最強の魔法使い(自称)が暴れるそうです。RE:   作:マスターチュロス

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「最近、感想とかこないかなぁとモヤモヤして夜も眠れないナリ」

「そうだ! 大声を出して閲覧数を稼ぐナリ!」

「ダメです」

「ああああああああああああああああああああああああああああああ!!」



ダダダダ天使という曲にハマった今日この頃



選ばれたのは、斬魄刀でした(24話)

 

 

「やーらーれーろー!」

 

「いーやーだーねー! この狂気ロリ!」

 

今のこの状況を可愛らしく言うなら、幼女とのチャンバラごっこ。酷く言うなら、進化しすぎたAIと人類の命をかけた殺し合い。後者は完全ターミネーターみたいになってるが気にしない。前回のあらすじについては前回を見てくれ(本末転倒)。

 

必死に今幼女が殴る蹴るしてくるのをリボルケインでガードしつつ、反撃に応じる戦法を何回かやってるんだがもう1人の可愛いおねーちゃんが追尾型のロケットランチャーで邪魔したりするせいで全く反撃できません! つかなんだよ追尾型のロケットランチャーって!! おかしいだろ! 誰がつくったんだよそんなチート武器! あれか、大佐か! 大佐なのか!

 

くだらないことを戦闘中に考えられる自分もあまり人のことをいえたものでは無いのだが、このままだと他の仲間たちが先に全滅するかもしれない。緑谷くんなんかまだワンフォーオールを使いこなせてないから心配で心配で辛抱たまらん。もしかしたらヴィラン側にも他に異常に強いやつがいる可能性だって否定出来ない! どうしよ、どうしよう!

 

「おねーちゃん、あいつなんか焦ってるよ」

 

「きっとお仲間さんが心配なのね。後でじっくりお世話しましょうか」

 

「それは勝手にやってて。私はコード004おねーちゃんの仇をとれたらそれでいいの」

 

「そのセリフはちゃんと私を倒してから言うべきだな」

 

「なによ、勝手に割り込まないでよ」

 

「目の前でぶっ飛ばす宣言されてる身にもなれ」

 

「断る」

 

「あぁ、そうかいッ!」

 

とりあえず、リボルケインをぶん投げてみた。

 

「フンっ、そんなの当たるわけ.....」

 

そ の と き 、不 思 議 な こ と が お こ っ た ! !

 

空気を切り裂きながら近づいてきたリボルケインはコード003の頬を掠めたあと、コード005目掛けて一直線に向かっていったのである!!!

 

「なんだ、普通じゃないか」

 

なーにが不思議なことが起こっただ。おもっくそ物理の法則に従ってるじゃねーか。

 

と思ったらそうでもなかった。なんとリボルケインが人型のナニカにトラスフォームしたのだ!

 

「マスターの邪魔はさせません!!」

 

えええええええええええええええええええ!?

 

もう無茶苦茶すぎる。なんだこの世界狂ってやがる。自分の剣が可愛い女の子になるってどこのスマホゲームだよ。ブレイブソード×ブレイズソウルさん、リボルケインちゃんの実装はまだでしょうか?

 

ヴッフン、まぁ何はともあれ人不足はこれで解消したのだろうか。まぁその、一応謝っておくか。ごめんなさい、仮面ライダーBLACKRXさん。ごめんなさい、仮面ライダーファンの皆さん。反省はしてません。反省をしないということが反省であるということで(謎理論)。

 

「リボルケインちゃん、そいつのことは任せた」

 

「了解です! マスター!」

 

健気な子や。

 

「何あんた、そんな能力持ってたのか」

 

くくく、あの生意気幼女もビビってやがるぜ。俺もビビったがな!

 

「あぁそうさ。どうだ、これで平等だろう?」

 

「ま、どうなろうと私が勝つけどね!」

 

「だから勝ってから言え!」

 

残る剣は2本、というか斬魄刀は強すぎるから後で使おう。なら残るはヘイズキャスターだな。これはモンハンに出てくる古龍「オオナズチ」の素材から作れる操虫棍っていう武器だ。言わば虫を操りつつ、棍棒で殴る武器的なあれ。余計わからなくなったかもしれないがもっと簡単に言うとバフを戦闘中に自分にかけられる武器だ。もういいや。

 

この武器には毒が仕込まれてるんだけど、AIって毒効くかな? ロボットって人間と造りが違うから効かないと思うけど、すんごく人に近い質感だしもしかしたら効くかも。

 

ヘイズキャスターを軽々しくブンブン振り回して近づく私。しかし全然ビビんない、やはり毒は無意味なのか......?

 

「お前はバカなのか?」

 

振り回してたヘイズキャスターが片手で止められ、挙句の果てには奪われて膝で折られた。ヘイズキャスターァぁあぁぁぁぁぁあぁあぁぁあぁぁぁぁぁぁあぁぁあぁあぁぁあ!!!

 

「そんな攻撃遅すぎて当たらないよ。あんたがやってるのは道端で裸のままリンボーダンスをやってるのと同じ、そんなやつ軽く捻るわ」

 

なんだその例えは。掠ってるようで掠ってないぞそれ。つかめっちゃイライラしてきたぞ。最初は可愛い小娘だと思っていたがお灸を据えなければいけないなぁ。やるぞ私は、たとえロリでも。

 

「ヘイズキャスターの恨み、はらさでおくべきか」

 

「やれるもんならやってみなさい!」

 

「じゃあやる。卍解 千本桜景厳」

 

私は斬魄刀から手を離し、地面に落とす。するとどうでしょう、足元から千本の刀身が立ち昇り、その後舞散って無数の刃ができたじゃありませんか。その数、およそ数億枚。わかりやすく例えるならそうだな......、窓パリーンで飛び散る破片が数億倍になって全身のいたるところに刺さるのを想像するが良い。怖かろう?

 

「ちょ、あんた、やりすぎじゃ.....」

 

「千本桜ぁ♪ 夜にまぎれぇ♪ 君の声もー♪ 届かないよ♡」

 

「歌うなぁああああああ!!!」

 

ここは宴♪ 鋼のおりぃってな。全身に鋼鉄の刃をくらって大人しく退散するがいい。

 

桜吹雪のごとく荒れ狂う鋼鉄の刃はひとりの幼女を八つ裂きにすべく一斉に襲いかかる。

 

しかし、刃がコード003に刺さることはなかった。

 

なぜだ? 数億枚の刃が襲いかかってるていうのに1発も当たらないのだが。 こいつシューティングゲームの主人公か?

 

「避けられるけど反撃できないぃい!」

 

うーん? つまりえーと? どゆこと? そう言えば前回、アイツがラッシュ攻撃をしてたときにガスブラを使った時は攻撃が通ったけど、俺がラッシュした時は当たらないもしくは防がれてたな。まさかそういう個性なのか? 「相手の攻撃に反応して避ける」個性とか? で、自分から攻撃しているときは個性が使えないとか? それだったら全部納得できるわ。つか絶対それだ。やった、大賢者さんなしで正解を導いたぞ! やったぜ!

 

あれ? ということは、今、攻撃できなくね? 遠くから攻撃しても避けられるんだからダメじゃん。千本桜景厳だから近づいたらこっちも巻き込まれるし、もしかしてこれ詰んだ?

 

いーやもっと考えるべきだ! まだ手がかりはあるはず! 多分他にも弱点があるはず! 例えばそうだな、自動追尾弾とか......でもそれじゃ今頃千本桜景厳で八つ裂きになってる。じゃあそうだな、攻撃に反応するってことは、目で見て反応するのか感覚で反応するかで違いが出るはず。でも透明化の個性は制限がかけられて使えねぇ。見えない攻撃.....、死角から攻撃するしかねぇか。

 

そこで取りだしたのはコチラ、ミニアイスラッガー。ウルトラ警備隊のひとりのウルトラセブンの頭に刺さってる不思議な形をした刃のミニバージョンだ。切れ味はもちろん保証する。デュワッ!

 

なるべく背後に回り込んでロリの視界から自分を外す。そして体を捻って勢いをつくり、おもいっきりぽーい!!!

 

え? 千本桜景厳に当たって弾かれるって? 安心しなんし、ちゃんとアイツのところに届くよう全ての刃の動きを把握してから投げたんでね、掠ったりはするかもしれんが止められることはなかろうて。

 

「あぶなー!」

 

嘘やろ、アイスラッガー避けられたんだけど。

 

「ふっ、ふふ......、ふっはちょ! 邪魔よこの刃! カッコよく喋れないじゃない!!」

 

あっちも余裕無さそうだ。

 

うーん、また武器がなくなった。もうこれ泥試合かもしれない。アイツが延々と避けることに徹したらこのUSJ襲撃編が終わらないじゃないか。

 

そうだ、閃いた。この数の弾幕で足りないならもっと足せばいいんだ。

 

数億枚の鋼鉄の刃で足りないならもう数億枚足せばいい。なんと簡単なことでしょうか。誰でもわかるゴリ押し理論、勝利の道まで導いてくれっ!

 

私はもう一本、斬魄刀を取り出した。

 

「卍解 千本桜景厳」

 

で、地面に落とす。

 

また一本、斬魄刀を取り出す。

 

「卍解 千本桜景厳」

 

で、地面に落とす。

 

これを10回くらい繰り返した結果、正直えげつないことになった。刃が多すぎてロリの姿が見えません!! ロリの周りに無数の刃が囲むようにいるんだよね。この絵面、どっかで見たことあるなーと思ったらあれだ、よく水族館とかにあるでっかい水槽に大量のイワシが集まって、グルグルと周りを回って大きな球体みたいになるやつ。アレに似てる。けどグルグルしてるのはイワシじゃなくて鋼鉄の刃。たったひとりのロリに対してここまでするやつはもはや外道と言えるだろう。全国のロリコンの皆さん、誠に申し訳ございませんでした。反省はしません。楽しいです。

 

「ふっ、ふ、ふ、は。あ、た、ら、な、いっわ!」

 

どうやら当たってない模様。だがもう終わりだ。説明してなかったが私の投げたアイスラッガーはブーメランなんでね。鋼鉄の刃で何も見えなくなった今のお前じゃ避けられん。さぁ、戻ってこいアイスラッガー。

 

急カーブを成功したアイスラッガーは一直線に私の手元へ戻ってくる。そしてその直線上にはロリが1匹。アイスラッガーに躊躇いなどなく、林檎を捌く包丁のごとく、無数の刃の中に消えてゆく。

 

「いっだぁ!!」

 

アイスラッガーは見事ロリにアタックをかまし、無数の刃が集まった球体を真っ二つにして戻ってきた。そして被弾して隙ができたロリを千本桜景厳は見逃すことはなく、いっせいに中心部へと集合する。

 

「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」

 

勝った、第3部 [完]!!

 

 

 

 

「コード003ちゃん!! あなた邪魔よ!」

 

「きゃあっ!!」

 

コード003の敗北を見てしまったコード005はすぐさま救出にいこうとした。しかし、

 

「サンキューリボルケインちゃん。後は任せろ」

 

「マスター.....。」

 

私が来た。

 

「よくも、コード003ちゃんを!!」

 

「カッカすんなよ、禿げるぞ」

 

「うっさいわ! 死ね!!」

 

自分のお姉様キャラを崩壊させつつ、持っていた自動追尾型ロケットランチャーを発射したのだが

 

「二度手間は効かないんだよなぁ」

 

「な......!?」

 

片手で追尾弾を凍らせられ、あっけなく砕かれた。

 

なんか久しぶりに異形魔理沙らしいことしたなぁとしみじみ思う私であった。

 

「くっ.....、こんな、こんなはずじゃ.....。」

 

「じゃ、サイナラ」

 

「000お姉ちゃん、001お姉ちゃん、0...」

 

これ長くなるやつだ。絶対そうだ。後悔タイムだコレ。

 

なんかすごく悲しそうな声だな。まーでも、私の事すごい邪魔してきたし助かるわけないよねー。

 

嘘、正直今になって罪悪感がきた。戦闘中は麻痺してたからいつも通りのことができたけど、カルマ値? が下がってるせいか今はこれ以上攻撃する勇気が出ない!

 

「あー、えーっとそのーですねぇ、これ以上私の邪魔をしないと約束してくれるのなら見逃してあげてもいいよ?」

 

「本当、ですか?」

 

あー、つい言っちゃった。もうこれでいいか。

 

「ほんとほんと、だからちゃんと約束しろよな? こっちだって色々と私生活があるんだからさ」

 

「......、わかりました。このコード005、貴方様に対して邪魔をしないことを約束します。」

 

「よろしい、じゃあそこのロリを回収してとっとと帰れ。刺さってた刃はもう回収したから」

 

「.........、承知しました」

 

そう言って、人工知能の2人は瞬間移動してどこかに消え去った。

 

「ほんとはた迷惑な連中だぜ」

 

帰ったらラーメンでも食いに行こうかなぁー。

 

 

 

 

 

 

 

 

____________________

 

 

 

これでこの話が終わってたらこっちも楽できたんだがまだなんだよなー。というか本命はこっちじゃなくてヴィラン連合なんだよなぁ。とりあえず、相澤先生のところに行ってみるか。

 

「相澤先生ーだいじょ......、うわぁ」

 

ボコボコにされて山積みになったヴィランとか、なんか遠くで相澤先生を見てるイケメン顔の緑谷くんとか、それを憧れるように見る変態王子とか、男どもに人気の蛙吹梅雨ちゃんの3人が並んで待機してるとか、色々見えちゃった。

 

しかも相澤先生の肘のところボロボロにされてるじゃん!! もう少し早く来てたら誰も怪我しないハッピーエンドだったのに! てことは近くにあの身体中に手をくっつけてるアイツがいるってことだよな。というかこっちの脳無もいること忘れてた!

 

あ、そうだ。知らない人の為に紹介はしとこう。あの身体中に手袋をくっつけてるヴィランの名前は死柄木弔(しがらきとむら)ね。個性は確か『崩壊』で五本指で触れたものをボロボロにするという個性。で、その隣にいる脳みそむき出しの筋肉ゴリラが脳無。対オールマイト用に作られた人造人間的なアレだ。個性は確か『ショック吸収』となんか火力スキルを持ってた気がする。

 

なんて呑気な説明してたらあの筋肉ゴリラが相澤先生を握り潰そうとしてるだとッ!? あかん!

 

地面を思い切り蹴って2人に近づき、相澤先生を庇うように前へ出る。筋肉ゴリラの片腕は私の片腕で抑えられ、なんとか窮地を救うことに成功した。

 

「相澤先生をこれ以上怪我させるわけにはいかねぇなぁ!」

 

「結依ッ!? お前......」

 

「ちゃんとアッチは片付けてきました。私が駆けつけたんで安心してください!」

 

とか言いつつも今すごく腕ピクピクしてる。

 

「おい脳無、はやくそいつを片付けろ」

 

「キュアァアァアァアァア!!!!」

 

死柄木の声に呼応し、私に向かって大きく振りかぶった。そこからとてつもない威力のパンチを繰り出すんだろうがな、振りかぶった時点で隙だらけなんだよ!!

 

「二重の極み」

 

私は脳無の腹に2発、高速で拳を叩き込んだ。しかし、軽く吹っ飛んだだけであまり効果はなさげ。だがこれで少し間合いができたから良し!

 

「お前が結依魔理沙か?」

 

「そうだけど何かな死柄木弔? 私に文句でも?」

 

「近頃ヴィラン連合の間で幹部が続々とやられている噂を聞いたんだよ......、くだらないと思っていたけど、さっきの戦闘見て確信した。お前は絶対殺さなきゃ邪魔になる。ここで殺す」

 

「やれるもんならやってみろヴィラン連合。私は人類史上最強の女の子だぞ? 立場をわきまえろ」

 

「勝手に言ってろ糞ガキ。ほら、脳無、アイツを絶対殺せ。必ずだ」

 

「キュアァアァアァアァアァアァア!!!」

 

「あー逃げたぁ! しっがらっきとっむらがにーげーたー♪」

 

「イレイザーヘッドを潰したら次はお前だ。それまでに体の原型を留めていられたらだけどな♪」

 

異形VS異形の戦いが幕を開ける。

 

 

 

 

 

 






もうそろ終盤戦。果たしてどちらが勝つんでしょうか。


いろいろ紹介

斬魄刀:ブリーチの死神たちが持ってる剣。カックイイ!!

追尾型ロケットランチャー:スマブラのスネークのロケットランチャーが酷い。崖復帰できねぇじゃねえか!!

大佐:らりるれろ! らりるれろ!

リボルケイン:四国の平和は俺が守る!! 俺の名はブラァァアアックッッ!! アアアルエエエエェェエ!!! リボルケインってどう見てもスターウォーズのアレだよね。

ブレイブソード×ブレイズソウル:公式病気。可愛い女の子いっぱい。最近単発でSSキャラ当てました。

オオナズチ:モンハンに出てくる古龍。BGMカッコイイ。装備が優秀だったはず。あと自分の特殊な血液によって体を透明化できる。毒怖い

千本桜:ボカロは最近少しずつ聞くようになった。(今更)

ウルトラセブン:セブンの最終話は泣けるから全員見ろ(命令形) カラオケでたまに歌う。セブン♪セブン♪セブン♪


ふぅ......










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