よまわりさんって戦えるっけ。   作:銀ちゃんというもの

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よまわりさん、進化可能になる。

おはよう、ございます。

なんか起きたら寝てる間に転がってたからか中層に行く坂で起きた。

蜘蛛さん帰ってきてるかな?

上あがって元の場所もーどろっと!

 

ん、何この気配、あ、人?と蜘蛛さん?

蜘蛛さんが襲われてる感じかなぁ。

まだ攻撃されてないから遭遇した感じなのかな?

弱いから助太刀いらないだろうけど経験値ほしいから加わろーっと。

そして人間達から私が見える位置に行ったときなぜか不快感が体を駆ける。

 

ゾクッとした、ナニコレ?

ん?

ステータスに受鑑定中って書いてある。

 

支配者権限発動。

鑑定拒否。

 

《支配者権限の行使を確認致しました。スキル『鑑定』の効果を妨害します》

 

お、使えた使えた。

これでいいかな?

鑑定してたのってあの召喚士らしき人と魔法使いでいいのかな?

多分あいつらは蜘蛛さんが殺るだろうからほかの相手をしようかなぁ?

 

とか思っている間にも蜘蛛さんが邪眼で人を攻撃している。

即死だった。

弱い。

おどろくほど弱い。

これであんなに経験値が入るとかスキルが多いからかな?

さらに蜘蛛さんが大地魔法を発動。

蜘蛛さんには土魔法でさえなかったから多分誰かの魔法をまねしたのかな?

え、でもここに大地魔法の使い手いないよね?

どういうことかな?

ま、いいかぁ。

あ、今召喚士がなんか召喚してる。

あいつら魔法覚えてないかなぁ

まねするのにぃ。

大地魔法は見たからできるけど見てないものはまねできないからね。

えっと召喚されたのは鳥と亀と虎と竜?

え?

しかもなんか見た目から何からなんか違う感がある。

お、鳥が風魔法持ってる、早く使ってくれないかなぁ!

 

鳥が答えるように魔法を使ってくる。

風魔法ゲットしとく前に耐性ゲットのために攻撃受けとくかぁ

 

うーん、全然痛くない。

ま、いいか風魔法発動。

蜘蛛さんの補助をするように鳥を魔力をつぎ込みまくった魔法で吹き飛ばす。

虎がこっちに突っ込んできた。

一回突進受けとくか、物理耐性上げたいし。

ぐへ、

ちょっと痛かったぁ。

さ、仕留めるか。

毒魔法の毒を虎の口の中に放って倒す。

そんなことをしてる時に蜘蛛さんは引斥の魔眼で復活してきた鳥を落とす。

そして竜?にコピーしたと思われる風魔法を使って倒す。

最後に残るはロックタートル、亀だけだね。

そいつもたった今、蜘蛛さんが呪怨で吸ったし。

けどそんなことをしている間に騎士は逃げようとしてる。

逃がさないよ、経験値たち。

 

蜘蛛さんの大地魔法のまねのまねの魔法と風魔法のまねの魔法で殺していく。

ん?

あの魔法使い逃げようとしてるのかな?

あれ大規模転移じゃん。

ずりー難しくてまだ空間魔法のまねで来てない私を差し置いて使うとか鬼ぃ!

あ、蜘蛛さんが迎撃した。

召喚士がいっぱい魔物を召喚して魔法を防いでるねぇ。

なんか召喚士が飲んでる。

あ、召喚士のMP回復した。

魔力がほぼ無尽蔵な私には関係ないことだけどね。

 

あ、このままいくとあの召喚士と魔法使いの二人には逃げられちゃうかも。

なにか行動に移そうと思ったときにはもう蜘蛛さんが動いていた。

蜘蛛さんがダッシュして召喚士と魔法使いの目の前まで移動。

蜘蛛さんの使える深淵魔法を除いた最高レベルの魔法、暗黒槍で魔法使いを穿とうとする。

それを召喚士が身を呈して魔法使いを守る。

その瞬間魔法使いの転移が発動。

 

逃げられた。

やられたぁ。

マーキングしたから追えるし。

そんなことより進化できるようになった。

 

『進化可能:よまわりさん

      よまわりさん

      よまわりさん』

 

いつものノリだけど。


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