よまわりさんって戦えるっけ。   作:銀ちゃんというもの

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よまわりさん、楽しむ

おきた。

お早うございます。

昨日の星空はきれいでした。

蜘蛛さんは緊張してたみたいだけど私は緊張しすぎてすぐ寝ちゃった。

 

とりあえず山に向かうぞぉ!

 

 

 

平原を抜けて森の中にソレはあった。

紅い木の実だ。

 

『ボンクゥラ:カサナガラ大陸に広く自生している植物。定期的に花を咲かせ、実をつける。実は甘いが、麻痺の成分が若干含まれている』

 

酷い名前だし、しびれるけど私は状態異常が無効だから効かない。

というわけで蜘蛛さんと一緒にいただきまーす。

うめぇええええ!

甘い!

おいしい!

 

いつの間にか食べ終わっていた。

 

 

 

ちょっと大きな生物の反応だ!

せっかくだし蜘蛛さんと見に行ってみよう!

うわ、何コイツ。

顔は豚、体はゴリラ、背中から触手な化け物がいる。

キメラ?

でもステータスが低い。

しかも蜘蛛さんの威圧で硬直してる。

そういやそろそろ私も恐怖を齎す者の称号ゲットしそうだな、なんて考えてたら蜘蛛さんがキメラをサクッとやっちゃった。

さっそく食おう。

 

理鋏でちょん切って蜘蛛さんと私用に分けて。

いただきまーす!

 

お、い、し、い!

外の食べ物ってうめー!

山すげー!

 

 

 

いやー山の物は皆おいしかった!

うーん日が暮れちゃったしどうするのかな蜘蛛さん?

 

『夜のうちに山頂行ってご来光見よう?』

『おっけーです!見に行きましょう!』

 

山頂目指してシュッパーツ!

 

 

 

突然HPが減った。

自然物じゃ傷つけられないしなにかに攻撃されたのかな?

もう治ったけど。

山頂に何かいるのかな?

 

お、いたいた

 

『ペイレンス LV7

 ステータス

 HP:972/972(緑)

 MP:810/877(青)

 SP:899/899(黄)

   :720/871(赤)

 平均攻撃能力:918

 平均防御能力:888

 平均魔法能力:867

 平均抵抗能力:856

 平均速度能力:901

 スキル

 「風竜LV5」「龍鱗LV6」「魔力感知LV3」「魔力操作LV3」「風魔法LV2」「影魔法LV1」「風強化LV2」「風攻撃LV6」「命中LV5」「回避LV6」「隠密LV7」「高速飛翔LV5」「立体機動LV5」「気配感知LV6」「暴風無効」「暗視LV4」「視覚強化LV3」「生命LV2」「魔量LV1」「瞬発LV1」「持久LV1」「強力LV1」「堅固LV1」「術師LV1」「護法LV1」「疾走LV1」

 スキルポイント:7750

 称号

 「暗殺者」「魔物殺し」』

 

風竜かぁ

どちらかっつーとワイバーン?

あー慢心してたのかなぁ

これ相手にダメージ食らうとか本来はありえないし。

 

『蜘蛛さん、コイツ私がやっていいですか?』

『いいよ?』

 

ちゃんと慢心せず相手しないとね!

 

やりすぎた。

具体的に言うなら私の殺気が相当こわかったのか恐怖を齎す者をゲットしちゃうくらい本気出した。

 

本気の出しすぎはだめだねぇ。

 

 

 

山頂からご来光を眺める。

普通に綺麗。

うーんもっと感動とかあると思ったけどねぇ。

私達、楽に登っちゃったからかな。

私たちが今苦労する山ってなんだろ?

頑張れば狂気山脈でさえ上っておりれる自信あるもんなぁ。

よし

 

『海』

『ですね!』

『行くよ』

『ごー!』

 

ふ、砂浜を独り占めじゃぁ!

違うか、蜘蛛さんと2人だけじゃ!

前世ならリア充爆発しろとか動きたくないとか思ってたけど今は違うんじゃ!

うみなのじゃああああ!

 

『全力で山を下りましょう!』

『いいよ』

 

とか話しながら高速で山を駆け降りる。

走る、走る。

 

 

 

ちょっと時間かかったけど海ついたぁ!

波際に2人で行く。

冷たい!

でも泳ぐ!

バシャバシャと!

お、ちょっと泳ぎにくいけど泳げた!

沈めるかな?

うんうんできる!

やったぁ!

蜘蛛さんはどうだろ?

 

『なんか浮く、沈まない、泳げない』

『遊泳のスキル取ったらどうですか?』

『千必要だからやめとく』

『そうですかー』

『砂浜に戻る』

『私も戻っておきます』

 

 

『万能糸で釣りする』

『あそこに枝あるから私分の釣り竿作ってください!お願いします!』

『わかった』

 

というわけで釣り中。

お、蜘蛛さんがヒットしたみたい。

 

鮫が釣れた。

水竜LV7だから上位竜だけど。

 

蜘蛛さんが鮫にサクッととどめを刺す。

半分分けてくれたので食べる。

 

硬った!

皮はいで食べないとぉ。

 

剥いだから食べた。

感想、醤油がほしくなった。

 

 

水竜しかつれない。

蜘蛛さんと私で水竜釣りまくっちゃった。

たまにリリースしてるよ。

 

『漁村さがそう』

『いいですけどどうしたんです?』

『海の男たちを視姦する』

『じゃ、私は幼女を視姦します』

『わかった』

 

お、蜘蛛さんの糸になんかかかった!

何が釣れるんだろ?

 

水龍が釣れた。

即蜘蛛さんはリリースした。

あーびっくりした。

 

蜘蛛さんから情報が叡智で送られてきた。

この海、水龍、竜だらけだった。




よまわりさんが泳ぐという不思議な光景。

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