最強の魔法使い(自称)が暴れるそうです。RE:   作:マスターチュロス

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【あらすじ】
→分身体魔理沙がステインと激闘する中、オリジナル魔理沙は騎馬戦にて奮闘中。

ブラックホースこと『常闇チーム』に1000万ハチマキを取られた結依チーム。しかし、常闇チームは鉄哲チームの個性によって足場を取られ、身動きが取れず防戦状態に。

二チームの争いに乗じて背後からの奪還を狙う魔理沙だったが、同じく1000万を狙う轟チームと遭遇。

轟チームVS結依チームの決戦が今、始まろうとしていた。




騎馬戦決着!! (35話)

 

 

 

【雄英高校体育祭第二回戦『騎馬戦』】

 

 

 

「遅かれ早かれこうなる予定だったなァ! 轟ィ!!!」

 

「負け犬に要はねぇ……。だが邪魔するなら……潰す」

 

 威勢よく宣言する轟。その態度が魔理沙のエンジンに火を灯し、期待と興奮に狂った眼で轟を見据える。

 

「あまり私を舐めるなよ。勝つためなら地球ブッ潰してでも勝つぞ」

 

「冗談ですよね……?」

 

「冗談だよ」

 

 狂気的な表情から一瞬で元の顔に戻る魔理沙。この緊迫とした状況下においてなおチョケる魔理沙に対し、チームメイトは一抹の不安を覚える。

 

 騎馬戦終了まで残り10分。まだ半分も経過していないこの前半戦において、轟チームと結依チームによる一騎打ちが、常闇チームの背後にて行われることとなった。

 

「作戦は?」

 

「無い」

 

 残酷すぎる即答。ここに来てノープランという、無謀としか言いようのない対決にチームメイトの顔がドンドン青ざめていく。

 

「が、今から高くジャンプするので皆は構わず突っ走れ」

 

「急に!?」

 

 麗日が驚く最中、魔理沙は即座に空中へと駆け上がり、遥か上空に到達する。

 

「空中からの射撃は難しいが……」

 

 魔理沙は空中で宙返りし、概ねの位置を把握しながら狙いをすませる。

 

「天空落とし!」

 

 そう叫びながら、魔理沙は空中で半回転するほどのかかと落としを放ち、三日月状の衝撃波が轟チームに向かって襲いかかる。

 

 至近距離であればとんでもない事になっていたが、魔理沙の正確な距離感覚によって威力は十分に減少し、猛風程度におさまる。

 

 だがその程度でも目眩しとしては破格の性能であり、まともにくらえば数秒動きを止められる。その数秒さえあれば、魔理沙は簡単に相手からハチマキを奪えてしまう。

 

 轟は即座に氷の壁を前方に出し、魔理沙の攻撃を防ぐ。

 

「緑谷くん!! 氷を割れ!!!」

 

 上空からの指示を聞きつけた緑谷は、目の前にある氷の壁をヘッドバットで粉砕。氷の破片が轟チームに襲いかかる。

 

(マズい……!!)

 

 飛び散った破片によって視界が一瞬暗転し、魔理沙の姿を見失った。

 

 このまま奇襲をくらえば確実にポイントを捕られる。そう確信した轟は前方と後方に巨大な壁をつくろうとする。

 

 だがそれよりも先に八百万から()()()()を手渡される。

 

「メガホンと耳栓……?」

 

「轟さん!!!」

 

 間髪入れず叫んだ八百万。この二つを渡した意味、そしてこの状況、1秒足りとも無駄にはできないこの場において下した八百万の判断。轟は己の直感に従って耳栓をし、メガホンに向けて大音量の声を発する。

 

 音割れし、甲高い音が爆音で鳴り響き、さながら"音爆弾"と化したスピーカー。会場の誰もが耳を抑えるほどの音量に誰もが、結依魔理沙ですら手を止める。

 

 魔理沙は轟を狙うと見せかけて常闇チームの方に単身で突撃していた。しかしすぐ近くで尋常ではないほどの爆音に見舞われ、思わず手で耳を塞いでしまったことで奇襲は失敗。あやうく地面に落ちかけた魔理沙は即座に空を蹴り、同じく動けなかった緑谷たちの元に戻る。

 

「……よく私の作戦が分かったな、副委員長」

 

「貴方がすぐ攻撃しに来なかった時点で、予測つきましたわ」

 

「だとしても頭の回転だいぶ早いな!」

 

 緑谷が氷の壁を破壊してから数秒程度しか経過していないにも関わらず、八百万はすぐに対応してきた。さらにメガホンによる爆音攻撃という、非殺傷性に優れてかつ相手の動きを一時的に止められる手段を即座に思いつき、行動に移す柔軟さ。

 

 八百万百(やおよろずもも)、恐るべき思考速度と行動力。そして個性『創造』の対応力の広さ。なかなかに厄介である。

 

「……早すぎて自爆してるけど」

 

 魔理沙は呆れた目で轟チームを見る。それもそのはず、耳栓で音を防げたのは轟だけであり、それ以外の三人は至近距離で爆音をくらい、キーンと耳鳴りが続いている。

 

「ちなみに三人は大丈夫?」

 

「……大丈夫です」

 

「ウチも……」

 

「凄い音でしたが耐えました!」

 

 結依チームの無事を確認し、安堵する魔理沙。

 

「よし、じゃあ轟チームに突撃」

 

了解(ラジャー)

 

「え、嘘!?」

 

 今度は魔理沙を乗せた状態で突撃する結依チーム。轟チームが後手に回り、電撃での牽制を考えるも距離的に間に合わない。

 

「飯田、距離を取れ!」

 

「了解!」

 

「全員顔に気をつけろ! 空気弾が来るぞ!!」

 

 轟チームは結依チームから距離をとりつつ、なるべく結依チームに視線を向けないよう立ち回る。所詮、空気弾はただの風圧であり、繊細な目にさえ当たらなければ大してダメージにならず、足止めにもならない。

 

「だが退かせればそれでいい」

 

 魔理沙は即座に騎馬から離脱し、空中から常闇チームのもとに駆け寄る。

 

 メガホンは間に合う。だがアレは奇襲で使うから有効であり、来るとわかっていれば多少の我慢でどうにでもなる。ならもっと確実に止める方法は……

 

「八百万、上鳴。もう一度アレをやる……!!」

 

「「了解(了解ですわ)!!」」

 

 絶縁シートと避雷針を使った無差別放電攻撃。これで魔理沙と騎馬の両方を攻撃し、動きを止める。

 

 その予備動作の一部が目に映り、警戒する魔理沙。もし能力や技が禁止されていなければ、『雷返し』で容易に対応できるのだが、残念ながら使えない。

 

(空中じゃ避けづらいし、ここは耐える他ない)

 

「無差別放電130万ボルトォオオオオオオ!!!!」

 

 上鳴の攻撃が襲いかかり、魔理沙および緑谷、麗日、発目、そして常闇チームにまで被害が及ぶ。

 

「今がチャンスですね……!」

 

 常闇チームとロングレンジでやり合っていた鉄哲チームが躍起となり、無数のツルが常闇の首を狙う。

 

 だが魔理沙が電撃をくらいながらも手を伸ばし、鉄哲チームよりも先にハチマキを奪い取ってしまう。

 

「取り返しt」

 

 ハチマキを握りしめていた魔理沙が一瞬で氷漬けとなり、ハチマキを握っている手だけを残して巨大な氷塊に閉じ込められる。

 

「ししょ……ッ!?」

 

 同じく電撃をくらっていた緑谷たちも脚を氷漬けにさせられ、誰一人として駆けつけることができない。

 

「ベイビィィィィィィイイイイイイイ!!!!!」

 

 さらに今までチームを支えていたジェットパックも、先ほどの放電攻撃によって破壊されてしまう。

 

「喋れねェお前の代わりに言ってやる。……お前が取り返した1000万、俺たちが奪う」

 

 轟たちは一気に距離を詰め、魔理沙の持つ1000万のハチマキを奪いに来る。

 

「ダークシャドウ!!!」

 

 そんな最中、ハチマキを奪われた常闇チームも参戦し、個性『ダークシャドウ』が轟と魔理沙の間に割り込む。

 

 なお、常闇チームも結依チームと同様に足を凍結させられており、轟チームに背を向けた状態で固定されている。そのため、チームで一番動けるのはダークシャドウのみ。

 

 先程の乱闘で鉄哲チームに自チームのハチマキを取られてしまった以上、何としてでもこの1000万ポイントは死守しなければならない。

 

「チッ……!」

 

 魔理沙の近くで防衛するダークシャドウに対し、轟は舌打ちする。

 

 ダークシャドウごと凍らせた場合、近くの魔理沙まで凍結してしまい、ハチマキごと氷の中に閉じ込めてしまう。

 

 しかし悠長に待っていれば騎馬たちが足の氷を破壊して自由になってしまう。時間的猶予は無い。

 

 電撃で怯ませるにも既に上鳴の脳は限界を迎え、個性が使えない。

 

 果たしてどう突破するか。

 

「ダークシャドウ!! あと少し時間を稼いでくれ……!!」

 

「アイヨ!」

 

 ダークシャドウは大きく翼脚を広げ、防衛態勢をとる。

 

「ヤツに弱点は無いのか……?」

 

「こうして対峙してみると、常闇さんの個性は隙が無さすぎます」

 

「ウぇー〜い!」

 

「……」

 

 膠着状態の中、飯田は考える。ここで自分の()()()を使うかどうかを。

 

 だが、秘奥義は使用後の反動が大きい。それに敵チームが個性全開で防衛していては近づくことすら至難。

 

 飯田が秘奥義を使うための条件は2つ。一つ目は、残りの試合時間が1分を切っていること。二つ目は、敵チームが油断し、一切の防御態勢をとっていないこと。

 

 今はまだどちらも満たしていない。ここは耐えて別のプランを……

 

「死ねぇぇええええええええええええええ!!!!!」

 

 突如、二チームの間に割り込むように一人の選手が現れ、空中でグルリと回転しながら、周囲一帯に爆風を撒き散らす。

 

「爆豪くんか……!!」

 

 撒き散らされた爆風が煙を巻き起こし、両チームとも姿が見えなくなる。

 その直後、二つの影が上空へと舞い上がる。

 

「テメェ……! 何氷漬けにされてンだコラ!!」

 

「作戦だわ!!! オメェのせいで全部パーだがな!!!」

 

 空中で言い争いをする爆豪と魔理沙。二人は最高点に到達し、そのまま自由落下する。

 

「さッさと1000万寄越せェ!!!」

 

「オメーにあげるくらいならドブ川に捨てた方がマシだ!!!」

 

 魔理沙はフィジカルで、爆豪は個性で大きく跳躍し、会場の上空にて二人がぶつかり合う。

 

 魔理沙の拳と爆豪の爆破が何度も交差し、まるでド〇ゴンボールのような空中戦が繰り広げられ、会場から大歓声が湧き上がる。

 

 アニメがそのまま現実になったような戦いを前にして、会場の誰もが息を飲み、心を震わせる。

 

恒星崩壊(エクリプスメテオ)

 

 爆豪の個性因子がフル稼働し、汗腺から吹き出す汗が青白く光り出す。

 一瞬の爆破で爆豪の体は加速し、キリモミ回転しながら魔理沙に接近。対する魔理沙は左拳を構え、狙いを定める。

 

 爆豪は一瞬で魔理沙の目の前に到達し、溜めた汗を一気に解放する。

 

 その瞬間、太陽光よりも明るい真っ白な光が視界を覆い、そして凄まじい音ともに大爆発が引き起こした。

 

 ボコォ!!! 

 

「ブっ!!!」

 

 だが魔理沙は爆発と同時に左拳を突き出し、威力を相殺すると共に爆豪の顔面を煙越しにブチ抜いた。

 

 落下していく二人。しかし爆豪は同チームの瀬呂範太の個性『セロテープ』で回収され、一命を取り留める。

 

 回収されなかった方は1000万ポイントを握ったまま地上へグングン接近するも、その様子を見ていた轟が即座に氷塊を生成し、魔理沙に向けて伸ばす。

 

「フッ!!」

 

 だが魔理沙はその氷塊を蹴り飛ばすことで姿勢を元に戻し、そのまま結依チームの騎馬へ帰還した。

 

「大丈夫ですか師匠!?」

 

「大丈夫……だがスキル無しでこれ以上爆豪とやり合うの嫌だなぁ……」

 

 魔理沙は顔を拭いながら周囲の状況を確認する。轟チーム、常闇チームが依然こちらの様子を伺っており、加えて爆豪チームが体勢を整えてこちらに接近している。

 

「師匠!!! ハチマキ燃えてます!!!」

 

「うわホントだ」

 

 握りしめていたハチマキが燃え、魔理沙は慌てて火を消した。

 

「1000万取り返したけど、残りの試合時間何分だ?」

 

「あと5分です」

 

「長いな……」

 

 魔理沙はハチマキを首に付け直しながら、状況を把握する。

 

「残り3分切ったらアレ解放するから、差し引いて残り2分。ここからどう耐えるか……」

 

「他チームを盾にしながら立ち回れば、轟くんの凍結を避けつつ弱体化を狙えますね」

 

「めっちゃ良い案だけど、他チームも轟を意識して立ち回られたら面倒過ぎる」

 

「それなら、轟くんを直接無力化するのは?」

 

「目潰しは対策されてるが……かと言って顔を伏せたまま動くことは出来ん」

 

「爆豪みたいに特攻してくるヤツや、ダークシャドウみたいな目が無いヤツにはどうしようもないが、轟チームなら……」

 

 〔おおっとォ!!! 轟チーム!! 八百万の策略かぁ!? 全員仮面を付け始めたぞォ!!! 〕

 

「『創造』ズルすぎだろ!!!!」

 

 轟チームの完璧な対策に思わず叫び散らかす魔理沙。今まで一度たりとも誰かの個性を羨ましがったことはないが、今日初めてそう感じた。

 

「ルール上何の問題もありませんわ」

 

「うぇーい✌️」

 

「これでキミの目潰しは封じたぞ、結依さん!!」

 

「……フン」

 

 してやったり、と言いたげな轟チームに、分かりやすく唇を噛み締める魔理沙。

 

「もういいわ!! こいよ!!! 3チームまとめてブッ潰してやる!!!」

 

 轟、常闇、そして爆豪チームを相手取り、ヤケクソになる魔理沙。ハッキリ言ってド不利だが、だからこそ本気になれる。

 

「ここからが私の、私たちの!! 『さらに向こうへ(プルスウルトラ)』だ!!」

 

 勢いよく胸を叩き、拳を突き出す魔理沙。蛮勇とも言える行為に誰もが冷笑するかと思われたが、誰一人として彼女を見くびる者はいない。

 

「総員、左に旋回!!!」

 

 結依チームは魔理沙の指令のもと、左方向に旋回する。これにより、結依チームは轟の凍結の射線上から外れ、さらに常闇チームを挟むような位置に移動する。

 

 当然、常闇チームは挟み撃ちにならないよう、結依チーム同様に左に旋回する。轟チームと一定の距離を開けながら移動することで、次第に轟チームが結依チームと常闇チームに挟まれる形となる。

 

 しかし、そこに爆豪チームが割り込むと同時に、轟チームは両チームから距離を取りつつ氷の壁を形成。常闇チームと結依チームの間に壁が形成され、完璧に分断される。

 

 爆豪チームと轟チームは壁を境に、どちらのチームを狙うか選択できる状況。一方はゼロポイントの常闇チーム、そしてもう一方は1000万ポイントを握りしめた結依チーム。

 

 迷うまでもなく、爆豪チームと轟チームは結依チームを狙い、挟み撃ちの形になった。

 

 轟は即座に結依チームの騎馬全員の足を凍結しようとするが、その動きを読んでいた魔理沙は轟チーム側の地面に拳の風圧を叩き込み、砕けた地面を凍結させることで轟チームとの間に氷の壁をつくる。

 

「爆豪チームに向かって走れ!!!」

 

 魔理沙が咄嗟に指示を出すも、数歩歩いた頃には足を凍結させられ、身動きが取れなくなる結依チーム。

 

「わざわざ俺ンためにお膳立てするとはな半分野郎……!」

 

 結依チームと爆豪チームが真正面から相対し、両チームともに緊張感が走る。

 

 追い詰められ、身動きも取れず、絶体絶命の結依チーム。そして、最高のチャンスを握った爆豪チーム。残り時間4分、ここを凌げるかどうかが鍵となる。

 

「醤油顔!!! 首のハチマキを狙え!!!」

 

「瀬呂な!!」

 

 爆豪の雑な指示に従い、瀬呂のセロテープが魔理沙の首のハチマキに向かう。それを魔理沙は右手で掴み、阻止。

 

「切島ァ!!! 旋回しながら突っ込め!!!」

 

了解(ラジャー)!!!」

 

 機を見たのか、爆豪チームが側面に回り込みながら襲い掛かる。

 

「クソ!!」

 

 魔理沙は左手で瀬呂のテープを切断し、右手でデコピンの構えをとる。しかしセロテープの切れ端が指に絡まって上手くいかない。

 

「最悪!!!」

 

 大声で叫ぶ魔理沙。しかし爆豪チームの追撃は止まらない。

 

「黒目!! 魔理沙に直接弱め溶解液!!!」

 

「マジで!?? あと芦戸三奈!!!」

 

 芦戸は驚きつつも、勢いに任せて魔理沙に直接酸を浴びせる。魔理沙は咄嗟に顔と首元を腕でガードするも、服に飛び散った酸が魔理沙のジャージを溶かし、素肌を露出させる。

 

「ちょ……!??」

 

 胸下から鼠径部に至るまで点々と穴が開き、ギリギリ見えそうで見えない水玉コラ画像と化す魔理沙。サービスシーン、なんて悠長に言っている暇もなく、隙をさらした魔理沙に爆豪の魔の手が迫る。

 

 首に巻かれた1000万のハチマキを爆豪は掴み、思い切り引き抜く。だが、首から外れる直前に魔理沙がハチマキの切れ端を掴み、両者ともに1000万のハチマキを引っ張り合う。

 

「手ェ離せコラ……!!」

 

「お前が離せ……!!」

 

 片手で急所を隠しながら、ハチマキだけは手放さない魔理沙。しかし、爆豪は空いているもう片方の手で魔理沙を怯ませようと振りかぶる。

 

 その直後、上からマトリョーシカが落下し、地面にカツンと落ちる。

 

 一瞬で察した魔理沙は目をつぶり、片方の手で緑谷の目を防ぐ。

 

 その瞬間、莫大な光が発生し、魔理沙と緑谷を除く全ての人の目を焼いた。

 

 それと同時に結依チームの背後の壁が崩壊し、轟チームが一気になだれ込む。

 

 残り試合時間3分9秒、もうここで発動するしかない。

 

「緑谷くん!!! 筋肉全開(マッスル)モード!!!」

 

「……ハイ!!!」

 

 緑谷は即座にワンフォーオール常時全身発動(フルカウル)40%となり、全身の筋肉がオールマイト並に膨れ上がった。

 

 魔理沙は閃光爆弾(スタングレネード)で油断した爆豪から無理やり力でハチマキを引き剥がす。だが既に轟チームは結依チームの背後に現れ、魔理沙の首にある鉄哲チームのハチマキを奪い取った。

 

「……チッ!! 1000万!!!」

 

 轟チームが追撃するも、魔理沙と緑谷の連携で上手く後退し、距離を取る。そして結依チームは麗日と発目を緑谷の両肩に乗せることで最終形態へと移行。女の子三人を抱えた緑谷くんが単騎で俊敏に移動するスーパーヒーロータイムとなり、これで残り3分を凌ぐ。

 

「脱ッッ出!!」

 

 魔理沙の指示により、マッスル緑谷は轟チームと反対の方向にジャンプし、10Mほど離れる。

 

 たった一回のジャンプでここまで距離を稼げるこの究極形態。これこそ結依チーム究極の移動形態であり、さらに麗日お茶子の無重力(ゼログラビティ)で女の子三人の体重はゼロ。

 

 綿毛よりも軽い三人を抱えたマッスル緑谷くんの走行力、跳躍力は全チーム中トップとなり、誰であろうと手出できない。

 

「うぅ……吐きそう……」

 

「お茶子ちゃんマジ頑張って!! マジ3分だけでいいから!!」

 

「……がん……ばる!!」

 

 グワングワン揺れる緑谷の肩の上で、かつ3人分の重力をゼロにしていることから、麗日の三半規管はかつてないほどの負担が強いられている。だが、ここさえ耐えれば勝ちだ。

 

 ぴょんぴょんと縦横無尽に跳ね回り、一瞬で戦場から逃れた結依チーム。これ以上の深追いは体力的に厳しく、取り残された轟チームと爆豪チーム、そして常闇チームは互いに状況を見やる。

 

「切島ァ!! さっさとアイツを追え!!!」

 

「いや爆豪……! アレはもう無理だ! 追いつかねぇ!!」

 

「追えつったら追うンだよクソが!!!」

 

 爆豪の指示のもと切島たちが動こうとした。だが、足が前に行かない。

 爆豪チームの騎馬の足が全て凍結し、身動きが取れなくなる。

 

「お前たちはそこで大人しくしていろ」

 

 轟はそう言い残すと、結依チームに向かって走り出した。

 

「待て!! 半分野郎ッ!!!」

 

 爆豪が叫ぶと同時に、巻いていたハチマキがスルリと外れる。

 

「あ"!?」

 

「ついでのようで悪いが、貰っておく」

 

 常闇はそう言い残すと、轟チームと同じ方向に走り出す。

 

「……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ッッッッッ!!!!!!!」

 

 怒髪天を衝くとはこの事か。B組にハチマキを取られた時よりも遥かに激しい怒りが爆豪の身を焦がし、天地が砕けたかと錯覚するほどの爆音が鳴り響いた。

 

「全員……コロス!!!」

 

(誰か!! 誰でもいいから止めてくれ!!! 俺たちを!!)

 

 心の底から願う切島。なお、瀬呂と芦戸は完全に諦めモードである。

 

「黒目……サッサト足ノ氷溶カセ!!!」

 

「はい!!!!」

 

「終ワッタラ即走レ、切島ァ!!!!」

 

「はい!!!!」

 

 爆殺王による絶対王政の中、芦戸は即座に全員の足に溶解液を当て、氷を溶かす。

 

 そしてすぐに爆豪チームは走り出した。

 

「マズハトリ頭ヲブッコロス!!!!」

 

 殺意全開の爆豪チームが猛スピードで常闇チームを追跡し、その姿を捉える。

 

「ッッ!!!!」

 

 爆豪は即座に離脱し、爆破の力でグングンと加速しながら常闇チームに接近する。

 

「ッ!? ダークシャドウ!!」

 

 常闇は思わずダークシャドウで背後を防衛するも、それを読んでいた爆豪はダークシャドウに爆破を浴びせながら急静止し、慣性を利用しながら空中で側転する。

 

 縮こまるダークシャドウ。そして爆豪の姿を見失った常闇は焦って側方を見るもそこにも居ない。

 

 好機、そう感じ取った爆豪は常闇の死角である上空から急加速し、爆発とともに奪われたハチマキを取り返した。

 

「クソッ……!」

 

「二度と舐めたマネすんじゃねぇぞコラ!!!!」

 

 爆豪はハチマキを取り返した後に瀬呂の個性で回収され、元の位置へと帰還する。

 

「切島ァ!! あと何分だ!!!」

 

「もう3分切った!! 時間はねぇ!!!」

 

「サッサとボサボサと半分野郎をブッコロしにいくぞ!!!」

 

 再び走り出す爆豪チーム。だが轟チームはともかく、3分間バッタのごとく飛び回る結依チームを追跡するのは難しく、ズルズルと時間が過ぎていく。

 

 しかし、残り試合時間9秒の時点で緑谷くんの筋肉全開(マッスル)フォームが解除。さらに麗日も個性の過重使用で限界を迎え、結依チームがピタリと止まった。

 

 最後の好機、常に追い続けていたことで爆豪チームと轟チームは結依チームと距離的に近く、少なくとも爆豪単騎であれば十分間に合う距離。

 

(殺れる……ッ!!)

 

 爆豪が確信したその瞬間、残像が爆豪を追い越した。

 

「レシプロ……バースト!!!!」

 

 最後のチャンス、残り9秒に全てをかけた飯田が自身の個性『エンジン』をフル活用し、トルクの回転数を無理矢理引き上げることで爆発的な加速力を手に入れ、一瞬で結依チームとの距離を縮め、追い越した。

 

 だが……

 

「絶対来ると思ってたから警戒してたぜ、委員長」

 

 魔理沙はゆっくりと伏せていた顔を持ち上げ、飯田の方に目を向ける。

 

「……クソ、かわされた」

 

「ハァ……ハァ! ……俺の、とっておき……だったんだが……!」

 

 プスプスと、エンストを起こす飯田。これで、轟チームも移動手段を失ってしまった。

 

「ボサボサァァァアアアアアアアア!!!!!」

 

 最後の一撃を食らわせんと爆破で接近する爆豪。しかし、それすらも読んでいた魔理沙は右手を大きく振りかぶり、爆豪に向けて思いきり拳を空振りする。

 

 その瞬間、凄まじい勢いで風が吹き荒れ、抗う間もなく爆豪は後方へ吹き飛んでいく。

 

 〔タイムア────ップ!!!〕

 

 〔第二種目『騎馬戦』終了!!〕

 

 試合終了の宣言。プレゼントマイクのアナウンスにより、全員が手を止め、騎馬を解く。

 

 一部、呆然と立ち尽くす者がいる中、プレゼントマイク先生が話を続ける。

 

 〔さっそくだが結果発表といくぜ! まずは1位から!!〕

 

 〔第1位! 結依チーム!! 1000万325ポイント!!〕

 

 ワアアアアアアアアアアアアアアアア!!!! 

 

 大歓声に包まれる結依チーム。張り詰めていた緊張が一気に解かれ、緑谷、麗日、発目はヘナヘナとその場にへたり込む。

 

 魔理沙も皆に合わせてその場に座り込み、そして素直な気持ちを吐き出す。

 

「マジ危なかった!!」

 

「……ハァ……ッ! ハァッ……! ッ……ですね……!」

 

 魔理沙の感想に頷く緑谷。事実、危ない場面が何度もあった。ブラックホースとなった常闇チーム、マッスル緑谷くん並に強化された爆豪、オールラウンダーな轟チーム、それら全ての攻撃をかわし、時に反撃をくらわせることで無事守りきった1000万。

 

 全員がフルに力を出さなければ、この試合を勝つことは出来なかった。皆にはだいぶ無茶をしまったが、まずは一言言いたい。

 

「みんなお疲れ。そして、ありがと……!」

 

 親指を立てる魔理沙。それに応じてチームメイトも親指を立て、お互いに称え合う。

 

 〔続いて第2位! 轟チーム!! 1830ポイント!! 〕

 

 ワアアアアアアアアアアア!!!! 

 

 再び上がる歓声。ハチマキの所持数は全チーム中トップの4本であり、一度も自チームのハチマキを取られることなく、轟チームは完走しきった。

 

 攻守補助移動全てにおいて高水準で、連携も完璧。後半3分間の爆豪の猛攻すらも凌ぎ、栄えある2位となった。

 

 〔第3位! ばっ……アレ? 心操チーム!? いつの間に逆転してたんだァ!?〕

 

 響めく会場。それもそのはず、会場の焦点は常に魔理沙、轟、爆豪、常闇チームに当てられており、その他のチームは轟の凍結にやられて身動きを封じられていた。

 

 だが唯一、試合開始直後から轟と距離を取っていた心操チームはその影響を受けず、逆に利用することで次々とハチマキを獲得。

 

 結果として総合ポイントは何と1280ポイント。ハチマキの総獲得数は轟チームと同率で4本。もし、轟チームが結依チームからハチマキを奪っていなければ、2位になっていたのは心操チームである。

 

 真のダークホースの登場に会場がザワつく中、プレゼントマイクが口を開く。

 

 〔ハイ全員口を閉じてくれよな? ……OK? じゃあいくぜ第4位!! 爆豪チーム!!! 870ポイント!!〕

 

 ワアアアアアアアアアアアアア!!!! 

 

 再び歓声が会場を包む。ギリギリランキングに入れたことで、切島、芦戸、瀬呂が安堵する。

 

 しかしたった一人、4位という順位に安堵するどころか、現在進行形で怒りを燃やしている男がいた。

 

「クソがアアアアアアアアアアアア!!!!!!!」

 

 本日何度目かも分からないブチギレに、切島たちはフイと目を逸らす。

 

 障害物競走に続いて騎馬戦までも完全敗北し、爆豪のプライドに甚大なる負荷がのしかかる。

 

 思い通りにならない人生、その原因は紛れもなく、ヤツの存在。

 

「ボサボサァアアアアアア!!!!」

 

 怒り混じりの視線を浴びせられ、フイと横をむく魔理沙。勝つということは、悲しみを生むことと同義であることは重々承知しているが、いつか殺されそうな気がしてならない。

 

 その時は、諦めよう。そう魔理沙は思った。

 

 〔以上、上位4チームが最終種目に進出決定だ!!!〕

 

 湧き上がる歓声。体育祭会場は類を見ないほどに大盛り上がりしていた。

 

 〔以上で午前の部は終了!! 一時間ほどお昼休憩を挟んだら、午後の部スタートだ!!〕

 

 〔おいイレイザー、飯行こうぜ〕

 

 〔寝る……〕

 

 プレゼントマイクとイレイザーヘッドが席を立つ音を聞き、魔理沙が慌てる。

 

 この騎馬戦、かなり無茶をした。その負担が私以外のチームメイト全員に残ってる以上、次の試合が始まる前には治療してあげたい。

 

 だが魔理沙は体育祭のルールに背く行動、試合外で許可なく個性・能力を使うことが出来ない。いや出来るがやると呪いが発動して下痢を患ってしまう。

 

 したがって相澤先生の許可がいるのだが、あの人寝るって言った。いや裏技(不死鳥の加護で呪いをリセットor大嘘憑き(オールフィクション))使えばどうにでもできるが……

 

(呪い消すと出場停止させられそう)

 

 たった一つの懸念点がデカすぎるので、仕方なく魔理沙は相澤先生の元に先回りすることにした。

 

 

 

 

 

【雄英体育祭1年ステージ ── 関係者専用入口付近 ──】

 

 

 騎馬戦が終わり、生徒たちがお昼休憩を取りに移動する中、緑谷出久と轟焦凍は人気のない場所に集まり、互いにジッと見つめ合っていた。

 

「…………」

 

「……あの」

 

 緑谷が話を切り出そうとするも、言葉がつっかえてしまう。

 

 こういう時、どうすればいいのか。轟くんから、「話がある」と言われて来たものの、一向に話が進まない。

 

 轟焦凍、クラスの中でもトップクラスの実力者にして、未だミステリアスな青年。教室では一度も話したことがなく、性格も不明。

 

「……緑谷」

 

「ッ! 何……?」

 

 緑谷はドキッとしながら、轟の言葉に耳を傾ける。

 

「お前……」

 

 ゆっくりと迫る轟。それに虚を突かれ、慌てる緑谷。

 

 寄りかかった緑谷の前でバン! と壁を叩き、轟が口を開く。

 

「オールマイトの、隠し子だろ」

 

 轟の確信めいた表情に、一瞬緑谷の頭がパーになるも、慌てて訂正する。

 

「いや、ち、違っ」

 

「いいや違わねぇ。あのムキムキになるヤツ、あの時のお前の風貌はまさしくオールマイトを彷彿とさせる」

 

「うッ……」

 

「……それに、何度かオールマイトが影でお前を見守っているのを見た。お前がオールマイトに目をかけられているのは間違いない」

 

(オールマイト!!!)

 

 心の底から叫ぶ緑谷。だが悪いのは安易に全力を出した緑谷と、それを指示および根本の原因をつくった魔理沙である。

 

「いや、これはその……そう! 師匠の!」

 

 そう言いかけた瞬間、緑谷はハッと我に返る。

 

 ここで自分の個性が、力が、師匠によるものだと言い訳してしまったら、あのマッスルモードが一種のドーピングだと疑われかねない。そして個性自体が与えられたものだと勘づかれてしまえば、多方面に迷惑がかかる。それはマズい。

 

 だったらいっそ、隠し子でいた方が良い……のか? 

 

「……結依も、隠し子?」

 

(もっとややこしくなった……!)

 

 中途半端に師匠の名を出したことで隠し子が二人に増えてしまった。なおワンフォーオールが師匠の方にもコピーされている点でいえば、あながち間違いでもないが。

 

「……お前らがオールマイトの関係者なのは確かだな。なら、話は変わらねぇ」

 

「俺の親父はエンデヴァー、知ってるだろ。万年ナンバー2のヒーローだ」

 

 轟の話に再びドキッとする緑谷。エンデヴァー、ヒーローオタクの緑谷にとっては知らないはずのない超ド級の有名ヒーロー。

 

 実力や知名度ではオールマイトに劣るものの、事件の解決数はオールマイトを抑えてなんと一位。個性は『ヘルフレイム』、とんでもない熱量でヴィランを焼き尽くすことができる炎のスーパーヒーローだ。

 

 そんな凄い人を父にもっている轟。その強さにも納得がいく。

 

「親父は極めて上昇思考の強いヤツでな、破竹の勢いで名を馳せたが、生ける伝説"オールマイト"が目障りで仕方なかったらしい」

 

「自分では越えられねぇと感じた親父は、次の策に講じた」

 

 息を飲む緑谷。その間が体感的に長く感じ、ゆっくりと一呼吸する。

 轟が口を開いた。

 

「それが、個性婚。超常が起きてから、第2・第3世代間で問題になったヤツ」

 

 轟の言葉に反応し、緑谷は動揺する。

 

 轟は話を続ける。

 

「自身の個性をより強化して、子供に継がせるためだけに配偶者を選び、結婚を強いる。倫理観の欠落した前時代的発想……」

 

「親父は母の親族を丸め込み、母の個性を手に入れた。俺をオールマイト以上のヒーローに育て上げることで、自分の欲求を満たそうとしている」

 

 轟はジッと己の手を見つめ、握り拳をつくった。

 

「俺はそんなクズの道具には成り下がらねぇ」

 

 強い瞳で、ジッと前を見据える轟。その圧に緑谷は気圧されるも、轟が小声でボソリと呟く。

 

「記憶の中の母は、いつも泣いていた。お前の左側が醜いと、母は俺に、煮え湯を浴びせた……」

 

 小声でも分かる、強い憎しみ。それは母親に向けられたものではなく、その状況をつくった父親『エンデヴァー』に向けられていた。

 

 揺らいだ感情を押し殺し、轟は話を戻す。

 

「ザッと話したが、俺がお前らに突っかかるのは"見返す"ためだ。親父のクソ個性を使わずに一番になることで、ヤツを()()()()()()

 

 轟はそう言うと、緑谷を置いて外に出た。

 

「お前がオールマイトの何であれ、俺は右だけで上に行く」

 

「邪魔したな」

 

 轟はそう言い残すと、その場から立ち去ろうとする。

 

「待って……!!」

 

 思いがけぬ呼び止めに、轟が足を止める。

 

「何だ……?」

 

「……僕はまだ、キミの宣戦布告に答えてない!」

 

 その言葉を聞き、轟の表情が変わる。

 

「僕は、たくさんの人に支えてもらってきた。これまでも、そしてこれからも」

 

「僕はそんな人たちを笑顔に出来る、最高のヒーローになりたい」

 

「たとえキミが相手でも、師匠が相手でも……僕はこの大会で全力を尽くす。尽くして、最高の一歩を踏み出すんだ……!!」

 

「……」

 

 変わらず、冷たい表情を見せる轟。しかし緑谷の心も変わらない。

 

「だから、絶対負けないよ。轟くん」

 

「……フンッ」

 

 轟は鼻を鳴らし、その場を後にした。そして緑谷も、昼食を取りに食堂へと向かう。

 

 そしてその裏で、無言のキャットファイトを行っていた爆豪と魔理沙も、彼らと同様に食堂へ向かった。

 

 

 

 





※尺の都合により、爆豪戦闘パートカット。端的に言うと、瞬殺。また、心操チーム戦闘パートもカット。端的に言うと、上位チーム以外を個性で蹂躙し、轟のお零れを貰う形で入賞した模様(原作も多分そう。カットされてるけど)。


【騎馬戦最終結果発表】

●結依チーム(結依、緑谷、お茶子、発目)の所持ハチマキ
・1000万325ポイント(1位)

●爆豪チーム(爆豪、切島、瀬呂、芦戸)の所持ハチマキ
・635ポイント
・235ポイント(物間チームハチマキ)
→合計870ポイント(4位)

●轟チーム(轟、飯田、八百万、上鳴)
・595ポイント
・205ポイント(拳道チームハチマキ)
・355ポイント(葉隠チームハチマキ)
・675ポイント(鉄哲チームハチマキ)
➝合計1830ポイント(2位)

●鉄哲チーム(鉄哲、泡瀬、骨抜、塩崎)
→ゼロポイント

●拳藤チーム(拳藤、柳レイ子、取蔭、小森)
・ゼロポイント

●常闇チーム(常闇、黒色、鱗、穴田)
・ゼロポイント

●峰田チーム(峰田、障子、蛙吹)
・ゼロポイント

●物間チーム(物間、円場、回原、鎌切)
・ゼロポイント

●葉隠チーム(葉隠、耳郎、砂藤、口田)
・ゼロポイント

●心操チーム(心操、尾白、庄田、角取)
・285ポイント
・155ポイント(小大チームハチマキ)
・440ポイント(常闇チームハチマキ)(鉄哲チームから奪取)
・400ポイント(峰田チームハチマキ)
➝合計1280ポイント(3位)

●小大チーム(小大、吹出、凡戸)
→ゼロポイント

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