最強の魔法使い(自称)が暴れるそうです。RE:   作:マスターチュロス

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番外編です。見ても見なくてもおっけーです。ただし、のちのお話に関係するかもしれないのでご注意を。


番外編1 〜 ワンピース編 〜
番外編1(前編):異世界旅行記〜海に咲く一輪の花〜


 

 

 

今日はとある日の日曜日だ。早速の展開なんだが実は異世界旅行をしてみたいと思う。正直ね、この世界じゃ私とまともに相手できる奴がいないんだよね。だからこのあまりに余った力をちょくちょく解放して禁断症状を抑えるのが今日の目的だ。最初に旅行する世界はねぇ、とりあえず、ワンピースでも行ってみるとしましょう。ルフィと宴とかしてみたいなぁ、いやほんと楽しみですわぁ。

 

さっそく、異世界に繋がる扉を開く。今日は父も母もお出かけ中だ。勝手に息子が別の世界に行っても許されるよね? え? 異世界は危険? 大丈夫だぁ、問題ない(イケボ)。私にかかればちょちょいのちょいで解決よ。

 

よし、行くか。レッツラゴー!!

 

 

 

とうっ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

_____________________

 

 

 

よし、ついた......、ぁぁああああああああああああああああああああああああああああ!!!

 

しまった! 出る場所間違えた! はるか上空でゲートを開いてしまった! まっさかさまぁぁああああああああああああああああああああああああああああ!!

 

親方! 空から女の子が! なーんてセリフが聞こえそうだが、生憎こちらは飛行石を持っていない。あんなフワフワ浮いてられるわけ......、られるわけ、られるわ。そうだった、私、浮けるわ。

 

そうだった、そうだった。全然よゆーだわ(震え声)

 

少し落ち着いたところで周囲を確認してみる。まだ高度8000メートルだから下の様子なんかわかるわけないか。いや、千里眼使えば見えなくもないけど、それだとお楽しみを先に味わってしまってなんだかアレな気分になるからしない。デザートは最後までとっておく派なんだよ、私は。

 

ゆーっくり地上へと降りてゆく私。雲をつきぬけながら進んでいく、あ、ちょ、顔濡れたし、うわひでぇ。

 

そろそろ人影が見えてきた頃、はてさて地上では何が起こって......

 

「お前の父親は、海賊王『ゴールド・ロジャー』だ!!」

 

へ?

 

「だからこそ今日ここでお前の首を取ることには大きな意味がある、たとえ、白ひげとの全面戦争になろうともだ!!」

 

これはまさか、まさかの。

 

はい、とんでもない時間軸に来ました。どうやらここはワンピース史上最も最大級の戦争『頂上戦争』ですねわかります。なにがルフィと宴がしたいだバカヤロー。宴どころか血祭りがあげられるぞ。

 

いや、まて、この戦争なら私がおもっくそ暴れてもいいよね。にゅー海賊的なやつになれば海軍と全力で戦えるかもしれないし、何よりエースくんを救ってルフィに恩を売り、そのまま宴をすれば一石五、六鳥じゃないか! フフフ、我ながらいい案が浮かんでしまったよ。

 

そうと決まればさっそく準備運動だ。能力発動具合を確かめつつ、この戦争の流れを上空から見る。えー、腕よし、足よし、爆破よし。干渉系も問題なさそうだし、魔力循環も最高潮。よし、いつでもいけるぞぉ!

 

さてさて、どのタイミングで乱入しようか。今、白ひげの船『モビーディック号』が海中から現れて海面が凍ったところだ。そうだな、ルフィが出てきたあたりで.......いや、もう我慢できまへん。

 

「すみません、白ひげさん」

 

瞬間移動でモビーディック号に乗り込んだ。今回はこのおじさんの仲間だからそのことを伝えなきゃな。

 

「いつの間にいやがったこの小娘。今から始まるのは海軍との全面戦争、小娘はさっさと帰れ!!」

 

なんかザワザワしだした海軍と海賊がやかましかったが、私は気にしない、うぇい。

 

「私もおまえらと一緒にエースを助ける。迷惑はかけねぇからいいよな?」

 

「話を聞け糞ガキ、無駄死にしたくなきゃ帰れ。グララァ!!」

 

「やだ、私、暴れたい、以上。」

 

「もう勝手にしろ」

 

なんかめんどくさい雰囲気が滲み出てるがもうどうでもいいや。暴れたくて暴れたくて仕方がない。うおおおおおおおおおおお!!!!

 

勢いで船から降りるわたひ。うっへっへ血祭りじゃああああああああぁぁぁ!!

 

「おい、あの小娘を止めろ」

 

誰かがそんなこと言ってたけど知らん。なんか戦闘員とか中将とかよってきてるけどだからどうした。

 

「俺は結依魔理沙だあああああああ!!!!」

 

よってきた海兵を片っ端からぶん殴る。あぁ、ヤバい、目覚めそうだぁ、サイコパスの道にぃいいいい!!!

 

「くらってくたばれ! 核熱『ニュークリアフュージョン』!!」

 

東方キャラの霊烏路空が使うスペカを容赦なくぶっぱなす。この娘の能力は「核融合」、私がヒロアカの世界で使ってはならない能力のひとつ!

 

灼熱の炎がよってきた海兵を全滅させ、 私を中心に湖が形成される。ふはは、景気づけのパーチィーはいかがかな?

 

「どうだ? たかが小娘にやられる気分は?」

 

超上から目線でこの場にいる全員に威圧する。なるほど、これが頂上戦争か。

 

「グララ、あの小娘、けっこうやるじゃねぇか。うちらも黙っていれば白ひげの名が廃る。野郎共!! エースを救出するぞぉぉおお!!」

 

オオオオオオオオオオオオ!!!!!!

 

とうとう白ひげの軍も動き出したか。まぁ、頑張れ。

 

「どこの海賊だか知らんが、海賊がここにいる以上容赦はしねぇ!!」

 

ふふ、モブごときが!

 

心臓掌握(グラプス・ハート)

 

グシャァ! っと心臓潰す感覚が手に残る。うぅ、ちょっと気持ち悪。まだ私はサイコパスじゃなくて戦闘狂止まりか。

 

「少佐ぁぁあああああああああ!!」

 

この人少佐だったんだ、へぇー(ゲス顔)

 

「最愛の人との別れのシーンで申し訳ないが、お前も死ね。」

 

そう吐き捨てて、そいつの顔面に手を添える。

 

「ザラキーマ」

 

確率操作してないから心配したが上手く成功した。やはり即死魔法は強い、耐性がないと1発で持ってかれるからな。生き返りたければ教会で金でも払ってくることだな。

 

「おおおおお少佐の仇ぃいいいい!!」

 

「なんだよ、こいつそんなに人望あったのか。羨ましいな、死ね」

 

よってたかって人が増えるからもう範囲攻撃バンバン使ってやる。覚悟しろ。

 

爆裂魔法(エクスプロージョン)氷河時代(アイスエイジ)、流星火山、八尺瓊勾玉、覇王色の覇気、魔王覇気、流星ブレード、黒き豊穣への貢(イア・シュブニグラス)、テクノバスター、サテライトキャノン!!!!」

 

爆破、氷、火山弾、光、プレッシャー、光の刃、即死魔法、光線、宇宙からの波動砲、阿鼻叫喚の地獄絵図が完成された瞬間であった。次々と海兵が光に飲まれ、凍りつき、燃え、貫かれ、そしてつもりに積もった死体の山は巨大な黒い仔羊へと変化する。

 

「仔羊ども、海軍を襲え。他は襲うな」

 

「メ"エ"エ"エ"エ"エ"エ"エ"エ"エ"エ"エ"!!!」

 

おぞましい怪物(仔羊)は私の言葉に呼応し、海軍共を踏みつぶす。まだまだ始まったばかり、ここからは永遠に私のターンだ。

 

「エースクン、タスケルゥヴ!!」

 

白ひげ軍の巨人『オーズJr』が前線に出た。仔羊もオーズJrと共に前線を進軍している。何これ、大怪獣戦争じゃん。

 

「そこの小娘、随分とやってくれたわね。ヒナ、あなたを殺す」

 

「随分可愛い海兵がいたもんだなぁ。しかし、私は真の男女平等主義者、男も女も関係なくドロップキックをくらわせられる元男だ」

 

さぁ、この素晴らしい世界に混沌を

 

「血壊」

 

獣人族(ワービースト)の初瀬いづなが持つ能力。これを使うと物理限界を超えた力を発揮することができるんだが、使用中は猫耳が生えるというなんともいえない能力だ。

 

見えない速度で背後に周り、背中を一蹴りして先に進む。やっぱ私には猫耳は合わねぇ。

 

「速すぎて全然見えない。ヒナ、失格」

 

お嬢さんが私の後方で倒れる。そろそろルフィこないかなぁー。

 

お、オーズJrがエースの目の前でぶっ倒れた。散々砲撃をくらってたから仕方ないか。ということはそろそろかルフィが来るかも。

 

「ヒナ少将の仇ぃいいいい!!」

 

「またかよ......」

 

海軍ってこんなに仲良かったのね。

 

「エアロスミス!!」

 

私の背後から現れた飛行機のプラモみたいなやつ、そいつの名はスタンド『エアロスミス』!呼吸探知機能搭載の戦闘機スタンドだ!

 

「ボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラーレヴィーあ!!」

 

「ぐはぁああああ!!!」

 

はぁ、はぁ、キリがない。けどちょっと楽しい。無双系ゲームは基本的やらない派だったが、今度機会があったらやってみようかな。まぁ、リアル無双ができるからゲームでやる必要はないけど。

 

なんて思ってたら緑色の斬撃が私目がけて飛んできた。

 

ズゴオオオオオオオオオ!!!!!

 

間一髪で回避する。危ねぇ、もう少しで真っ二つにされるとこだったぜ。

 

「あ、あいつは......、鷹の目!!」

 

「鷹の目が動き出した!!」

 

鷹の目と呼ばれる男は私の方へゆっくりと近づいてきた。彼は王下七武海の一人で世界一の剣豪と呼ばれた男、この世界の強者である。

 

「お前、剣は扱えるのか?」

 

「まぁ、少しだけなら」

 

「そうか......」

 

鷹の目は少し考えた後、私をジロジロ見るやいなや突然斬りかかった!

 

「お前の力、試させてもらおう」

 

「来い! 天上天下天地無双刀!!」

 

モンハンの武器のひとつ、天上天下天地無双刀。G級のミラボレアス3種の剛翼複数と古龍の大秘宝3つで作れる超厨二病武器。カッコイイ上に強いから文句ない1品。

 

うまく初撃は受け止められた。しかし、ここからが問題だ。世界一の剣豪と、前世も今も高校生の私が剣の技術で勝てるか? と言われたら断言出来る、勝てない。今は思考加速しまくっているからなんとか耐えているが、油断したらバッサリ両断されてしまう。

 

「せりゃあ!!」

 

とにかくやたらめったら切りつけてみる。まぁ、ほとんど打ち返されるんだが、こちらも生まれ持った神の冒涜とも呼べるチートスペックで対処する。両者一歩も譲らず、とても白熱していた。

 

「やるな若造、名前を聞こう。」

 

「......結依魔理沙だ」

 

「覚えておこう。」

 

ガキン! ゴキン!

 

たった数コンマのうちに何回斬り合いをしただろうか。重い金属音が何度も何度も弾けるこの戦場の周りには誰一人いない。危険すぎて誰も近づけないのだ。

 

「鷹の目と互角に渡り合っているあの小娘は何者なんだ?」

 

「あんな実力があるならとっくに有名になってるよ!!」

 

「こぇ〜」

 

鷹の目と魔理沙の戦いは5分ほど続いたが、終わりが近づいてきた。

 

魔理沙は迫り来る斬撃の雨が体ギリギリを掠めていくのを感覚で感じとりながらも、常に相手を見据えていた。だが、

 

「あっ、」

 

「その腕、貰い受けたぞ」

 

たった少しのミスで腕を切り飛ばされる私。痛覚無効をつけ忘れたので痛い......、ん? アレ? 痛くnいだだだだだだだだぎゃああああああ!!!!!

 

「ふぅ、くっ......ふぅ!」

 

「左手一本じゃ俺には勝てない。惜しかったな、若きルーキーよ。 」

 

あかん、痛覚無効を半分だけオンしてたせいで油断した。安心した後の痛みほどエグいものはない、これ自論な。

 

そして、この世界一の剣豪さんはひとつ勘違いしてるぜ。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「ふぅっ、クックックックwww」

 

「何がおかしい」

 

鷹の目は私にそう問いかけた。

 

「いや、ここまで戦えるとは思わなくてね。そろそろギアを上げようかなと。」

 

「ギア......だと?」

 

「そう、これはただのほんの序の口のお遊びに過ぎない。つまり今出している実力はまだレベル1なんだよ。だから今からレベル2に移行する。」

 

「威勢がいいようだな若きルーキーよ、だがお前は腕を切り飛ばされて左腕一本、ここからどう逆転するんだ?」

 

「逆転も何も、私と戦った時点で既にお前の負けだ。」

 

「ほぅ......」

 

「『超速再生』」

 

腕の断面から新たな腕が生え、右腕が復活した。

 

「どういうことだ」

 

「教えなーい☆ そしてくたばって☆」

 

取り出した物はディケイドドライバーならぬ、結依魔理沙ドライバー。色が黄色と黒になっただけで形は変わっていない。

 

「変身」

 

カメンライド マリサ!

 

鷹の目の前に現れたのはレモンイエローと漆黒の仮面ライダー「マリサ」。月に代わってお仕置きよ☆

 

「一応言うけど、ピンチになったら最終フォームになるとか無いから。私は最初っから最後までクライマックスだぜ!」

 

そこで取り出したのは最終フォームに変化するのに必要なアイテム「ケータッチ」(改造版)。9人のなろうまたはラノベ主人公の力を結集するなんかすごいやつだ!

 

キリト、カズマ、スバル、リムル、シド、モチヅキトウヤ、アインズ、サトゥー、シバタツヤ

 

ファイナルなろうライド、ママママリサ!!

 

今、世界が震撼するほどの恐怖が波紋のごとく拡散していく。変身系は確かにロマンかもしれない、だがやっていいことと悪いことがある、そう思わせるような姿であった。私の体には9人のなろうまたはラノベ主人公の顔が描かれたカードが体中に貼っつけられている。

 

「姿が変わったからといってもどうということはない。」

 

「そう言ってられるのも今のうちだぜ?」

 

鷹の目は変貌した姿に驚くことなく、斬りかかろうとするが、

 

奪取(スティール)

 

わぉ、鷹の目の剣がなぜか私の手の中に〜

 

「貴様!!」

 

「どっこいせい!!!」

 

そしてそれを遥か地平線の向こうにスパーキング!

 

「うわああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」

 

とうとうキャラ崩壊を起こして倒れてしまった。

 

「そこまで大事なものだったか。なんかすまん。」

 

私が彼にとった姿は、敬礼のポーズであった。世界一の剣豪の成れの果てを見届けるために、私は最大限のポーズをとったのであった。

 

 

 

 

To Be Continued............

 




鷹の目「もう働きたくないでござる」




へ(゜∀゜へ)フッフッフッ、やりたいことは何でもやるのがこの妄想小説よ!

いろいろ紹介(多すぎるのでいろいろ割愛)

白ひげ:ワンピースの作中で四皇と呼ばれる者のひとり。つまり強い。

心臓掌握:心臓握ってパーン!

氷河時代:海軍大将青キジの技。ビックリしただろうなぁ。

流星火山:海軍大将赤犬の技。何パクっとるじゃけい......

八尺瓊勾玉:海軍大将黄猿の技。怖いねぇ〜

黒き豊穣への貢ぎ:たくさんの命と引き換えにレベル90以上の黒い仔羊(グロテスクな化け物)を召喚するやべーやつ。作品はオーバーロード。

サテライトキャノン:衛生に搭載された大型単一砲台砲。本来はいろんな細かい条件をクリアしなきゃ撃てないけど、そんなの知らん。

血壊:いづなたん(;//́Д/̀/)ハァハァ

ヒナ:ワンピースの海軍少将。口癖は「ヒナ、○○」






原作壊しすぎたあげく、僕のヒーローアカデミアと全く関係ない方向にいってごめんなさい。後悔はしてません。


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