共」

 

その言葉に海賊達が何かを言うが、クロコダイルは突っ込んでいく。

メッタ刺しにされた…そう思った瞬間砂が海賊たちを包み込み飲み込んでいく。

そして町民達に名を呼ばれながら無言で帰っていく。

 

ーゴーイング・メリー号ー

 

「英雄?クロコダイルはアラバスタの英雄なの?」

 

「しかしそのアラバスタの英雄がアラバスタを乗っ取ろうとは夢にも思ってねぇだろうな」

 

クロコダイルが英雄と聞き驚く一行はその後バロックワークスについてビビから説明を聞いていた。

 

「そのオフィサーエージェントってのは…」

 

「えぇ、集結するはず」

 

そうこうしているうちに、Mr.2ボン・クレーと出会い、対策をしていた。

 

それから数日後、クロコダイルがルフィに倒された頃リュート達は…

 

「シリウス、久しぶりだな…よく生きてたもんだ」

 

「えぇ、久しぶりですね。私はギリギリ穴に落ちて助かったんですよ。

そして今や貴方は革命軍。方や僕はアラバスタの裏の顔」

 

4年前にリュート達を裏切った、シリウスに呼び出されていた。

 

「サー・クロコダイルが万が一敗れた場合、僕は王を暗殺するという仕事がありましてね」

 

「そうかい…なぜ呼び出したんだ?」

 

「それは貴方への復讐ですよ。

麦わらのルフィはあなたの弟。

私が殺すといえば戦わざるおえなくなりますからね。

それに貴女達は私が頂くんですよ。クハハハハ!」

 

シリウスは不敵な笑みを浮かべながらそう言った。

リュートはシリウスを睨みながら、戦闘準備を始める。

それを見たシリウスは能力者のようで、体が馬に角の生えた姿になった。

 

「ウマウマの実モデルユニコーン。これが僕の力です。

クハハハハ」

 

「それは復讐のために食べたやつか…3人共、あれを使う。離れててくれ」

 

リュートにそう言われ、ユノ達は離れていく。

安全な距離まで離れたのかリュートがこう言った。

 

「さて…能力変化、メラメラ」ボゥ

 

リュートの体がとたんに燃え盛る炎になる。

 

「ロギア系ですか、なるほど…ですが私も武装色を使えまして…ね!」ブン

 

シリウスはそう言って攻撃を繰り出すが、リュートは全て避けていく。

 

「鏡火炎」ドォーンッ!

 

「ウア゙ア゙ア゙ア゙ア゙」

 

シリウスは叫びながら燃やされていく。

リュートは歩きながらこう言った。

 

「悪いがお前は俺の相手じゃねぇ」

 

こうして、アラバスタで起ころうとしていた暗殺が一人の男によって阻止されたのだった。

 

ーアラバスタ・東の港タマリスクー

 

「ヒナ嬢!スモーカー大佐!たしぎ曹長がお着きに!」

 

「ご苦労様です」

 

「久しぶりね、たしぎ」

 

たしぎはスモーカーと話し、

その後泣きながら船へと戻っていく。

そして海軍本部にスモーカーが啖呵を切った後、一人の男が海軍船の前を通っていく。

 

「おい、そこのお前。止まれ」

 

スモーカーが話しかけると、どこかで見たような顔をした男が振り返る。

 

「…名前は?」

 

「リューですが、なんでしょう?」

 

「…こいつを捕らえろ」

 

スモーカーはイラつきを覚えながら海兵に命ずる。

勿論イラつきを覚えたのはヒナも同じであった。

 

「あれ?バレちった?やだなぁスモーカー君、見逃してくれよ」

 

勿論正体はリュートである。

 

「断る!」

 

その言葉と同時にヒナがリュートに向かっていく。

リュートは駆け寄ってくるヒナに警戒すると、その場にいた誰もが予想していないことが起きた。

 

ダキッ

 

そう、ヒナがリュートを抱きしめていた。

 

「リュート…貴方はヒナを虜にした。責任取って」

 

「………へ?」

 

流石にリュートも予想していなかったのか、

未だに現状が飲み込めていない模様。

 

「おいヒナ、見なかったことにしてやるから正気に戻れ」

 

「ヒナは何を」

 

スモーカーの一言にハッと理性を取り戻したのか顔を赤くしながらリュートに攻撃する。

 

「あっぶね、油断誘う為の行動かよ。まさかヒナがそこまで変わってるとはな」

 

リュートにそう言われ、ヒナは胸がズキンと痛んだ。

 

(どうして…どうしてヒナはこんな奴に!惚れてしまったの…心外よ、ヒナ心外)

 

「あ、そろそろ船戻んなきゃな。楽しかったぜ。また会おう」

 

「待て!お前ら逃がすな!」

 

リュートはワープを使い船に戻っていった。

2人はまた…リュートを逃がしたのである。

 

「あいつはほんとに…神出鬼没だな」

 

「ほんと…いつ現れるかたまったもんじゃないわ」

 

2人はそう言いつつ、何故か笑っていた。

いつか捕まえてやると、心ではそう思っていた。

 

TO BE CONTEND




はい、次回は…ロングリングロングランド?

乞うご期待!

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