舞-乙HiMEⅩ(オトメイクス) -乙HiME IN THE HiME(オトメ・イン・ザ・ヒメ)- ~蒼天の乙女と恋をかける舞姫 史上最大の風華大戦~   作:タケノコ屋

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こんにちわ。タケノコ屋です。
今回も舞-乙HiMEⅩ(オトメイクス) -乙HiME IN THE HiME(オトメ・イン・ザ・ヒメ)- ~蒼天の乙女と恋をかける舞姫 史上最大の風華大戦~の第一話を続けて投稿しました。
第一話は前半が志楼達、地球(HiMEの世界)での日常と後半は惑星エアルに飛ばされる志楼とハルモニウムが起こす騒動のお話です。マシロやニナ、オリジナルキャラクターであるシロハ・スズカールたちの登場など出てきます。
読んでみてください。

舞-乙HiMEⅩ(オトメイクス) -乙HiME IN THE HiME(オトメ・イン・ザ・ヒメ)- ~蒼天の乙女と恋をかける舞姫 史上最大の風華大戦~

第一話「魂響の舞/始まりは突然に」

どうぞご覧ください。



第一話「魂響の舞/始まりは突然に」

(まい)-乙HiMEⅩ(オトメイクス) -乙HiME IN THE HiME(オトメ・イン・ザ・ヒメ)- ~蒼天(そうてん)乙女(オトメ)(こい)をかける舞姫(まい‐ヒメ) 史上最大(しじょうさいだい)風華大戦(ふうかたいせん)

 

第一話「魂響(たまゆら)(まい)/(はじ)まりは突然(とつぜん)に」

 

 

ここは私立風華学園(しりつふうかがくえん)。今日は年に一度の魂響(たまゆら)祭りの日であった。街はにぎやかで、祭りを楽しんでいた。そんな祭りを楽しむ人々の中に二人の少年少女がいた。

 

少女「志楼ちゃん、志楼ちゃん。あそこにおいしいクレープ屋さんとたこ焼きもあるよ。」

少年「あ、あのう・・・・お姉ちゃん・・・・・あんまりはじゃきしすぎると恥ずかしいよ・・・・・。」

 

美味しい物に目がない姉に呆れる弟。彼の名は夢宮 志楼(ゆめみや しろう)。その姉、夢宮 ありかと共に祭りに出かけて来た。多くの店舗に目を光らせるありかに振り回される志楼であった。

 

少女1「おーい、こっちだよ。ありかちゃん。志楼君。」

少女2「まったく、今日はどういう日なのか。分かってるのか?。」

少女3「そんなことより、舞衣のご飯がいい。舞衣、早くご飯、ご飯・・・・。」

少女4「は~~・・・・・おいおい・・・そればっかりかよ・・・・。」

少女5「そ、そんな事より・・・・は、早く“アレ”をやりましょうよ。」

少女6「そうやね・・・うちらもやりましょうか。珠洲城(すずしろ)はんと菊川(きくかわ)はんは来てないようやけど・・・。」

少女7「まあまあ、ありかちゃんや志楼君も来たから私達も行かなくちゃ。ねえ、千絵(ちえ)ちゃん。」

少女8「そうね。あおい。あんなデコボココンビが来るよりマシだからね。舞も早く学園へ行かないと。」」

少女1「う、うん・・・ありかちゃん、志楼君。早く行こう。」

夢宮ありか「はい。わかりました・行こう。志楼ちゃん。」

夢宮志楼「う、うん。」

 

志楼達は風華学園へ向かった。彼女達にとって、魂響祭りは特別な日でもある。なぜなら多くの女子生徒が愛する人の名をリボンに書き、学園内にある「水晶宮(すいしょうぐう)」と呼ばれるエントランスホールの手すりに結び付けるとその人と結ばれるという言い伝えがあるという。彼女達は魂響祭りの手伝いをしに来たのだ。

その前に彼女達の名前を紹介しよう。

 

鴇羽 舞衣(ときは まい)

高等部1-A組在籍。16歳。母性本能が強く面倒見のよい家庭的な少女。幼少の頃に両親を亡くしており、唯一の肉親である弟を面倒見ながら頑張っていた。家事全般が得意で特に料理には自信がある。また、カラオケ同好会を設立するのが夢である。

 

玖我(くが) なつき

高等部1-B組在籍。17歳。冷静でクルーな性格。広範な知識を持ち頭の切れる頭脳派で、要所で頭脳プレーを展開する。極度のマヨネーズ好きで、意外に乙女チックで、少女漫画、ロリータファッションをコレクションしている。

 

美袋 命(みなぎ みこと)

中等部3-G組在籍。14歳。舞衣のルームメイト。世間知らずで野生的で食欲旺盛な性格で、野生児と言ってもよい少女で、舞衣にはまるでペットのように懐いている。いつも腹を空かせている大食漢で、舞衣の作る料理が大好物で、特にラーメンがお気に入りの様子。常に舞衣にベッタリである。

 

結城 奈緒(ゆうき なお)

3-G組在籍。14歳。自分の可愛さを武器に夜な夜な男を誘惑し、金を巻き上げ成敗するのを趣味としている不良少女。とある事件で、周囲の人間の態度の冷たさもあって人間不信に陥り、舞衣やなつきを敵視し、嫌悪していたが、現在は解消できた模様。とはいえ、なつきとは相変わらず犬猿の仲である模様。一方で同じクラスに転入してきた命には、自分に近い何かを感じたのかウマが合う様子。

 

日暮(ひぐらし) あかね

1-B組在籍。15歳。舞衣のバイト仲間でなつきのクラスメイト。明るい性格で、「カズくん」と呼ばれる彼氏がおり、学校でもバイト先でも彼と共に行動することが多く、ファミレス「リンデンバウム」でいっしょにバイトをしている。

 

藤乃 静留(ふじの しずる)

3-G組在籍。17歳。常に慌てず騒がずがモットーの生徒会長で、京都弁が特徴。なつきの親友。京都弁を話すおだやかな美少女だが、その怠惰に見える態度から一部の人間から「ぶぶ漬け女」と呼ばれている。一見怠惰に見えるが、どんな難題もたちどころに解決する、なかなかのやり手で、後輩の女生徒たちからは慕われている。同性愛者(レズビアン)でもあり、同性でありながらなつきに激しい恋愛愛情を抱いており、積極的過ぎるアプローチが多い。

 

瀬能(せのう) あおい

1-A組在籍。15歳。誕生日は3月13日。舞衣のクラスメイト。マイペースを崩さないおっとりとした性格で、可愛いもの・美少年好きで、可愛いものを見たり集めたりする。千絵と一緒に行動することが多く、2人で舞衣のことを何かと気遣っている。

 

原田 千絵(はらだ ちえ)

1-A組在籍。15歳。あおいと同じく舞衣のクラスメイト。学園きっての事情通で、ゴシップ好き。新聞部所属。転校直後の舞衣に、色々と学内の情報を教えてくれた。また、人との距離感を保つ配慮も持ち合わせていて、他人の個人的な事情には決して踏み込もうとしない。

 

彼女達は学園に通う生徒である。彼女達が通う学園は「私立風華学園(しりつふうかがくえん)」。小等部、中等部、高等部を擁す大型校で、その規模故に、学園とその付属施設等で一つの巨大な街を形成している。成立は明治に遡り、全寮制のミッション系女学院としてスタートしたが、1970年代に宗教教育を廃し共学化、寮は希望者のみ、という形態に変化していたが、その歴史のため女子生徒が多く、また県外からの入学希望者も多く、基本的に、生徒には良家の子女が多く、進学校ではないが、年に数人は東大合格者も確実にいる、というレベルで、実に7割が寮、あるいはアパート等を借りての下宿する生徒が少ならずいる。また、共学化以後カリキュラムも実験的に革新され、単位制の導入や、小、中、高を問わない合同講義なども行われており、希望者には、ミッション系の名残りとして敷地内に建てられている修道院併設の教会で、宗教教育も行っている模様。

一方、舞衣達がいた場所では二人の少女が来た。

 

少女9「はあ・・・はあ・・・はあ・・・な、何で誰もいないのよ~~~~~~~~!!。」

少女10「・・・・・それは、(はるか)ちゃんが時間を遅れたんだよ・・・・。」

少女9「う、うるさいわね、雪之(ゆきの)・・・・し、仕方なかったでしょう。生徒会で、学園の予算の決裁と他の倶楽部の残業の手伝いをしたんだから・・・・・てかっ、静留の奴。何で私が来るまで出来なかったのよ。あのぶぶ漬け女め・・・・・・・・今度、会ったら、ポッキーポッキーのキッチンキッチンにしてやる!?。」

少女10「・・・・・は、遥ちゃん・・・・それを言うなら・・・ギッタギッタのボコボコだよ・・・。」

少女9「う、うるさいわね・・・わ、わかってるわよ。それ!!?。」

 

どうやらデコボココンビのようでる。

この二人を紹介しよう。

 

珠洲城 遥(すずしろ はるか)

3-B組在籍。17歳。生徒会執行部部長。愛称「でぼちん」。学園内の平和と治安を維持する事を信条とし、風紀を乱す者達を容赦なく制裁する。学園のために奔走するが、彼女の努力はたいてい空回りに終わる。しかし本人はそのことを自覚しておらず、幼馴染の雪之だけが唯一の理解者。よくことわざを言い間違えたり、漢字を間違えることがある。一方的に、静留にライバル心を抱いているものの彼女には軽くいなされている。とは言え、静留の実力自体は高く評価している。また、実家は風華学園のスポンサー会社の一つ「珠洲城建設」である。

 

菊川 雪之(きくかわ ゆきの)

1-A組在籍。15歳。生徒会執行部メンバー。遙の秘書的存在兼ツッコミ役。遙の幼馴染で、幼少の頃から内向的な性格でいじめられる事も多く、よく遥に助けられていた。暴走気味な遥に引きずり回されているが、遥の事は心から慕っている。また、よくことわざを言い間違えたり、漢字を間違える際、突っ込みと訂正をするのが基本である模様。遥の実家が裕福になる前から家族ぐるみの付き合いをしていた模様。

 

どうやら二人は置いとけぶりにされたようだ。そこへ、二人の少女が来た。一人はショートで、眼鏡をかけた知的な雰囲気を漂わせる美少女。もう一人は笑顔が明るいツインテールの少女である。彼女の名前は天王寺(てんのうじ) しおんと神楽 真夜(かぐら まよ)である。一応説明する。

 

天王寺(てんのうじ) しおん

高等部2年。17歳。冷静沈着な性格で、非常に高い情報収集力を持つため、あえて他人と距離を置こうとする傾向がある。

 

神楽 真夜(かぐら まよ)

高等部2年。17歳。のんびりした性格で、他人とテンポがどこかズレている事が多い。

 

天王寺 しおん「おやおや・・・・こんな所に生徒会執行部部長と秘書が出くわすとは面白いですね・・・・・。」

神楽 真夜「遥さん、雪之さん。こんにちわ。」

菊川 雪之「こんにちわ、しおんさん、真夜さん。」

珠洲城 遥「ってか、あんた達、生徒会のメンバーがこんな所で遊んでいいの?!。」

天王寺 しおん「心配無用です。部長。私達は静会長の許可をいただています。」

神楽 真夜「だから、私達。祭りを楽しんで行きます。」

珠洲城 遥「!!・・・・く、くく・・・・・あ、あのぶぶ漬け女め・・・・・もう今日という今日は許さないわ!!?。とっ捕まえて思い込んでやる!!?」

菊川 雪之「思い知らせるだよ。遥ちゃん。」

天王寺 しおん「やれやれ・・・・君も大変だね・・・・雪之。」

菊川 雪之「いえいえ・・・私もこの仕事をやってるから平気。遥ちゃんが一緒なら大丈夫だから・・・・・。」

天王寺 しおん「ふーん・・・・健気だね・・・・君は・・・・あ、それと部長。」

珠洲城 遥「な、何よ!?。」

天王寺 しおん「静会長は学園へいるので急いでいけば間に合いますよ。」

珠洲城 遥「何!?。学園に!!?・・・・・天は私に味方を付いていたわ。雪之。これは先手奇遇(せんてきぐう)のチャンスよ。学園へ急ぐわよ。」

菊川 雪之「千載一遇(せんざいいちぐう)だよ。遥ちゃん。待ってよ~~~~。」

天王寺 しおん「やれやれ・・・・私達も行く?。真夜。」

神楽 真夜「うん。」

 

走り去る遥と雪之を追うしおんと真夜。一方、志楼達は魂響祭りの手伝いをしていた。

 

鴇羽 舞衣「はぁぁぁぁ・・・・・アイツと結ばれたら・・・う、うううん・・・・・・。」

 

顔を真っ赤になる舞衣。そこへ、なつきの横槍が入ってきた・・・・・。

 

玖我 なつき「無理だな。貴様では"ドレイ君"には結ばれない。」

鴇羽 舞衣「ちょっと、どういう意味よ。なつき。」

玖我 なつき「フッ・・・そのままの意味だ。お前如きのデカ乳に私の"ドレイ君"を奪われてたまるか?。」

鴇羽 舞衣「!!・・・で、デカ乳で・・・悪かったわねぇぇぇっぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!?。」

 

ヒュウウウウウウウウウウウウウ・・・・・・・・ボオオオオオオオオオン・・・・・キュウウウウウン・・・。

 

なつきの言葉にぶち切れた舞衣。彼女の周りから風を舞うと、一瞬、炎が包まれる。彼女の手足に宝輪が身についており、高速に回り出す。

 

玖我 なつき「ふっ、やる気か・・・・上等だ!!。」

 

なつきも何やら光が包まれると彼女の両手に二挺拳銃が現れた。その銃を構え、舞衣に向けて発砲した。

 

ダンダンダンダンダンダンダンダンダン・・・・・・・チュンチュンチュンチュン・・・・・・。

 

なつきが放った弾丸の雨は舞衣の身体に届く前に弾かれてしまった。何故なら炎が舞衣の身体を守っていたからである。

 

玖我 なつき「ふっ、やるな。ならば全力で叩きのめすのみ。」

鴇羽 舞衣「こっちも容赦しなわよ。」

 

ドオオオオン・・・・バゴオオオオオン・・・・・ドガガガアアアアアン・・・・・・・。

 

激しい攻防を繰り広げる舞衣となつき。女の意地をかけた壮絶な痴話喧嘩(ちわげんか)の始まりであった。

 

夢宮 ありか「・・・・す、すごい・・・・・・。」

夢宮 志楼「あわわわわ・・・・・・・。」

美袋 命「いけ~~~。舞衣。」

瀬能 あおい「あ~・・・・また始まったよ・・・・舞衣となつきちゃん・・・・。」

原田 千絵「まあ、いつもの事だからね。」

日暮 あかね「あ、あの・・・・止めた方が・・・・・。」

結城 奈緒「・・・・・いいのかよ。会長さん・・・・止めなくて?・・・。」

藤乃 静留「まあ・・・・いいでないでしょうか・・・・ひさしぶりになつきはんの本気の喧嘩が見られて良い機会でないどす・・・・・。」

結城 奈緒「・・・・・お、恐ろしいな。アンタ・・・・・。」

 

舞衣となつきの壮絶な痴話喧嘩(ちわげんか)を観戦する一同。そこへ、生徒会執行部部長の遥達も遅れてきた。

 

珠洲城 遥「くりゃあああああああ・・・・・あんた達、また“HiME(ヒメ)”を使ってくだらない喧嘩をして・・・・静留会長!。あんたがいながら、喧嘩の制止をしなかったの?。」

藤乃 静留「まあまあ・・・生徒会執行部部長はん・・・・たまにはこれを見ながらお茶を飲まないどすか?。けっこうおいしゅうですわ。」」

珠洲城 遥「は~~~~・・・・おいしいわ、これ。心が落ち・・・・着けるかっ!、ボケッ!!。何呑気に観戦してのよ。」

藤乃 静留「まあまあ・・・これを見ると面白いどす。」

珠洲城 遥「あ、あんたね・・・・いい加減に・・・・。」

???「いいじゃない。これも青春。女なら夢を向かって飛び込むのみよ。」

珠洲城 遥「って、碧先生。あんたもかよ!!?。」

 

現れたのは、風華学園非常勤講師、杉浦 碧(すぎうら みどり)。舞衣となつきの壮絶な痴話喧嘩(ちわげんか)を観戦していた。

 

天王寺 しおん「やれやれ・・・・先生には叶いませんね。」

神楽 真夜「まあ・・・・熱血教師なのかな?・・・・。」

 

碧に呆れながら言う二人。そんな中、舞衣となつきは互角以上の戦いを続け、勝負は五分五分であった。

 

玖我 なつき「はぁぁ・・・はぁぁ・・・はぁぁ・・・はぁぁ・・・」

鴇羽 舞衣「はぁぁ・・・はぁぁ・・・はぁぁ・・・はぁぁ・・・」

 

二人はお互い慰労がピークに達しようとする中、雌雄を決するため、最後の賭けを出た。

 

玖我 なつき「こうならば、こいつで決着をつけてやる。デュラン!。」

鴇羽 舞衣「望む所よ。カグツチ!。」

 

ビュウウウウウウウウウン・・・・・・ゴオオオオオオオオオオオン・・・・・・。

 

デュラン「アオオオオオオオオオオオオオオオン・・・・・。」

カグツチ「グオオオオオオオオオオオオオオオオ・・・・・。」

 

二人の後ろに巨大な狼と龍が立っていた。

 

鴇羽 舞衣「行くよ。カグツチ!。」

玖我 なつき「行くぞ。デュラン!。ロード、シルバーカートリッジ!、てーーーーっ!。」

 

ドオオオオオオオオオオオオン・・・・・・・バゴオオオオオオオオオオオオオン・・・・・・。

 

激しい攻防をしながら双方は一歩も引き下がらない二体の怪物。

 

珠洲城 遥「って、おーいっ!?。私闘にチャイルドを使うなああああ!!?。」

菊川 雪之「あわわわわわわわ・・・・・・・・。」

杉浦 碧「やれやれ・・・・やっぱ、青春だね・・・・こういう熱い戦いはそうでなくちゃ。」

天王寺 しおん「そうですね・・・・ああなったら、私達も止められませんからね・・・・。」

神楽 真夜「いいな・・・・・私もやりたかったのに・・・・。」

天王寺 しおん「いや、君が加わると余計に被害が広がるから・・・・君の力はまだ制御できてないから、今は無理。」

神楽 真夜「そ、そんな・・・・・・ガクッ・・・。」

藤乃 静留「はあああ・・・・風流ですわ・・・・。」

珠洲城 遥「って、あんた等も止めんかああああああああっ!!?。」

 

呑気に観戦する静留達に怒りを爆発する遥であったが、夢宮ありかと夢宮志楼は、そんな二人の戦いぶりに見とれていた・・・・。

 

夢宮 ありか「・・・・す、すごいよ・・・・志楼ちゃん。こ、これが“HiME(ヒメ)”の戦いだよ。」

夢宮 志楼「こ、これが・・・“HiME(ヒメ)”同士の戦い・・・・・・。」

 

HiME(ヒメ)

『'Hi'ghly-advanced 'M'aterialising 'E'quipment――高次物質化エーテル』の略で、「ここではないどこか」の世界から力を引き出し、想念を物質化させる能力そのものと、その力を持つ能力者。エレメントなどの能力の具現には、媒介として能力者の心の奥底に潜む心象イメージが投影される他、能力者が心の裡で最も大切に思う人への思慕の情が触媒的な要素として働き、その想いの強さが能力の強さと比例する。基本的に女子にしか見られない能力で、能力を持つ少女の身体にHiME特有の痣がある。また、『チャイルド』と呼ばれるHiMEによって形成される存在を具現化する事が可能で、HiMEの意思で操る。しかし、HiMEの力を発現する者は少なく、たとえHiMEになっても、能力者の中にはエレメントのみしか出せず、チャイルドを発動できない者も多い。

 

この世界はHiMEと呼ばれる能力者が多く存在しており、現在は『一番地(いちばんち)』と『シアーズ財団(ざいだん)』によって纏められている。HiMEを育成する学校は風華学園やシアーズ女学院を初め、世界各地に多く存在する。一番地とシアーズ財団は元々遥か古より世界の命運を決めてきた組織であり、それを巡って対立したが、代表者同士の話し合いの末、「HiMEユニオン条約」と呼ばれる平和条約に和解し、協力し合っていた。

 

生徒A「やれー、そこだ。やっちまえ。」

生徒B「いいぞ。舞衣。カグツチ。頑張れ!。」

生徒C「なつきもデュランも負けないで!。」

生徒D「いいぞ、いいぞ、どちらも頑張れ!!。」

 

舞衣となつきの壮絶な痴話喧嘩(ちわげんか)は、学園名物になっているため、学校の生徒達はそれを見ようと集まっていた。

 

鴇羽 舞衣「はあああああああ・・・・なつきぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!。」

玖我 なつき「はあああああああ・・・・舞衣ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!。」

 

ゴオオオオオオオオ・・・・・・・ドオオオオオオオオン・・・・・・カッ、ドゴオオオオオオオオオオオオオン。

 

互いに相手の名を叫ぶ二人。カグツチの炎とデュランの砲撃が激突し、大爆発を引き起こした。学園の校庭に巨大なキノコ雲が出てきたのである・・・・・。

その様子を見る二人の男女がいた。一人は女子高生で、高等部1年。名前は天河 朔夜(あまかわ さくや)。15歳。もう一人は男子教師で、風華学園1年3組臨時教員、高村 恭司(たかむら きょうじ)。23歳。

 

天河 朔夜「あ、お兄ちゃん、お兄ちゃん。また、いつものアレをやっているよ。」

高村 恭司「やれやれ・・・・いつ見てもすごいなあ・・・・この学園は・・・・・。」

???「わっわっわっわっ・・・・あれ~~~~~~~~~~~~・・・・・・・・・・。」

二人「!!・・・・・(い、今のは一体・・・・・何?。)」

 

はしゃぐ朔夜と光景に呆れる恭司。そんな中、その光景にびっくりして、転び落ちた者がいた。彼女の名は葛ノ葉 舞央(くずのは まお)。風華学園1年生。15歳。埼玉にある「彩之宮(さいのみや)学園」から転校してきた少女である。鼻に貼った絆創膏がトレードマーク。実は彼女は自称「宇宙一運が悪い少女」と呼ばれるほどとにかく運が悪く、様々な事件に巻き込まれる不幸体質の持ち主である。

 

葛ノ葉 舞央「あううううう・・・・・あ、あたしって・・・・う、宇宙一運が悪い少女なんだわ・・・・・・」

二人「あ、ああ・・・・・お、お気の毒に・・・・・・。」

 

自身の不幸を嘆く舞央に同情する朔夜と恭司であった。一方、舞衣となつきの壮絶な痴話喧嘩(ちわげんか)は、杉浦 碧の仲裁で収まり、魂響祭りの手伝いを続けた。ちなみに壮絶な痴話喧嘩(ちわげんか)の後始末は生徒会執行部に押し付けられた模様。哀れだ・・・・・・。

 

珠洲城 遥「に、二度とこんな後片付けはやらんわよ~~~~~~~~~~!。」

菊川 雪之「遥ちゃん。落ち着いて・・・・生徒会執行部のメンバー全員で行うから頑張ろうね。」

珠洲城 遥「くうううううう~~~~・・・・・・・が、学校を何だと思ってるのよ~~~~~~!!。」

カラス達「あほ~~・・・・あほ~~・・・・あほ~~・・・・あほ~~・・・・。」

 

木霊する彼女の怒りの声。そんな彼女をあざ笑うかのように空から鳴くカラス達。一方、志楼達は手伝いを終えて、美星海岸(みほしかいがん)へ来ていた。ここには珠洲城家の25番目の別荘があり、ここでお泊り会をするようだ。海岸では志楼とありかが砂浜の上で寝そべって、空を見ていた。

 

夢宮 ありか「は~~・・・・お星様が綺麗だよ。志楼ちゃん。」

夢宮 志楼「うん・・・・ほんとに綺麗だよ。お姉ちゃん」

 

空を見上げながら見つめる二人。ありかは志楼へ向かって言った。

 

夢宮 ありか「ねえ、志楼ちゃん。こんな伝説、知ってる?。」

夢宮 志楼「伝説って?・・・・・“媛伝説(ひめでんせつ)”の事?。」

夢宮 ありか「うん、高村先生から聞いてたけど、その伝説は弥生後期から存在して、この封架の地に伝わわっているみたいなの。高村先生や碧先生も血気になって頑張っていて、史跡や文書、図画や詩歌など漁っているの。」

 

媛伝説(ひめでんせつ)

この風華に伝わる伝説で、弥生後期から存在している。内容は赤き凶星『媛星(ひめぼし)』の力を巡って、HiME同士が闘い、最後の一人になるまで戦い、最後に残ったHiMEが媛星の力を得る存在『黒曜(こくよう)(ひめ)』を決める戦い『(しゅく)(まつり)』。

祭が始まると媛星が地球にしだいに接近し、異常気象、火山活動活発化など様々な影響が出はじめ、期日までに最後のHiMEが決まらない場合、媛星の災厄が世界に降りかかり、世界が終わるという。

また、『水晶(すいしょう)(ひめ)』と呼ばれる媛星の力を抑制、制御し、封印する存在で、媛星の力を封印するにはHiMEが媛星の力の源である黒曜(こくよう)を伝説の神剣『クサナギ』で刺し、自らは人柱となり、自身と12人のHiMEの想いの力で、黒曜諸共、黒曜宮にて地下深く封印した。

愛する者の為に自らを犠牲にした乙女の悲劇の物語で、魂響祭りもその伝説から伝わった一部でもあった。

 

また、言い伝えの最後にはこう書いてあった。

 

 

媛伝説(ひめでんせつ)の言い伝え

 

(しろ)(くろ)輝石(きせき) (まじ)わるとき 黒曜宮(こくようきょう)封印(ふういん) ()かれ 厄災(やくさい)安寧(あんてい)(つかさど)る黒曜 (ふたた)(あらわ)れん

 

(あか)凶星(きょうせい) 黒曜(こくよう)(みちび)()()りん (ふた)つに()かれた (しん)(うつわ) 今戻(いまもど)らん

 

暗黒(あんこく)(つかさど)()血肉(ちにく)となり (しろ)(くろ)輝石(きせき)(ほね)となり (あか)災厄(さいやく)魔石(ませき)(ちから)となり

 

そして 真白(ましろ)なる(うつわ) (ほろ)びの(うた) (かな)でるとき (くろ)晩餐(ばんさん) 覚醒(かくせい)黒曜(こくよう)(たましい)となる

 

黒曜(こくよう)(きみ) 依り代(よりしろ)となり 黒曜(こくよう) (まじ)わりしとき

(あか)凶星(きょうせい) (しん)姿(すがた) (あらわ)せなり

 

(あか)凶星(きょうせい) 七日間(なのかかん) 世界(せかい)(めっ)調和(ちょうわ)秩序(ちつじょ) 秀真(ほつま)世界(せかい) (つく)らん

 

(ねが)わねば (あか)凶星(きょうせい)(ちから) ()()さんこと (いの)らん~

 

 

どうやら警告のようなものらしいが、詳しい内容はわからないようだ。多くの研究機関も解読を急いでいるが、現段階では解読はできていない。

 

夢宮 ありか「ねえ、志楼ちゃん。覚えてる?。志楼ちゃんが空から降ってきた事・・・・。」

夢宮 志楼「・・・・・う、うん・・・・」

 

14年前にフェリーの上に降って来た志楼とありかの出会い。出会った思い出に懐かしさを感じたありかは志楼を見つめる。

 

夢宮 ありか「私ね。お父さん、お母さんに弟が欲しいと言ったの。そしたら、お母さん。お腹に新しい家族がいるって言ったの。私もお母さんもそれが楽しみだったの。新しい家族が出来て嬉しかったの。・・・・・でもお母さん達は事故で亡くなって、家族は私とばっちゃしかいなかったの。毎日、神様に願ったら、空から降ってきたんだよ。きっと、神様が私の願いを聞いてくれたと思ったの。私は嬉しいの。こんなに新しい家族が出来て・・・・・志楼ちゃんと出会って、本当に良かった・・・・・・こんなに嬉しい事は他にないから・・・・・。」

夢宮 志楼「・・・・お姉ちゃん・・・・・。」

 

気まずいた雰囲気になった二人。しかし、ありかはすぐに笑顔を見せた。

 

夢宮 ありか「さあ、こんな湿っぽい話はやめて、明日に向かって笑顔で行こうね。」

夢宮 志楼「う、うん・・・・。」

夢宮 ありか「そろそろ寝ようか。私、準備してくるから待ってね。」

夢宮 志楼「うん。」

 

ありかは寝る準備をするため、別荘へ向かった。ふと空を見上げる志楼はあるものを見た。それは月のそばに浮かぶ赤い星。不気味に赤い光を放つその星に志楼は見とれていた・・・・・。

 

夢宮 志楼「あれは確か・・・・・“媛星(ひめぼし)”・・・。」

 

媛星(ひめぼし)

300年に一度、地球に出現する赤き凶星で、すべての災厄を司る星と言われ、地球の接近した際に天変地異が起きると言われている。HiMEを始め、特異な力を持つ者しか存在を見えない。また、(しゅく)(まつり)の要因でもあり、この存在を巡って多くの戦乱を起こし、数々の悲劇を引き起こした元凶でもある。しかし、かつて、水晶(すいしょう)(ひめ)と12人のHiMEの想いの力で、軌道を変え、二度と地球に近づく事は無かった。

 

夢宮 志楼「・・・・ぶへっくしょっん・・・・・う、うう・・・さ、寒い・・・・こんな所で見とれていない場合じゃないな。早く別荘に帰って、そろそろお姉ちゃんの手伝いでもしようか・・・・・・。」

 

志楼はありかの所へ手伝いをしようとした。その時、彼の耳に何かが聞こえた・・・・・。

 

???「・・・・・目覚めよ・・・・・・。」

夢宮 志楼「えっ!?。」

 

辺りを見回す志楼。周辺には彼以外誰もいなかった。その時、また声が囁かれて来た・・・・・・。

 

???「・・・・・目覚めよ・・・・・・黒曜(こくよう)(きみ)・・・・・(くろ)盟約(めいやく)に従い・・・・・覚醒せよ・・・・。」

夢宮 志楼「!!?。」

 

彼が見たものは空中に浮かぶ謎の少女であった。全身黒い着物を着ており、口元しか顔が明かされないが、無表情である。まるで死神のように不気味で甘い囁きをしてくる。

 

???「・・・・・目覚めよ・・・・・・黒曜(こくよう)(きみ)よ・・・・・時が来た・・・・媛星の力を解放する時が来た・・・・さあ・・・・・黒曜(こくよう)(きみ)よ・・・・目覚めの時が来た・・・・・・今こそ黒き力を解き放て・・・・・。」

夢宮 志楼「え・・・・ええ・・・・・な、何の事か分かりませんが・・・・・人違いです・・・・・。」

???「・・・・・そうか・・・・・まだ目覚めていないのか・・・・・・黒曜(こくよう)(きみ)よ・・・・お前の力が必要だ・・・・・・・来るがいい・・・・・・お前のあるべき世界へ・・・・・・・・。」

夢宮 志楼「あるべき世界?。」

 

彼女の言葉に疑問を抱く志楼。しかし、それを答える間もなく姿を消える少女。まるで蜃気楼のように消え、その場に聞こえるのは波がなびく音だけであった・・・・・・。

 

夢宮 志楼「・・・・・・・ゆ、夢?・・・・・・・いでででででで・・・・・や、やっぱり夢じゃない・・・・・・。」

 

自らほっぺに抓り、夢でことを知った志楼。

 

夢宮 志楼「・・・・でも・・・・・・・あの子は一体・・・・・黒曜(こくよう)(きみ)って一体・・・・・!!。」

 

ヴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ・・・・・・・・・。

 

深く考える志楼に何か不思議な音が響いてきた。

 

夢宮 志楼「・・・・・う、うう・・・・・何だ、この音は!!?・・・・!!。」

 

ゴオオオオオオオオオオオ・・・・・・ビュウウウウウウウウウウウウウウウン・・・・・・。

 

志楼の頭上に巨大な穴が開き、吸い込まれていく。

 

夢宮 志楼「う、うわあああああああああああああああああああああ・・・・・・。」

 

巨大な穴に吸い込まれて、奥へと消えた志楼。巨大な穴は一瞬にして消滅し、何事も無かったように静寂な世界に戻った・・・・・・。

 

夢宮 ありか「・・・・・・・・・・志楼ちゃん?・・・・・・・・・・・。」

 

志楼の元へ戻ったありか。しかし、彼の姿は忽然と消えた・・・・・・。

 

志楼が巨大な穴に吸い込まれる一分前。

 

惑星エアル とある地下、オルガンの間。

 

地下に存在する“オルガンの間”と呼ばれる地下空間に存在する巨大なオルガン。

 

キィィィィィィン・・・・・・ゴオオオオオオオオオオオオオオオオン・・・・・・・・・。

 

突然、起動する巨大オルガン。オルガンから発する光は徐々に強くなり、そして、音が鳴り響く。

 

ヴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン・・・・・・・・・。

 

少女「うわっ!!・・・・な、何だこの音は!?。」

デブ猫「にゃああああああああ・・・・・・・。」

侍女「きゃっ!!。」

小太りの男「うわっ!!?。」

 

王宮内で驚く三人とデブ猫一匹。後に志楼に出会う事になり、特に少女は志楼との出会いで運命を大きく変える事になる。

 

女性A「な、何だ!?。この音は!!?。」

女性B「・・・・・これは?・・・・・。」

 

驚きを隠せないなつきと静留に似た女性。この二人は後に志楼に出会う事になる。

 

中国風の少女「!!・・・・・これは・・・・一体・・・・。」

 

眠りから覚まし、心配する少女。彼女は後に志楼に出会う事で運命を大きく変える一人である。

 

街の人々A「わああああああ・・・・・・。」

街の人々B「な、何だ!?・・・。」

街の人々C「きゃあああああああああ・・・・!!?。」

街の人々D「た、助けてくれっ!!・・・神様っ!!?。」

 

街中パニックに陥る人々。そんな人々を制止させようと奮闘する警官達がいた。

 

警官A「こら~~~~~~~~~っ!!。落ち着きなさい!!。この『ヴィントブルーム市警に咲く正義と規律を愛する大輪の薔薇』、シロハ・スズカール警部が来てからには大型戦艦に乗り込んだ気分で安心しなさいっ!!。」

警官B「シロハちゃん、シロハちゃん、それを言うなら『大船に乗った気分』だよ。それに、シロハちゃん、まだ警部補だよ。」

警官A「くらあああああああああっ!・・・・・キクノ!!。たとえ警部補でも現場では警部と言いなさいって、何度も言ったでしょおおおおおおおおおおおおっ!!!。」

警官B「そ、それは・・・・・え、ええと・・・・・・む、無理だよ・・・・・シロハちゃん・・・・・。」

警官C「そうだよ。キクノちゃんをいじめちゃだめだのら。ねえ、ケイ。」

警官D「・・・・・わ、私に聞かないで、タマキ・・・・・。」

 

この四人の警官も志楼に出会う事になる。周囲の街に響かせる音。その音に目覚める者がいた・・・・・。

 

ザオ遺跡 崩壊跡

 

ここはシュバルツのジークフリードの暗躍で破壊された超古代の遺跡。その地下にはまだ崩壊を免れた一室が存在していた。そこへ、謎のオルガンの音の影響を受けて、石棺が動き出した。

 

ガラガラ・・・・ドオオオオオオオオオオオン・・・・・・。

 

破壊される石棺。中から謎の人影が現れ、そして・・・・・・・。

 

チュドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン・・・・・ガラララララララアアアアアア・・・・。

 

爆発し、高く噴煙を上げ崩壊する遺跡の崩壊跡。噴煙の中から何かが飛び出した。それは紫色の鎧とドレスを混同したような衣服を身に纏った謎の美少女であった。

 

謎の少女「・・・・・・・・我が主・・・・・・・。」

 

そう言うと何処かへ去っていった。

 

一方、とあるアジトでは謎の組織が動き出した・・・・・。

 

謎の組織 アジト

 

組織の構成員1「ヴィントブルーム王国から高エネルギー反応を放出。」

組織の構成員2「数値は・・・・・!!?・・・計測不能です。今までない高エネルギーです。」

組織の構成員3「ヴィントブルーム王国周辺に異常はありません。」

謎の男「・・・・・そうか・・・・引き続き、監視を続けろ。」

組織の構成員4「ガーゴイル様。ヴィントブルーム王国から数十キロの辺りから高エネルギー反応を感知しました。」

ガーゴイル「何!!?。場所は分かるか?。」

組織の構成員4「いえ、場所まで分かりませんが、高エネルギー発生地点で特定できます。」

ガーゴイル「わかった。捜索隊を送れ。ヴィントブルーム王国に潜入中の部隊に原因は何なのか伝えろ。」

組織の構成員達「はっ!!。」

ガーゴイル「それと・・・・・"ジョン・ドウ"にこの事を伝えろ。」

組織の構成員4「わかりました。」

ガーゴイル「・・・・・(この高エネルギーはもしや・・・・・"ハルモニウム"・・・・・それを起動したのは恐らく・・・・"アレ"の仕業・・・・奴らより先に"アレ"を手に入ればならないな・・・・我が"ネオシュヴァルツ"の宿願"革命"の成就の日が近い・・・・。)」

 

彼の名はガーゴイル。仮面と派手な赤いダブルの背広がトレードマークしている男。"ネオシュヴァルツ"と呼ばれ、"革命"と呼ばれる崇高な目的をする組織の首領のようで、部隊に指示を出していた。この組織が物語を大きく関わってくる事になる。

一方、巨大な穴に吸い込まれた志楼は言うと・・・・・・・。

 

ヒュウウウウウウウウウウウ・・・・・・・・・・。

 

砂嵐が吹き荒れる砂漠。その砂漠に一人の少年が倒れていた。

 

夢宮 志楼「・・・・・」

 

彼は気を失っていたようだ。巨大な穴に吸い込まれ、ここに飛ばされた衝撃で気を失ったようだ。

その時、彼のそばに誰かがやって来る。

 

ザッ・・ザッ・・ザッ・・ザッ・・・

 

覆面の人物「・・・・・・・」

 

気を失った志楼を見つめる覆面の人物。服装から胸に膨らみがある。どうやら小柄な少女のようだ。

後にこれが志楼とのファーストコンタクトで、彼の出会いで少女の運命を大きく変える出会いでもある。

惑星エアルに飛ばされた志楼の冒険は今、始まったばかりであった・・・・・・。

 

 

第一話「魂響(たまゆら)(まい)//(はじ)まりは突然(とつぜん)に」終

次回 第二話「蒼天(そうてん)(まい)/ユメノ☆アリカと乙女(オトメ)一大事(いちだいじ)」に続く。




如何ですか?。
主人公夢宮 志楼の日常とHiMEと呼ばれる能力者が多く存在する世界。原作では敵であった一番地やシアーズ財団が友好的な存在になっているなど、変更点も多いです。
特に舞衣となつきは漫画版舞-HiMEの設定を生かし、好きな人(楯祐一)を巡ってチャイルドを使った痴話喧嘩をする展開をしました。
他にもゲーム版舞-HiMEの主人公、高村恭司と天河朔夜、舞-HiME★DESTINY 龍の巫女の神楽真夜、天王寺しおん、舞-HiME狂走曲 猫姫@日記の葛ノ葉舞央が第一話に登場しました。
他にもオリジナルキャラクター、謎の少女も登場し、彼の行き先に現れ、彼に力の覚醒を促そうと暗躍します。実は正体は意外な人物ですが、ネタばれになるので言いません。最後まで読めば明かされます。

乙HiMEの主人公、アリカ・ユメミヤとの出会いで終わりましたが、実はこのお話の前哨に過ぎません。次回の第二話が本番に発揮します。
次回も楽しみにしてください。



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