よまわりさんって戦えるっけ。   作:銀ちゃんというもの

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よまわりさん、ゲームをする

Dさんと白さんと一緒にス〇ブラ中。

久しぶりにやるけど前世通りの動きをすることはなんとかできる。

というか人の手でやるものを触手を使ってやってる私をほめてほしい。

 

「現世、さっきからブラッ〇ピットで突っ込んできてしかしないじゃないですか」

『たまに弓撃ってます』

「というかさっきからDに攻撃を全然あてらんない」

『あ、ちょ、待ってください!』

「現世、あと2機ですね」

「D、覚悟!」

「あたりませんよ」

『私復帰です!Dさん覚悟!』

 

 

『負けました』

「まーけーたー」

「私といい勝負ができただけ上出来です」

 

悔しい、てかス〇ブラの一試合を三人で一時間近くって何があったのか自分でもよくわかんないレベルだよぉ。

次は何使おう。

プ〇ン使うか。

 

 

そんなこんなでゲームをしていたら外は暗くなっていた。

負けまくって悔しいけど今日は帰らなきゃ。

 

「じゃ、また来る」

『また来まーす』

「いつでもどうぞ」

 

白さんが私と白さんを転移させて帰る。

あ、お菓子と刀の作り方調べるの忘れてた。

まあいいや、次回で。

 

 

転移で帰ってきた。

白さんに私が居た町の外に送ってってもらう。

そして白さんが転移で街に行く。

 

そして寝る準備をする。

魔術で土を作って豆腐ハウスを作って自分を囲うだけだけど。

 

はー

誰もこれで見てないよね。

 

ああああああああ!

怖かったぁ!!

Dさん怖えええ!

ナニアレ!!

わけわかんないよ!

あんなのそりゃ邪神扱いされるわけだよ!

もうわけわかんねよぉ。

あんなのに逆らったら終わる未来しか見えないって!!

はーこっわ。

 

ちなみに私がDさんと普通に話せる理由はね。

白さんのオリジナルだからなのさぁ!

んまぁ、Dさんが言う通り白さんはDさんの身代わりだったのさ!

気づいてたし、知ってたけど!

んで、家族愛すら湧いてる白さんのオリジナルはどんなお方なのかと思ってみたけどあれ、ナニ?

 

 

だーいぶ経ちまして。

 

「ついにラウンド取ったどー!」

「まさかこの短期間に私に土をつけるとは。やりますね」

 

Dさんと白さんが二人用のゲームをやってるので観戦中だよぉ。

 

「甘い」

 

あ、Dさんが白さんを瞬殺した。

 

「1つ言っておきましょう。次のラウンドで、あなたは私との格の違いを思い知るでしょう」

 

え、ちょ、Dさんが神としての力を使おうとしてるんだけどぉ。

 

「私が本気を出し・・・「出さないでください」」

 

Dさんの声を遮って女の人の声が聞こえたと思ったらテレビの電源が切れてた。

コンセントを見てみれば電源を引っこ抜いた女の人、メイドさんがいた。

というより気づいてはいた。

すっごい気配薄かったから隠蔽に特化した私だからこそ気づけたのかも。

少なくとも白さんは気づけていなかった。

 

「探しましたよ」

 

メイドさんがDさんを見ながらにっこり微笑む。

あ、これ逆らっちゃいけない感じだ。

 

「迂闊でした。せっかく私の居場所を誤魔化すためにいろいろ工作してきたというのに、つい力を解放してしまいました」

「あなたは最上位神としての自覚が足りません。今回の家出はここまでです。さあ、帰りますよ」

 

Dさんって家出してたんだ。

 

「それに、なんですかそれは?」

 

メイドさんが私達のほうを見て言う。

それって。

もうちょっと呼び方あったでしょぉ。

 

「これは私の新しいおもちゃです」

 

おもちゃ呼ばわりかい!

 

「ただの分身体、ではありませんね。なんですか、これ?」

 

メイドさんが白さんを見ながら言う。

 

「あなたの目を誤魔化すために辻褄合わせで生み出したら、予想外に神になった突然変異の蜘蛛です」

「意味がわかりません」

 

え、Dさんの言葉通りなら白さんが生み出された理由ってDさんの家出がバレないように生み出されたのぉ?

 

「とにかく、帰りますよ。仕事が溜まりに溜まっていますから」

「帰りたくないです。仕事したくないです。このまま一生遊んでいたいです」

 

あ、Dさんやっぱり白さんのオリジナルだわー

 

「ワガママ言わないでください。あなたが仕事をしないと誰が代わりに冥界の管理をするんですか?」

「ん」

 

メイドさんをDさんが指差す。

というか冥界とやらが気になるんだけど、今度教えてもらえないかなぁ?

出来ればDさんが。

だってメイドさんと一度も話したことないし、怖いし、話すのが。

 

「私は地獄の管理で忙しいのですが?」

「できないことはないでしょう?」

「できるできないの話ではありません。労働は義務です。さあ、帰りますよ」

 

あーDさんが引きずられていくぅ。

 

「すいませんが、こういうことですのでしばらくこっちに戻って来れそうにありません。前にも話しましたがあなたの好きなようにして構いませんので。では、また」

 

Dさんが別れの言葉を投げかけてくる。

そして部屋から白さんと私だけが取り残された。

 

うん。

ご愁傷様。

 

ではでは。

 

『「物色物色」』

 

で、色々探したら、呪われたトランプとかいろいろ発見した。

ありがたく使わさせてもらおう。


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