一週間前。   作:びしゃもん

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絢瀬絵里ちゃんの誕生日なので書きました。
スクフェスの遊園地編の画像見てたら突然思いつきました。
黒塗りの高級車は出てきません。


約束

「絵里ちゃん!あーそーぼー!」

「へっ?」

 

急に鳴り出した携帯。出てみたら凛の一言。

一体どうしたのかしら?

 

「だから!今度の日曜日、凛と遊ぼ!」

「急にどうしたの?私は別に構わないけど…。」

 

亜里沙も希も日曜は用事あるって言ってたし、久しぶりに家でのんびりしようと思ってたけど…

滅多にない凛からのお誘い、ちょっと気になる…

 

「どこへ行くの?」

「ゆーえんち!遊園地行こう!パパがチケットくれたんだにゃ〜!」

 

ほう…遊園地…

まあ、亜里沙が凛になったと思えば…

それに多分あの二人も…

 

「2人で!!」

「ふたっ!?2人で!!?」

 

いないの!?てっきり真姫と2人で保護者をやると思っていたのに!

 

「真姫と花陽はどうしたの?」

「ペアのチケット1枚しかくれなかったの…だから絵里ちゃんと行くんだよ!」

 

むむむ…?

2人なら花陽とか穂乃果とか…遊園地行くのが好きそうだけどなんで私?

 

「………だめ?」

「…ううん。そんなことないけど…でも…私でいいの?」

 

「うんっ!絵里ちゃんじゃなきゃダメなんだ!」

 

『私じゃなきゃダメ』…か…

ちょっと前まで私を縛っていた言葉(って希が言ってた)。

凛に言われると結構嬉しいのね…。

 

「うん…分かった。じゃあ次の日曜、楽しみにしてるわね。」

「やったあ!じゃあ次の日曜日…」

 

朝の集合時間と場所だけ決めて…このくらいでいいかしら?

 

「分かったわ!…じゃあ、切るわね。」

「うんっ!

ーーあぁ〜!楽しみだなぁ!絵里ちゃんと遊園地!」

「そんなに?」

 

あ、これ長くなるやつだわ…。

 

「うん!だって…絵里ちゃんと遊ぶってなかなかないから…。まず遊園地に入ったら〜…これ乗って…あれ乗って…」

「うん。うん。」

 

でも、凛が楽しそうに話してるのを聞いてると…なぜか私も楽しみになってきちゃうから不思議ね。

ほら…今だって私…きっとものすごく笑ってる。

 

「お姉ちゃ〜ん…ご飯できたよ?」

「あ、うん!…ゴメンね凛、また後で…」

「それでね…?あ、ゴメン!忙しかった?」

「ううん。亜里沙がご飯だって。」

「亜里沙ちゃんいるの?…おーい!亜里沙ちゃーん!」

「お電話の相手凛さん?」

「うん。」

「ほんと!?替わって!」

「うん?いいけど…」

 

あれ?亜里沙と凛って仲良かったかな…

 

「うん!うん!ありがとうございます!」

 

もしかしたら、私の知らないところで亜里沙も成長してるのかもしれない。

そう考えると少し寂しい…かな?なんだろう?親心?

 

「えへへ…。じゃあ、日曜日はお姉ちゃんをよろしくお願いします!」

 

『お願いします』……??

 

「はい!ばいばーい!

…あ!ゴメン!お姉ちゃん。まだ話すことあった?」

「ううん。大丈夫よ。それよりも…晩御飯、冷めちゃうんじゃない?」

「あ!そうだった!」

 

電話の内容は少し気になったけれど、亜里沙が楽しそうだからいいかな。

 

「亜里沙!」

「なに?お姉ちゃん。」

「何か企んでる?」

「うふふ〜!内緒♪」

 

本当に楽しそう。

だから少しだけその企みに付き合ってあげようかしら。

次の日曜日、楽しみだなーー




前日なのでここまでです。
次は後編!当日に上げたいと思います!
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