最強の魔法使い(自称)が暴れるそうです。RE:   作:マスターチュロス

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沢山の評価、お気に入り登録、感想、ありがとうございます。6月下旬から復活するつもりでしたが、意外にもテストが6月上旬に集中したのと、勉強から逃げたい一心による早めの復活です。(ただし、私の成績は死にました)


多分、激的展開がここから増えていくと思うので、そこのところよろしくお願いします。






くろまく〜






日本の闇(44話)

 

 

 

前回のあらすじを一文で現すとしたら......

 

 

「暴行罪で現行犯逮捕された。」だな。

 

 

 

車の窓を覗き込みながら、前回のあらすじを一文で纏めた主人公もとい結依魔理沙。虚ろな表情で日没を眺め、大量のSP達と共に刑務所へ向かう。あぁ、私の運命はあの太陽のように沈んでいくとでも言うのか。カラスの鳴き声に耳を傾けて、現実から目を背き、ただただ時間が過ぎていく。もうなんかどうでもいいや。この車両を爆破させて爆発オチENDでこの小説も幕を下ろそうか。

 

ヒヒッ、ヒヒッ、っと渇いた笑い声を上げながら、物騒な考えを思いつく。思えばなんでこうなったのか自分でもよく分からない。今までバレないよう色々と暗躍していたが、あのしょぼパンチで逮捕されるなんて今までの苦労はなんだったんだ。時間巻き戻ってくんねぇかなぁ......、あ。

 

起死回生のチャンスを思いついた魔理沙。そうだ、時間戻せばいいじゃん! アイツらがやって来る前の時間に巻き戻して、この悲惨な運命を書き換えてやればいいんだ!! ナイス私、ナイスだよ!

 

さっそく時を巻き戻すべく、こっそり能力を発動させ......、させ......、あれ? 能力が使えないぞコレ。おーい大賢者さーん、どうなってんのコレ。時間が巻き戻らないんですけど!!

 

〔非常に強力な干渉系能力を察知。過去への移動手段は全て妨害されています。解決策は現状、見当たりません〕

 

えぇ?(困惑)。そんなこと出来るやつがこの世界にいるっていうのか? ステ魔理がやったとしても同じ私だから解除できるはずだし、訳分からん。絶対関わっちゃいけない奴だから今日は無視で。

 

希望が再び絶望へと変わり、あしたのジョー最終話のごとく真っ白に燃え尽きた魔理沙。

 

「ほら、さっさと出てこい」

 

運転していたSPの人達が私の腕を引っ張り、車から引き摺り降ろした。諦め顔を上げて目の前の建造物を見やると、私は確信した。まだ真っ当に生きれるチャンスがある....と。

 

「......なーんだ、てっきり刑務所にぶち込まれるかと思ってたけどそういうことか。」

 

私が連れてこられた場所はヒーロー協会本部であった。そう、あの黒タキシードが散々私を連れていこうとしたあのヒーロー協会本部だ。つまり私があの男をぶん殴ったことを口実にして、この場所に連れてきたってことか。とんだ猿芝居だぜ。

 

おそらくぶん殴ったことを不問にしてやるから何か要求を呑め......と、そういう流れにするのが奴らの目的なんだろう。そうじゃなきゃこんなリスクの高い団体行動を政府がやるわけ無い。そしてその要求とやらもそこまで悪質では無いと思う......相手が悪すぎるからな。でもやりなぁ、私がされたくないことをチクチク責めてくるんだからさぁ。初見殺しのドッキリ、表社会での立場の崩壊、家族......しかもキレるギリギリのラインを踏み外さないようやってのけたんだから、うん、死ね。

 

心の中で静かに悪態をつき、私はSPと共に本部の中へ入っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

___________________

 

 

 

 

「で、私に何を求めているんですか」

 

「おぉ、話が早くて助かるよ魔理沙くん。流石は体育祭で三冠を取っただけのことはあるね」

 

The・会議室みたいな場所に連れ込まれ、現在、厳重な警備の元でヒーロー公安委員会の人達とお話中。偉い人かどうかはよく分からないが、全員オッサンだし、警察とヒーローとSPが背後にめっちゃいるし、金持ってそうだから多分偉い人だろう。監視カメラが部屋の四つ角に設置してあり、ボイスレコーダーも透視能力で確認できたことから、そうとうな準備をしていることがわかった。もしかしたらこの一連の流れは、随分と前から練られていた作戦だったかもしれんな。

 

目の前に置かれていた茶を啜りつつ、冷静に状況を判断する。

 

「おっと申し訳ない、自己紹介がまだだったね。私はヒーロー公安委員会所属の佐藤だ。そしてこちらが伊藤、鈴木、田中、そして警視庁ヴィラン特別捜査本部から来てくださった塚内警部と、刑事部から来てくださった堀内警部だ。」

 

「「「「よろしくお願いします」」」」

 

「久しぶりだね、結依魔理沙ちゃん。大きくなったね」

 

「なんでここに居るんだよ塚内ィ......」

 

知り合い1名、そして全く知らないモブ達が5名の自己紹介が終わり、一旦落ち着く魔理沙。佐藤さんとか鈴木さんとか、名前が普通すぎてこの世界じゃ珍しすぎる。そして刑事部の二人、まぁヴィラン特別捜査本部は刑事部の一部だからどっちも刑事部でいいんだが、警部が二人も来ちゃったよ。警視総監、警視監、警視正、警視の次に偉い人達が二人も来たよ。やべぇ、めんどくせぇ。

 

嫌な顔をしていると、佐藤さんが口を開いた。

 

「では本題に入るとしよう。まず、君は幼少期にヴィランと戦闘をし、法律を破り、二度目のあの事件を切っ掛けに政府は君を重要危険人物に指定、執行猶予付きでね。その後は特に何も無く、今年の4月Ф日に執行猶予は正式に解除され、それでめでたしめでたしと言いたいところだったんだが.....」

 

「最近、ヴィラン連合と関わりのある人物や凶悪犯といった奴らが警察署前に気絶した状態で倒れ込むという事件があってね。警察が捜査を開始したのだが手がかりが全く無い。最終的には正体不明のヴィジランテがやったという結論にいたり、捜査は断念された」

 

フムフムとしっかりお話を聞く魔理沙。なお、冷や汗が止まらない模様。

 

「しかし、誰かが机の上に映像を記録したカメラを置いていったのだ。それを見た職員が中を調べると、君が極悪ヴィランを瞬殺している映像が流れたのだ。そのヴィランと気絶しているヴィランの顔が一致し、我々は君を再び秘密裏に監視することになった。」

 

「その日から監視して1ヶ月、一つだけ奇妙なことがあった。それは監視していた職員が、時々君が何をしていたのか頭からすっぽ抜ける現象が起きたのだ。ランダムで一定時間の間、君が何をしていたのかハッキリと思い出せなくなるのだ。しかもその間はいつになっても思い出せない。頭を悩ませたが、相澤くんが貸してくれた君の個性について詳しく書いてあったしおりを見て確信したよ......」

 

「君は、マインドコントロールを使って事件を隠蔽していた......そうだね?」

 

「......」

 

問い詰める佐藤の顔を見つめ返すことができず、プイと何も無い方向へ顔を向け、黙秘。なんでだろう、言い返したいのだが上手く言葉に出来ない。このままじゃ肯定してるのと同じじゃないか(事実だけど)。

 

言いたいことを頑張って一つに絞り、私は口を開いた。

 

「確かに私はマインドコントロールが使えます。が、それだけでは私が使ったという証拠になりません......、他の誰かがやってるかもしれないでしょ?」

 

「確かにそうだ。これでは君が事件を隠蔽していたという証拠にはならない」

 

さっきは私を自白させようと誘導させてたくせに何言うとんねん。

 

「だが、これはどうだ?」

 

そう言いながら、机の下から取り出されたのは黒色のノートパソコン。佐藤はノートパソコンに保存された記録映像を見せようと私の目の前に設置した。そして私以外の人も様子を確認すべく、私の周りに集合する。随分と自信満々だが、これに何が入っているというのか。

 

「......ッ!? .....、うわぁ」

 

パソコンの映像に映っていたのは、私がステインと激闘を繰り広げている映像であった。なんでステ魔理の方にコイツらがストーカーしていたのかは分からないが、アイツの話的に撮られてることに全く気がついてなかったな。が、ステ魔理がステインを吹っ飛ばした後の戦闘の映像が何故か記録されておらず、最後は血みどろのステ魔理と、再起不能のステインが何処からか現れて終了した。映像に残ってないのはおそらく、固有結界が原因だろう。そして結界内でステインが覚醒し、決着が着いたと。

 

「君はこの時、雄英体育祭に出場していたね? しかしこの映像には君とヒーロー殺し「ステイン」との戦闘が記録されている。これはどういうことか、説明してほしいね」

 

どこか勝ち誇ったような表情をしているような気がしてイライラが吹き出しそうになるが、面には絶対出さないよう制御する。

 

「......私の分身にステインを再起不能にするよう命令しました。」

 

「何故?」

 

「未来予知でステインがヴィラン連合と手を組み、勢力を拡大させる未来を見ました、それを未然に防いだだけです。そして現在進行形で増えていく被害者数を止めたかっただけです。......それだけ」

 

一番は飯田くんのお兄さんが再起不能になる未来を変えたかったからだけどな。大好きな人が動けなくなる姿なんて、誰だって見たくないしな。

 

 

そうとはいえ、この理論は相手が指名手配犯ステインだったからこそギリギリ許せそうな感じではあるが、やってることは「アイツ犯罪起こしそう。せや! 犯罪を未然に防ぐためにアイツ再起不能にしたろ!」というアホ極まりない行動だったことは認めよう。すまん。

 

 

 

「......君はたまに変な方向へと暴走するが、人を救いたいという気持ちがあるということはわかった。だが、個性使用許可の無い者が特別な理由も無く個性を使用するのは法律で禁じられている。ステインと戦おうとする前に、まずは我々に通報するとかしないのかい?」

 

「....だって公的機関って対応遅すぎるから役に立たないし」

 

「何だって?」

 

「いえ、あの、考えてませんでした。すみません」

 

素直な気持ちを込めて全力で謝った(つもりの)魔理沙。相手の方が社会的に正しいのはわかる。私がわざわざ出しゃばる必要性が皆無なのもわかる。自分の心の中に、戦うことを楽しんでいる自分が存在しているのもわかる。うん、ゲス野郎だな私。自覚はしているのだが、どうしてこう何も感じなくなってしまったのか。人ならざるものになってしまったからなのかな。

 

 

まぁ、そんな化け物でも一つだけ言えることがあるとしたら......

 

 

誰かを救いたいと思う気持ちは、たとえ極悪人がその気持ちを抱いていたとしても、たとえ救いたい人物が冷酷非道な奴だとしても、救うこと自体に善悪は存在しない......ってことだ。

 

 

うん、何を言っているんだ私は。説得力が無さすぎてただの痛いセリフじゃないか。その上内容がどっかの別作品被っていたとしたら私は一週間押し入れの中で引きこもるぞ。

 

確かに私は勝手にヴィラン退治するわ、幼馴染を魔改造するわ、クラスメイトを脅すわ、許可無く個性を使うわ、爆発させるわ、クラスメイトをロードローラーで潰すわ、幼馴染を宇宙まで吹き飛ばすわ、etc、悪行の限りを尽くしたかもしれん。が、全てが悪だとは思っていない。ヴィラン襲撃から皆を守ったことが悪だとは断じて思っていないし、ステインからインゲニウムを守ったことが悪だなんて一切合切思っていない。つまり、そういうことだ。

 

何だかんだ過去を振り返り、自分の行いを反省した魔理沙。反省したからには、これからの人生に活かさなければならない。頑張って今年中に暴走する癖を直します。頑張るぞい。

 

 

キリのいい所で佐藤がまた話し始めた。

 

「......とにかく、このままでは君は逮捕されることになる。が、君にはまだチャンスがある。」

 

佐藤が机の下から再び何かを取り出し、私の前に提示した。

 

「......これは、ヒーロー免許証か?」

 

「そうだ。君が正式にヒーローとして活動してくれれば、これまでの君の行いも全て丸く収まり、さらに我々の協力を得ることができる。その上こちらも対ヴィランへの大幅な戦力の増強、君への警戒態勢の解除、建物への損害ゼロ、災害による被害者ゼロ、ヴィラン発生の抑制効果も見込める。どうだい、いい案だと思わないかい?」

 

フムフム.....と悩むフリをするが、内心は今すぐにでもその免許証に手を伸ばしたい気持ちでいっぱいだ。だってデメリット無くね? あるとしたら、災害時やヴィラン発生時にひっぱりだこにされるってことくらいだ。全然OK。

 

「それにもう一つ、こちらから協力のお願いがあるのだが......」

 

佐藤が何か言いたげな様子でこちらを伺っている。

 

「何さ」

 

「君も知っているように、超常が認識されてから世界各地で個性の研究が行われている。しかし、まだまだ個性には謎が多く、解明されていない謎が幾つも残っているのだ。が! そこで、君の出番だ。どうか人類の未来の為にも、その無尽蔵な力をお借りしたい。」

 

情熱が見え隠れするような喋り方で、静かに協力を要請する佐藤。なんだろう、ヒーロー免許証を提示した時より熱い気持ちが伝わってくるんだが。こっちが本命だったのか?

 

まぁ細かいところは置いておき、別に協力しない理由も特にないため、了承の合図を送る。

 

「ありがとう結依魔理沙くん! 君は本当に素晴らしい人だよ!!」

 

「そのかわり、こちらも協力が必要になった時は利用させてもらうからな」

 

「もちろん構わないさ!! 好きに使ってくれ!」

 

後半の妙なテンションの上がりように何かが引っかかるが、まぁ逮捕されなくて済むし、まさか政府&警察とのパイプを手に入れることになるなんてラッキーかもな。良かった良かった。

 

 

......、"魔理沙くんの力があれば、待ち続けていた○○ホビー株式会社の新商品が今年中にやって来るに違いない。"...ですか。へぇ〜。

 

帰り際に心をチラッと読み、何かを悟った魔理沙。やっぱり人間は単純なのかな、私も含めてな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、魔理沙くん。君にはまだやる事があるよ。というか君にまだヒーロー免許証渡してないでしょ!!」

 

帰ろうとドアに手をかけようとした時、佐藤が肩をがっちり掴んで引き止めた。あぁ、そういえば提示されただけでまだちゃんと受け取ってなかったな。

 

「じゃあください」

 

「確かに君に免許証を渡すと言ったが、タダで渡すわけにはいかない」

 

「タダというか、契約成立したじゃあないですか」

 

「いやそれとこれとは別でね。君の実力を我々に見せてくれないと正式に渡すことが出来ない。要は君に、特別本免試験を受けてもらう。」

 

「えぇ......?」

 

やはり物事はそう易々と進むものではないようだ。特別本免試験......、仮免をすっ飛ばしてくれたのはありがたいが、果たして何をやらされるというのか。

 

「ほら、こちらに来たまえ。今日は人数が多いから3グループに分けて移動するよ」

 

会議室中央に集まった私とその他モブラーズ。どうやら人が多過ぎたため、3つに分けて移動するらしい。ここから一体どう移動するというのだろうか。てか狭い!!

 

「ポチッとな」ピッ

 

謎のスイッチが押され、会議室全体が突如として揺れ始めた。もしかしたら、このヒーロー協会本部の会議室中央には少数しか知ることの出来ない隠しエレベーターがあるのかもしれない。これは楽しみだn

 

「気をつけろー、舌噛むぞー」

 

ギャグ表現のように地面がパカッと開き、内蔵が上に持ち上げられる感覚が襲う。ん? と思いながら足下を除くと、そこには大きな大きな落とし穴が存在した。読めた、完全に読めた。これがホントのオチって奴だな。

 

「エレベェェエエエエタァァアアァアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!」ブチッ

 

絶叫を上げながら落下していく最強(笑)の魔法使い。ヒーロー公安委員会所属の四人以外全員は絶叫を上げながら真下へ落下する。魔理沙は空を飛べば全てが解決するはずなのだが、やはり突発的な出来事に関しては未だに耐性が無いようだ。そのまま自由落下に身を任せていると、下に敷かれていた超モフモフした何かに体を包み込まれ、衝撃を和らげた。

 

「ビビった。マジでビビったぞオイ」

 

ビビりすぎて舌噛んでしまった。ちょっと痛い。

 

「ここは......」

 

塚内警部とその他のメンバーも無事に着地し、周りの様子を探る。

 

「あはは、警部さん。ここは彼女の実力を確かめるために日本とその他諸外国からの協力を得て作られた特別ステージ、「マルチスタジアム」です。」

 

立ち上がった直後に、揺れと騒音を起こしながら入口の扉が開かれた。なんで個人の為に国単位でここまで金をかけるのか終始意味不明だったが、少し歩いて扉の向こうの景色を覗いてみると、さらに謎が深まった。

 

「......ノートルダム大聖堂炎上......ッ!」

 

「全然違うよ魔理沙くん。ここパリじゃないし、炎上なんてしてないからね?」

 

「パリは燃えているかァァアアアアッ!!!!」

 

扉の先は何処かの山と繋がっており、少し踏み出した先には、大規模火災によって今にも被害が増えている街の景色があった。焦げ臭さが鼻につき、熱風が肌を掠っていく。唐突の非常事態にほとんどの人間が狼狽えている中、魔理沙だけは謎の衝動に駆られ、大声で意味不明な叫びを上げた。

 

「落ち着いて魔理沙くん。このステージは超巨大ジオラマとそれを地下へ収納できる制御システム、限りなく現実に近い超高性能ホログラフィック映像、ホログラフィック映像に合わせて変化する音、匂い、空気の肌触りなどをリアルに再現した補助機能を兼ね備えた特別ステージ。この状況全ては我々が設定したものだ。」

 

佐藤の言葉に合わせて頷く伊藤、鈴木、田中。彼らの説明によって皆、落ち着きを取り戻した。

 

ここはヒーロー協会本部地下に隠された秘密の特別ステージ(実験場)。ヒーロー公安委員会関係者、一部の警察、信頼の高いヒーロー、研究者のみ立ち入ることを許される場所。個性実験や訓練場としての使用はもちろん、情報漏洩防止の為の会議室としての役割や警察の事件・事故の実証実験としても使われることもある。用途は多種多様、今回の場合もその中に含まれる。

 

「......」

 

あまりの有能さに言葉が出ない魔理沙。これってもしヒーロー免許証手に入れたら、この特殊実験場を貸してくれるんじゃね。もう多古場海浜公園で個性の特訓をする必要性が無くなるわけだ。これが近未来の技術って奴か......ッ!!

 

 

 

感心すると共に、これからやらされるだろう本免試験に気を集中させる。滅多なことは起こらないはずだが、この世界は油断ならないので身構えておくとしよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

果たして免許獲得なるか......

 

 

 

 






鈴木「なにこのザラザラした赤い肉」

魔理沙「あっ、それうっかり噛みちぎった私の舌です」

鈴木「ファッ!!?」




多分、次でヒーロー公安委員会編は終了です。





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