3月は普通にアルバイトで忙しかっです。
4月以降は専門学校、最初は国家試験に集中したいから執筆時間ももっと減るのかな・・・
*アンケート設置中です。
遊輝 side
「文化祭ね〜、去年は私たち劇をしたな〜」
「見た、ごちうさ。みんなリアルだった。特にチノちゃん」
「やめろおお!!!黒歴史掘り返すな!!」
桜がこっちを見ながらチノちゃんと言ってきて俺は半ば怒鳴りつけるように返した。
授業後、部室に来たら牛尾さんとアリアが部屋にいて何故か正座させられて説教された。お前は桜を守る自覚は無いのかとか、妹を大切にする気持ちはないのかとか・・・・俺授業中だったんだよ!?ひっさしぶりに真面目に地理の授業受けてたんだよ!?何でこんな扱い受けるの!?そんなことを思いながら説教を右から左に流して、牛尾さんだけが帰って現在に至る。アリアはスバルと一緒にゲームをしている。
去年の文化祭なんか思い出したくもない。クラス全員に捕まって、縛られて、髪の毛染められて・・・・・あれ?俺前世から文化祭に対して良い思い出が何一つ無い?いつもいつも黒歴史を作っている気がする。
「恭輔君たちは今年は何をするの?」
「お化け屋敷です」
「へぇ〜面白そうじゃん。絶対行くよ」
「ありがとうございます」
「遊輝も行くよね!?」
「絶対に行かない!!」
「ま〜たそんなこと言って・・・・」
「学校の文化祭のお化け屋敷だよ?余裕余裕!」
「余裕なんてあるか!!」
お化け屋敷なんて二度と行きたくない!!嫌な思い出しか残らないし、毎度毎度途中で記憶が吹き飛ぶんだよ!
「師匠たちは何するんですか?」
「こっちは遊輝と奏という強力なメンバーがいるからカフェしようって。普通の」
「・・・・・・なんだ、残念」
「おいこら待て桜、なんでこっち見ながら言うんだ」
「お兄ちゃんの可愛い姿を「今日から1週間晩飯抜くぞ」・・・・・」
桜がすごく残念そうな目でこっちを見てきて理由を聞いたら爆弾発言をしようとしたので飯抜きを宣告したらすぐに黙った。
「意見出まくったんだけどねぇ〜、ぜ〜んぶ遊輝っちが却下した」
「・・・・・・なんで?」
「当たり前だろお前!!なんで俺が女の格好して接客しなくちゃいけないんだよ!!」
「うちのクラスの売り上げを伸ばすため」
「そんな理由でやらんぞ!!」
「私が可愛いフリルの衣装作ってあげようか?」
「やらんでいいわ変態魔女!!」
こいつら俺を客寄せ人形にしか思っていない!!中等部の文化祭は毎年のように黒歴史を作って今年は平穏に過ごさせてもらう!
「とりあえずこっちは遊輝と奏の監修でメニューと指導をしているし、他のクラスの人たちが準備しているから大丈夫、こっちはこっちでライブの準備しなくちゃいけないから」
「文化祭ライブ、楽しみにしている」
「ありがとうね〜、こっちもよろしく〜」
そう言ってレミは桜に1枚のCDアルバムを取り出して桜に手渡す。桜は受け取ってタイトルをガン見する。
「・・・・これ、お兄ちゃんたちの?」
「そう!デビューアルバム!2500円だからね」
「お金持ってない」
そう言って桜はレミに返した。レミはガッカリした表情する。確かに桜にはお金を渡していない、っていうか渡せない。お金渡したら間違いなく買い食いしかしない。そんな無駄使いさせない。
「お待たせ〜、戻ってきたよ」
「練習再開しよう」
「あいよ〜、じゃあアリア。終わり」
「えぇ〜、良いところだったのに〜」
「悪いけどみんな出てね。って言うから3人ともクラスに戻らなくて良いの?まだ準備中でしょ?」
「あっ、やばっ・・・」
「す、すぐに戻りましょう」
「ん、バイバイお兄ちゃん」
3人は椅子から立ち上がり部室から出て行き、その後に続いてアリアも立ち上がる。
「じゃあ私も戻るわ、そろそろ戻って仕事しないと。打ち合わせは明日ねぇ〜」
「うぃ〜」
「ご苦労様で〜す」
アリアが部室から出て、休憩していた俺たちも立ち上がってそれぞれの楽器を持つ。
「んじゃあ練習再開するわよ。え〜と・・・・Day1の6曲目からよ」
「えぇと・・・・はいよ」
「1・2・3・4」
♪♪♪〜〜〜♪♪♪♪♪♪〜〜〜
〜〜(翌日)〜〜
文化祭が近いため俺たち軽音部の練習もまた長くなって行く。事実、昨日も泊まり込みの練習となり桜はアリアに任せて夜中まで練習した。結局そのまま部室で爆睡、朝早くに目覚めてシャワーだけ浴びに家に帰ってまた授業を受ける・・・・あれ?俺今社畜と同じ生活をしている・・・・
「というわけでこのように陽イオンと陰イオンを組み合わせてできる化学式、これが組成式と呼ばれる。例えば用イオンであるNaイオンに陰イオンのClイオンを組み合わせるとNaCl、つまり塩化ナトリウムとなる。因みにこの塩化ナトリウム、世間一般では何と呼ばれているか分かるか?小野寺」
「はい!?え、えっと・・・・・マイナスイオン!」
「アホか!!物資が何でイオンに戻るんだよ!!授業中に寝ているから話聞いてへんのだろ!!」
「「「「アハハハ」」」」
「全く・・・・塩化ナトリウムは食塩、あるいは単に塩と呼ばれる、基礎知識だぞ。因みに組成式で他に代表的な物は塩化カルシウムとかある。組成式は化学における化学反応において基本中の基本だからな、しっかりと勉強しておけよ」
キンコーンカンコーン
「では今日の授業はここまで。組成式の詳しい事は次回の授業で教える」
「起立!」
日直が挨拶をして化学の先生が教室から出て行く。次の時間からは文化祭の準備だ。その前に俺は席から立ち上がって響の席に行く。
「お前いくらなんでもマイナスイオンは無いだろ」
「だ、だって・・・・聞いたことない」
「いや、塩化ナトリウムの食塩は一般常識だぞ」
「ううう・・・・・何で化学反応で塩が作られるのよ」
「お前そんなこと言ったら味の○だって化学調味料だ「お兄ちゃん」・・・何でお前がここにいるんだよ」
響に化学の話をしていたら、突然隣に桜が現れて俺に声をかけてきた。お前一応中等部だよ?あんまり高等部の校舎に入ってくると目立つから入らないようにしているのに。
「デッキ貸して、今日のデュエル実習、普段使っているデッキ使ったらダメだった」
「いや、俺も午後から使うから。貸しデッキ借りろよ」
「別クラスで使っているから無いって言われた。私今からだから、何だったら私のデッキ担保で渡す」
「た、担保って・・・・まあ別に構わんが」
そう言って俺はベルトに刺してあるデッキケースから自分のデッキを取り出して桜に渡す。桜も自分自身のデッキを取り出して俺に渡した。俺のデッキを受け取った桜はそのまま教室から出て行った。
「じゃ」
「早めに返しに来いよ〜」
「遊輝って自分のデッキ貸し出すこと多いよね。普通嫌う人多いけど」
「んまぁ・・・・半分近くはパチられているんだけど」
主にリーダー(レミ)と変態魔女(アリア)から、前世の感覚で友達にデッキを貸したり借りたしてデュエルしていたからな、その慣れだろう。この世界ではそういう事は嫌われるけど。
キンコーンカンコーン
「は〜い、じゃあ文化祭の準備始めるわよ!!」
教室に副担任の先生が入ってきたが本人は扉に入ってその横に立っているだけ、文化祭委員の彩が教壇の前に立った。
遊輝 side out
桜 side
「トドメよ、イビリチュア・テトラオーグルでダイレクトアタック」
「ぐわああああ!!!」
生徒 LP 600→0
私たちが見ているデュエルフィールド、そこで対峙している生徒に氷川さんはトドメをさしてこのデュエルに勝利する。
『そこまで!次、小日向と成田!』
「恭輔の番」
「恭輔さん、またカエルデッキなんですかね・・・」
「あいついやらしいデッキ使うよな」
翔悟が嫌そうな顔をして恭輔を見つめる。確かに恭輔はテラナイトにしろカエルにしろ相手をイライラさせるデッキを使う。私も大概だけど
『Bフィールド、山吹と遠藤!』
「あっ、俺と桜が呼ばれた」
「・・・・行く」
翔悟と私が呼ばれたのでそのまま
「デュエル‼︎」 「デュエル‼︎」
桜 LP 4000 翔悟 LP 4000
「私のター・・・・・」
「?どうした?」
デッキからドローした5枚の手札を見て私は固まってしまった。お兄ちゃんが渡してくれたこのデッキ、いつもお兄ちゃんが使っている『魔術師』じゃない、しかも私も見たことない。
「(・・・・お兄ちゃん、遊びで作ったデッキを私に渡した)」
これ、私デッキの中身見てない。お兄ちゃんから貰ってそのままデュエルディスクにさしたから、とりあえず。
「トリオンの蟲惑魔を召喚」
トリオンの蟲惑魔 攻1600
「トリオンの蟲惑魔の効果、デッキから『落とし穴』または『ホール』と名のついた通常罠を手札に加える」
「ああもう、嫌らしいデッキなのは分かった」
翔悟が何か言っているがそんな事気にしている場合じゃない。この間に私はデッキの中身を全て確認しないといけない。えっと・・・・罠中心、打点低いからこのモンスター達で補う。このモンスター達は・・・・これで特殊召喚ね。エクストラデッキも確認して・・・・
「奈落の落とし穴を手札に加える。現れて、未来へ続くサーキット」
トリオンの蟲惑魔が私の上空に出来たリンクマーカーの中に入り、下向きの矢印が赤く光った。
「アローヘッド確認、召喚条件はリンクモンスター以外の『蟲惑魔』モンスター1体、私はトリオンの蟲惑魔をリンクマーカーにセット、サーキットコンバイン、リンク召喚、リンク1、セラの蟲惑魔」
セラの蟲惑魔 攻800
「攻撃力1600のモンスターをわざわざ攻撃力800に変えた?」
「カードを1枚セット、そして同じ縦列にカードが2枚以上存在する場合、手札のこのカードはその縦列に特殊召喚できる。紫宵の
紫宵の機界騎士 攻2500
「いきなり打点が高い奴出てきたか・・・」
「紫宵の機界騎士の効果。1ターンに1度、『ジャックナイツ』モンスターを対象に取って、そのモンスターを次の自分のスタンバイフェイズまで除外してデッキから同名以外の『ジャックナイツ』モンスターを手札に加える。自身を除外して、蒼穹の機界騎士を手札に加える。さらに追加で2枚伏せてターンエンド」
桜 手札 2枚 LP 4000
▲ーー▲▲ ー
ーーーーー
ー ○
ーーーーー
ーーーーー ー
翔悟 手札 5枚 LP 4000
「俺のターン!ドロー!」
翔悟 手札 6枚
「メインフェイズ開始時、強欲で金満な壺を発動!エクストラデッキをランダムで裏側に6枚除外して、3枚除外につき1枚ドローする!」
翔悟の前に強欲で金満な壺が現れて、翔悟のエクストラデッキから6枚のカードを吸い込み、壺の中から新たに2枚のカードが現れた。
翔悟 手札 5枚→7枚
「永続魔法、真竜の継承を発動!この効果で俺は通常召喚権に加えて、『真竜』モンスターの追加召喚権を得る!そして上級真竜モンスターはアドバンス召喚の素材を永続魔法または永続罠で代用して攻撃表示でアドバンス召喚できる!真竜の継承をリリース!真竜導士マジェスティックMをアドバンス召喚!」
真竜導士マジェスティックM 攻2300
翔悟の場にあった真竜の継承がコストで墓地に送られて真竜導士マジェスティックMがフィールドに現れる。
「墓地に送られた真竜の継承の効果!フィールドの魔法・罠を1枚破壊する!対象はセラの蟲惑魔の伏せカードだ!」
「・・・・ならチェーン、その破壊されるカードをオープン、奈落の落とし穴。攻撃力1500以上のモンスターが召喚・特殊召喚された場合、そのモンスターを破壊して除外する」
「そこにチェーンでマジェスティックMの効果!相手が効果を発動した場合、デッキから『真竜』モンスターを手札に加える!俺は真竜拳士ダイナマイトKを手札に加える!」
真竜導士マジェスティックMの真下に奈落の落とし穴が現れるけど、その前に真竜導士マジェスティックMが杖を振り、翔悟のデッキから1枚のモンスターカードが出てきて、翔悟の手札に加えられた。そして奈落の落とし穴で真竜導士マジェスティックMが破壊され、真竜の継承の効果で発動した奈落の落とし穴も破壊される。
「それくらいは計算済みだ!インスペクト・ボーダーを通常召喚!」
インスペクト・ボーダー 攻2000
「それはダメ、リバースカードオープン、底なし落とし穴。相手がモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚した場合、そのモンスターを裏側守備表示にする」
「なっ!?」
インスペクト・ボーダーは面倒くさい、お姉ちゃんのデュエルで散々学んだからこの場で処理する。ということで、伏せていた底なし落とし穴でインスペクト・ボーダーを裏側守備表示に変更する。
「この効果で裏側守備表示になったモンスターは表示形式を変更できない」
「面倒くせぇことをしやがって・・・」
「さらにセラの蟲惑魔の効果。通常罠が発動した場合、デッキから『蟲惑魔』モンスターを特殊召喚する。ティオの蟲惑魔を特殊召喚」
ティオの蟲惑魔 攻1700
私が通常罠を発動したことにより、セラの蟲惑魔が不気味な笑みを浮かべて自身の下の隅穴からティオの蟲惑魔がフィールドに姿を現した。
「ティオの蟲惑魔の効果。特殊召喚成功時、墓地の『落とし穴』または『ホール』通常罠をセットする。奈落の落とし穴をセット」
「またか・・・」
「ただし、この効果でセットされたカードは次の自分のターンのエンドフェイズ除外される。そしてセラの蟲惑魔の効果」
「まだあるのか!?」
「このカード以外の『蟲惑魔』モンスターの効果が発動した場合、デッキから『落とし穴』または『ホール』通常罠をセットする。2枚目の奈落の落とし穴をセット」
「カードを3枚伏せてターンエンド!」
桜 手札 2枚 LP 4000
▲ー▲ー▲ ー
ーー○ーー
ー ○
ーーー◼︎ー
ー▲▲ー▲ ー
翔悟 手札 2枚 LP 4000
「私のターン、ドロー」
桜 手札 3枚
「このスタンバイフェイズに前のターンに除外された紫宵の機界騎士が戻ってくる。メインフェイズ、縦列に2枚以上並んでいるから手札の蒼穹の機界騎士を特殊召喚」
蒼穹の機界騎士 攻2000
「蒼穹の機界騎士の効果。手札から特殊召喚した場合、このカードの縦列の相手のカードの枚数だけ、同名以外の『ジャックナイツ』モンスターを手札に加える。私は2枚目の紫宵の機界騎士を手札に加える」
「その処理後、リバースカードオープン!永続罠、真竜の黙示録!この効果で俺は『真竜』モンスターのアドバンス召喚権を得る!真竜の黙示録をリリース!真竜拳士ダイナマイトKをアドバンス召喚!」
真竜導士ダイナマイトK 攻2500
蒼穹の機界騎士の効果で私が2枚目の紫宵の機界騎士を加えた後に翔悟が真竜の黙示録を発動、そのままリリースして真竜拳士ダイナマイトKがフィールドに現れた。
「墓地に送られた真竜の黙示録の効果!フィールドのモンスター1体を対象にとって破壊する!俺は紫宵の機界騎士を選ぶ!」
「ならチェーンでリバースカードオープン、奈落の落とし穴、さらにチェーンで紫宵の機界騎士の効果。対象は自分自身」
「それにチェーンでダイナマイトKの効果!相手が効果を発動した場合、デッキから『真竜』罠をフィールドに発動するか手札に加える!俺は真竜皇の復活を発動!」
ダイナマイトKが己の拳を地面に叩きつけて、その割れた地面から真竜皇の復活が発動される。そして紫宵の機界騎士はゲームから除外され、真竜の黙示録の効果は不発になった。真竜拳士ダイナマイトKは奈落の落とし穴で破壊された。
「通常罠が発動したことでセラの蟲惑魔の効果発動、デッキからトリオンの蟲惑魔を特殊召喚」
セラの蟲惑魔の下にある穴がまた蠢いて、2体目のトリオンの蟲惑魔がフィールドに現れた。
「トリオンの蟲惑魔の効果、特殊召喚した場合、相手フィールドの魔法・罠を1枚対象にして破壊する。対象は真ん中」
「リバースカードオープン!幽麗なる幻滝!デッキから幻竜属モンスターをサーチする!俺は真竜機兵ダースメタトロンを手札に加える!」
トリオンの蟲惑魔で破壊しようとした伏せカードはフリーチェーンで発動されてそのまま相手の手札にカードが1枚加えられた。
「セラの蟲惑魔の効果、デッキから時空の落とし穴をセット。レベル4のトリオンの蟲惑魔とティオの蟲惑魔でオーバーレイ」
「エクシーズ召喚かよ」
☆4 × ☆4 = ★4
私の前にブラックホールが現れて、その中にトリオンの蟲惑魔とティオの蟲惑魔が吸い込まれていき、ブラックホールが爆発を起こす。
「2体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築、エクシーズ召喚。No,39 希望皇ホープ」
No,39 希望皇ホープ 攻2500
爆発したブラックホールの中から大きな白い剣が現れて、剣が変形をしていってNo,39 希望皇ホープが姿を現す。
「さらにNo,39 希望皇ホープでオーバーレイ・ネットワークを再構築」
★4→★5
「エクシーズチェンジ、SNo,39 希望皇 ホープ・ザ・ライトニング」
SNo,39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング 攻2500
No,39 希望皇ホープが再び剣の形へと戻り、ブラックホールに吸い込まれて、フォームを変えてフィールドに戻ってくる。先ほどよりも一回り身体が大きく、そして少しながら電気を帯びている。
「バトル、SNo,39 希望皇ホープ・ザ・ライトニングで裏側守備表示のインスペクト・ボーダーに攻撃、このモンスターの攻撃時、相手はダメージステップ終了までカード効果を使えない」
SNo,39 希望皇ホープ・ザ・ライトニングが剣を持って突撃して裏側守備表示のインスペクト・ボーダーを一刀両断して破壊する。
「続いてセラの蟲惑魔でダイレクトアタック」
「ようやくこっちの罠に引っかかったな!リバースカードオープン!永続罠、大捕り物!」
「あっ・・・・」
「相手フィールドのモンスター1体を対象にとってそのコントールを得る!俺はホープ・ザ・ライトニングを選択!」
翔悟が発動した大捕り物から御用用の縄が飛び出して、それがSNo,希望皇ホープ・ザ・ライトニングを縛り付けて、翔悟のフィールドへとコントロールが移った。
「この効果でコントロールを得たモンスターは効果を使えず、攻撃できない」
「・・・・攻撃するチャンスを失った、カードを1枚伏せてターンエンド」
桜 手札 2枚 LP 4000
▲▲▲ーー ー
ーーーー○
ー ○
ーー○ーー
ー△ーー△ ー
翔悟 手札 2枚 LP 4000
「俺のターン!ドロー!」
翔悟 手札 3枚
「永続魔法、真竜凰の使徒を発動!これにより俺は『真竜』モンスターのアドバンス召喚権を得る!大捕り物、ホープ・ザ・ライトニング、真竜皇の復活をリリース!真竜機兵ダースメタトロンをアドバンス召喚!」
真竜機兵ダースメタトロン 攻3000
翔悟の場にあった大捕り物、真竜皇の復活、そして私から奪ったSNo,39 希望皇ホープ・ザ・ライトニングの3枚のカードがリリースされて、真竜機兵ダースメタトロンが翔悟の上空からフィールドに舞い降りてきた。
「(奈落の落とし穴を使いたいけど・・・)」
「ダースメタトロンはアドバンス召喚する際にモンスター、永続魔法、永続罠のいずれか3枚を使用しないとアドバンス召喚できない!そしてこのカードのアドバンス召喚に使用したカード効果を受けない!今使ったのはモンスターと罠だから、セットしている奈落の落とし穴も効かないぞ!」
「くっ・・・・・」
そう、つまり奈落の落とし穴も私が伏せている罠カード全てが効かない。唯一魔法カードがあのモンスターに効くけど、このデッキ、魔法カードの除去が1枚も入っていない。
「(・・・・それどころかあのデッキに対する有効な落とし穴がもう伏せている奈落の落とし穴しかない)」
「さらに墓地に送られた真竜皇の復活の効果!フィールドのモンスター1体を破壊する!対象は蒼穹の機界騎士!」
墓地に送られた真竜皇の復活の効果で蒼穹の機界騎士も破壊されてしまう。
「バトル!ダースメタトロンでセラの蟲惑魔に攻撃!」
真竜機兵ダースメタトロン 攻3000
セラの蟲惑魔 攻800
桜 LP 4000→1800
「ぐううぅ!!!!!」
「メインフェイズ2、永続魔法、真竜凰の使徒の効果!墓地の『真竜』カードを3枚戻して1枚ドローする!真竜の黙示録、真竜皇の復活、真竜の継承を戻して1枚ドロー!」
翔悟 手札 1枚→2枚
「(・・・なるほど)真竜凰の使徒をリリース!真竜騎将ドライアスⅢ世をアドバンス召喚!」
真竜騎将ドライアスⅢ世 攻2100
「墓地に送られた真竜凰の使徒の効果!フィールドの魔法・罠1枚を破壊する!対象は真ん中は奈落、そして一番端のカードは関係ないから左から2番目のカードだ!」
「これ以上モンスターは許せない・・・!リバースカードオープン、奈落の落とし穴!」
伏せていた奈落の落とし穴を発動して真竜騎将ドライアスⅢ世を破壊して除外、そして真竜凰の使徒の効果で伏せていた無限抱擁が破壊される。その瞬間、翔悟の唇が動いて微笑んだ。
「ようやく焦ってくれたな!お前のそのクールな表情が崩れたぜ!ドライアスⅢ世の効果!このカードがフィールドから離れた場合、デッキからドライアスⅢ世以外の『真竜』モンスターを特殊召喚する!」
「!?し、しまった・・・・」
「真竜戦士イグニスHを特殊召喚!」
真竜戦士イグニスH 攻2400
破壊された真竜騎将ドライアスⅢの魂が光り、その光から真竜戦士イグニスHがフィールドに現れた。
「さらに魔法カード、命削りの宝札!このターンの特殊召喚を放棄して、このカードの発動以降の相手のダメージを0にする代わりに手札が3枚になるようにドローする!」
翔悟 手札 0枚→3枚
「カードを2枚伏せて魔法カード、強欲で貪欲な壺!デッキの上から10枚を除外して2枚ドローする!」
「翔悟 手札 0枚→2枚
「さらに2枚伏せてターンエンド!エンドフェイズ、命削りの宝札の効果で手札を全て捨てるが、俺の手札は0枚!」
桜 手札 2枚 LP 1800
▲ーーーー ー
ーーーーー
ー ー
ーー○ー○
ー▲▲▲▲ ー
翔悟 手札 0枚 LP 4000
「私のターン、ドロー」
桜 手札 3枚
「スタンバイフェイズ、紫宵の機界騎士はフィールドに戻る」
どうする・・・・・真竜機兵ダースメタトロンを突破するには攻撃力3000以上・・・ホープ・ザ・ライトニングは使った。ヴァレルロード・ドラゴンもヴァレルソード・ドラゴンも突破できない・・・・ダイレクトアタックもライフが取れない・・・・
「色々考えているようだがこれでトドメだ!スタンバイフェイズ、リバースカードオープン!永続罠、虚無空間!お互いに特殊召喚できない!」
「・・・・・・・紫宵の機界騎士を守備表示に変更」
紫宵の機界騎士 攻2500→守2000
「モンスターセット、ターンエンド」
「まだいるか・・・・」
桜 手札 2枚 LP 1800
▲ーーーー ー
◼︎ーー◻︎ー
ー ー
ーー○ー○
ー▲△▲▲ ー
翔悟 手札 0枚 LP 4000
「俺のターン、ドロー!」
翔悟 手札 1枚
「(・・・・一手間違えたら逆にダメだな、安全策に行こう)バトル!ダースメタトロンで紫宵の機界騎士を攻撃!」
「・・・・そのまま通す」
「イグニスHで裏側モンスターも攻撃!」
真竜騎兵ダースメタトロン、真竜戦士イグニスHによって私の紫宵の機界騎士と裏側にしたランカの蟲惑魔が破壊された。
「これでターンエンド!」
桜 手札 2枚 LP 1800
▲ーーーー ー
ーーーーー
ー ー
ーー○ー○
ー▲△▲▲ ー
翔悟 手札 1枚 LP 4000
「私のターン、ドロー」
桜 手札 3枚
「・・・・カードを1枚伏せてターンエンド」
桜 手札 2枚 LP 1800
▲ーー▲ー ー
ーーーーー
ー ー
ーー○ー○
ー▲△▲▲ ー
翔悟 手札 1枚 LP 4000
「俺のターン!ドロー!」
翔悟 手札 2枚
「このままバトル!ダースメタトロンでダイレクトアタック!」
桜 LP 1800→0
WIN 翔悟 LOS 桜
『そこまで!次!Bフィールド、中川と・・・』
「・・・・負けた」
「勝った・・・危なかった・・・・」
デュエルが終わってデュエルフィールドから降りる。翔悟がデュエルディスクを片付けてこっちにやってきた。
「マジで気が抜けなかった・・・・なんてデッキを使ってるんだよ」
「お兄ちゃんから借りた、本当なら魔術師で挑むつもりだった」
「・・・・・もっと恐ろしい物を聞いたよ、魔術師なんか勝てねぇよ」
「お兄ちゃん、遊びで作ったデッキを私に渡してきた、魔術師だと思っていたから始めた時に少し慌てた」
「それで始めた時に少し固まったのか」
「まぁ・・・・このデッキも悪くはない」
たまにはこういうのも悪くはない。
桜「打点高すぎ、なんでデッキから罠を発動出来るのよ」
翔悟「それが真竜だから」
恭輔「アドバンス召喚した真竜は強いですからね。こちらがアクションを取れば妨害札を発動しますから」
祈「ふ、踏み越えなきゃいけないのが多いですからね」
絢「貴方達嫌らしいデッキ使いすぎよ、何で素直に攻撃するデッキ使わないのよ」
桜「楽しいから」
絢「さらっとえげつない事言わないのよ」
桜「次回、『Live Fes in RockingGo!! Final Day 1』。次回もよろしく」