ワンピースー海に認められた男の物語   作:神王龍

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皆さんどうもこんばんは!

今回はヒナに続き、スモーカーが登場です。

それではどうぞ!


第2章ー偉大なる航路編
第5話 リュート達の日常・スモーカーの登場


三人称 side

 

前回仲間にしたカリーナがリュートに迫っているが、今は無視しておこう。

さて、ついにリュートの首に懸賞金がついてしまった。 その額なんと8000万ベリー。

明らかにおかしな額である。

本来懸賞金は強さや罪によって掛けられるもの。

では何故この額がついたのか?

それは自身の食べた実、

ゼロゼロの実がバレたから、

という可能性が高い結論をリュートは出していた。

 

「懸賞金かかったのは仕方ない。海賊になるつもりは無いんだけどなぁ…。

海軍の大佐と戦った(一方的にやられる)のが不味かったか?」

 

明らかそれだよ!と3人は心の中で突っ込みながら口々にこういった。

 

「流石リュートさん、相変わらずマイペースな事で」

 

「ほんとよ、いつも勝負したら直ぐに居なくなってたくらいだものね」

 

「そんなにマイペースなのね。ウシシ…女の影はなさそう」ボソッ

 

カリーナの最後の言葉はリュートには聞こえてないようだ。

それから暫く日にちが経ち、4人とも暇を持て余していた頃…

 

「おい、船だ!野郎共、あの船のもの全部奪うぞ!」

 

巨大なガレオン船に乗った海賊達が現れた。

4人は暇を持て余すには丁度いいと思い、戦闘準備に移る。

リュートがワープを開くと、4人はそこを通っていく。

そして4人がガレオン船に渡りきったあと、ワープを閉じ戦闘が始まる!

 

「嵐脚・(みだれ)」ズババババァンッ!

 

無数の嵐脚が海賊達を襲う。

 

海賊達は悲鳴をあげるもの、なんとか避けるものがいた。

そこですかさずシリウスは、得意武器である双剣で相手を斬って行く。

 

血剣(けっけん)・五月雨」ザザシュッ

 

セツナは血剣・五月雨で他の海賊達を斬っていく。

カリーナは2つのデザートイーグルで海賊を倒していた。

海賊を全滅させた後、船に戻り4人は日常へと戻る。

 

「シリウス、私のお宝はどこ!?」

 

「いつもの場所ではないのですか!?

いつも僕に聞かないでくださいよ!」

 

「あなたが大体なくすからじゃない!」

 

と喧嘩する2人を、セツナが叩いて止めたり、まぁ仲は確実とまでは行かないが、良くなっていた。

3人とも孤児のようなものだとリュートは聞いており、

暖かい目でそれを見ていた。

 

「リュートも見てるだけじゃなくて止めてよ、ほんと」

 

「セツナがいつも止めるだろ?」

 

「私はリュートの変わりか!もういいわ、勝負しなさい!」

 

こうしていつも通りの日々を過ごしながら、

着々とローグタウンに向かっていた。

 

ーローグタウンー

 

ここは海賊王、ゴールド・ロジャーの生まれ故郷ローグタウン。

そんな街に一人の男、モンキー・D・リュートが現れる。

 

「よし、カリーナは情報の確保。セツナとシリウスは買い出しな」

 

「リュートはどうするのよ?」

 

「俺は少し用事があるんだ。後で合流するよ」

 

分かった、と3人は返答しそれぞれのやるべき事をして行く。

 

「さて…次の実はどんなのかな?」

 

そう言いながらリュートは、ある場所へと向かっていく。

 

ー海軍基地ー

 

「おい、たしぎ。例のものは届いたか?」

 

「はい!スモーカーさん。先程本部から届きました」

 

腰に刀を差したメガネの女性に、

葉巻を加えた白髪の男が聞く。

そして、部屋のドアが開くと海兵の1人が大事そうに箱をもって現れる。

その箱をスモーカーと呼ばれる、

男の前のテーブルに置くと、部屋を退出した。

 

「けっ、上からの命令で悪魔の実を食べることになるとはな」

 

そう言ってかじりつこうとした瞬間…

実が消えた。

 

!?

 

2人は驚きながらも警戒した。

だが数分後、 帰ってきたのは刀で切られ1口だけ食べられたあとだった。

 

(こいつはヒナの言ってたやつの仕業か!)

 

「たしぎ!他の奴らに伝えろ!奴が、この島に来ていると!」

 

「はい!」タッタッタッ

 

スモーカーはその後実を食べきり、自らも追うために向かう。

 

ー街の処刑台広場ー

 

リュートは屋根の上に乗りながら、

先程手に入れた実の欠片を食べていた。

「これは…モクモクの実か!」

 

そう言って、能力を少しだけ試したりしていた。

 

いたぞ!やつだ!の声が聞こえ、

その方向を見てみると海兵達が自分の元に向かってくる。

 

「やっべ、追っ手がきやがった」

 

すぐさまリュートは屋根伝いに船へと向かっていく。

カリーナ達もどうやらやるべき事は終わっていたようだ。

リュートの姿が見えると、仲間達は何も言わず帆を張って出航準備を始めた。

リュートが急いでいる時は、ろくな事がないと知ったのだろう。

だが、リュートの行く手を阻むのは海軍大佐、スモーカーであった。

 

TO BE CONTEND




次回はスモーカーとの戦闘です。

どんな感じになるか…乞うご期待!

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