ワンピースー海に認められた男の物語   作:神王龍

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はい、皆さんこんばんは!

今回はマークス海賊団とついに戦闘開始です。
(ほんと得意じゃないんで長い目で見てもらえると…)

それではどうぞ!


第36話 マークス海賊団の策略! 中編

三人称 side

 

ー海岸ー

 

リュート達は、マークス海賊団の船の前にたどり着く。

いざ乗り込もうとすると、

影から手が現れユノとカリファが引き摺り込まれる。

リュートは2人を助けようとしたが、

間に合わず手が空を切る。

 

「お前が紫銃のリュートだな。

私の能力でお前を殺してやる」

 

「なるほどな、最初から俺が狙いだったわけか。

お前がこの船の船長か?」

 

「そう言うことだ。いや、違う。

俺は戦闘員の一人にすぎん」

 

するとリュートを囲むように、

マークス海賊団の船員達が現れる。

 

「これも能力か。能力者が少なくとも三人はいるな…」

 

「鋭いな。

だが、だからと言ってお前に何ができる!

お前ら殺れぇ!」

 

船員達がリュートに走り出した。

その時、

 

「鬱陶しいんだよ、寝てな」ドンッ!

 

リュートの覇王色の覇気によって、次々と倒れ、

囲っていたはずの船員達が居なくなる。

 

「へぇー、これを受けて立ってるとはなかなかやるな。

だが、それでも無駄でしかない。

そこを通してもらう」

 

(馬鹿な!これは覇王色の覇気…!

こいつが王の器だとでも言うのか!)

 

「ハッ!笑わせるな!シャドウソード!喰らえ!」

 

影男の剣が迫る中、リュートはゆっくりと歩んでいた。

とても静かに、ただ強く一歩を踏み出していた。

 

「なぁ、覇気ってのはな?盾にもなるんだよ。

分かるか?ワープ」

 

リュートがワープを使って、

目の前に来た影男のの剣を防ぎながら、

船の中に移動した。

 

「なっ!消えやがった。

船の中か!

まぁいい、せいぜい苦しむことだな。

クククッ…」

 

影男は不適な笑みを浮かべながら、

また影の中へと消えていった。

 

~船内探索中~

 

リュートがユノ達のいる場所を覇気で探るも、

なかなか見つからない。

途方もなく探していると、いい匂いがしてきた。

どうやら食料庫らしく、

調度腹が減っていたリュートは、

なかにあったリンゴを食べて空腹を満たした。

 

「腹も膨れたし…また探すか」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「彼女達は?」

 

「どうやら寝てしまったようです。

あいつの能力が効き始めたんでしょう」

 

「クハハハハ、それはいいですねぇ。

さぁ、彼女達を影から出しなさい。ウェバー」

 

「YES、船長」

 

影男、ウェバーの影からユノ達が出てくる。

その瞬間、リュートがワープでユノ達の近くに現れる。

 

「やっと見つけた。

さぁ、返してもらうぞ」

 

「随分と威勢がいいですねぇー!

ですが、女達を相手に何処まで粘れますぅ↑?」

 

ウェバーがそう言うと、

拘束が解けたユノがリュートに襲いかかる。

咄嗟にガードするも、リュートは後ろへ吹っ飛ぶ。

 

「ユノ?大丈夫か?」

 

それでも心配をするリュートを余所に、

ユノは攻撃を続ける。

 

(魅了系または催眠系で操られてるな。

悪い、ユノ。少し痛むぞ)

 

トスッ

 

リュートは一瞬の隙を逃さず、

ユノの首に手刀を入れて気絶させる。

 

「おいおい、一人気絶させるのにも苦労しているな?

まだまだ…いるぞ?」

 

カリファ、セツナと次々と起き上がる。

 

「やベーな…こりゃ一時間がかかりそうだ」

 

一方リュート達を見送ったホムラは、

アルリエ達と合流し船に武器を取りに行っていた。

 

「ホムラ、どうやってリュートの位置を探るつもり?」

 

「簡単だ。リュートの位置じゃなく、

カグラの位置を探知する。

あいついつでも私の場所がわかるように、

とか言ってビブルカード渡してきたからな」

 

「そう…」

 

(ホムラもまだ持ってるってことは、

満更でもないのね)

 

「こっちだ!」

 

ホムラはそう叫んで、

ビブルカードの指す方向へと向かっていく。

 

「あ、ちょっとホムラ!」

 

アルリエ達も急いで向かうのだった。

そして操られたセツナ達を、

無力化しているリュートは、

 

「はぁ…はぁ…結構ギリギリだったな」

 

「まだ私がいるのを忘れては⤴いませんか⤴?」ドカッ

 

「がはっ…!」

 

背後に現れたウェバーの攻撃を、

リュートはもろに喰らってしまう。

さらにウェバーが攻撃を、

リュートにしようとした瞬間だった。

 

ガキンッ!

 

「大丈夫か!リュート!」

 

「おやおや、貴方は先程の」

 

「また会ったな。影野郎」

 

ホムラ達がリュートの元に駆けつけたのだった。

アルリエはリュートの傷をある程度癒した後、

戦闘に参加していた。

 

「ふむ、2対1ではさすがに不利ですねぇ?

ではこちらも味方をお呼びしましょうか。

ゼロイドさぁん?」

 

「なんだ?もう俺の番か?」

 

「ええ。このようなやつらに、

貴方の能力を使う訳にはいかなかったのですが、

あのお方の為にも仕方ありません」

 

「はっ、まぁあのお方が見てるなら仕方ねぇな。

槍雨」

 

ウェバーの後ろから男が出てきたかと思うと、

槍を無数に放ち始めた。

 

「俺様は槍を無数に出すことの出来るヤリヤリの槍人間だ。

さぁ、震えろ」

 

槍の雨が降り注ぐ中、

リュートやユノ達を庇いながらホムラは槍を破壊していく。

だが次々と現れる槍に、ホムラは断々疲れ始める。

アルリエも水を使い、

壁を作るなどしてはいるが、

流石に大量の槍が相手では、

水が弾けて次第に崩れてしまう。

 

「アルリエ、ホムラ。

俺はもう大丈夫だ…。

ユノ達を頼む」

 

「何言ってんのさ!いくらあんたでもこの数は…」

 

「そうだ!お前一人じゃ…」

 

「馬鹿言えよ、槍の雨がどうした?

俺には、やらなきゃいけないことがある。

その為にはどんなことだってしてやるさ」

 

【ならば、真の力を使うがいい】

 

リュートは声が聞こえたかと思うと、

新たな力を感じ、槍の雨に対して使うのだった。

 

「ゼロ・ホール」

 

リュートの目の前にワープよりも大きな穴が現れ、

降り注ぐ槍の雨を全て飲み込んだ。

そしてゼロ・ホールが消えると、

すかさず敵に向けてゼロ・ホールを使う。

 

「しまっ…!」

 

槍人間に大量の槍が突き刺さるのだった。

 

「カザフさん!よくも私の仲間を!」

 

「…先に手を出したのはお前らだ。

さぁ、地獄を味わえよ?能力変化・白虎」

 

リュートは、

ネコネコの実・モデル白虎に能力を切り替えると、

ウェバーが影に逃げられない速度で攻撃していく。

 

「がはっ!貴様、は…」

 

ウェバーが息絶えた事を確認すると、

アルリエとホムラにこう言った。

 

「早く行け。すぐに戻るさ」

 

二人が遠くに行ったのを確認すると、

リュートは誰もいないところに話しかける。

「おい、居るんだろ?出てこいよ」

 

するとどこからともなく眼帯をした女と、

リュートも見知った男が現れる。

 

「お前は…!」

 

TO BE CONTEND




さぁ、見知った男とは誰なのか!

乞うご期待!

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