最強の魔法使い(自称)が暴れるそうです。RE: 作:マスターチュロス
【ぁラスじ】
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ハナガ
魔理沙の腹部を貫通していたツルが引き抜かれ、血の滴がコンクリートに零れ落ちる。
唖然とする観客たち。真っ先に動いたのはセメントス先生だったが、魔理沙が魔法で進路を妨害する。ハナガサイタヨ
この世界は今、バッドエンドのルートに入ろうとしている。
「……
ヒドクカゼニオビエタ
時間を止め、非常識を常識に変えることができる能力で『体育祭最終種目一回戦第一試合での結依魔理沙VS塩崎茨の戦いは、結依魔理沙の風圧パンチにより、魔理沙が勝利を収めた』という形で、世界を改変した。ダレ、モ
さらに魔理沙はミ固有結界を展開し、異形幽香を結界内タコトナイに引きずり込む。ここまでは上出来だ。
ただ外の世界の時間を止めつつ固有結界を維持しているので、それなりに魔力のリソースが減っている。ハナガサイテイタヨ魔力切れになることはおそらく無いが、注意すべきだ。
「異形幽香……お前、一歩でも動いてみろ。お前の破壊の目を砕いてバラバラに引き裂いてやる」ハナガサイタヨ
魔理沙は既に『ありとあらゆるものを破壊する程度の能力』を発動し、異形幽香の破壊の目をハナガ掌握していた。脅しが効くかは知らないが、ハナガサイタヨいつでも殺せるのは事実だ。
「フフフ、そんなことしていいのかしら偽物さん? 私は
ヒドクカゼニオビエ
「は?」
魔理沙がタ目を凝らすと、異形幽香の中に魂の影が二つ見えた。片方は強く鳴動し、もうダレ、モ片方は衰弱している。
「お前ミ……」
「この子と私は体の相性が良くて、すぐに合体できたわ……。はぁ……合体した時……この子ったら凄く喘ぐものだから……お姉さん興奮しちゃって……♡ 今思い出しても火照っちゃうわ♡」
異形幽香はタコトナイ体をクネクネと動かしながら、頬赤らめている。
なお、彼女でいう『喘ぐ』は悲鳴のことであり、『イク』は『逝く』である。サディスハナガサイテイタヨティックにリョナを混ぜてダ拍車をかけたような性癖と言動に魔理沙はため息をつく。
「で、なんでここにいる。幻想郷のみならず、この世界も滅ぼしに来たのか?」ハ、ナガ
「来た以上は滅ぼすけど、それだけじゃあないわ。その事については貴方に言えないけど、私が来た理由はその計画のための一部、
「私を……連れて帰る?」
魔理沙のハ脳内に疑問ナ、ガが浮かび上がる。何故、連れ帰るのか。私が異形魔理沙の姿をしているからだろうか。ハナガサイタヨ器……ということは、私に何か入れる? つもりなのだろうか。
答えは出ない。ミなら今は、目の前の問題に対処しなければ。タコトナイ
「
「ウフフ、いつまで強気でいられるものかしら♡」
「ははは……ははははは……」
ハナガサイテイタヨ
異形幽香の下半身に生えた食虫植物、『笑い草』が虚しく笑う。
「笑い草、その虚しい笑い方を止めなさいと何度言えばわかるのよ」
「はは!!」ハナナドナイ
グシャリと、拳で潰される笑い草。だが痛覚がないのか、笑い草は笑うのを止めない。ソレ、ハ
「
魔理沙は真顔でア掌から最大火力の火属性魔法を放った。
しかし炎は空中でル、ハズ真っ二つに切断され、跡形ノもなく消滅した。ナ
「は?」イ
「魔理沙さんを相手に、一人だけで立ち向かうわけないじゃない」
異形幽香トオモテタラが虚空に手招きすると、突如空間シタラが黒く歪み、捻れ始める。
「出て来なさい、オレンジ、くるみ、エリー、妖精達」
異形幽香のソシタラ合図と共に、空間の裂け目から続々と異形達がなだれ込む。そのどれもがこの世のものとは思えない異質で、シタラ不気味な姿をしたクリーチャーたちであった。
単眼でハナががががががががががががががががががががが全身を氷の鎧で固めたケンタウロスのような怪物、純白の鱗を纏い紅い体毛を生やした龍、アルダヨ蝙蝠のような翼を持ち全身が口と顔面で構成された化け物、大鎌を2本持ち上下ともに上半身の怪物、その他巨躯の怪物に至るまで、無数の化け物が。
「イかせてあげるわ♡ 盛大にね……? ♡」
ダレモミタコトナイ
異形幽香の指示により、一斉になだれ込む異形たち。その数、二十は下らず、血まみれのミエルハズ魔理沙に襲いかノナイかる。
「魔理沙=44444444444444444」
異形チルノをサクハズノナイ先頭に無数の異形妖精が迫る中、魔理沙は無言で火之迦具土神をハナガ右腕に宿し、サ振り払う。
次の瞬間、異形妖精達はイテイタシ幾千万度の炎にソコニ焼かれ、ヤハリ炭も残さず消えた。
ソコニ
続いてタ純白の龍と漆黒の龍がシカニ魔理沙に襲いかかるも、金山彦神を宿した魔理沙がソコニ手を振るうことでソコニ無数の針金がアルダヨ地中から突き出し、龍の全身を貫いた。
「は?」ハナガサイタヨ
「エクリプスメテオ」ハナガ
異形幽香が驚く前にハナガサイタヨ魔理沙は印を組み、敵の頭上に巨大な魔法陣を形成する。
それは、天からヒドクカゼニオビエ神罰。超巨大な隕石を召喚しタ、圧倒的ダレ、モな物量で敵を圧殺or爆死させる究極の魔法ミ。街一つを更タコトナイ地に変えるほどの威力のため、当然撃った本人もタダでは済まないのだが……
「
降りかかるシタラ全てのエネルギーのベクトルを反転させることで完全無敵化。淡々と戦況が悪化していく事態に脳が追いつかず、ソシタラ異形幽香は身を守るべくソレハヒドクカゼニオビエタ地面に潜行する。
ドガァァァァァァァンッッ!!!!
未だダレ、モ燃え続ける異形妖精たちも、針金の山でミ、タコトナイ串刺しにされたソレハ龍二匹も、みな等しくハナハ天の制裁にハナハ巻き込まれハナハ、灰燼へと帰すカゼニ。
「残念」
オビエ
焦土と化しテ固有結界内においてたったカゼ、ニ一人、結依魔理沙が呟く。
フ、ルエテ
悲しいかな、東方ハナハ異形郷においてカゼニユレテユラサレ、テトップクラスに強いのは異形妖精でもオビエテなければ異形幽香でもフルエテなく、
その姿カゼハ、形、力フゥートハナヲウワサヲハコンデを手に入れクた結依魔理沙に適う相手などダノデ、たとえヒドクカゼニオビエタハナハ異フルエテ形相手オビエでも少ない。
ボコォッ!! カゼニユレテ
隆起した地面からユラサレ異形幽香が現れテ、魔理沙はオビエテカゼニユレテ後方にユラサレテ飛んで回避。ダレモ八卦炉を構えるもミタコトナイ、異形幽香のミエル下半身から生えたハズノナイハエトリグサのハナハ口からカゼニ致死性の毒ガスがオビエテバラ撒かれカゼニ、魔理沙はユレテそれをユラサレテ吸い込んでしまう。
カゼハ
「げホッ!! ゲホっ……!!」
全身のアノカサヲフゥーートハコンデ穴という穴からク血を流し、血溜まりダノデが足を濡らす。
ハナハ
「ははは! どう? 私の毒は? 気持ちイイでしょう? ♡」
オビエテ
膝を着きユレテ、血を流し続けユラサレテる魔理沙を見て、ハナハ恍惚な表情をフルエテ浮かべる異形幽香。オビエテ彼女がバラまいた毒はユラサレテ数分もしないうちにフルエテ全身へまわり、オビエテ多臓器不全ユラサレテ、溶血作用、激しい嘔吐、腹痛、炎症作用、結膜下出血、瞳孔散大を引き起こし、死に至らせる。
カゼニカゼニカゼニカゼニ
「そのまま跪いて私に媚びるなら楽にイカせてあげるわ♡」
カゼニ
はははははははははははははははははは
ユラサレテ
虚しい笑い声が響き、えも言えない絶望が魔理沙の精神を削る。
──────────なんてことは無かった。
「草」
魔理沙はそう言い残すと手刀で自分の首を落とし、自害した。
魔理沙のニヤけた面がコロコロと転がり、異形幽香の前で止まる。
「ばぁ」
生首が声を出した瞬間、大爆発が発生し、異形幽香の体を粉々に吹き飛ばした。
「がぁッ!!!」
下半身の植物たちから引き剥がされ、上半身がぽとりと地面に落ちる。
異形幽香が見上げた先には、"不死鳥の加護"で再臨した結依魔理沙がいた。
「なん……で……?」
「教えてもらってないのか? 魔理沙さんは不死身だって」
魔理沙は異空間から降魔剣『倶利伽羅』と陽剣『ヴォラキア』を取り出し、両手に構えた。
「ち、違う!! 話が……! こんなハズじゃ……!!」
「何が?」
「お母様!!! お母様!!!」
取り乱す異形幽香。ズリズリと、その場から離れようとする幽香に対し、魔理沙は容赦なく二つの剣を突き刺した。
「あ゙あ゙あア"あ゙ア"あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!!!」
「……"お母様"がいるんだな?」
魔理沙は陽剣の炎とサタンの炎で
「イヤだ……! イキたくない! イキたくな」
二つの炎がさらに燃え盛り、異形幽香の言葉さえ焼き尽くした。
異形たちは、全滅した。
「……世界は、だいぶ嫌な方向に進んでいる気がする」
魔理沙はそうボヤキながら、血塗れで気絶している塩崎さんの腕から二本の剣を抜く。先ほど突き刺したこの二本の剣、および炎は、『焼きたい相手のみ焼く』ことができるため、これで異形幽香のみを焼くことで同化を解除。見事救出したのであった。
しかし外傷は残っているため、魔理沙は治癒魔法で塩崎の体を癒し、傷を塞ぐ。
「それにしても私、強すぎないか?」
改めて、魔理沙は己の強さの異常性を実感する。下手すれば死者が出ていたこの騒動を、一切の被害を出さず、かつ表沙汰にすらさせないのは、もはや超人どころの話ではない。神である。
「固有結界、解除」
魔理沙が二度手を鳴らすと、元の雄英体育祭会場に舞い戻る。相変わらず塩崎さんは気絶しているが、むしろ都合がいい。
この大会を見ている全人類にマインドコントロールをかけ、『パンチ一発で場外に飛ばし、魔理沙が勝利した』というシナリオになっているため、塩崎さんの体は場外の壁際に放置。
あとは壁に軽くめり込んだ痕跡を捏造すれば、概ね問題なし。
「"お母様"」
魔理沙は異形幽香の言葉を思い返し、口に出した。
「ヤツらが、すぐ側に……」
嫌な予感、妙な胸騒ぎ、違和感。これまで感じていたナニカが"異形"という点で交わり、繋がりを匂わせ始めた。これは前触れといっても過言ではない。これからナニカが動き出し、全てを変えていく。その未来がもう既に近くまで来ていることを、魔理沙は自覚した。
「今は体育祭に……集中しよう」
考えることは山々あるが、まずは体育祭だ。この動揺もすぐに消すとしよう。みんなの体育祭を、不安感で塗りつぶさぬように。
「そして時は動き出す」
〔……アレ? 何がどうなったんだ? 〕
一瞬、記憶が飛んだような感覚が襲い、プレゼントマイクが困惑する。しかしその困惑はプレゼントマイクだけでなく、他の先生方も、観客たちも同様に味わっていた。
会場の中心を見ると、結依魔理沙が拳を引く姿が見えた。そして壁際には、気絶した塩崎茨の姿が。
〔……凄すぎてよく分かんなかったが、ワンパンKOか!? 結依魔理沙!! まさかのワンパンKOで塩崎茨を撃破ァ!!! 〕
プレゼントマイクの実況を聞き、観客全員の脳内にその時の出来事がクリアに再生される。結依魔理沙の放った拳が強烈な風圧を呼び、女の子を壁際まで吹き飛ばしたのを。
お、オオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!
観客たちが遅れて歓声を上げ、運営スタッフもそれに合わせて効果音を掻き鳴らす。
〔結依魔理沙、二回戦進出ゥ!!!! てか魔法使えよ!! 〕
歓声がさらに湧き上がると同時に、チラホラと笑い声が上がる。
だが当の本人は、誰よりも真剣な表情でいた。歓声にすら耳を傾けず、魔理沙は倒れている塩崎さんの手を引き、お姫様抱っこする。
「待ちなさい結依さん! その子は看護ロボットが運ぶから安心して控え室に戻りなさい!」
ミッドナイト先生に引き止められ、足を止める魔理沙。
「いえ、自分が治療室まで運びます」
魔理沙はそう言い残すと、スタスタと後を去った。
(これは……つまり……)
("青春"ね!!)
お互い拳を交えた者同士の称え合い、そう解釈したミッドナイトは快く魔理沙を見送るのであった。
To be continued.
【54:6騶ラ$ナ.go.jp‰✣ღЙ¿/】
●火之迦具土神
→魔理沙が『神霊を呼ぶことができる程度の能力』で呼び寄せた日本神話の火の神。誕生の際に母親であるイザナミに大火傷を負わせたらしい。
なおこの世界に神はいないので、魔理沙はパラレルワールドから呼び寄せている。
●金山彦神
→火之迦具土神と同様に呼び出された、日本神話の神様。鉱山および金属の神であり、火之迦具土神が生まれたと同時に誕生した。
●エクリプスメテオ
→ファイナルファンタジーシリーズに登場するモンスター、『ベヒーモス』が使う究極魔法。その威力は即死級であり、殺られる前にHPを削り切るかコメットに隠れるしか防ぐ方法がない。
なお、ハンターはエクリプスメテオをジャンプで回避する。
●陽剣ヴォラキア
→Re:ゼロから始める異世界生活に登場する魔剣。神聖ヴォラキア帝国の選定の儀において、皇帝候補者のみが扱うことができる。逆に皇帝候補者以外が使うと灰にされる。
魔理沙は再生能力をフルに発揮することで、灰になる前に身体を再生している。
●降魔剣『倶利伽羅』
→青の祓魔師に登場する魔剣。主人公『奥村燐』の心臓が封印されており、刀を抜くことでサタンの炎を生み出すことができる。