その正体は…!
それではどうぞ!
三人称 side
ー
3人がココヤシ村を出てから十数日が経った頃。
目的地であるバテリラが目前に迫っていた。
ここはリュートの義弟でもあるエース生まれ故郷だそうだ。
「ここが美しい海と浜辺のある街、バテリラか」
「景色綺麗よ」
「ええ、とっても綺麗だと思います」
3人が口々にそう言っていると、何やら船着き場から声が聞こえる。
どうやら何か騒ぎがあったらしい。
船が街に着き、船から降りるとそこには露出の高い服を着た女性が海賊たちに襲われているところだった。
「カリーナ!よくも騙しやがったな!許さねぇぞ!」
「ウシシ、騙される方が悪いんだし」
「こいつ…!」グィッ
カリーナのと呼ばれた女性は、海賊に腕を掴まれ引き寄せられる。
「こうなったら体で稼いでもらうしかねぇな?」
男がそう言いながらカリーナの体をジロジロと見る。
カリーナはさすがにやばいと思ったのか必死に抵抗するが男の力には逆らえない。
男の手がカリーナの胸に伸びた時、リュートが空に飛び男の腕に向かって嵐脚・
ビューッ!!ザザシュッ!
斬り裂かれた音とともに、斬られた男の腕が落ちる。
「ぐわぁぁぁ!で、でめぇ…お前らやっちまえ!」
おぉ!という声と共に向かってくる海賊達。
が、リュートはそんな奴等に目もくれず、
「
剃で近付きカリーナを抱えて、船の方に下がる。
「な、なんだ!?」
「あんた大丈夫かい?」
「私なら大丈夫よ」
「それなら離すぞ…剃」
先程の男に近づき、
「
男の胸に高速の指が突き刺さる。
指を抜いたリュートは他の海賊に向かって嵐脚を放つ。
そして事を終えたリュートは当初の目的だった、歌姫に向かっていく。
「あんたが歌姫だな。俺はリュートただの旅人だ」
「あんたじゃなくてカリーナよ。…ふーん、私に何か用?」
「カリーナを仲間にしようと思ってな、どうだい?一緒に旅でもしないか?」
自己紹介を終え、リュートは早速仲間に誘う。
リュートにはカリーナを誘う理由があった。
情報を得られる女性が仲間になれば、幾分か旅が楽になるからである。
「対価は?」
「…へ?対価?」
「そうよ?私をただで仲間に出来ると思ってた?
ウシシ、残念ながら泥棒をやめて誰かの仲間になるなんて対価がない限り嫌よ」
そう言った彼女は勝ったという顔をしていた。
いつも言葉巧みに利用、または金を貰ったりしていたんだろう。
だが相手はリュート。何が起こるかは分からない。
「そうだな…耳を貸せ」ゴニョゴニョ
「えぇ!?////…わ、分かったわよ。仲間になってあげる///」
一体何を言われたのかは神のみぞ知る…。
そしてもう1つの目的を果たしにある場所へと向かっていく。
ーバテリラより北西の森ー
仲間達を船で待機させ、木々が生い茂る森にわざわざ一人で来たのは、勿論誰かが悪魔の実を食べる気配を感じたからである。
だが、食べるのは1口のみなのでゼロゼロの実の能力ワープで実を取っていた。
「よし、何の実かは分からないが食べるに越したことはない」パクッ
刀で1切れ切った実の残りを元の位置に戻し、
1切れを口に入れる。
味はやはり不味かったのか持参していた水を飲む。
「さて…なんの能力が使えるようになったかな」
すると、頭に能力、実の名前が浮かんできた。
「へぇー、オリオリの実かぁ」
勿論近くで食べたであろう人物は、
こちらに向かってきていた。
そう、海軍大佐ヒナである。
「ヒナ心外…あなたみたいな人に実を横取りされるなんて」ブゥン
そう言って彼女はリュート向かって攻撃をした!
リュートは寸でで避け、後ろに下がる。
「あっぶね!おいおい、そんなに不機嫌にならないでくれよ。
一口だけ貰っただけだろ?」
「貴方がヒナの実を食べた。それだけで罪」
「なんでだよ!」
その後もひたすら攻撃を仕掛けて来るヒナ。
流石に苛立ちを覚えたのかリュートはこう呟いた。
「しょうがない、あれをやってみるか…。
能力変化・ゼロゼロ」
オリオリの能力になっていたリュートはゼロゼロに戻す。
「ゼロ・バースト!」
指先から巨大な紫色の塊が放たれる。
「何これ!ヒナこんなの知らない…」
必死に逃げるヒナ。追尾していく塊。
流石に不味いと思ったのか、リュートは腕を下ろし塊を消す。
そして船がある方向に走り出す。
「じゃあなヒナ!また会えたら会おうぜー…剃」
リュートは剃を使い船に向かう。
「…あんなやつに負けるなんて。ヒナ最悪」
森にポツンと取り残されたヒナはそう言ってリュートの向かった先を、見ていた。
そして我に返ったように、でんでん虫で海兵たちを船着き場に向かわせた。
ー船着き場ー
リュートが船着き場に向かって走ってくるのが見えると、船に乗っていた3人は何があったのかと思い降りようとした、
「お前らー!出航準備!」
と言われ出航の準備を始める。
そしてもう一度リュートの方を見ると、後ろから海兵たちが追っかけてきていた。
!?3人とも仰天し帆を張って船を出した。
「
トーーントーーンシュタッ
既に海に出ていた船に、たったの2回の月歩でたどり着く。月歩・神技。
それは月歩を極めし者が剃の速度を加えて編み出された技。
「取り逃した!直ぐに本部に連絡だ!顔写真は撮ったか!?」
「撮りました!」
こうして、リュートはただ実を1口貰っただけなのに、
大佐を負かしたという言葉から、
懸賞金8000万ベリーがその首にかけられたのだった。
TO BE CONTEND
ルフィ以外の実で初のゲットでした。
そして、今回の主役的存在、カリーナの登場です!
※バテリラにいるので年代的にナミとは出会っていません。
それと補足ですが、ヒナとスモーカーは原作より7歳若くなっており、25歳です。
ヒナのキャラ崩壊してないですかね…?
次回はついにあの街へ!?
乞うご期待!