ワンピースー海に認められた男の物語   作:神王龍

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リュート達がドレスローザにつくと、新たな問題が!?

それではどうぞ!


第34話 アルリエとのデート?邪魔者現る

三人称 side

 

ードレスローザー

 

「私はリュートが好きさ!

他に女がいるなら側には居れない!

それでも私を自分のものにしたいなら、

私と勝負しな!」

 

「なんでそうなるんだよ!

返事が聞けるから来たのによ!」

 

何故リュートとアルリエが争っているのか。

事の発端は、数分前に遡る。

 

~回想~

 

リュート達が、ドレスローザについて目指したのは、

とある酒場だった。

アルリエが用件があるからと、

呼び出したからである。

 

「アルリエ。何か用か?」

 

「まずは、座って頂戴。

私はね、貴方の妻になろうと思うの」

 

酒場に入ると、

すぐ近くの席にアルリエは座っており、

リュートに座るよう催促をする。

 

「そうか…本気なんだな?」

 

「ええ、本気よ。

その上で一つ条件があるの」

 

「なんだよ?その条件って」

 

「彼女達と別れることよ」

 

「…そうゆう条件ならお断りだ」

 

そう言って席を立とうとするリュート。

その時、

 

バンッ!

 

アルリエがテーブルを叩きこう言った。

 

「ふざけないで!

私は貴方が妻にしてくれるって言うから、

わざわざ呼んだんだ!

私はリュートが好きさ!

他に女がいるなら側には居れない!

それでも私を自分のものにしたいなら、

私と勝負しな!」

 

そして現在(いま)に至る。

 

「時間は今すぐじゃなくてもいい!

明日の昼までには答えを出せ!海岸で待ってるからな!」

 

「…分かったよ。

それまでにお前が心変わりするように、

すりゃいいんだな?」

 

「そんなこと…!」

 

「なんだ?心変わりするのが怖いのか?」

 

「なっ!いいわ、受けてたつわよ!」

 

こうして、

リュートがアルリエを挑発したことにより、

2人の勝負(デート)が始まった。

※因みにユノ達は一緒に行動しています。

 

夕方まで、

リュート達がアルリエをデートで楽しませていると、

そこに人間達の集団が現れた。

 

「お前は元海軍大将・桃獅子アルリエだな?

今までの恨み、晴らさせてもらおう」

 

どうやら彼らは海賊のようで、

キャプテンらしき男が両腕を槍に変えて、

覇気を纏ってアルリエに突っ込んでいく。

 

突然の攻撃なため、

避け切れずに槍がアルリエの足に突き刺さる。

 

「ぐっ…!」

 

「どうした?

お前の力はこんなものではないだろう?

それとも、そこにいる女達を攻撃してやろうか?

そこにいる男でも……いない!

何処だ!何処にいった!」

 

「あぁ、悪いな。

お前の仲間は全員死んだよ」

 

「なっ!きさまぁ!」

 

ガキンッ

 

男の槍とリュートのワープがぶつかる音がする。

 

「覇気使い…相手にはちょうどいいか」

 

「貴様、名はなんだ!」

 

「俺か?俺はリュート。

そこにいるアルリエは俺の女だ。

アルリエを傷付けたお前は許しはしない」

 

「聞いたことない名前だな。

まぁいい、この二槍のキングスに勝てると思うなよ!」ダッ

 

キングスの猛攻をなんなく躱すリュート。

そして一瞬の隙をつき、

リュートがキングスをワープで拘束する。

 

「なんだこれは!?体が、動かん!」

 

「今お前の腰に作り出したワープは、

胴体より大きく作ることで、

覇気を使えば固定できる。

ようは拘束できるのさ。

まぁこの技の利点はそれだけではないがな」

 

リュートはそう言うと手をキングスに向ける。

 

「なんだ…何するつもりだ!?」

 

「硬化・斬」ザシュッ

 

リュートがそう言うと、

キングスの体は上下に分かれるように、

真っ二つとなっていた。

 

「なん、だ、これ、は…」ドサッ

 

キングスが倒れるとリュートは、

 

「悪いが俺の家族に手を出すやつは、

生かすつもりはない」

 

そう言ってアルリエの側により、

腰にある袋から献ポポを出してアルリエに与えた。

 

「なんだこれは…」

 

「前にここに来た時に実をかじってな。

チユチユの実の能力さ。

まぁ人に治癒力を貰わないと駄目だがな」

 

そう言いながら、アルリエの頬を優しく撫でる。

アルリエを見つめるリュートの表情は穏やかで、

その様子にアルリエも顔を紅くする。

 

「なぁ、俺と、俺達と一緒に旅してみないか?

お前が欲しいんだ」

 

「…分かった、私の敗けだ。

お前の好きにしろ、リュート。

私は今からお前だけのものだ///」

 

リュートの真剣な言葉に、

アルリエは遂に心が折れたのか、

仲間に、妻になると言ったのだった。

 

「アルリエ。色々とあったけど歓迎する!」

 

「私達もよ」

 

「ユノ…ありがとう」ギュッ

 

アルリエがユノを抱き締めて、

2人の蟠りも完全になくなったようだった。

 

「さて、当分はこのドレスローザで生活するから、

色々とできることはしないとな」

 

こうして、リュート達の修行が始まるのだった。

 

余談ではあるが、

部下達はアルリエの後を追って、

ドレスローザに来ているようだ。

リュート達と彼女達の間で、

問題が起きるとは誰も知らないだろう。

 

TO BE CONTEND

 




さて、アンケートを取っていた訳ですが、

皆さんの予想は当たりましたか?

部下達との話は番外編で(恋人になるとは言ってない)

次回は、魚人島に怪しい影が?

乞うご期待!

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