最強の魔法使い(自称)が暴れるそうです。RE:   作:マスターチュロス

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今回はシリアルです。




結依魔理沙:ターニングポイント(46話)

 

 

 

 

「......免許取っちゃった。」

 

まじまじと免許証を見つめながらボヤく。あの後、佐藤さんから直々にヒーロー免許証を貰い、免許取得者のみ受けられる「ヒーローの心得」という名の講習を受け、最後に私の能力について詳しく書かれたあの本を複製し渡して、やっと帰ることを許された。本部を出る頃には午後の9時、もう母さん帰ってるかなぁ。後、ステ魔理はどうしてるんだか。

 

帰りは瞬間移動で帰ろうかと思ったが、夕焼けもちょうど綺麗だし、たまには足で帰ることにした。決して母さんとの家族会議を先延ばしにしたいわけではない。断じてない。

 

ちなみにヒーロー免許証以外にもいくつか許可証も佐藤さんから貰った。本部から指定された個性での治療を許可する『特別医療免許証』。様々な研究施設の立ち入り・研究の協力を許可する『サイエンスパス』。ヒーロー協会本部の地下にある実験施設マルチスタジアムの使用許可証......とまぁいろいろ手に入れてしまった。公共機関は行動が遅いとか前にボソッと言ってしまったが、全然そんなことは無かった。ごめんさい。

 

心の中で平謝りをしていると、いつの間にか多古場海浜公園の前まで歩いて来ていた。アレ? ヒーロー協会本部と多古場海浜公園って結構距離があるハズなんだが、都合よすぎじゃね? 私走ってないからね?

 

気になる点が多いがひとまず無視し、久しぶりに第二の我が家なる多古場海浜公園に足を踏み入れた。

 

風が私を海へ誘導するように背中を押す。夜は大陸側から海側に向かって風が吹くので自然とそうなるのは当たり前なんだが、たまにはロマンチックな感性に浸っても神様は許してくれるだろう。

 

それにしても昔は海岸線が見えなくなるくらいのゴミの山がいたる所にあったのに、今じゃビーチスポットとして機能しているんだから驚かざるをえない。しかもシンリンカムイがポイ捨て禁止キャンペーンみたいなのも始めてるもんだから......、ホント昔の多古場を知ってる私にとっては感動ものだねぇ。ドラマでも始まんねぇかなぁ。

 

懐かしむように風景を楽しんだ後、魔理沙は砂浜のある場所に赴き、腰を下ろす。両手を背中より後ろにペタリと置き、波の音に耳を澄まし、何となく目を閉じてみた。前世はそこまで自然に興味は無かった気がするけど、今は唯一の癒しかもしれない。人間って自分に無いものばかりを求める生き物らしいし、能力をほぼ全て手に入れた私が次に欲しいものは地球かもしれん。面倒臭いからやらないけど。

 

急に賢者タイムに入り、自分の思考を冷静に分析したながら海を眺めた。......海って広いなぁ。こんなにデカい海を「はァッ!!」かめはめ波一発で破壊できるサイヤ人共の潜在エネルギーはヤベぇよなぁ。それ言ったら、天元突破グレンラガンは銀河をぶん投げる「セイッッ!!」とかいう訳分からんスケール「アタァッッ!!」で戦うしなぁ。そんな奴らをねじ伏せられる干渉系能力って「ブラァあぁああぁああ!!!!」

 

ピキッ

 

「夜中の9時からジャッキー・チェンのマネすんの止めろォ!!! やんなら万里の長城でやりやがれこのベスト・キッド!!」

 

「ヒッ......、え? 師匠?」

 

ん? 今ものすごく聞き覚えのある声がしたぞ。

 

「え......もしかして緑谷くん?」

 

「......万里の長城行ってきます。」

 

「行くな、待て、早まるな。略してEMT(エミリアたんマジ天使)!!」

 

「師匠、全然略せてないです」

 

謎の掛け声の正体は緑谷出久。まさか緑谷くんもこの公園に来ていたとは意外......、いや全然普通だ。いつもの緑谷くんだ。

 

とりあえず事情を聞こう。

 

「緑谷くん......ここで何してたの」

 

「あっ、えーと、その、今日の体育祭で轟くんに負けちゃったので、一から鍛え直そうと......」

 

恥ずかしがりながら伝える緑谷。モジモジ具合がどうも乙女である。別に恥ずかしがることなんてなかろうに。

 

「師匠こそどうなんですか」

 

「えー、私は単に疲れたからここに来ただけ。」

 

「......瞬間移動の個性を使えばベットまで直行なんじゃ......」

 

「たまにはロマンチックも必要なんだよ」

 

緑谷の正論を適当にはぐらかし、砂場の上を寝っ転がる魔理沙。しかし髪の毛に砂がつくと困るので、地上から3ミリだけ体を浮かしている。緑谷くんも私の隣で寝っ転がり、二人で広い夜空を何気なく見つめていた。

 

「......なぁ緑谷くん」

 

「何でしょうか師匠」

 

「ロマンチックって......何」

 

「知りません」

 

「......」

 

何気ない会話を交わそうとしたが、開始三秒で閉じてしまった。

 

「......なぁ緑谷くん」

 

「...はい、何でしょうか」

 

「もし、私のメンタルが意外に豆腐メンタルだったらどうする?」

 

「......?」

 

「例えばさぁ、割と好き勝手しているように見えてさぁ、内心は物凄い葛藤に悩まされてるとかさぁ。いつも調子に乗ってるようで実は毛布の中でやっちまったって反省してたりとか。」

 

「......。」

 

何も言わない緑谷くん。それはそれで悲しいのは何故だろうか。それとも選ぶべき会話を間違えたのだろうか。もっとポップな感じにしたほうが幼馴染として(今は師弟関係だが)話しやすいのかな。

「.....強い師匠が何を悩んでいるのか僕にはサッパリだけど、僕は師匠の味方だよ」

 

「......おぅ」

 

何だろう、ちょっとドキッとしてしまった。ヤバい、精神的BLに目覚めてしまう。気を抑えろ、波紋の呼吸だ......ッ!! これ以上この小説にタグを増やしてはならんッッ!!

 

「師匠はちょっと暴走するところもあるし手加減出来ないし頭のネジ緩いし特訓も鬼畜だけど...」

 

「オイ」

 

急に罵倒されて現実に帰ってきた魔理沙。いや、おかげで精神的BLに目覚めなくて済んだから感謝するわ。その代わり心にダメージを負ったけどな。

 

「師匠は困っている人を見かけたら颯爽と助けてくれる最高のヒーローだよ」

 

ズキューンッッ!!

 

ばっ、馬鹿なッ!? あの女の子苦手なオタク気質の緑谷くんが私を褒め落とすだとッッ!!? 地味に笑顔が眩しいのもある意味腹立つぞクソッタレ! くっそなんて純粋無垢な瞳なんだ。余計に腹立つわ!

 

「...あーそう。弟子が言うならそうかもな」

 

ぐぬぬぬぬ、今だに味方だと言ってくれたことが内心嬉しくてニヤケを隠すのが辛い。最強の魔法使い(自称)が幼馴染(弟子)の前でニヤけるとか何の恥辱プレイだ。表情筋引きちぎろうかな、痛覚無効にすれば痛くないし。

 

頭を左右に振って狂気的な思考を振り払う。いくら私が超再生を持ってるからって、戦闘してるわけでもないのに表情筋を引きちぎるのは常識的にどうだろうか。もう私は正式にヒーローなんだから子供の手本に成れるくらいの常識は必要不可欠。頑張ろ。

 

心の中でこっそりと目標を掲げた魔理沙であった。

 

「師匠、僕も質問いいですか?」

 

「何さ」

 

今度は緑谷くんの方から質問が来た。心読んで先読みしてもいいが流石に緑谷くんが可哀想なので止めとこう。

 

「どうすればもっと強くなれますか?」

 

「......心読むまでもなかった。ホント脳筋だね緑谷くん」

 

呆れた顔で緑谷くんを見つめる。いったい誰が緑谷くんのキャラを崩壊させたのだろうか。もちろん私だ。

 

「あんなに師匠に動きを教わったのに、体育祭の二回戦目で轟くんに負けて......、情けなくて師匠に申し訳ないです」

 

「いや、アレは単に轟くんが超絶パワーアップしたから仕方がないというか......」

 

今思うと緑谷くんが非常に不憫だ。一年間サイタマトレーニングをして異常なまでにパワーアップしたのに、一時的にパワーが上がった天才に努力をねじ伏せられるとか悲しすぎません? 世の中厳しすぎません? 私に関してはもはや理不尽の極みじゃねぇか。

 

結構シビアなこの世界に悲観しつつも、とりあえず緑谷くんの質問に答えるべく向き合う。初っ端からチートを貰った私が努力云々話しても意味無い気がするが、言うぜ。

 

「んー、じゃあ緑谷くんも轟くんみたいに覚醒すればいいんじゃない」

 

「出来るんですか師匠!!?」

 

「あっ、えっ、うん。うーん? うん。まぁ、その、うん、出来るかもしんないし、出来ないかもしんないし.....」

 

「出来るんですね!!!」

 

「いやー、その、あの、適正とか多分あると思うし、あんま期待しないほうga」

 

「ではさっそく家に帰って腕立て伏せ200回、スクワット200回、ランニング100キロやってきます!!」

 

「倍になってる! ハゲマントの倍やるの緑谷くん!? しかもランニング100キロって何処まで走る気!?!?」

 

「ぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」

 

「待って! ねぇ待って!! 練習量増やしたとしても覚醒するかどうかなんて確証無い......、行っちゃったし......」

 

つい口が滑ったせいで緑谷くんを地獄の血反吐ぶち撒きフルマラソンに出向させてしまった。いや、私は悪くない。悪いのは人の話を聞かなかった緑谷くんなのだ。まぁ、相当悔しさが積もってたことだけは言葉が無くても伝わったけどさ。緑谷くん、お母さんに何て言い訳するんだろうか。

 

嵐のように過ぎ去った緑谷くんとの時間。最後は酷いオチだったが、良いこともちゃんとあった。うん、じゃあそろそろお家に......

 

「遅せぇ」ベシッ

 

「ヘブッ!? ......何だ、ステ魔理か。」

 

ちょうどいいタイミングでステ魔理の登場。お迎えに来てくれたようだ。

 

「何だ......じゃないからね? いくら私が私を見捨てたとしてもさ、道草くって母さんとの家族会議を先延ばしにすんの止めてくんない!? 私、そういう話をするって母さんに先に言ったんだけどお前の帰りが遅すぎて母さん寝ちゃったんだけど!!」

 

わー、やっちまったなー(棒)。じゃあ家族会議はまた明日で......

 

「いや今日やるから。私の登校がかかってんだから早く家に帰るぞ」

 

ステ魔理が執拗的に私を家に帰らそうと急かしてくる。仕方ない、相手の心を揺さぶる取っておきの言い訳を言ってやるか。

 

「ステ魔理は私を見捨てた。私は家族会議を先延ばしにした。なぁ、お互い様だろ?」

 

「けど家族会議をすること自体は関係無いよねはい論破。帰るぞ」

 

「えっ? えっ? おま、おままままア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ッッ!!!!!」

 

全然心が揺れてない上に、自分自身に論破されるという訳の分からない状況に追い込まれた本魔理沙。その隙をつき、瞬間移動で本魔理ごと我が家に連れて帰るステ魔理。見た目は同じでも微妙に精神の違う二人の物語はまだまだ続く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とかなんとか言っておけば、家族会議を次の47話に先延ばしに出来ると思っていたがまだ続くのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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【結依家緊急家族会議】

 

眠ってしまった母さんを個性「マーメイド」(第3話で獲得)を使って目覚めの唄を歌って起こす。まずは母さんが起きてなきゃ意味が無いからな。だから早く起きてくれ母s拳ッッ!!?

 

寝起きの母パンチをモロに受け、壁に叩きつけられた魔理沙。しまった、母さんは寝起きが非常に悪いことを忘れていた。いったい我が家で目覚まし時計が何千体犠牲になったのやら。

 

「ぅるさーい。いったい何時だと思って......、んー? 娘がえー、二人?」

 

見事な寝癖のついた母さんはまだ寝ぼけているようだ。いや間違っていはいないが、また殴られるのも嫌なのでちゃんと起こそう。

 

ステ魔理「母さん、家族会議」

 

「あぁそれねー。もう一人の魔理沙帰って来ないしまた明日zZZZZ」

 

本魔理「母さん、もう帰って来てる。帰って来てるから起こしたんだよ」

 

「えー? zZZZZ.....」

 

ダメだこれ、意地でも起きないつもりだ。仕方ない、アレを使うか。こんなことのために使いたくはなかったが全然起きないからやるしかない。

 

「「キング・クリムゾンッッ!!!」」

 

 

 

 

 

〜 5分後 〜

 

 

 

 

 

本魔理「えー、これから結依家緊急家族会議を始めたいと思います。父さんはブラックリーマンで今日も帰ってこないので除外します。さてと、まずは参加者の確認から。えー、まず私、ステ魔理、母さん、後は画面越しで見てる誰かさん。以上」

 

キング・クリムゾンで5分だけ時間を飛ばし、飛ばした時間の中で母さんのアイズを開眼させた後、流れのままに会議を始めた。キング・クリムゾンが飛ばせる時間は本来5秒までだが、幼少期からの特訓で最高1時間まで飛ばすことが出来るようになった。ザ・ワールドと一緒だな。

 

とりあえず前口上は述べたので本題に入るとする。

 

本魔理「えー母さん、実は諸事情により分身が元に戻らなくなりました。何か知りたいことがあったら何でもどうぞ。」

 

出来ることなら諸事情に関しては触れないで欲しいけど、母さんには知る権利があるので聞かれたら答えることにした。なんで自分から進んで言わないのかって? ごめん、私チキンなんだよ。

 

「......zZZZ。うん、で?」

 

特に興味の無さそうなご様子。てっきり「まーたウチの子はやらかして!! 何回注意すれば分かるのよ!!」くらいには怒ると思っていたんだが。まだ眠いのかな。

 

本魔理「えーなので、私らの個性を使ってそこのステ魔理を私の双子という設定にし、戸籍を作り、姿を変えて二人で高校通いたいんですが......、その、ダメでしょうか?」

 

正直、通る可能性は低い。理由はとにかく単純で金が足りん。いや二人分の学費を支払うことは出来なくはないが、そうするとただでさえ忙しい二人の仕事がさらに忙しくなってしまう。過労死なんてことになったら大変だ。

 

「......別に娘が一人や二人増えたところで別に構わないけど、母さんから一つ条件を出すわ」

 

本魔理「お、おぅ......おぅれぇい? 今、娘が一人や二人増えたところで別に構わないっつったぞマイマザー。え......、えっ?」

 

思ってた返事の内容と今言われた返事の内容が見事に食い違い、言語障害を引き起こしてしまった私。この問題ってこんなにあっさりと解決するもんなの? いや、まだ条件がある。その条件の内容が厳しい可能性だって全然あるはずだ。絶対にそうだ。

 

「条件は、二人とも仲良く! 協力しあって家族と幸せに暮らすこと......以上!! 後、危ないことに首を突っ込むのは控えめに。母さん、まだ心配性治ってないから」

 

本魔理「了解! さっそくアメリカのヤクザ団体一つ潰して報酬金稼いで......、え?」

 

ステ魔理「母さん、条件はそれだけなの? 私ら何でも出来るから学費だって金銀財宝を換金して稼げるし、食事も要らないし、とにかく何でも出来るんだよ? もっと良い方法があるh」

 

「はい、愛のビンタ」バチコーン!!

 

ステ魔理「ゲバッッ!?!?」ドゴォ!!

 

本魔理「何で私もッッ!!?」メゴォ!!

 

母の貫通愛のビンタで再び壁に叩きつけられる魔理沙たち。頬に真っ赤なモミジの葉の痕を残し、やや涙目の状態で母を見返す。

 

「魔理沙、心配する気持ちは嬉しいけど自分を犠牲にするのはダメ。お金なら何とかするから心配しなくてもいいのよ。それとも、娘が二人に増えたからって片方を見捨てるとでも思った? 残念ながら母さんはあんた達を見捨てません。娘を見捨てる母親がどこの世界にいるのよ」

 

「「......母さん。」」

 

当たり前のように堂々と言い張った母の美しさに感動を覚えた。こんなにいい母親を昔の私ときたら「母さんは母さんだけど本当の母さんじゃない」とかほざきやがってバカヤロー。こんなに優しい母さんが母さんじゃないわけないだろうが。最高の母さんだ。

 

あまりの感動に二人は母さんをギュッとハグをした。やっぱり家族はいいもんだ、こんなにも温かくて心地よいのだから。温かすぎて涙まで漏れてしまったし、もう、もう、ヤバい。マザコンキメェとか言われながら脛を蹴られても今の私なら耐えられる気がする。もう、みんなマザコンになっちまえ(狂乱)。

 

温かいハグをした後、母さんは朝ドラを見るために早めに寝た。母からの許可を得た私たちはさっそくステ魔理の戸籍作りとマイコン(マインドコントロール)を使って世界中の人間に「結依魔理沙には双子がいる」という設定を植え付けた。いや、実際には今までの経歴を事細かく設定しないとマイコンの効果が切れる可能性があるので、しっかりと設定する。だが16年間の人生を事細かく捏造するなど、そう簡単に上手くいくはずもなく、結果的に夜中の3時までかかるハメになった。夜更かしダメ、ゼッタイ。

 

 

 

 

 

 

けど明日は振替休日なのでのんびり寝るとしよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 







シリアス(笑)。今回は軽い感じになりました。



いろいろ紹介

特別医療免許証:指定された個性による治療を許可する免許証。魔理沙の場合、依存性や副作用の効果が低いものならだいたい許可される。現在許可されている回復能力・回復アイテムは回復の円筒とベホイミのみ。

サイエンスパス:様々な研究機関の出入りまたは研究の協力を許可するパスポート。現在は日本国内限定だが、いずれは世界のあらゆる研究機関に訪れることが可能になると、国連や学会で決まったとか決まってないとか。

マルチスタジアムの使用許可証:あらゆる災害を体験出来るUSJをコンパクト化したかのような多目的実験施設「マルチスタジアム」の使用許可証。あらゆる災害を想定した実験の他、フラットモードにすることで戦闘ステージに移行したり、会議室を出現させることも可能。なおステージ上に行われた出来事は全てデータとして回収され、超高性能コンピュータによって綺麗にまとめられる。壁は核ミサイル三発分を耐えるほどの耐久力を持つ。もう多古場なんていらねぇな。




次回、番外編「異世界かるてっと・カオスフル」(仮題)。世界観は違いますがちょっとカオスなアレです。アレなんです。


ちなみにマスチュロはマザコンではございません。信じてください(棒)。



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