ワンピースー海に認められた男の物語   作:神王龍

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はい、今回はリュートがさらに強く…
なるかもしれない?

それではどうぞ!


第37話 黒幕とリュート覚醒!後編

三人称 side

 

「クハハハハ!リュートさん、久しぶりですねぇ!」

 

「シリウス、生きてやがったか!」

 

眼帯女と一緒に居た男はシリウスであった。

シリウスはニヤニヤしながら眼帯女を抱き寄せる。

 

「見るがいいこの女の目を!」

 

シリウスは眼帯女の眼帯を引っぺがすと、

その下から紅く綺麗な瞳が現れた。

 

「み、見ないで…」

 

「クハハ!どうだ?これが貴様に勝つ私の力だ!」

 

「体が動かないのか。彼女は能力者では無いな」

 

「その通り。貴様もここで終わりだ!

モンキー・D・リュート!」

 

ユニコーンとなったシリウスが、

リュートに殴りかかったその瞬間!

 

「零モード・ver.2」

 

リュートの体を紫色の霧が覆う。

そして霧が晴れると、

通常の零モードと違い何も変化していない、

リュートが現れる。

 

「クハハ!こけ脅しか!?貴様も落ちたものだ!」

 

零爆発(ゼロ・エグスプロージョン)

 

リュートが剃を使って移動し、

右手をシリウスに当てる。

するとその瞬間、

シリウスの体がだんだん膨れ上がり、

今にも爆発しそうになる。

 

「悪いがこの子は貰っていく。

お前に利用されるのは可哀想だからな。

いい感じに離れたしもういいか。爆」

 

ズドン!

という音と共にシリウスの船は爆発で燃え上がる。

 

死体を確認し、

リュートはみんなの待つ家へ戻るのだった。

 

ーリュート達の家ー

 

合流地点となっていた家の前に、

ユノ達は泣きながらリュートの帰りを待っていた。

自分の意思ではないとはいえ、

リュートに対して攻撃してしまった、

自分達の不甲斐なさに落ち込んでいたのだ。

そしてリュートが戻ってくる。

新しい女性をつれて。

あぁ、自分達は捨てられるのだろう、

そう彼女達は思った。

だが、リュートの反応は彼女達の予想とは違った。

 

「なんだ、もう目が覚めてたのか。

ならよかった。

早く家に入って飯でも食おうぜ?」

 

いつも通りの彼の言葉に、

涙は止まり笑顔で彼女達は答えたのだった。

 

~数分後~

 

食事を終え、

皆が落ち着いたときにホムラは、

リュートにこう切り出した。

 

「所で、この国にはどのくらいいるんだ?」

 

「約1年。商人をしながら情報を集める。

皆は各々したいことをしてくれ。

顔が割れてるカリファやユノ、

アルリエ達はなるべく外出を控えてほしい」

 

「分かった、じゃあ私達は家事でもしとくね」

 

「家事…私はしたことない」

 

「私達が教えるから安心して、アルリエ」

 

3人が仲良さげに会話している中、

 

「さて。

俺がつれてきた彼女だが、

別に俺の女にするとかでつれてきた訳じゃない。

単純に善意で連れてきた」

 

リュートのその言葉に女性陣(カグラ以外)が驚く。

そして口を揃えてこう言った。

 

『それは嘘だ!』

 

流石にリュートも全員に言われると、

堪えたのか微妙な顔をしつつ話を進めた。

 

「彼女は能力者ではないが不思議な力を持ち、

海軍に狙われてる可能性がある。

だからユノ達に任せたい。いいか?」

 

「私達はいいけど…その子はどうなの?」

 

「…」

 

「ずっと黙ったまんまだ。

女性なら会話できるかなと思ったんだが…」

 

そんなこんなで話は進み、

リュートは以前のように商人に化け、

城に入るため頑張るのであった。

 

そしてこれは余談だが、

ホムラはカグラとキスしたそうな…。

 

TO BE CONTEND

 




今回はついにシリウスが消え去りました。
ええ、彼については悩みましたよ。
なんか不死身にしてもいいんじゃいかぐらい。
でもね、彼の性格に私が耐えれませんでした。
あ、因みになぜ生きていたのかということですが、
1回目は運良く助かって、2回目は実を食べた影響ですね。

と言うことで次回も乞うご期待!

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