ワンピースー海に認められた男の物語   作:神王龍

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今回は大きな分岐点となる、頂上戦争です!

リュート達はエースを救えるのか!

それではどうぞ!


第31話 頂上戦争!マリンフォード 前編

三人称 side

 

「悪党に同情はせんが…家族は違う。

わしゃあ…どうすりゃええんじゃい…!

エース貴様…!なぜわしの言う通りに生きなんだ…!」

 

エースはガープに泣きながらそう言われ、昔を思い出していた。

 

「じじい…!」

 

「今更妙な気を起こせば、お前とて容赦はせんぞ、ガープ」

 

「フン、やるならとうにやっとるわ!」

 

センゴクの言葉にそう言い返すガープ。

すると、空から船が降ってくる。

叫び声を上げながらルフィ達は落ちていた。

 

「だからおめぇはやり過ぎだってんだよ!」

 

「こいつの瞬きのせいだ!」

 

「バターシのせいにする気?クロコ!」

 

「どうでもいいけどこれ死ぬぞ!?下は氷張ってんだぞ!」

 

次々に落ちてくるインペルダウン脱走組。

 

「あ!俺ゴムだから大丈夫だ!」

 

「貴様1人で助かる気カネ!何とかするカネ~!」

 

「こんな死に方嫌だっちゃブル!誰か止めてーンヌ!」

 

「てめぇの提案なんて聞くんじゃなかったぜ麦わら~!チキショー!」

 

バギー達が口々に文句を言ったりする。

白ひげ海賊団、海兵達は空を見上げていた。

 

「エースー!」

 

ルフィ達は空から落ちていた。

リュート達はと言うと、仲間を回収しながら綺麗に下ろしていた。

ルフィが起き上がりエースに向かって叫ぶ。

その後にリュートはこう言っていた。

 

「エースゥゥ!助けに来たぞー!」

 

「全く…世話のかかる弟だ」

 

「ルフィー!兄貴ー!」

 

「ガープ、またお前の家族だぞ!」

 

「ルフィー!リュートー!」

 

エースも2人に向かって名前を叫んだ。

センゴクに言われ、ガープは頭を抱えた。

七武海達が色々と反応する中、ハンコックはルフィにうっとりしていた。

そんな時、白ひげに向かってクロコダイルは攻撃を仕掛ける…

が、ルフィが水を纏った足でその攻撃を阻止する。

 

「小僧、その麦わら帽子…赤髪が昔被ってたやつによく似てるな」

 

「おっさん!シャンクス知ってんのか?

これ、預かってんだシャンクスから」

 

「兄貴を助けに来たのか?」

 

「そうだ!」

 

「相手が誰だか分かってんだろうな!?」

 

白ひげが不意にルフィに帽子のことを聞き、エースを助けるということに声を荒らげる。

 

「おめえ如きじゃ命はねぇぞ!」

 

しばらく沈黙が流れる中、

 

「うるせぇ!お前がそんなこと決めんな!

俺は知ってんだぞ!お前、海賊王になりてぇんだろ!

海賊王になるのは、俺だー!」

 

その場にいた海兵や海賊達が皆驚きで手を挙げていた。

ルフィの言葉に白ひげは武器を振り回し、甲板を叩く。

 

「くそ生意気な…足引っ張りやがったら承知しねぇぞ鼻ったれ」

 

「俺は、俺のやりてぇようにやる!」

 

白ひげに張り合うルフィを見て誰もが驚きを隠せない中、リュートだけは落ち着いていた。

そして話が終わったと思うとリュートは白ひげに近づきこういった。

 

「親っさん、ルフィと俺で助けるさ。

安心してくれ」

 

そしてリュートは剃を使ってエースの元へと向かうのだった。

ルフィが走りながら黄猿にレーザーを撃たれるがイワンコフがデスウインクでルフィを回避させる。

さらにバーソロミュー・くまもでてきて交戦する。

 

「逃がさないわよ、“袷羽織”」

 

ルフィと海兵をヒナの袷羽織が囲む。

だが、ルフィはギア2でそれを躱した。

 

「ヒナ、お前は相変わらずだな」

 

「リュート、貴方はこの先にはいかせない!」

 

つっぱしるルフィの後からリュートはヒナの前に現れる。

リュートはヒナに剃で近づくと格闘で戦闘を行う。

 

「なんのつもり?能力は使わないのかしら?」

 

「ばーか、俺がそんな間抜けだとでも?」

 

「…!しまった!」

 

ヒナが何かに気づいたが時すでに遅し。

目の前のリュートはヒナの前から忽然と姿を消し、

ルフィの近くに現れていた。

 

「ここに来るんじゃねぇ!ルフィ!兄貴!

俺は二人に助けてくれなんて言った覚えはねぇ!

これは俺の問題…」

 

「俺は弟だ!」

 

「あのな、言っただろ?俺が海に出たときに。

お前達が危ないときは俺が助けてやるってな」

 

戦いながら進むルフィの言葉に海兵や海賊達がざわつく。

そこでセンゴクがこういった。

 

「何をしてる。

たかだか、ルーキー1人と革命家に戦況を左右されるな!

その男達もまた未来の『有害因子』!

幼い頃エースとともに育った義兄弟達であり、

その血筋は『革命家』ドラゴンの実の息子だ!」

 

その言葉に驚く者、納得する者、知っていたような者が

いた。

そしてこの事が新聞により、世界中に知らされることとなった。

ルフィは先にどんどん進んでいく。

そしてルフィがスモーカーに殴られ、抑えられているところをハンコックが助けて錠の鍵を渡していた。

 

「ハンコック!おめぇってやつは!ありがとう、恩に着る!」

 

そう言って走り出すルフィを見てハンコックは

 

(これが…結婚!)バーン!

 

などと考え、スモーカーが追おうとするとそれを阻んでいた。

 

そしてリュートの前には、元海軍大将、現海軍中将の桃獅子ことアルリエだった。

 

「あら?4年ぶりくらいかしら?まだまだ私の隣は空いてるわよ?」

 

「断るよ、もう結婚もしてるんだ。

今更あんたにゃ用はない!」

 

リュートは零球を、アルリエは水の球をお互いに向かってぶつけ合う。

そして隙をついてリュートがエースの方へ向かおうとすると、アルリエは水の球をぶつけてくる。

リュートはそれを避けて元の位置に戻される、を繰り返しているとリュートはある事を思いつく。

アルリエの側に剃で間合いを詰めて、耳元でこう囁く。

 

「なぁアルリエ。別に海軍にいなくても良くないか?

1度やめてんだろ?

そしたら…結婚出来るぜ?」

 

それは一か八かの賭けに近かった。

無駄な力を使わないようにリュートがした行動は…ただの口説きだった。

 

「なっ、そんなこと!」

 

「出来るはずだぜ?別に海軍に固着する理由はないだろ?」

 

「それも、そうだけど…」

 

「ならこうしよう…」ヒソヒソ

 

リュートはさらに耳元で囁くと、エースの元に進んだ。

アルリエは顔を赤くし倒れていた。

何を言われたかは本人しか分からない。

 

「アルリエ元海軍大将が倒れたぞー!気を付けろ!」

 

「ルフィは…鷹の目と交戦中か。まぁ何とかなるだろ」

 

そして海軍達が動き始めた。

映像電伝虫を切り、白ひげ海賊団傘下のスクアードが白ひげに剣を突き刺すという出来事も起きていた。

そしてスクアードを抱きしめた白ひげは、取り乱す参加の海賊たちに向かってこういった。

 

「俺と共に来る者は、命を捨ててついてこい!」

 

こうして白ひげが戦闘の場に降り立った。

 

TO BE CONTEND




今回はアルリエが倒れましたね。

さて、次回はまさかまさかの展開!

乞うご期待!

アルリエは仲間になるのか?恋人になるのか?予想みたいなものです。

  • 仲間になって、恋人にもなる。
  • 仲間になって、恋人にはならない。
  • 仲間にはならないが、恋人にはなる。
  • 仲間にならず、恋人にもならない。
  • 部下まで恋人に。

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