白ねぇさんが魔王さんから押し付けられた第十軍の運用が本格的に始まったせいで私も結構忙しくなった。
基本白ねぇさんがやってたけど一応私も十軍にいることになってるから動かなきゃならない。
心から引きこもりたい、人前に出ずにずっと魔術の研究をしておきたい。
私、この世界の事が片付いたら魔術以外の陰陽術とかその他もろもろに手を出すんだ!みたいな死亡フラグらしきものを立てたけど私が死亡フラグだと認識しちゃったからきっと働いてくれない、つまり死亡フラグ回避という名の遊びもできない。
あーれれーおっかしーぞー私こんな遊びをおもいつくようなおかしな性格じゃなかったと思うんだけどなー。
まさかよまわりさんが混ざってる影響?
ない、よね?
あとは十軍の防具は全部白ねぇさんが手作りしてるから真っ白い服を着た怪しい集団になってるんだけどせっかくだからとかなんとか言って真っ白い着物を白ねぇさんが渡してきた。いやまあ別に着てもいいし普段着としてもいいんだけどね、やはりというかなんというか私の元から来てた服より防御性能ハンパないんだよ。
とりあえず着た、ついでに渡してきた役に立たないさらしと共に着た。意外と動きやすいよ。
そんなことを考えていたら白ねぇさんが目の前に転移してきて拉致られた。
白ねぇさんに十軍が集まってるところに連れてこられました。
唐突すぎて状況がつかめません。
「ねえ、ご主人様?これ、何?」
そう眼前にいる吸血っ子が白さんに聞く。
「私の見間違いかしら? 全員ステータスが千を超えてるように見えるんだけれど?」
十軍のステータスのことを話てるのかな・・・十軍よわくね?
白ねぇさんがこっち見て視線でどう?とばかりに聞いてくる。
意見を言えと?
「白ねぇさん、これじゃ上位竜にも負けますよ?」
「うん、やっぱり弱い」
「おかしいからね? ご主人様達の基準はおかしいからね?」
「無駄よ。この人達に常識とか言っても」
そこで私と白ねぇさんと吸血っ子以外の声が入る。副団長フェルミナさんの声だ。
あとワイドとかなんとかそんな感じの名前だったはずの吸血鬼を混じえて話しているがよく聞こえない。
そんな三人を見て私と白ねぇさんは話す。
「これ一回エルロー大迷宮下層に突っ込んだ方がいい気がしません?」
「そんな気もする」
「だって私の最後のステータスなんて体力25510、魔力6440000、スタミナ9500、攻撃9000、防御9000魔法4107160、抵抗力9910、速度24140ですよ?魔力はともかくそれ以外は私の半分くらいつよくしないと・・・」
「現世、よく覚えてたね」
そういいながら白ねぇさんが撫でてくれる。
えへへー。
吸血っ子とフェルミナさんが魔力のステータスを聞いた後わけわかんないやつを見るような目で見てるけど魔力が例外なだけで白ねぇさんのほうがすごいからね?
神になる前も今も追いつける気がしないもん・・・。
まあいいか、白ねぇさんに撫でられてやる気出た!
今だ未完な概念の永久隠蔽つくるぞぉ!
「ちょっと手伝って」
面倒臭い目に遭う気がするから逃げよう、そう思った矢先白ねぇさんが私の着てる着物を引っ張った。
おかしい、着物が脱げるの覚悟で前に進んでるのに脱げるどころか緩まる気配もない。
さすが白ねぇさん製、はんぱねーぜ!
白ねぇさんに阻害されてもともと下手な転移もできねーぜ!
はあ、この状態じゃ逃げられないかぁ。
「わかりました。手伝いますよ」
「よろしい」
「で、何をしろと言うのですか?」
「今日私は用事があるからソフィアと頑張って鍛えて」
「要するに用事があるから十軍鍛えろと」
「うん」
・・・なん、だと。
コミュ障の私ができることなんてエルロー大迷宮に突っ込むか乱闘させるくらいしかできないぞ・・・。
「じゃあまたあとで」
白ねぇさんが転移でどこかに行ってしまった・・・。
どうするのとばかりに吸血っ子と副団長フェルミナさんが視線を向けてくる。
やれと、私になにかやれと?
十軍の皆さんも私に指示を待つように視線を向けてくる。
・・・・・・・・・。
あーもうやってやるよ、やりゃいんでしょ!!
「吸血っ子、私が言うことを十軍の皆さんに伝えてください。まずは私に全員で斬りかかってきてもらいます!!」
そうして十軍の戦闘経験がまた増えたのでした、十軍にとっちゃ強くなれるからめでたしめでたし・・・。
全然私にとってはめでたくない。
また仕事が増えた。
ねむいので誤字ってないことを願います