元おっさんの幼馴染育成計画   作:みずがめ

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73.修学旅行二日目、女子三人に変化あり

 修学旅行二日目。二泊三日の旅行なので折り返しの日と言えるか。

 昨晩はウノやったり枕投げしたりと、修学旅行の夜を堪能した。本郷目当てで一組の男子部屋に女子が乱入したらしいが、さすがに先生に見つかって雷を落とされていた。俺達四組の部屋にまで怒声が聞こえてきたからな。

 当たり前だけど、葵ちゃんと瞳子ちゃんが俺のいる四組の男子部屋に乱入してくることはなかった。俺だけならともかく他の男子もいるからな。もし来たら俺が怒っていたところだ。

 

「わぁ! 金閣寺ってほんまに金ピカなんやね」

「だな。今日は天気も良いし、逆さ金閣が見られるかもな。もうちょっと近づいてみよう」

 

 金色の建物を目にした佐藤は大はしゃぎである。昼前で快晴というのもあって、庭園の池に金閣寺が映っているかもしれない。綺麗な逆さ金閣を見られたなら今日はついてるかもな。

 などと俺と佐藤は盛り上がっているのだが、グループ内は気まずい雰囲気だったりする。

 

「……」

 

 振り返ると反対に女子三人のテンションは低かった。

 葵ちゃんはぼんやりしているし、瞳子ちゃんは疲れた顔をしている。美穂ちゃんなんてずっとうつむいたままだ。

 昨日とあまりにも違う女の子達の態度に戸惑ってしまう。話しかけても上の空の返事ばかりなのだ。

 昨晩に別れる前まではいつも通りだったはずだ。それから何かあったのだろうか?

 例えば、修学旅行の興奮そのままに夜更かししちゃったとか。大部屋にクラスの女子が一塊となっているのだ。話が盛り上がっても不思議じゃない。

 でも、その割には他の女子は元気そうなんだよな。観察してみても元気がないのはこの三人だけである。

 じゃあたくさんの人といっしょに寝るのが緊張して眠れなかったとか? いや、幼稚園時代に瞳子ちゃんはお泊まり会を経験しているのは俺も目にしているし、葵ちゃんだって保育園でのお泊まり会は問題がなかったと聞いている。それに三家族で宿泊を経験しているが、こんなにテンションが下がってしまうほど寝つけなかったことなんて一度もない。

 うーん、なら原因はなんなんだ?

 

「葵ちゃん」

「え?」

 

 小声で葵ちゃんに話しかける。いつもならすぐに瞳子ちゃんに気づかれそうなものだが、そんな様子は一切見せてくれなかった。

 しかし葵ちゃんも反応が悪い。俺が話しかけるまで近づいたことを気づかないようだった。

 

「その、体調は大丈夫? どこか痛いとかしんどいとかない?」

「え、うん。大丈夫だよ」

 

 体調を崩したわけではないらしい。ならばと突っ込む。

 

「じゃあ、昨日何かあった?」

 

 その反応はとてもわかりやすかった。

 葵ちゃんはビクリと体を振るわせると、俺から目を逸らした。彼女にしては珍しい反応だ。

 何かあったのか。たぶんそれは瞳子ちゃんと美穂ちゃん含めてなのだろう。

 けど、それを根掘り葉掘り聞き出すべきだろうか。葵ちゃんの反応を見るに聞いてほしくなさそうではある。

 

「ト、トシくん?」

 

 俺は葵ちゃんの手を取って、しっかりと繋ぐ。

 

「瞳子ちゃん」

「……え?」

 

 俺はもう片方の手で瞳子ちゃんと手を繋いだ。

 なんか自分からこういうことするのって恥ずかしいな。他のグループの子にも見られてる気がするし。

 

「二人とも、佐藤先に行っちゃったし、俺達も追いつかなきゃ」

「う、うん」

「そ、そうね」

 

 ちょっと強引に葵ちゃんと瞳子ちゃんを引っ張る。それから美穂ちゃんに顔を向ける。

 

「美穂ちゃん早く早く。そんなにゆっくり歩いてたら置いてかれちゃうよ」

 

 俺の声に気づいて美穂ちゃんはのろのろと顔を上げる。彼女の無表情に元気が感じられない。ほんの少しだけ眉を寄せられた気がした。

 なんで三人の元気がないのかは知らないけれど、体を動かして目新しいものを見れば少しは気が紛れるかもしれない。

 せっかくの修学旅行だ。いっぱい楽しんで、嫌なことがあるのなら忘れられるくらい楽しめたらと思う。

 

 

  ※ ※ ※

 

 

 金閣寺の次は映画村にやってきた。

 江戸の町並みが広がっており、侍の格好をしている人を見かけると男心がくすぐられた。

 

「トシくん楽しそうだね」

 

 幾分か元気を取り戻した葵ちゃんが笑顔を向けてくれる。そのことに安心しながら俺は力強く頷いた。

 

「やっぱり侍とか忍者は男のロマンがあるからな。見るだけでかっこ良さが伝わってくるんだ」

「そうやね。刀で戦うところなんてかっこ良いんやもんね」

 

 男二人でそんなことを口にしたからなのか。突然侍同士でのチャンバラが繰り広げられた。鍛えられたスタッフなのだろう。その立ち回りには迫力があった。

 

「すごかったわね。まるで本物みたいだったわ」

 

 目の前で行われた殺陣に瞳子ちゃんは興奮していた。終わった後もしばらく気持ちの高ぶりが収まらないようだった。

 でもまあ、少しずつでも元気を取り戻してくれているようで良かった。笑顔の葵ちゃんと瞳子ちゃんの横顔を見ると安堵感が心に広がる。

 

「じゃあ今度はあれ行こうよ」

 

 そう言って葵ちゃんが指を差した先を見て、瞳子ちゃんは固まった。

 俺も指し示された方向へと目を向ける。そこには映画村の目玉の一つであるお化け屋敷があった。

 映画村のお化け屋敷はその辺のものとはまるで違う。セットやお化け役のクオリティがまさにプロなのだと胸を張って呼べるものなのだ。記憶が薄くなっている小学生の修学旅行とはいえ、このお化け屋敷のことは今でもはっきりと覚えているほどだ。

 

「葵ちゃん、本当に行きたいの?」

「なんかすごく怖いらしいし、せっかくだから入ってみたいかなって」

 

 一応確認のために聞いてみたが、葵ちゃんの目はキラキラと輝いていた。彼女はけっこうホラー好きという面があるのだ。

 

「うぅ……」

 

 対する瞳子ちゃんはお化けの類が苦手だったりする。作り物感満載の大したことのないお化け屋敷でさえ涙目になってしまうほどには苦手だ。

 

「どうする瞳子ちゃん。無理に入らなくてもいいけど」

「と、俊成はどうするのよ?」

「俺はまあ……入るけど」

「じゃあ、あたしも入る」

 

 怖がりな瞳子ちゃん。でも退くということを知らないから毎回こうやって入っちゃうんだよな。

 

「佐藤と美穂ちゃんはどうする?」

「僕も行きたい。このお化け屋敷楽しみやったし」

 

 佐藤はにこやかに首を縦に振った。あとは美穂ちゃんの意見だけど、彼女は視線を落としていた。

 葵ちゃんと瞳子ちゃんの元気は戻ってきているけれど、美穂ちゃんの方はまだのようだ。

 

「美穂ちゃん」

「ん……、た、高木?」

 

 美穂ちゃんはほんのちょっぴり目を見開いて驚きを表す。なんか考え事に没頭しているみたいに反応が悪い。

 

「いや、これからお化け屋敷に行くんだけどさ。美穂ちゃんはどうかなって」

「あ、うん。あたしも行く」

 

 五人全員で入ることが決まった。人数がいれば怖さだって多少はマシになるだろう。うん、怖くないはずだ。

 そんなわけでお化け屋敷の列に並ぶ。思ったよりも待たずに順番が回ってきた。

 注意事項を聞いて、いざ本番である。足を踏み入れた先に広がるのは江戸時代をモチーフにした異質な空気だった。

 わかっていたが、おどろおどろしい気配は作り物と思えないほどだ。一歩進むだけでも恐怖感に襲われる。

 

「ほらほら、みんな早く行こうよ」

 

 なかなか進めなかったからか、葵ちゃんが先頭に立った。葵ちゃんがとてつもなく頼もしく見える。

 

「と、俊成……」

 

 暗がりを恐れてか瞳子ちゃんが俺の腕へとしがみつく。かなり力が入っており、本当に怖がっているのだと伝わってくる。

 小さな光源が薄っすらと井戸を映し出す。そこから何かが出てくるのかと警戒しながら進んだが、結局井戸の中から何かが這い出してくることはなかった。

 ほっと安堵の息をつくのを狙ったかのようなタイミングで、恐怖を思い出させようとするかのように驚かされる作り物が配置されていた。

 これは作り物。作り物なんだ! 自分にそう言い聞かせようと必死になる。腕に込められた力が強くなった。

 すっと、背中に触れられる感触がした。

 

「うぎゃあっ!?」

「きゃあああぁぁぁぁっ!!」

 

 俺が驚いた声で、連鎖するように瞳子ちゃんも叫び声を上げる。お化け役の人が後ろにいるのかと思って振り返ってみれば、そこには美穂ちゃんがいた。

 

「ごめん。驚かせるつもりはなかった……」

「ああ、いや、こっちこそ驚かせちゃってごめん」

 

 どうやら俺の背中に触れてきたのは美穂ちゃんだったようだ。伸ばされていた手を引っ込めようとしていた。

 顔にはあまり出さないけど、美穂ちゃんも怖いんだろうな。ここのお化け屋敷はレベルが違い過ぎる。

 

「背中くらいなら掴んでてもいいよ」

「……うん、ありがとう」

 

 美穂ちゃんが手をおずおずと伸ばしてくる。その手は俺の服の裾をちょんと摘まむだけだった。彼女らしくなく遠慮したみたいだ。よほど怖かったんだろうな。

 先頭は葵ちゃんと佐藤。その後ろで俺と瞳子ちゃんと美穂ちゃんが固まっていた。なんで前を歩く二人は楽しそうにしているんだろうか。

 生首を見て叫び声を上げてしまい、落武者に驚かされて足がもつれそうになる。とにかく腕にしがみついている瞳子ちゃんに何かないようにとだけで頭がいっぱいになってきた。

 

「あれ、行き止まり?」

 

 前を行く葵ちゃんがそんなことを言った。落ち着けと自分に言い聞かせて周りを確認すると、いつの間にか和室にいた。

 

「ひっ!?」

 

 瞳子ちゃんが引きつったような声を上げる。その視線の先には部屋の隅で倒れている人。いや、死体があった。

 あれも作り物のはずだ。それか役者さんが死んだふりをしているのか。当たり前だが本物じゃない。薄暗さもあって不気味に映るのは当然なのだ。

 背中にぽすんという感触。そういえば美穂ちゃんがいるんだった。ほんのちょっと前のことなのに忘れていた。

 

「ここからどうするんやろ?」

 

 そう佐藤が口にした時だった。鎧武者がバンッ! と勢い良くふすまを開けて現れた。大きな音がしたからびっくりしてしまった。うん、音が大きかったからな。

 その鎧武者はどかどかと歩き、ふすまの一つをこれまた大きな音を立てて開いた。それから一歩下がり、俺達をじっと見つめる。

 

「ここを通れってことかな?」

 

 葵ちゃんは鎧武者の前を通って開かれたふすまの向こうへと消えていく。佐藤もそれに続いた。

 

「お、俺達も行くぞ」

 

 鎧武者に見下ろされている。それをできるだけ意識しないように、俺達は三人で固まったまま鎧武者の横を通り抜けた。

 そこから先は一本道の通路で、すぐに出口があった。眩い光が俺達を迎えてくれる。

 

「お、終わった~」

 

 まさかこんなにも怖い思いをしてしまうとは。もっとスマートに振る舞えるかと思ったんだけど、恐怖心というものはなかなかにコントロールできないもののようだ。

 うるさい心臓を鎮めるために俺は近くのベンチに座った。固まったままの瞳子ちゃんもいっしょになって座る。美穂ちゃんは外に出て恐怖がなくなったのか、いつの間にか俺から離れていた。

 

「楽しかったね」

「そやね。やっぱり迫力が違うわ」

 

 葵ちゃんと佐藤は「ねー」とお化け屋敷の感想会を始めてしまった。今回ばかりはついて行けない……。

 空の青さに気持ちを和ませていると、横から小さな寝息が聞こえてきた。聞き覚えのあるその寝息は、案の定瞳子ちゃんのものだった。

 

「瞳子ちゃん?」

 

 返事がない。ただ眠っているようだ。って寝ちゃうのかよっ。

 まあ朝から疲れた顔していたし、その状態でお化け屋敷で気を張り詰めたものだから体力の限界がきてしまったのだろう。

 時間はまだ余裕がある。少し寝かせた方がいいのかもしれない。

 

「瞳子ちゃん寝ちゃったの?」

 

 葵ちゃんが瞳子ちゃんの様子に気づいた。少し複雑そうな表情を見せたが、すぐに顔つきを変える。

 

「ちょっとゆっくりした方がいいかな?」

「瞳子ちゃんは俺が見てるから、葵ちゃん達は少し見て回ってきたら?」

 

 葵ちゃんが俺の顔をじっと見つめる。俺と瞳子ちゃんが二人きりになってしまうのを危惧しているのだろう。待たせるのが悪いと思っただけなんだけども。

 

「……そうだね。瞳子ちゃんのことはトシくんに任せるよ」

 

 と思ったのだが、葵ちゃんはあっさりと了承した。待ち合わせ場所を決めて、佐藤と美穂ちゃんに声をかけて移動する。

 お化け屋敷に入っていたからか、外の風がとても気持ち良い。眠った瞳子ちゃんの重みを肩で感じながら、穏やかな時間を過ごす。

 

「ん……あれ? あたし寝てた?」

 

 身じろぎをして瞳子ちゃんが目を覚ました。目を擦ってキョロキョロしている。

 

「おはよう瞳子ちゃん」

「うん、おはよう俊成。……ってなんでこんなところで寝てるの!?」

 

 びっくりして飛び上がる瞳子ちゃん。うん、まあそれを聞きたいのはこっちだったりはするんだけどね。

 

「瞳子ちゃん疲れてるんでしょ。とにかくもうちょっと座って休もうよ」

 

 彼女の手を引くと大人しく腰を下ろしてくれた。せっかくだから休憩時間ということにしよう。

 それに、尋ねるにはちょうど良い。

 

「で、美穂ちゃんと何かあったの?」

「え……、えぇっ!?」

 

 瞳子ちゃんは目を剥いて驚いた。寝起きというのもあって簡単に表情に出してくれる。

 まあ、三人を観察していたらよそよそしさが目立ってたからな。この三人の間で何かがあるのは予測できた。

 葵ちゃんの反応を見るに、瞳子ちゃんとケンカしてしまったとかそういうわけじゃないのはわかった。そのぎこちなさは美穂ちゃんに向けられていたから。

 たぶん、葵ちゃんか瞳子ちゃん、もしくは二人ともが美穂ちゃんと気まずくなるようなやり取りをしてしまったのだろう。美穂ちゃんの態度を見るに、彼女は言われた側なんだろうけどね。

 女同士の関係に、男の俺が首を突っ込むのはお門違いなのかもしれない。でもやっぱり何かできないかと考えてしまう。空気が読めないなんて言われるかもしれないけれど、彼女達の力になりたいのだ。

 

「……」

 

 不意を突けば聞きだせるかと思ったけど、そう上手くはいかないらしい。瞳子ちゃんは黙ってうつむいてしまう。

 

「俊成は……赤城さんのこと、どう思ってるの?」

 

 ぽつり、と。瞳子ちゃんが言った。

 

「どうって……友達?」

 

 質問の意図がわからなくて、思いついたまま答える。でもそういうことじゃないんだろうなと頭の片隅で思った。

 

「友達にしては距離が近いとか思わなかったの?」

「え? うーん……」

 

 友達との適切な距離感ってことに関してはあまり自信がない。元々友達が少なかったから。周りを見てもどこまでの関係なのかわからないから参考にならないし。

 ただ、言われてみれば美穂ちゃんとの距離感が葵ちゃんや瞳子ちゃんのような近さになりつつあるようには感じている。

 それは俺が歩み寄ったものではなくて……。

 

「……もしかして?」

「そのもしかしてよ」

 

 彼女の瞳がそういうことなのだと語っている。思い至ってしまった真実にたじろいでしまう。

 瞳子ちゃんはしゅんとしおれる。どうしたのかと耳を傾けた。

 

「それで……、あたし赤城さんにきついこと言っちゃったのね。だからその……」

「傷つけてないかって不安なんだね」

「……うん」

 

 小さく頷いた瞳子ちゃんは告白するように続けた。

 

「相手が俊成じゃなかったらあんなこと言わなかった。でもあたし我慢できなくて……、それに赤城さんの態度がなんか悔しかったから……。だからあたし達がどう思っているのかわかってほしかった。赤城さん自身の気持ちをわかってもらいたかった。でも、赤城さんを傷つけたかったわけじゃなくて……」

 

 瞳子ちゃんは優しい。だからこそ考えなくてもいいところで考えてしまい、自分から重荷を作ってしまう。

 だから、放っておけないんだよ。

 それに、彼女にこんな顔をさせてしまっているのは俺が原因なのだろう。なんとかしなきゃいけないのは俺の方だ。

 

「……俊成?」

 

 俺は瞳子ちゃんの頭を撫でていた。サラサラした銀髪の感触が手のひらから感じ取れる。

 少しでも、ほんのちょっとでも彼女の心が軽くなるようにと、そう思った。

 

「美穂ちゃんと二人だけで話がしたい。その時間をもらってもいいかな?」

 

 瞳子ちゃんと目を合わせる。揺れる瞳を見て、思わず謝りたくなってしまう。

 

「……わかった。葵にはあたしから言っておくわね」

 

 瞳子ちゃんの言葉は涙交じりに聞こえた。

 これ以上やり取りの詳細を聞くのは野暮というものだろう。おおよその流れはわかったし、大事な点は一つだけだ。

 もう一度瞳子ちゃんの頭を撫でる。

 

「瞳子ちゃんは悪くないよ。それは絶対だから。だからそんなに気にしないで、ね?」

「……俊成」

 

 俺の肩に瞳子ちゃんは顔を押し付けてくる。そんな彼女の頭を撫で続けた。

 そうだ。気にしなきゃいけないのは俺の方だ。それを履き違えてはいけない。

 だから俺なりに責任を果たさないといけない。それは俺がやらなきゃいけないことだから。

 

 


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