遊輝 side
「・・・・・・・・ここ?」
「そう、ここ。ここの最上階が貴方と桜さんのお家」
「・・・・あの狭霧さん?聞いていた話と違うんですが」
「何言ってるの?私はちゃんとセキュリティ万全の家と言ったわよ。最上階というところに少し不安はあるけど大丈夫でしょ」
先日のトロア強襲の件から桜の安全のために引っ越しを真剣に考えていたところ、狭霧さんがセキュリティが万全の良いアパートを教えてくれるというので今日、桜と一緒に下見することにした。そして紹介された物件の外観を見て、ポツンと言った。
「俺が聞いたのはアパートですよ、アパート、ここ、マンションじゃないですか。しかも・・・・・・俺、2ヶ月前にこの家から引っ越したのですが」
狭霧さんが紹介した物件は俺が2ヶ月前まで3年近く居候してもらったトップスの最高物件、しかも部屋は最上階の一番良い部屋、つまり俺は2ヶ月前に引っ越した家にまた戻ってきたのだ。
「良いじゃない。貴方は住み慣れているし、ここのセキュリティはシティで一番なんだから」
「それはよく理解していますがよりによってここですか?それにここの家賃いくらだと思ってるのですか?俺の予算は5万って言いましたよね?」
「貴方ならあそこの住居を買うことだってできるでしょ」
「簡単に言わないでください」
「・・・・・ここ、良い」
「ほら、桜ちゃんも言ってるんだから」
そりゃ前に住んでたオンボロアパートなんかよりもずっと広くてずっと綺麗なんだからな。狭霧さんに付いて行き、エレベーターに乗って最上階へと行き、エレベーター降りてすぐにある玄関の鍵を狭霧さんが開ける。
「どうぞ。桜さんは見たことが無いからね」
狭霧さんが扉を開けて、桜が中に入る。靴を脱ぎ捨ててそのまま部屋の中に入っていく。俺も桜の後を追うように中に入っていき、部屋を一つ一つ見る。
「(・・・・・懐かしいなぁ)」
一つ一つの部屋を見るたびにここで過ごした3年近くの思い出が蘇ってくる。あの部屋でアイツとじゃれあった時や、あの部屋では俺の大切なあの人と話し合った時など・・・・一つ一つの部屋を見た後、リビングに行くと桜がキッチンやリビングを見てこっちにやってきた。
「・・・・良い、広すぎるくらい広い」
「そりゃそうだろ、2人で住むには広すぎる」
ぶっちゃけ、3人で過ごしていたけどそれでも部屋が3、4つ余ってたからな。第一、明らかに浮いていて可笑しい。高校生と中学生の二人暮らしでこんな所に住むなんて。
「ここに住む、ここにしよう」
「そうは言っても家賃が・・・・」
「貴方なら行けるでしょ?」
「だから簡単に言わないでください・・・・・」
狭霧さんはセキュリティの中で俺の詳しい事情を知ってくれている数少ない人なんだけど、お金のことまで知っているからなぁ、確かに大丈夫なんだけどあの金使ったらダメ人間になりそうで怖いんだよ。
「まぁしかし、桜のこともあるしやっぱここにするしか無いのか・・・・実際ここのセキュリティは万全だし」
桜のことを考えなくて良いんだったらあのアパートでも良かったんだけどあの場所はもう向こうの組織にバレちゃったもんだしな・・・・
「何だかなぁ・・・・」
「どうしたのお兄ちゃん?」
「何でも無い」
「家賃の補填でセキュリティもある程度出します。桜ちゃんの護衛費ということで」
「?随分景気良いですね。そんなことしてくれんですか?」
「まあね・・・・・ここだけの話、あいつからの情報がまだ得られてないけど、上が重くみてね。アムールという組織を警戒するようになったのよ」
そりゃそうか・・・・まだ世間に知らせていないリンクモンスターを何処から手に入れて、使ってきたんだから普通では無いよな。
「そのための護衛費が少しばかり出たのよ。あなたには苦労すると思うからそれくらいの補填なら出してくれるわ」
「助かります」
「ただ・・・・気をつけておいて、相手は厄介な組織よ。表の顔にしろ裏の顔にしろ国家相手に商売をしているから、あまり下手なことをすると今度は国を敵に回すことになるわ」
「それだけは本当に勘弁願いたいなぁ・・・」
ここに来て国から逃げるために世界中駆け回るとかやりたくねぇわ・・・現実になりそうだからなぁ・・・
結局、この部屋と契約をすることになり、狭霧さんが仲介人としてこの部屋を借りることになった。すぐに引っ越しの準備に取り掛かる。とりあえずあれだな。荷物適当に纏めて掃除しよう。
〜〜(数日後)〜〜
「うんしょ!うんしょ!」
「ん・・・ん・・・・机はそっち」
「遊輝〜!これ何処〜?」
「そのダンボールはそっちの部屋、その小さいのは俺の部屋に入れといてくれ」
引っ越しの手続きやらセキュリティに出す書類諸々を一週間以内でやるという地獄を終わらせた後、俺はクラスメイトや仲間をかき集めるだけ集めて、引っ越しすることにした。
次いでだからこの際に桜の必要な物品を買い占めた。前のアパートじゃ狭すぎて買えなかったが今回は部屋が余りまくるくらいにある。
「遊輝〜!この後特上の寿司頼むぞ!」
「追加でピザもね!」
「・・・・オードブルとラーメン10人前も」
「お前ら欲張りすぎだぞ!!特に桜!!」
代償として余計すぎる出費を払わなくちゃいけなくなったんですが(涙)。
「師匠、この書類達は?」
「それリビング」
「遊輝〜!アンプとドラムとキーボードは?」
「それもリビ・・・・おい待て、ドラムとキーボード?そんな物無いぞ」
「そりゃそうよ!私が追加したんだから!」
「はっ!?ちょっと待て!?」
ドラムとキーボードとかいう見覚えもないものを言われてリビングの方に走る。確かにドラムとキーボードが置かれて、レミがドヤ顔で言った。
「響〜!このゲーム機ここにする!?」
「テレビはそこにあったからそこで!」
「奏〜!このケーキ作りセットどうする!?」
「それはキッチン周り」
「ちょちょちょ!?何で俺と関係ないものばかりあるんだ!?」
「狭霧さんが『二人だけじゃ寂しいからここ軽音部の溜まり場にしていい』って言っていたから」
狭霧さあああああん!!!!!あんた人のプライバシーを台無しにするつもりですか!?
「行くぞ、せぇの」
「ふん!よっこらっしょ!おい遊輝、このタンス何処だ?」
「牛尾さん!!そんな事より何でこの家を軽音部の集まりにするんですか!?」
「ハッ?お前何言ってるんだ?」
「護衛よ護衛、桜ちゃんの護衛は多い方が良いでしょ?」
エレベーターからタンスを持って降りてきた牛尾さんに俺は速攻で飛びついて文句を言う。牛尾さんは知らん顔をしていたが後ろから段ボール箱を持った狭霧さんが護衛と言ってきた。
「あなた一人だけじゃ辛いでしょ?だから護衛を増やすためにここにいてもらった方が良いでしょ?」
「それとこれと話が違いますよ!あいつら人ん家に自分の私物を置いているんすよ!?」
「良いじゃない。部屋が余るくらいなんだから有効活用してあげましょうよ。別に引っ越し代は貴方持ちじゃないし」
「遊輝、この段ボールは何処だ?」
「スバルのその段ボールはその部屋・・・あのですね、仮にも俺の家なんですよ、ちゃんと高い家賃と敷金払ってですね」
「その時はレンタル代としてお金取れば良いでしょ。それに敷金と礼金はともかく家賃はこっち持ちなんだから」
ぐっ、最近狭霧さんの圧力が凄すぎる・・・やっぱりアレか?この間2週連続で始末書送りにしたのがそんなに根を持っているのか?
「荷物は次で最後ね。これ運び終わったら私たちは帰るから」
「っしゃぁ、ようやく力仕事が終わるぜ。引っ越し業者でもないのに何でこんなことする羽目に」
「そりゃ遊輝が引っ越し代金をケチるから」
「ケチってねわ、ちゃんと終わった後に飯奢るって言ったじゃねぇか」
特上の出前の寿司人数分。なんかオードブルとか色々追加されそうだがそれは全部却下だけど。
「スバル、行くぞ。あと机だけだ」
「おい遊輝!そろそろ特上寿司頼むぞ!俺2人前!」
「一人一人前だ!」
ガヤがうるさくなってきたのでスマフォを取り出して出前できる寿司屋を探す。とりあえず・・・・・14人前だな、そう思って適当に宅配寿司屋を見つけ注文する。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「ふぃ・・・・・やっと荷ほどき終わった。あとは片付けるだけだな」
昼飯の寿司をおごり、荷ほどきだけになったので軽音部のメンバーと恭輔だけ残ってもらい手伝ってもらった。全ての荷ほどきが終わり、ようやくひと段落つくことが出来た。
「しかしまたこの家に戻ってくるなんてねぇ〜。あんたこの家と縁があるの?」
「かもな・・・・」
何だかんだこの家に戻ってきた辺り、やっぱこの世界で俺の家はここになるんかな・・・金持ちってわけじゃないのに拾ってもらった恩でここに住むのか。
「・・・・・・(モグモグ)」
「桜、引っ越し祝いのお菓子ばっか食うな」
「(モグモグ)だって美味しいから」
「食べながら喋るな」
桜は仕事で来れなかったすみれさんや茜、アリアや祈から貰った引っ越し祝いのお菓子を開けて食べまくる。一つ食べ終わるごとに小包装の袋がレジ袋の中に放り込まれていく。
「桜ちゃん、あんまり食べすぎると体に悪いから頭を使ったり身体動かそうよ。せっかく広い家に引っ越して来たんだから」
「(モグモグ)ん、でも食べてから」
奏の話を食べながら聞く桜。全くもって話を聞いてないように感じる。現在進行形でまた食べているし。
「・・・・・・ん、ご馳走さま」
「じゃあ身体動かそう!何する!?」
「身体動かすも何も今日は何も道具無いわよ」
「デュエルでいい」
「そりゃそうだな・・・・・誰がやる?」
「はいはいはい私!!」
「ちょっと待った!!俺だ!!」
「奏」
ズゴッ!!!
「え、えっと・・・・何で私?」
「お兄ちゃんが最初にやるなら奏って、あと3人は鬼畜」
「遊輝!!!」
「俺は事実を言ったまでだ」
スバルはダークロウ立ててゲームオーバー、レミは容赦なく1killかます、響?あれは論外だ。あの濡れるビジョン早く修正してほしい。
「ま、まぁ・・・・私でよかったら」
そう言って奏はカバンからタブレットを取り出してデュエルディスクとしてセットする。何だかんだ言って奏もデュエリストだからこういうのは楽しくて仕方ないんだろ。
「デュエル‼︎」 「デュエル‼︎」
奏 LP 4000 桜 LP 4000
「先行は私、魔法カード、強欲で貪欲な壺。上から10枚を除外して2枚ドロー」
桜 手札 4枚→6枚
「魔法カード、成金ゴブリン。相手は1000回復して私は1枚ドロー」
奏 LP 4000→5000
「魔法カード、おろかな副葬。デッキから
「ブン回りね〜」
「デッキから閃刀機関ーマルチロールを手札に加えて、墓地に魔法カードが3枚以上あるため1枚ドロー」
桜 手札 4枚→6枚
「永続魔法、閃刀機関ーマルチロールを発動。ついでにフィールド魔法、閃刀領域ーエリアゼロを発動」
「ついでで発動するカードじゃないでしょ・・・」
「カードを1枚伏せて、閃刀領域ーエリアゼロの効果発動。対象はこの伏せカード」
・無限泡影
・屋敷わらし
・閃刀機ーベクタードブラスト
「閃刀機ーベクタードブラストを手札に加えて、対象の伏せカードを墓地に送る。閃刀機関ーマルチロールの効果。閃刀領域ーエリアゼロを対象に取り、このターン、私が発動した魔法カードにチェーンができない。対象になった閃刀領域ーエリアゼロは墓地に送られる。墓地に送られた閃刀領域ーエリアゼロの効果。デッキから閃刀姫ーレイを特殊召喚」
閃刀姫ーレイ 攻1500
エリアゼロがフィールドから消えてその跡からレイがフィールドに現れて、すぐにフィールドに現れたリンクマーカーに入る。
「現れて、未来へ続くサーキット。アローヘッド確認、召喚条件は炎属性以外の『閃刀姫』モンスター1体。私は閃刀姫ーレイをリンクマーカーにセット。サーキットコンバイン、リンク召喚、フォームチェンジ、閃刀姫ーカガリ」
閃刀姫ーカガリ 攻1500 ↖︎
リンクマーカーの中からカガリがフィールドに現れる。
「閃刀姫ーカガリの効果。リンク召喚成功時、墓地の『閃刀』魔法カード1枚を手札に戻す。閃刀起動ーエンゲージを手札に戻して、発動。今度は閃刀機ーウィドアンカーを手札に加えて、1枚ドロー」
桜 手札 4枚→6枚
「墓地の錬装融合の効果。このカードをデッキに戻して1枚ドロー。閃刀姫ーカガリをリンクマーカーにセット、フォームチェンジ、閃刀姫ーシズク」
閃刀姫ーシズク 攻1500 ↗︎
「カードを3枚伏せてエンドフェイズ、閃刀機関ーマルチロールの効果。このターンに発動したのは2枚、墓地から閃刀領域ーエリアゼロと閃刀機関ーエンゲージをセット。閃刀姫ーシズクの効果。墓地に存在しない『閃刀』魔法カードを手札に加える。閃刀機ージャミングウェーブを手札に加えてターンエンド」
桜 手札 5枚 LP 4000 墓地魔法4
▲▲△▲▲ ▼
ーーーーー
○ ー
ーーーーー
ーーーーー ー
奏 手札 5枚 LP 5000
「桜ちゃんめっちゃ万全ね」
「後攻だし、奏もキツイわね」
「私のターン、ドロー!」
奏 手札 6枚
「神秘の代行者 アースを召喚」
神秘の代行者 アース 攻1000→600
『ふわぁ・・・・眠い・・・』
「アースの効果!デッキから『代行者』と名のついたモンスターを手札に加える!」
「手札のエフェクト・ヴェーラーの効果」
「持ってた〜〜・・・・・・」
「このカードを捨てて神秘の代行者 アースの効果を無効にする」
奏がアースを召喚して効果を使おうとしたが桜はすぐにエフェクト・ヴェーラーを使った。まぁあんだけ手札あったら手札誘発の1枚や2枚はあるだろ。
「う〜ん・・・・解放のアリアドネをライト・Pゾーンにセッティング。カードを3枚伏せてターンエンド」
桜 手札 4枚 LP 4000 墓地魔法4
▲▲△▲▲ ▼
ーーーーー
○ ー
ーー○ーー
△▲▲▲ー ー
奏 手札 1枚 LP 5000
「私のターン、ドロー」
桜 手札 5枚
「永続魔法、閃刀機関ーマルチロールの効果。対象は右端の伏せカード」
「それ無効にしたいけど何にも無いんだよね・・・・」
「これでチェーンされる心配はない。伏せている閃刀起動ーエンゲージを発動。今度は閃刀機ーホーネットビットを手札に加えて、1枚ドロー」
桜 手札 5枚→7枚
「閃刀機関ーマルチロールの効果でセットされた閃刀起動ーエンゲージはゲームから除外される。魔法カード、閃刀機ージャミングウェーブを発動。対象は真ん中の伏せカード」
「う〜ん・・・・・魔宮の賄賂が破壊されるよ」
「あと2枚・・・・閃刀姫ーシズクをリンクマーカーにセット、フォームチェンジ、閃刀姫ーカガリ。閃刀姫ーカガリの効果」
「リバースカードオープン!カウンター罠、神の通告!Pゾーンのアリアドネの効果でライフコストは亡くなり、閃刀姫ーカガリの効果を無効にして破壊する!」
桜が2体目のカガリを特殊召喚して効果を使おうとしたが、奏が即座に神の通告を撃ちカガリの効果を無効にして破壊する。ジャミングウェーブを回収されたくなかったんだろうが、あんまり効果ないなぁ・・・・
「墓地の閃刀姫ーレイの効果。チェーンして伏せている速攻魔法、閃刀機ーウィドアンカーを神秘の代行者 アースに対して発動。さらにチェーンでさっき手札に加えた速攻魔法、閃刀機ーホーネットビットを発動。閃刀姫ーホーネットビットの効果で閃刀姫トークンを攻撃力と守備力を1500にして特殊召喚」
閃刀姫トークン 攻1500
「閃刀機ーウィドアンカーの効果でアースの効果を無効、墓地に魔法カードが3枚以上あるためコントロールを得る」
ウィドアンカーとホーネットビットが同時に発動。ホーネットビットの効果で閃刀姫トークンがフィールドに出て、ウィドアンカーでアースのコントロールを奪取した。
「閃刀姫ーレイは自分フィールドの『閃刀姫』リンクモンスターが相手によってフィールドから離れた場合、墓地のこのカードを特殊召喚する」
「一気に3体のモンスターも・・・・」
「現れて、未来へ続くサーキット」
桜の上空にリンクマーカーが現れてその中にレイとアースの2匹が入っていき、左斜め下と右斜め下が赤く光る。
「アローヘッド確認、召喚条件はチューナーを含むモンスター2体。私は神秘の代行者 アースと閃刀姫ーレイをリンクマーカーにセット。サーキットコンバイン、リンク召喚、リンク2、水晶機巧ーハリファイバー」
水晶機巧ーハリファイバー 攻1500
「あ〜・・・・・そっちに神の通告撃つべきだった・・・・」
「水晶機巧ーハリファイバーの効果。特殊召喚成功時、デッキ・手札からLv3以下のチューナーモンスターを効果を無効にして特殊召喚する。グローアップ・バルブを特殊召喚」
グローアップ・バルブ 守100
「アローヘッド確認、召喚条件はLv1モンスター1体。私はグローアップ ・バルブをリンクマーカーにセット。リンク召喚、リンク1、リンクリボー」
リンクリボー 攻300 ↓
「グローアップ ・バルブの効果。デッキの一番上を墓地に送ってこのカードを特殊召喚。現れて、未来へ続くサーキット。召喚条件はリンクモンスター2体以上。私はリンク2の水晶機巧ーハリファイバーとリンク1のリンクリボーをリンクマーカーにセット。サーキットコンバイン、リンク召喚、リンク3、星杯戦士ーニンギルス」
星杯戦士ーニンギルス 攻2500 ← ↑ →
ハリファイバーとリンクリボーの2体のリンクモンスターによってリンクマーカーの上、右、左が赤く光り、ニンギルスがフィールドに現れた。本当に丁寧に除去するなぁ・・・
「ニンギルスは強制効果で特殊召喚成功時、このカードのリンクマーカーの先の『星杯』モンスターの数だけドローしなければならない」
「それは関係ないと」
「そう、本命はこっち。カードを1枚伏せて、ニンギルスの効果。自分フィールドのカード1枚と相手フィールドのカード1枚を選んで墓地に送る。私はさっき伏せたカードと残りの伏せカードを墓地に送る」
「こ、攻撃の無力化まで・・・・」
「そして墓地に送られたのは装備魔法、閃刀機構ーハーキュリーベース。このカードがカード効果で墓地に送られた場合、墓地のこのカード以外の『閃刀』カード3枚をデッキに戻す。私はカガリ2枚とシズクを選択」
え、えげつねぇ・・・・カガリとシズクを回収しやがった(汗)。
「バトル、閃刀姫ートークンでダイレクトアタック」
奏 LP 5000→3500
「星杯戦士ーニンギルスでダイレクトアタック」
奏 LP 3500→1000
「メインフェイズ2、伏せていた閃刀領域ーエリアゼロを発動。効果を星杯戦士ーニンギルスに向けて発動」
・閃刀機ーシャークキャノン
・エフェクト・ヴェーラー
・ツインツイスター
「閃刀機ーシャークキャノンを手札に加えて、星杯戦士ーニンギルスを墓地に送る。閃刀姫トークン1体をリンクマーカーにセット。フォームチェンジ、閃刀姫シズク。カードを1枚伏せてエンドフェイズ時、閃刀機関ーマルチロールの効果。このターン、4回発動したから4枚でセットする。墓地から閃刀機ーウィドアンカーと閃刀機ージャミングウェーブをセット。閃刀姫ーシズクの効果。墓地に存在しない閃刀起動ーエンゲージを手札に加えてターンエンド」
桜 手札 4枚 LP 4000 墓地魔法8
▲▲△▲▲ ▽
ーーーーー
○ ー
ーーーーー
△ーーーー ー
奏 手札 1枚 LP 1000
「私のターン、ドロー!」
奏 手札 2枚
「魔法カード、魔法カード、壺の中の魔術書!互いのプレイヤーは3枚ドローする!」
桜 手札 4枚→7枚 奏 手札 1枚→4枚
「ライト・Pゾーンにスケール5の竜剣士ラスターPをセット!ラスターPの効果!もう片方のPゾーンのカードを破壊して同名のペンデュラムモンスターを手札に加える!」
「ん、通す」
「解放のアリアドネを破壊して2枚目の解放のアリアドネを手札に加える!解放のアリアドネの効果!このカードが破壊された場合、デッキからカウンター罠を3枚選んで、相手はそれをランダムに1枚選び、それを手札に加えて残りはデッキに戻す!私は神罰、魔宮の賄賂、輪廻のパーシアスを選択!」
「・・・・・真ん中のカード」
「このカードを手札に加えて、残りをデッキに戻す。そしてレフト・Pゾーンに解放のアリアドネをセッティング!」
「・・・・その瞬間、手札の増殖するGの効果。このカードを手札から捨てて、このターン、相手が特殊召喚するたびに1枚ドローする」
「き、キツイわね・・・・・しかも伏せているカードにウィドアンカーがあるのでしょ?」
まぁ実際問題、奏のパーミッションで桜のあの盤面を崩すのは難しいよな。これが先行・後攻が違っていたら奏が有利になっていたんだけど。
「しかたない・・・ペンデュラム召喚!エクストラデッキから解放のアリアドネ、手札から豊穣のアルテミス!」
解放のアリアドネ 守800→0
豊穣のアルテミス 守1700→900
「増殖するGの効果で1枚ドロー」
「魔法カード、死者蘇生!対象は神秘の代行者 アース!」
「チェーン、速攻魔法、閃刀機ーシャークキャノン。神秘の代行者 アースを選択してゲームから除外する」
「えっ!?」
奏が死者蘇生をアースに向けて発動したが桜は前のターンに手札に加えていたシャークキャノンを発動、アースはゲームから除外された。アースの奴、今日は全くもって働いていないな。
「う、う〜ん・・・・・カードを2枚伏せてターンエンド」
「エンドフェイズ時、速攻魔法、ツインツイスター。手札を1枚捨てて、その伏せカード2枚を破壊する」
「あっ・・・・・」
桜 手札 6枚 LP 4000 墓地魔法10
▲▲△-- ▽
ーーーーー
○ □
ーー□ーー
△ーーー△ ー
奏 手札 0枚 LP 1000
「私のターン、ドロー」
桜 手札 7枚
「閃刀姫ーシズクをリンクマーカーにセット、フォームチェンジ、閃刀姫ーハヤテ」
閃刀姫ーハヤテ 攻1500 ↙︎
「閃刀姫ーハヤテはダイレクトアタックができる。バトル、閃刀姫ーハヤテでダイレクトアタック」
奏 LP 1000→0
WIN 桜 LOS 奏
「ヴィ」
「桜が先行だったから勝てたもんだな」
「ん、後攻なら危なかったかもしれない」
「私先行だったら間違いなくレイを破壊しに行ってるよ・・・・・あ〜あ、うまく行きそうだったんだけどな・・・・」
そうだな。こればかりは先行・後攻の差だな。奏が先行だったら間違いなく奏が有利に動いているだろう。
「じゃあ次!私とやろう!」
「ん、もうやらない」
「何で!?」
「・・・・・ラーメンラーメン」
「おいこら」
桜は目をキラキラとさせて俺にラーメンラーメンとせがんできた。はぁ・・・食費が重くのしかかるなぁ・・・
遊輝「なんか戻ってきてしまった・・・・」
桜「圧倒的に広い、前の家よりずっといい」
奏「遊輝の住んでたアパート、二人で住むには狭いから」
遊輝「だから男子高校生の一人暮らしだって・・・・」
奏「引っ越し代は?」
遊輝「・・・・・経費諸々込みで40万近く、半分はセキュリティが出してくれた。それにプラスで桜の必要なものを買い揃えた」
桜「ベッドと机、タンスとか色々買ってもらった」
奏「・・・・遊輝が守銭奴になるのも納得だわ」
桜「次回、『煉獄の使者と渓谷の騎士』。よろしく」