ワンピースー海に認められた男の物語   作:神王龍

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今回はおや?セツナのお話です。

それではどうぞ!


第40話 セツナの苦難

セツナ side

 

私は今非常に悩んでいる。

それはなぜなのか…。

答えは目の前に居る自称兄を名乗るホムラが、

目の前でいちゃついているから。

いちゃつくなとは言わない。

私もリュートとごにょごにょ…。

それでも3人で留守番の時くらい、

押さえてほしい…。

このままではダメだと思い、

私は部屋からでて風を浴びに行った。

風が気持ちいい。

とてもさっきまで甘い空間に居たとは、

思えない気持ちよさ。

 

「あ、セツナ居ない」

 

「ほんとね、探しに行く?」

 

「…今までいちゃついてなかったんだしもう少し良いか」

 

そんな声が聞こえた後、

またキャッキャウフフが聞こえてきた。

兄というなら自重をしてほしいわ。

はやく皆が帰ってくるのを祈るしかなかった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

それから数日後、

朝早くに起きた私は、

リュートを起こしに部屋を出たときだった。

 

「な、何でいつもしてるじゃない!」

 

「今日は別にしなくても良いだろ!」

 

「もうホムラなんか知らない!」

 

「こっちの台詞だ!」

 

…これが兄だというのなら、

私はどうしたら良いのだろうか。

大方朝にキスするしないで喧嘩してるんだろう…。

呆れながらリュートを起こして、

ご飯の準備を手伝いに行くと、

2人はまだ喧嘩したままだった。

流石に空気が悪いので私は…ホムラを殴った。

 

「セツナ、何するんだ!」

 

「カグラに謝って」

 

「カグラの味方か!」

 

「理由がないホムラが悪い。理由があるならましだが」

 

「適当に理由つけるよりは…」

 

「謝るの!」

 

私はいつも怒るときのようにホムラを叱ると、

カグラに謝って事なきを得た。

するとカグラが私に、

 

「セツナちゃん。

私を義姉ちゃんって呼んでも良いのよ?」

 

と言われ、

また苦労が増えたと感じながら食事をした。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

更に数日後、

リュートと一緒にベッドで寝ていると声が聞こえる。

何事かと目を覚ますとリュートも起き上がる。

 

「起こした?ごめん」

 

「セツナは悪くないって。

あいつらまたなんかやってんのか」

 

2人で様子を見に行くと、また口論。

流石に夜は迷惑なので怒りに行こうとしたら、

 

「なぁ」

 

リュートの低い声にビクッと2人が反応する。

そこからリュートによる説教を受けて、寝た。

リュートはやっぱり良い男だ。

でも何かを隠してるような気がして時折心配になる。

大丈夫かな…。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

次の日、女性陣による話し合いをしたの。

新しく仲間になったレインを歓迎し、

誰がいつリュートと寝るのか順番を決める話もした。

勿論ユノとカリファが多いけど、

それはリュートが指定するときもあって、

仕方ないと思う。悔しいけど。

その日の夜、

一緒に寝ることになったのは私だった。

最近リュートと居る機会が多いのは気のせいかな。

それでも2人きりは嬉しかった。

今後も頑張って正妻目指さないと。

そりゃ、リュートには夜で勝てたことないけど…。

いつか逆転して私が主導権握って見せるわ。

 

TO BE CONTEND

 




セツナが頑なに兄を認めない理由が垣間見えたかもしれませんね。

次回も乞うご期待!

第一回 人気アンケート(ヒロイン陣)※人数多いので何組かで別けます

  • ユノとカリファ・メインヒロイン
  • アルリエとセツナとレイン・オリヒロイン
  • ノジコとカリーナとシンドリー・サブヒロ
  • モネとシュガー・今後仲間になる?ヒロイン
  • カグラ・ホムラが大好きなヒロイン

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