よまわりさんって戦えるっけ。   作:銀ちゃんというもの

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今回8000文字以上書いた。


よまわりさん、崇められる

蜘蛛さんと浜辺を移動中。

釣り?

あんな龍だらけの海で釣りなんてしたくないよ!

 

と、いうわけで漁村を探して移動中なわけだけど何も見つからずに日が暮れましたですはい。

んでここで野宿かっていうと磯臭いし、水龍いるしで迷宮に戻ることになったよ。

ちなみに戻る方法は私が頑張って長距離転移を自力で使って帰ってみるよ。

一応言っとくけど私まだ空間魔法習得してないからね。

空間魔法、長距離転移!

 

帰ってきました迷宮。

てなわけで寝るよ。

お休み。

 

 

お早うございます多分朝です。

蜘蛛さんが起きるのを待って蜘蛛さんが起きてから例の砂浜に転移!

 

このまま歩いて探しても村は見つからなさそうなので蜘蛛さんと一緒に空間機動で上空に登ってあたりを見渡す。

ちょっと遠くに村が見えた。

漁村じゃなくて農村ぽいけど。

 

『とりあえずあの村を目標にしよう』

『了解です!』

 

 

 

村近くに到着!

そのまま突っ込むわけにはいかないから山側に回って観察!

そして感想、人弱い!

強い人でもステータス100未満とか、しかもスキルもろくに育ってないし。

ん?

村人たちがなんかソワソワしだした、おかしいな?

たしか感知系が優れた村人なんていなかったはずだけどぉ。

 

 

夜です。

今、村にいます。

果実盗みに来てます。

 

犯罪?

蜘蛛さんは蜘蛛だし。

私はよまわりさんだよ?

 

《熟練度が一定に達しました。スキル『奪取LV1』を取得しました》

 

あ。

やっちゃったぜ。

一応スキル確認、ものを奪いやすくなる?

微妙。

 

 

 

村から続く街道の横をコソコソ移動中。

途中で馬車の跡らしきものがありました。

 

お、遠くに馬車発見!

ん?

襲われてるのかな?

ま、蜘蛛さんが助けに行くなら私も助けに行く感じでいいよね。

どうせなんか理由つけて助けに行くだろうけど。

あ、護衛一人やられた。

 

『行くよ』

『はーい』

 

ほらね。

 

ササっと移動。

一番私の近くにいた人間を鋏でチョキン。

真っ二つになったし確認するまでもなく絶命してるね。

そして近くの2人を土魔法で串刺しにして。

あとは蜘蛛さんが仕留めてくれてるからおっしまいと。

 

んーこの後どうしよう。

あれ?

蜘蛛さん最初にやられた護衛に近づいて何してるのかな?

あ、まだ微妙に息がある!

助けようとしてるのかー。

蜘蛛さんが治癒魔法発動。

治ったかな?

 

馬車から人がおりてくる。

でもそれはどうでもよかった。

問題はこれ

 

『人族 吸血鬼 LV1 名前 ソフィア・ケレン(根岸 彰子)

 ステータス

 HP:11/11(緑)(詳細)

 MP:35/35(青)(詳細)

 SP:12/12(黄)(詳細)

   :12/12(赤)(詳細)

 平均攻撃能力:9(詳細)

 平均防御能力:8(詳細)

 平均魔法能力:32(詳細)

 平均抵抗能力:33(詳細)

 平均速度能力:8(詳細)

 スキル

 「吸血鬼LV1」「不死体LV1」「HP自動回復LV1」「魔力感知LV3」「魔力操作LV3」「暗視LV1」「五感強化LV1」「n%I=W」

 スキルポイント:75000

 称号

「吸血鬼」「真祖」』

 

色々突っ込みたいことがあるけどとりあえず言おう。

なんで名前が二重なの?

蜘蛛さんのクラスメイトかな?

転生特典で一体何を貰ったらこうなるの?

ちなみに蜘蛛さんはこのクラスメイトを憶えて

 

『知らない』

 

ですよねー。

とりあえずいろいろと鑑定!

 

『吸血鬼:他者の血を吸い生きる夜の支配者。高い能力を持つ反面、弱点も多い種族。元は他の種族であることが多く、素体となった種族の特性を引き継ぐ。また、生まれながらに吸血鬼である純血種は真祖と呼ばれる』

『吸血鬼:吸血鬼が有する特殊なスキル。血を摂取することで能力値が上昇する。また、レベルにより特殊な効果を発揮する。LV1:枯血』

『枯血:血を摂取しないと弱体化する』

『吸血鬼:取得スキル「HP自動回復LV1」「暗視LV1」:取得条件:スキル「吸血鬼」の獲得:効果:種族に吸血鬼が追加される:説明:吸血鬼に成り果てたものに贈られる称号』

『真祖:取得スキル「不死体LV1」「五感強化LV1」:取得条件:生まれながらの吸血鬼であること:効果:吸血鬼のマイナス効果を無効化する:説明:吸血鬼の祖たるものに贈られる称号』

『不死体:火、光、腐蝕以外の全属性の耐性が上昇する。また、1日に1度だけどんな攻撃を受けてもHP1で生き残る』

 

はぁ。

チートですねそうですね!

はーちくしょー

 

『行きましょう、蜘蛛さん!』

『うん』

 

 

 

吸血っ子を助けてから少し。

大きな街にたどりついた。

このまま街には入れないから近くから万里眼で様子見。

人は多い感じかな?

 

『冒険者ギルドあった』

『どうです?私達を討伐みたいな依頼ありますか?』

『知っての通りこの世界の言葉読めないから』

『ですよね』

『うまい具合に向こうが挑んできたら正当防衛なのにね』

『ですねー』

 

『ここに拠点構えない?』

『いいですね』

 

 

ホーム完成!

直径100メーターぐらいの林を全部囲って覆ってホームにしました!

蜘蛛さんが!

だってホームに関しては私なにもできないんだもん、ちょっと土を操って手伝うぐらいだよ。

土で壁を作るったって蜘蛛さんの糸があるからそこまで役に立たないしねぇ。

 

というわけで街を観察!

んーそこまで動きないな。

気づいてないのかな?

 

『街の様子見つつのんびりしてますかねー』

『ですねー』

 

 

誰も来ない。

なんでだろー。

 

 

三日たちました。

 

『誰も来ない』

『ですねぇ、暇だし今日はどこの盗賊を襲撃します?』

『あっちのやつとかどう?』

『いいですね!』

 

蜘蛛さんが盗賊を倒してレベルが上がって魔王を取った。

私も取ってみようかな?

取った。

ステータス強化系でした。

 

 

なんか崇められてます。

土地神様的な。

 

『何がいけなかったんでしょうか』

『多分まず盗賊狩りがいけなかったんじゃない?』

『かもですね』

 

そう、私たちが冒険者が来ないから暇で盗賊狩りをしていたらそれを冒険者に見られた。

おかげで冒険者の間であそこに居る魔物は盗賊を倒すっていう噂が広まっちゃったんだと思う。

蜘蛛さんは街に密かに糸を忍ばせてる。

そこから聞こえる単語の中で私たちに向けられてると思われる言葉があった。

その言葉から信仰みたいな感情が感じ取れた。

 

さらに追い討ちをかける形で、とある冒険者一行が街を訪れた。

蜘蛛さんが前に助けた冒険者だった。

んで蜘蛛さんを見た瞬間見た目が変わってるはずなのに蜘蛛さんって認識したっぽい。

感謝の言葉っぽいのをひとしきり言ったあと、あの時蜘蛛さんが掻払っていったクリクタの実をまたくれた。

蜘蛛さんめっちゃ喜んでた。

 

度胸試しなのか冒険者が私達に甘いものを食べさせに時々来るようになった。

喜んでもらいました。

 

んで冒険者の話で私達が治療魔法を使えることは広まってたらしく、病気の子供を抱えた母親が私達のもとに来た。

泣いてすがる母親。

無視する蜘蛛さん。

私は蜘蛛さんの指示を待ってたんだけどついに蜘蛛さんが折れて助けに行った。

 

子供の病は肝臓ガンだった。

蜘蛛さんは眠らせて臓器をくりぬいて治癒魔法をで再生させるっていう強引なやり方で治した。

ちなみに母親もボロボロだったから私が治癒かけといた。

 

次の日から治療目的で私達の所に来る怪我人病人がいっぱいになった。

もうなんかここまで来ちゃうとどうにでもなれーって感じになって、蜘蛛さんが治療するから私もてつだった。

結果、めっちゃ崇められてる。

お供え物は果実パラダイスだしこれでいいかななんて思うよ。

で、蜘蛛さんを手伝って治癒してたらある称号たちをゲットした。

 

『救う者:取得スキル「治療魔法LV1」「光魔法LV1」:取得条件:一定数の浄罪ポイントを取得する:効果:治療の効果が上昇する:説明:救いを齎すものに贈られる称号』

『聖者:取得スキル「奇跡魔法LV1」「聖光魔法LV1」:取得条件:一定数の浄罪ポイントを取得する:効果:治療の効果が大幅に上昇する:説明:多くの救いを齎すものに贈られる称号』

『守護者:取得スキル「鉄壁LV1」「盾の才能LV1」:取得条件:多くの人を守る:効果:防御、抵抗の各能力上昇:説明:守護者たるものに贈られる称号』

 

この三つ。

ちなみに蜘蛛さんはあと2つ薬剤師と救世主をゲットしてたよ。

救世主の方は多分だけど取得スキルに救恤があったから私はゲットできなかったんだと思う。

ちなみに救恤の効果は、自身を中心に味方と認識するものすべてにHP超速回復LV1相当の効果を及ぼす。だそうで私にHP超速回復が常に付与されるようになったよ!

 

 

唐突だけど。

絶賛めちゃくちゃ困ってます

なんか連日上から目線で語りかけてくるおっさんがいるんだけど。

うっさい。

なんかの権力者っぽいんだよねぇ。

権力ったってねぇ。

蜘蛛さんは魔物。

私に至っては化け物だよ?

金?

使えないんだから意味ないじゃん。

暴力?

私達相手に勝つためにはまず深淵魔法数発撃ちこまれても死なないような奴じゃないと耐えることもできないよ?

 

今日もなんか喚き散らしてるから無視無視。

あーうるさいなー。

 

 

夜。

音もなく忍び寄る複数の人。

相当訓練されているのか、音も臭いもしない。

まあ、それでも私達の探知を掻い潜ることはできてないけどね。

 

馬鹿だねぇ。

そんなことしたら、せっかくここまで隠密作業をしてきても、糸に触れればその主には異変が伝わるっていうのに。

うーんこいつらおっさんの刺客かなぁ。

私達のこと痛めつけて、言うこと聞かせようって魂胆?

馬鹿としか言いようがないねぇ。

 

本来私達は聖者でも救世主でもない。

襲ってくる人は、人間は経験値ってことでいいんだよね?

 

正当防衛にするために堂々と出ていく。

すっごいビビってる。

リーダーらしき男がなんか話しかけてきた。

首を傾げる。

相手にどう伝わったかわかんないけど戦闘になった。

4人がこっちに向かってきて奥の4人が魔法を構築してる。

4人で1つの魔法を構築してるみたい。

そんなことできるんだね。

蜘蛛さんの土魔法で奥の4人が貫かれる。

近づいてきている4人は見えないように目の前に張り巡らせておいた斬糸に突っ込む前に私がやったよ。

 

 

倒したしこの人間もぐもぐ、むしゃむしゃ

人によって味って違うみたい。

おいしい人間いないかな?

そんなことを考えてると蜘蛛さんが突然話しかけてきた。

 

『おっさんを毒で暗殺した』

『おお!ナイスです蜘蛛さん!』

『これでさわやかな気持ちでぐっすり寝れるね』

『ですね!』

 

というわけで寝た。

 

 

お早うございます。

 

『ねぇ』

『どうしたんですか?』

 

朝一番に蜘蛛さんが話しかけてきた。

 

『マザー吸収完了した!』

『マジすか蜘蛛さん!』

『レベルが27になった』

『やりましたね!』

『うん』

『蜘蛛さんのステータス見てみていいですか?』

『いいよ』

 

『ザナ・ホロワ LV27 名前 なし 

 ステータス

 HP:31622/31622(緑)+1900(詳細)(25611up)

 MP:36618/36618(青)+1900(詳細)(20065up)

 SP:26097/26097(黄)(詳細)(22332up)

   :5665/26097(赤)+0(詳細)(22332up)

 平均攻撃能力:29153(詳細)(25012up)

 平均防御能力:29104(詳細)(24898up)

 平均魔法能力:35280(詳細)(19541up)

 平均抵抗能力:35107(詳細)(19432up)

 平均速度能力:34021(詳細)(23188up)

 スキル

「HP超速回復LV6(5up)」「魔導の極み」「魔神法LV7(3up)」「魔力付与LV10(1up)」「魔法付与LV2(new)」「大魔力撃LV2(new)」「SP高速回復LV10(7up)」「SP消費大緩和LV10(7up)」「破壊大強化LV6(new)」「打撃大強化LV7(new)」「斬撃大強化LV4(new)」「貫通大強化LV6(new)」「衝撃大強化LV6(new)」「状態異常大強化LV10(7up)」「闘神法LV10(8up)」「気力付与LV10(3up)」「技能付与LV7(new)」「大気力撃LV4(new)」「神龍力LV7(new)」「龍結界LV2(new)」「猛毒攻撃LV10(2up)」「強麻痺攻撃LV10(new)」「腐蝕攻撃LV6(1up)」「外道攻撃LV8(1up)」「毒合成LV10」「薬合成LV10(1up)」「盾の才能LV2(new)」「糸の天才LV10(8up)」「鉄壁LV2(new)」「神織糸(new)」「操糸LV10」「念力LV7(new)」「投擲LV10」「射出LV10(5up)」「空間機動LV10」「眷属支配LV10(new)」「産卵LV10(new)」「集中LV10」「思考超加速LV3(1up)」「未来視LV3(1up)」「並列意思LV9(1up)」「高速演算LV10(2up)」「命中LV10」「回避LV10」「確率大補正LV10(9up)」「隠密LV10」「隠蔽LV2(new)」「無音LV10(1up)」「無臭LV1(new)」「帝王(new)」「献上(new)」「断罪」「奈落」「退廃」「不死」「外道魔法LV10」「風魔法LV10(3up)」「暴風魔法LV1(new)」「土魔法LV10(3up)」「大地魔法LV3(new)」「光魔法LV2(new)」「聖光魔法LV1(new)」「影魔法LV10」「闇魔法LV10」「暗黒魔法LV7(1up)」「毒魔法LV10」「治療魔法LV10」「奇跡魔法LV10(new)」「空間魔法LV10」「次元魔法LV7(1up)」「深淵魔法LV10」「勇者LV1(new)」「魔王LV8(new)」「救恤(new)」「忍耐」「傲慢」「激怒LV2(new)」「奪取LV3(new)」「飽食LV10(2up)」「怠惰」「叡智」「破壊大耐性LV5(new)」「打撃無効(new)」「斬撃大耐性LV5(new)」「貫通大耐性LV5(new)」「衝撃大耐性LV5(new)」「火炎耐性LV8(4up)」「水流耐性LV1(new)」「暴風耐性LV4(new)」「大地耐性LV5(4up)」「雷光耐性LV1(new)」「聖光耐性LV2(new)」「暗黒耐性LV5(new)」「重大耐性LV4(1up)」「状態異常無効」「酸大耐性LV7(new)」「腐蝕大耐性LV5(new)」「気絶耐性LV8(1up)」「恐怖大耐性LV2(1up)」「外道無効」「苦痛無効」「痛覚無効(new)」「暗視LV10」「万里眼LV1(new)」「呪怨の邪眼LV8(1up)」「静止の邪眼LV7(1up)」「引斥の邪眼LV5(1up)」「死滅の邪眼LV5(1up)」「五感大強化LV10(7up)」「知覚領域拡張LV8(1up)」「神性領域拡張LV9(2up)」「星魔」「天命LV10(6up)」「天動LV10(new)」「富天LV10(new)」「剛毅LV10(7up)」「城塞LV10(7up)」「韋駄天LV10(2up)」「禁忌LV10」「n%I=W」

 スキルポイント:164500

 称号

「悪食」「血縁喰ライ」「暗殺者」「魔物殺し」「毒術師」「糸使い」「無慈悲」「魔物の殺戮者」「傲慢の支配者」「忍耐の支配者」「叡智の支配者」「竜殺し」「恐怖を齎す者」「龍殺し」「怠惰の支配者」「魔物の天災」「覇者」「人族殺し」「救う者(new)」「薬術師(new)」「聖者(new)」「救世主(new)」「救恤の支配者(new)」「守護者(new)」「王(new)」「人族の殺戮者(new)」「竜の殺戮者(new)」「人族の天災(new)」』

 

はは、待って。

え?

は?

待って。

私のステータスって今なんだっけ?

 

『よまわりさん LV13

HP:10900/10900(緑)(詳細)

MP:3710000/3710000(青)(詳細)

SP:6350/6350(黄)(詳細)

  :6450/6350(赤)(詳細)

平均攻撃能力:5000(詳細)

平均防御能力:4400(詳細)

平均魔法能力:1007160(詳細)

平均抵抗能力:6110(詳細)

平均速度能力:8640(詳細)

 

スキル

「暗視LV10」「未来視LV10」「高速演算LV10」「闇ノ王LV8」「視覚強化LV10」「万里眼LV6」「聴覚強化LV10」「嗅覚強化LV10」「触覚強化LV10」「味覚強化LV8」「並列思考LV10」「並列意思LV9」「外道無効」「神性領域拡張LV9」「腐食耐性LV7」「隠レル者」「念話」「縁ノ結」「理の鋏」「恐怖無効」「HP超速回復LV1」「隠密LV10」「迷彩LV9」「飽食LV9」「空間起動LV9」「瞬身LV6」「耐久LV6」「集中LV10」「命中LV10」「天命LV10」「外道魔法LV10」「剛毅LV3」「城壁LV2」「影魔法LV10」「闇魔法LV10」「暗黒魔法LV10」「深淵魔法LV1」「状態異常無効」「投擲LV10」「嫉妬」「天鱗LV10」「禍根」「火炎耐性LV6」「回避LV10」「思考超加速LV5」「確率大補正LV4」「無音LV10」「無臭LV2」「叡智・裏」「魔導の極み」「毒魔法LV10」「治癒魔法LV10」「魔神法LV7」「気闘法LV6」「龍力LV9」「気絶耐性LV6」「苦痛無効」「痛覚軽減LV2」「重大耐性LV1」「物理耐性LV6」「破壊耐性LV4」「斬撃攻撃LV9」「斬撃耐性LV7」「魔力付与LV4」「呪LV9」「怒LV5」「SP消費緩和LV8」「土魔法LV9」「風魔法LV6」「百足」「威圧LV6」「外道攻撃LV1」「空間魔法LV3」「魔王」「光魔法LV3」「聖光魔法LV2」「奇跡魔法LV5」「鉄壁LV1」「盾の才能LV1」「禁忌LV10」「n%I=W」

ポイント:4800

 

称号

「闇ノ王」「常夜の支配者」「悪食」「魔物殺し」「無慈悲」「魔物の殺戮者」「叡智・裏の支配者」「竜殺し」「龍殺し」「恐怖を齎す者」「救う者」「聖者」「守護者」』

 

はーなんだっけ?

蜘蛛さんに追いつくだっけ。

これ、できるの?

ははは。

 

 

蜘蛛さんの魂には影響を与えるものが二つあった。

 

一つは支配者スキル。

一つは上位者による強制支配。

 

蜘蛛さんの魂につながる糸のようなもの。

魂を視覚に入れられる私でさえよく見ないと見えない細い線。

それが蜘蛛さんに指令を送る伝達の線。

指令内容は強くなれ。

 

蜘蛛さんは火龍を倒した後にその線を通して並列意思を送り込み攻撃を開始していた。

蜘蛛さんには魂が見えるようになったからとは言ったけど叡智を使って私は気づいていた。

その攻撃こそDさんの言うシステム外攻撃。

要するに蜘蛛さんは自分を支配してるやつに並列意思を送り込んで支配してる奴の魂を喰っていた。

蜘蛛さんを介して私も蜘蛛さんを支配してる奴を調べた。

蜘蛛さんがマザーと呼んでいたあの蜘蛛だった。

そしてマザーさえ何者かに支配されていた。

よく自分でもここまで誰にもばれずに調べきれたと思っているくらい。

マザーを支配していたのは現魔王、オリジンタラテクトのアリエルさん。

そんな化け物だった。

魔王さんはしかもあと4体のマザーと同格の魔物を使役していた。

蜘蛛さんは魔王さんに気づかれないようマザー合わせた5体の魂を喰らっていた。

だけど禁忌をカンストさせたとき蜘蛛さんはばれてでもいいからと大胆に喰い始めた。

もちろんばれた。

外道無効を持つ並列意思相手では勝てないから相手は蜘蛛さん本体を狙った。

それが前蜘蛛さんが襲われた時のあれ。

そして蜘蛛さんは勝った。

それでもマザー本体と、真の支配者が来たら蜘蛛さんに、私達に勝ち目はない。

だから注視してマザーがこれそうな場所にもいかなかったし蜘蛛さんを通してマザーと魔王さんをマーキングした。

だからあとは逃げるだけ。

蜘蛛さんが魔王さん達を喰い尽くすのが先か、魔王さん達が蜘蛛さんを見つけ出すのが先か。

結果、蜘蛛さんはマザーを喰い尽くすことに成功した。

他4体もじきに喰い尽くせる。

そうすれば蜘蛛さんは魔王さんにも対抗できるようになる。

もしかしたら魔王さんすらも喰い尽くせるかもしれない。

そのために私は協力する。

協力できるようになるために追いつく。

追いつくために努力する。

なんでここまで蜘蛛さんに協力してるのか?そう思う時がたまにある。

多分だけど蜘蛛さんが好きだから。

変な意味じゃない。

家族愛に近い感じで。

ほら、姉みたいな。


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