ワンピースー海に認められた男の物語   作:神王龍

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今回は脱獄…いちゃつきメインです!

それではどうぞ!


第30話 インペルダウン脱獄!そしていちゃつく…

三人称 side

 

脱獄組は準備のために5.5へと一旦戻る。

ホムラとカグラは和服に身を包み、ホムラは薙刀を、カグラは弓をリュートから受けとる。

 

「ホムラは薙刀が得意だから丁度あったがあんたは弓で大丈夫か?」

 

「大丈夫よ、弓は得意だから」

 

イワンコフの言葉でオカマ達は脱獄に賛同。

こうして一同はレベル4まで上がるとレベル3への階段を目指す。

その頃マゼランはエースを見送った後レベル4へと降りていた。

 

「誰だ?」

 

「あいつは副署長のハンニャバルだ」

 

レベル3への階段の前には副署長ハンニャバルがリュート達の前に立ち塞がっていた。

 

「ここは通さん!」

 

「…おい、そこをどけ」ドガッ

 

リュートがとてつもない殺気とともにハンニャバルの腹に一撃を打ち込む。

 

「さぁ、さっさと行こう」

 

だがハンニャバルは立ち上がっていた。

勝てないと分かっていてもである。

しかし予想外の出来事が起きた…黒ひげがやって来たのである。

 

「黒ひげぇ!ゼロバースト!」ズドーンッ

 

リュートは黒ひげを見た瞬間、指からゼロバーストを撃ち放った。

黒ひげはどうやらギリギリ耐えたようだった。

 

「ゼハハハ…エースを助けにいかなくていいのか?紫銃さんよぉ」

 

「チッ…行くぞルフィ」

 

リュートは怒りの表情を現しながら黒ひげの横を通りすぎていく。

ルフィ達も後に続いていく。

そしてマゼランが黒ひげ達にヒドラを使ってハンニャバルの元についていた頃、

 

「いよいよレベル2だ。

だが油断するな、そろそろマゼランが来る頃だ」

 

リュート達はレベル2へと続く階段の前にいた。

イワンコフ達が残ろうとするのを見て、

 

「イワさん、イナズマさん。

ここに残ってもあまり意味はない、さっさと上って上で時間を稼ぐべきだ」

 

こうして一同はさらに、

レベル2からレベル1へと登っていき、

とうとうバギー達と合流するのだった。

 

「船はどうするんだ!軍艦全部遠いぞ!」

 

「安心しろよ、すぐに用意する」

 

リュートがワープを海の上で開くと、そこからリュート達の船とは別の巨大な軍艦が現れる。

 

「リュート、軍艦奪っておいたよ」

 

軍艦の中にいる一人の女性がそう言った。

そこからノジコ以外の女性達が現れる。

 

「お、女だ!あいつらを俺達のものに…」ドガッ

 

「あぁ、あいつら全員俺の妻だから手出したら死刑な?」

 

ゾクッ

 

全員がリュートのその言葉に寒気を感じたと言う。

ちなみにノジコは戦闘の訓練中なため、

その船には乗っていないようだ。

だがそこにマゼランがたどり着く。

とても危険な赤い毒の姿となっていた。

 

「全く…一発だけだが問題ないか。“零”モード」

 

リュートも紫色の気を放ち、戦闘準備に入る。

 

「な、なんだよこの紫色の気は!」

 

「見てりゃわかる。ゼロ…バースト」バゴーン!

 

マゼランに放たれたゼロバーストは通常の何倍にも膨れ上がり、爆発していた。

 

「さ、早く行くとしよう」

 

「なんて…威力だ」

 

その場に居たものは全員肝が冷えたと言う。

 

「それにしてもおめえ…ほんとに麦わらの兄貴か?とても似てるようには見えないぜ」

 

「実の兄貴だ。

俺は海軍になるために、

無理矢理勉強やら訓練やらしてたぐらいだしな」

 

バギーの質問にリュートはそう答えた。

顔は少しにていても、性格が違うのだから疑いたくもなるのだろう。

 

「兄ちゃん、ワープで外に…」

 

「それは無理だな。俺の体が持たねぇ。

せっかく着いたのに五体満足で着けなきゃ意味ねぇだろ?」

 

リュートはルフィにそういって少し寝始める。

ユノ達はと言うとリュートの回りで座っていた。

そして正義の門が開くとルフィがジンベエにボンクレーがどこか尋ねる。

 

「だめじゃ、今戻っても無駄に犠牲者を増やすだけじゃ」

 

「ボンちゃん…俺行くよ。ありがとう」

 

ルフィはでんでん虫でボンクレーと会話をする。

 

「必ず兄貴、救ってこいやぁ!」

 

ボンクレーのその言葉にルフィは涙を流したのだった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

海の上でセツナとホムラは向かい合い…喧嘩していた。

どうにもあんたなんか知らないとか、お前は妹だ!とか

どうでもいいことで喧嘩しているため、

リュートは気にせず寝ていた。

 

「リュート…また増えた?」ジトー

 

ユノのその言葉でガバッと起き上がり必死に言い訳しようとしたリュート。

だがそれは杞憂に終わる。

 

「なーんてね♪全然いいんだけどね」

 

「ったく、構ってほしいなら言ってくれよ…」ギュー

 

リュートは安心したのかユノを抱き締めて、また寝始めていた。

ユノも抱き付かれて嬉しいのか一緒に寝始めるのだった…。セツナやカリファ達はとても羨ましそうに見ていたそうな…。

 

エース公開処刑まで、あと三時間。

 

TO BE CONTINUED




今回は結構オリジナル要素がありましたが、如何でしたか?

次回は遂に頂上戦争!

乞うご期待!

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