遊戯王 振り子使いの少年と連鎖使いの少女   作:DICHI

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今日ブロック予選だったので行ってきました。

サラマン相手に引きミスしてベスト32で終わりました。
セフィラ握っていたらグラマトン引くか引かないかで変わるからな・・・・
楽しい思い出になりました。さあまた、『EM魔術師』の練習しないとな・・・


第30話 文化祭最終日、3人目の刺客

??? side

 

コツ・・・・コツ・・・・・

 

薄暗く光る部屋、唯一の明かりは机を照らし、椅子に座る男は机のチェス盤をじっと見つめて、駒を動かす。

 

・・・・・ガチャ

 

「失礼するわ」

 

「ようやく来たか・・・・」

 

男がいる部屋の扉が開き、一人の女性が入ってくる。チェス盤を見つめていた男は口元をニヤリと笑い、女性の方に顔を向けた。

 

「トロワもキャトルも役立たずだった。だが君ならこれくらい簡単だろ?」

 

「簡単に言わないでくれるかしら?まずは相手の状況・戦力を整理、そしてこちらの限りある戦法を練らなくちゃいけないのよ」

 

「・・・・時間は?」

 

「早くて2ヶ月、遅くても3ヶ月ね」

 

「結構、君はあの二人よりも信頼している。それくらいの猶予なら大丈夫だ」

 

「なら取引成立よ。必ずDMWは連れ戻してくるわ」

 

女性はそう言って、部屋から出て行った。男は再び机の上にあるチェス盤を見つめる。

 

「フッフッフッ・・・・長い戦いだったが、ようやく追い詰める時がきた。ここで一気にケリをつけさせてもらうよ、シークレットシグナー達」

 

 

 

 

スバル side

 

 

「嫌だ!!!絶対に嫌だ!!!」

 

「な〜に言ってるのよ。学園祭のお化け屋敷だよ?余裕余裕!」

 

「余裕じゃねぇよ!!!お化け屋敷なんか絶対に行きたくない!!!!」

 

「・・・・お前は駄々こねる子供かよ」

 

ハァーと一つため息をついてアニメのように柱に引っ付き剥がれない遊輝をレミや茜、響が一生懸命剥がそうとしている。

文化祭最終日、俺たちは自由行動なので最初に軽音部全員で祈たちがやっているお化け屋敷に行こうとしたんだが、お化けやオカルトが大っ嫌いな遊輝は当然のように拒否。何が何でも抵抗する構えを見せている。

 

「折角みんなでお化け屋敷行こうって約束したのに・・・」

 

「遊輝っちも頑固ねぇ!!学園祭のお化け屋敷に本物のお化けなんかいないわよ!!」

 

「そんなこと言ったら普通のお化け屋敷にもいねぇだろ。あれは怖さをどこまで感じるかの勝負だろ」

 

「スバルの言う通りだよ!!お化けなんて迷信迷信!!」

 

「嫌だ!!行きたくない!!」

 

「・・・・・・お兄ちゃん、かっこ悪い」

 

「遊輝ちゃん、流石に引くわ〜」

 

「情けないわね・・・・」

 

「!?」

 

「それ!!」

 

「うわっ!?」

 

必死にしがみついている遊輝の後ろ、いや俺たちの後ろから声が聞こえ遊輝は振り向く。俺も気になって後ろを振り向くと桜とアリア、すみれさんが来ていた。遊輝はすみれさんの姿を見て少し固まっていたところをレミ達3人に引き剥がされた。

 

「な、ななななな、なんでいるの!?」

 

「何でって文化祭に来たらダメなの?」

 

「すみれさんは茜の保護者だし、別に普通よね」

 

「今回のお化け屋敷の衣装は私の弟子がデザインしたって言うし、師匠として観に行くのは当たり前よ」

 

「祈ちゃんがデザインした物を私が作ったんだよね!」

 

「・・・・お兄ちゃん、私のクラスのお化け屋敷、行こう」

 

「嫌だ!!絶対に嫌だ!!」

 

「・・・・優姫ちゃん、あなたモデルの仕事が5ヶ月溜まっているけど、お化け屋敷行くのと明日からモデルの仕事、どっちが良い?」

 

「!?」

 

「ああ〜、そういえば優姫ちゃんの衣装いっぱいあるんだよね〜」

 

頑なに動かない遊輝に対してすみれさんは遊輝の近くまで行き、みんなに聞こえるように言う。そう言えばここ最近、茜もモデル仕事してなかったな、ツアーが忙し過ぎたからだけど茜も仕事溜まっているんじゃないのか?

 

「茜はどうなのよ?」

 

「私も明日からモデル業再開・・・・」

 

「・・・・お疲れ様です」

 

俺が気になったことを奏が聞いたら、茜が凄い悲壮感を漂わせながら奏の質問に返した。それを見て、思わずお疲れ様と呟いてしまった。

 

「さあ優姫ちゃん!お化け屋敷に行くのと、モデル業やるの、どっちが良い!?」

 

「嫌だ!!この人の目、両方やらせる気だ!!」

 

「あら、正解が分かってるじゃない。じゃあまずは私の弟子の衣装を観に行くわよ」

 

「嫌だああああ!!!!!!」

 

すみれさんはヒョイっと遊輝の襟を掴み、そのまま連れて行く。桜はすみれさんの先導をしてその後ろにアリアやレミ、響達も付いていく。

 

「あいつもバカだな・・・・すみれさんに勝てるはずないのに」

 

「お母さん、本当に人間か疑う」

 

「実の娘がそんなこと言ってどうするのよ」

 

とりあえずすみれさんの後を追うように俺たちも祈のクラスがやっているお化け屋敷に向かう。生徒や先生たちの波を抜けて、他の出し物より人一倍並んでいるお化け屋敷の最後尾、そこにすみれさんと遊輝がいた。

 

「あっ、いた」

 

「すみれさ〜ん」

 

「遅いじゃない。早く行くわよ」

 

「えっ?早く行くって」

 

「すみれさん、早くに来て整理券取っていましたから優先的に行けるんですよ」

 

俺たちの疑問に看板を最後尾の看板を持っている恭輔がそう答えた。整理券なんて配布していたのか。それは凄い人気だな。

 

「整理券配布するくらい人気なんて羨ましいわね。でもそんな告知いつしたの?」

 

「告知してません。朝早くからすごい行列だったので特別対等で整理券配布したのです」

 

「へぇ〜」

 

「さぁみんな、行くわよ。私の弟子が不甲斐ないデザインをしていたらビシッと言ってやらなくちゃ」

 

「その前に・・・・」

 

「・・・・・・(ブルブルブル)」

 

「そこの震えている奴なんとかしようぜ」

 

さっきからすみれさんの横で震えている遊輝に目がいってしまう。怯えるリスみたいだ。となるとすみれさんは鷲あたりか?

 

「整理券番号58番の方、どうぞ」

 

「ほら行くわよみんな」

 

「嫌だ!!嫌だ!!」

 

「・・・・・お兄ちゃん」

 

「何だよ桜!?こんな時に俺は「奴らきた」!?」

 

「奴ら?」

 

「!?さ、桜ちゃん、本当に!?」

 

「いる、お客さんに紛れて」

 

「ここじゃ不味い・・・逃げるぞ!」

 

「ん」

 

「お、おい遊輝!!」

 

桜を思いっきり引っ張った遊輝はそのまま桜をおんぶして走り出す。周りの奴らもその状態を見て何事だと少しザワザワしている。

 

「不味いわよ・・・ここじゃ人が多すぎる」

 

「だから遊輝はここじゃない場所に誘導しようとしているんだが・・・・相手が分からない」

 

「ちょっと!!そんなこと言ってないで遊輝を追いかけるわよ!!何してくるか分からない得体の知れない相手なんだから!!」

 

「そ、そうだった!こうしちゃいられん!!追いかけるぞ!!」

 

少し話し込んでいる間にも遊輝は桜を連れて逃げ回っている。俺たちも遊輝に加勢するため、遊輝を追いかける。

 

 

スバル side out

 

 

遊輝 side

 

 

「どっちだ!?」

 

「・・・・右!」

 

「ぐっ!?」

 

バン!!!

 

「ちきしょう!!俺の能力でも反応しないとかどうなってるんだ!?」

 

桜を背負いながらアカデミアから逃げ出し、見えない何かが俺たちに襲いかかってくる。桜のアドバイスで避けることが出来ているが中々にギリギリの状態だ。何せ俺のシグナーの能力で反応しない。

 

「(ど、どういう事だ!?生命反応が0って!?生きていないのか!?)」

 

「・・・!!!お兄ちゃん!!上から!!」

 

「上!?」

 

ドン!!

 

桜が驚いたように叫んだ、俺は慌てて左足を蹴って右に逸れる。上空から先ほど俺たちを襲ってくる謎のエネルギー弾が落ちてくる。

 

「ちくしょう!!どこにいやがるんだ!?」

 

「・・・・ダメ、攻撃してくる時以外消えている」

 

「攻撃する時だけ!?それなら・・・・・」

 

桜の言葉を聞いた俺は一度立ち止まり、目を瞑り全神経を集中させて能力をフル解放する。今は何も反応がない、が、一瞬だけ前方右斜めに反応があった。

 

「そこか!!!!」

 

ドン!!!

 

反応があった場所に俺はフル解放の能力でサン・フレアを放つ。敵が放ったエネルギー弾も俺の太陽によって焦げ、近くの陰にあたり爆発、燃え上がる。そこから陰がシュッという音を立てて飛び上がり、俺たちの目の前に現れる。黒いフードを深くかぶっていたが、それを外して顔を見せる。赤い目で黒髪の綺麗な女性だった。

 

「危ないわね、死ぬかと思ったわ」

 

「その言葉、そっくり返してやる。俺たちを殺しに来て何の用だ」

 

「そんなの簡単よ。その子、返してもらうわ」

 

「嫌」

 

「却下だ、桜も嫌がっている。殺人兵器を作る組織なんかに渡せるか」

 

「ふ〜ん、その子桜って付けたんだ。あぁでも、()()()()()したからか」

 

「・・・・・なんだと?」

 

俺たちの目の前に現れた女、その言葉を聞いて俺は耳を疑った。こいつ今なんて言った?記憶を消去した、だと?

 

「記憶を消去したってどういう事だ?」

 

「貴方には関係ないわね。今ここで負けるから」

 

女性は右手にあったデュエルディスクを起動してデッキをセットする。

 

「(・・・・聞いても無駄か、だったら勝って問い詰めてやる)桜、あまり離れるな」

 

「ん」

 

女の態度からこれ以上を聞いても無駄だと判断、俺もデュエルディスクを取り出し、デッキをセットする。桜も俺の服をしっかりと掴み、離れないようにする。

 

「私の名前はドゥ、よろしく」

 

「俺の名前は・・・言わなくて分かるか」

 

「えぇ、私達の計画を無視するお邪魔虫のシークレットシグナー、ここで貴方は負けるわ」

 

「デュエル‼︎」 「デュエル‼︎」

遊輝 LP 4000 ドゥ LP 4000

 

「先行は私!まずはこのカード、自分フィールドに効果モンスターが存在しない場合、手札から特殊召喚できる!天威龍ーアーダラを特殊召喚!」

 

天威龍ーアーダラ 攻0

 

相手フィールドにアーダラがとぐろを巻いてフィールドに現れる。

 

「天威・・・・」

 

「通常召喚!天威龍ーシュターナ!」

 

天威龍ーシュターナ 攻400

 

「Lv4の天威龍ーシュターナにLv1の天威龍ーアーダラをチューニング!」

 

☆4 + ☆1 = ☆5

 

「天と地の間で、龍の誇りを轟かせる!シンクロ召喚!Lv5!源竜星ーボウテンコウ!」

 

源竜星ーボウテンコウ 守2800

 

「ボウテンコウの効果発動!このカードのシンクロ召喚成功時、デッキから『竜星』カードを手札に加える!」

 

「させるかよ!手札からエフェクト・ヴェーラーの効果発動!ボウテンコウの効果をエンドフェイズまで無効にする!」

 

「手札から速攻魔法、墓穴の指名者!対象はさっき墓地に送られたエフェクト・ヴェーラー!」

 

「チッ!」

 

ボウテンコウの効果は不味いと判断して、手札に抱えていたエフェクト・ヴェーラーをボウテンコウに向けて発動したが、相手が発動した墓穴の指名者によって無効にされる。

 

「墓穴の指名者の効果により除外されたモンスターはお互いに次のターンのエンドフェイズまで無効にされる。ボウテンコウの効果で手札に加えるのはカウンター罠の竜星の九支!さらにボウテンコウの効果!デッキから幻竜族モンスターを墓地に送り、そのモンスターと同じレベルになる!2枚目の天威龍ーアーダラを墓地に送り、Lv1に変更!」

 

源竜星ーボウテンコウ ☆5→☆1

 

「その処理後!手札の増殖するGの効果!」

 

「チッ・・・墓穴の指名者を使わせたわけね」

 

「このターン、この後に相手が特殊召喚するたびに1枚ドローする!」

 

俺が発動した増殖するGの効果が成立して、相手の周りにGがブンブンと飛び回る。

 

「鬱陶しいわね!だけどやりたいことはさせて貰うわよ!突き抜けろ!天に轟くサーキット!」

 

Lv1になったボウテンコウが相手の上空に出来たリンクマーカーに入り、真下の矢印が赤く光る。

 

「アローヘッド確認!召喚条件はLv1モンスター1体!私は源竜星ーボウテンコウをリンクマーカーにセット!サーキットコンバイン!リンク召喚!リンク1、リンクリボー!」

リンクリボー 攻300 ↓

 

「増殖するGの効果で1枚ドロー!」

 

「墓地に送られたボウテンコウの効果!フィールドから墓地に送られた場合、デッキから『竜星』モンスターを特殊召喚する!チューナーモンスター、光竜星ーリフンを特殊召喚!」

 

光竜星ーリフン 守0

 

「増殖するGで1枚ドロー!」

 

「突き抜けろ!天に轟くサーキット!アローヘッド確認!召喚条件はチューナーを含むモンスター2体!私はリンクリボーと光竜星ーリフンをリンクマーカーにセット!サーキットコンバイン!リンク召喚!リンク2、水晶機巧ーハリファイバー!」

 

水晶機巧ーハリファイバー 攻1500 ↙︎ ↘︎

 

「増殖するGの効果で1枚ドロー!」

 

「水晶機巧ーハリファイバーの特殊召喚成功時効果は使わない!カードを1枚伏せてターンエンド!」

 

 

遊輝 手札 6枚 LP 4000

 

ーーーーー ー

ーーーーー

○ ー

ーーーーー

ーー▲ーー ー

 

 

ドゥ 手札 2枚 LP 4000

 

 

「俺のターン!ドロー!」

 

遊輝 手札 7枚

 

「・・・・レフト・Pゾーンにスケール1の紫毒の魔術師をセッティング!」

 

「その瞬間、水晶機巧ーハリファイバーの効果発動!コストで自身を除外して、エクストラデッキからシンクロチューナーモンスターをシンクロ召喚扱いで特殊召喚する!天と地の間で、龍の誇りを轟かせる!シンクロ召喚!Lv5!源竜星ーボウテンコウ!」

 

俺がペンデュラムゾーンに紫毒の魔術師をセットしたタイミングで相手がボウテンコウの効果を使い、ハリファイバーからボウテンコウにモンスターが変わる。

 

「源竜星ーボウテンコウの効果!今度はデッキから竜星の軌跡を手札に加える!」

 

ここまでは想定内。あとはどこであのカウンターを使わせるかだが・・・・

 

「魔法カード、デュエリスト・アドベント」

 

「・・・・・・・通す」

 

「デッキから《ペンデュラム》と名のついたペンデュラムモンスター・魔法・罠を手札に加える。俺は星霜のペンデュラムグラフを選択して発動、チェーンは?」

 

「・・・・・通す」

 

「ライト・Pゾーンに慧眼の魔術師を発動、チェーンは?」

 

「チッ、持っていたわけね・・・・通す」

 

「慧眼の魔術師のペンデュラム効果。自身を破壊して、デッキから慧眼の魔術師以外の『魔術師』ペンデュラムモンスターをペンデュラムゾーンにセットする。スケール8の虹彩の魔術師をセット。慧眼の魔術師がフィールドから離れたことで、永続魔法、星霜のペンデュラムグラフの効果。デッキから『魔術師』ペンデュラムモンスターを手札に加える。調弦の魔術師を選択」

 

デュエリスト・アドベント、星霜のペンデュラムグラフを通して、ここまで来た。となると相手が止めるところは調弦の魔術師、またはその後のエレクトラムかハリファイバーってところか。

 

「俺のフィールドにスケール1の紫毒の魔術師とスケール8の虹彩の魔術師が存在する!これでLv2から7までのモンスターが同時に召喚可能!揺れろ、魂のペンデュラム!天空に描け、光のアーク!ペンデュラム召喚!現れろ!俺のモンスターたち!」

 

俺の左右にセットされた虹彩の魔術師と紫毒の魔術師の間に大きな振り子が現れて、揺れ始める。その軌跡が描かれて円となり、その中から4つの光がフィールドに現れる。

 

「エクストラデッキから慧眼の魔術師!手札から調弦の魔術師、EM ペンデュラム・マジシャン、覇王眷竜ダークヴルム!」

 

慧眼の魔術師 攻1500

調弦の魔術師 攻0

EM ペンデュラム・マジシャン 攻1500

覇王眷竜ダークヴルム 攻1800

 

「チッ!!竜星の九支すらカバーするっていうの!?」

 

「チェーン1、調弦の魔術師、チェーン2、ペンデュラム・マジシャン、対象はペンデュラムゾーンの紫毒の魔術師、チェーン3、ダークヴルムの順で効果発動!チェーンは!?」

 

「しないわよ!」

 

「ダークヴルムの効果!特殊召喚成功時、デッキから『覇王門』ペンデュラムモンスターを手札に加える!覇王門零を手札に加え、ペンデュラム・マジシャンの効果!対象に取った紫毒の魔術師を破壊して、デッキからEM ドクロバット・ジョーカーを手札に加える!」

 

ダークヴルムの効果で覇王門零を、ペンデュラム・マジシャンの効果でペンデュラムゾーンの紫毒の魔術師を破壊して、EM ドクロバット・ジョーカーを手札に加える。

 

「調弦の魔術師の効果!手札からペンデュラム召喚した場合、デッキから『魔術師』ペンデュラムモンスターを守備表示で特殊召喚する!黒牙の魔術師を特殊召喚!」

 

黒牙の魔術師 守800

 

「紫毒の魔術師の効果!このカードが破壊された場合、相手フィールドの表側表示のカードを破壊する!源竜星ーボウテンコウを破壊!」

 

ペンデュラム・マジシャンによって破壊された紫毒の魔術師が俺のエクストラデッキから霊の状態で現れ、相手のボウテンコウを巻き込んで破壊する。

 

「源竜星ーボウテンコウの効果!さらにチェーンで墓地の光竜星ーリフンの効果発動!自分フィールドの『竜星』モンスターが破壊された時、墓地から光竜星ーリフンを特殊召喚!ボウテンコウはフィールドから離れた場合、デッキから『竜星』モンスターを特殊召喚する!地竜星ーヘイカンを特殊召喚!」

 

地竜星ーヘイカン 攻1500

 

ボウテンコウの効果により相手のデッキからヘイカン、さらに相手の墓地にいたリフンが自身の効果で墓地からフィールドに舞い戻ってきた。

 

「さあてと・・・・現れろ!未来へ続くサーキット!」

 

頭の中で色々と考えて、俺はリンク召喚の口上を言い始める。俺の上空にもリンクマーカーが現れて、調弦の魔術師とペンデュラム・マジシャンがリンクマーカーにセットされる。

 

「アローヘッド確認!召喚条件はチューナーを含むモンスター2体!俺は調弦の魔術師と慧眼の魔術師をリンクマーカーにセット!サーキットコンバイン!リンク召喚!リンク2、水晶機巧ーハリファイバー!」

 

両斜め下が赤くなったリンクマーカーの中からハリファイバーが飛び出してモンスターゾーンに現れる。

 

「水晶機巧ーハリファイバーの効果発動!」

 

「リバースカードオープン!竜星の九支!ハリファイバーの効果を無効にしてデッキバウンス!その後、地竜星ーヘイカンを破壊する!」

 

ハリファイバーの効果を宣言したところで相手がずっと伏せていた竜星の九支を発動、ハリファイバーの効果を無効にしてエクストラデッキに戻し、ヘイカンを破壊した。

 

「地竜星ーヘイカンの効果発動!このカードが破壊された時、デッキから自身以外の『竜星』モンスターを守備表示で特殊召喚する!炎竜星ーシュンゲイを特殊召喚!」

 

炎竜星ーシュンゲイ 守0

 

「だがこれでもう怖いものはない!EM ドクロバット・ジョーカーを召喚!」

 

EM ドクロバット・ジョーカー 攻1800

 

「ドクロバット・ジョーカーの効果発動!デッキから自身以外の『EM』『オッドアイズ』『魔術師』モンスターの中から1枚を手札に加える!俺は2枚目の慧眼の魔術師を手札に加える!そしてセッティングして効果発動!デッキから賤竜の魔術師をセットする!現れろ!未来へ続くサーキット!」

 

再び現れたリンクマーカーに今度はペンデュラム・マジシャンとダークヴルムが飛び込み、同じく両斜め下の矢印が赤く光る。

 

「アローヘッド確認!召喚条件はペンデュラムモンスター2体!俺はEM ペンデュラム・マジシャンと覇王眷竜ダークヴルムをリンクマーカーにセット!サーキットコンバイン!リンク召喚!リンク2、ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム!」

 

ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム 攻1800 ↙︎ ↘︎

 

「エレクトラムの効果発動!特殊召喚成功時、デッキからペンデュラムモンスターをエクストラデッキに表側に置く!俺はアストログラフ・マジシャンを選択!」

 

リンク召喚したエレクトラムが効果により俺デッキからカードを1枚取り出して、俺のエクストラデッキに置く。

 

「・・・・不味い」

 

「エレクトラムの起動効果!自分フィールドの自身以外のカードを破壊して、エクストラデッキのペンデュラムモンスターを手札に戻す!虹彩の魔術師を破壊して、アストログラフ・マジシャンを手札に加える!」

 

エレクトラムがペンデュラムゾーンに存在する虹彩の魔術師を破壊して、エクストラデッキに送ったアストログラフ・マジシャンを手札に戻す。

 

「チェーン1、エレクトラムの強制効果、チェーン2、虹彩の魔術師、チェーン3、アストログラフ・マジシャンの効果発動!アストログラフ・マジシャンは自分フィールドのカードが破壊された場合、手札から特殊召喚する!」

 

アストログラフ・マジシャン 攻2500

 

「その後、このターンに破壊されたカードを選択してデッキから手札に加える!慧眼の魔術師を選択!虹彩の魔術師の効果!デッキから『ペンデュラムグラフ』魔法・罠を手札に加える!時空のペンデュラムグラフを手札に加え、エレクトラムの効果で1枚ドロー!」

 

遊輝 手札 3枚→5枚

 

「慧眼の魔術師をセッティングして効果発動!デッキから紫毒の魔術師をセッティング!賤竜の魔術師の効果発動!もう片方のペンデュラムゾーンに『魔術師』ペンデュラムモンスターが存在する場合、エクストラデッキの表側の『魔術師』または『オッドアイズ』ペンデュラムモンスターを手札に加える!慧眼の魔術師を手札に戻す!」

 

賤竜の魔術師が手にしている杖を回して、エクストラデッキにある慧眼の魔術師を回収する。

 

「そしてフィールドのアストログラフ・マジシャンとドクロバット・ジョーカーで融合!」

 

フィールドにいたアストログラフ・マジシャンとドクロバット・ジョーカーが融合の渦に吸い込まれていく。

 

「覇王につく四龍の1体よ!融合の力を得て、全てを食い尽くせ!融合召喚!覇王眷竜スターヴ・ヴェノム!」

 

覇王眷竜スターヴ・ヴェノム 攻2800

 

『・・・・・グギャアアアア!!!!!』

 

融合の渦から出てきた覇王眷竜スターヴ・ヴェノムは相手を睨みつけ、天空に向かって咆哮をあげる。

 

「スターヴ・ヴェノムの効果!自分または相手のフィールド・墓地のモンスターの名前と効果をエンドフェイズまでコピーする!対象はエレクトラム!」

 

スターヴ・ヴェノムがフィールドにいるエレクトラムの身体に自身の触手を突き刺して、エレクトラムからエネルギーを貰う。

 

「ちっ!!(だが私のライフはまだ残る!)」

 

「さらに、この効果を使ったターン、フィールドの俺のモンスターは貫通効果を得る!」

 

「!?」

 

「スターヴ・ヴェノムの効果発動!賤竜の魔術師を破壊して、エクストラデッキのアストログラフ・マジシャンを手札に加える!そしてアストログラフ・マジシャンの効果!自身を特殊召喚して賤竜の魔術師を手札に加える!これでバトル!ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラムで守備表示のリフンに攻撃!」

 

ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム 攻1800

光竜星ーリフン 守0

 

ドゥ LP 4000→2200

 

「ラスト!スターヴ・ヴェノムでシュンゲイに攻撃!猛撃のヴェノムショット!」

 

覇王眷竜スターヴ・ヴェノム 攻2800

炎竜星ーシュンゲイ 守0

 

ドゥ LP 2200→0

 

 

WIN 遊輝 LOS ドゥ

 

 

 

 

「ぐっ・・・・聞いていたとはいえ、想像以上のパワーね」

 

「・・・お兄ちゃんの魔術師は世界一強い、ナチュビが無くてもどんな相手も踏み潰す」

 

「おいこら待て桜、まるでナチュビが無いと弱いって言い方やめろや」

 

デュエルに負けた相手は跪き、俺を睨みつける。隣に立っている桜は俺を貶しているのか褒めているのか分からない言葉で相手に言い返す。

 

「でもまぁいいわ。今日は良いデータ収集になったわ」

 

「ちょっと待ってもらうか。桜の記憶の事を聞かしてもらうぞ」

 

「それは今のあなたが知る事じゃないわ」

 

「待て!!」

 

ドゥを止めようとしたが、ドゥは何も反応せずにそのまま曲がり角を曲がってしまう。俺は後を追いかけて曲がり角を見るが、すでにドゥの姿は消えていた。

 

「ちくしょう・・・逃げ足の速い奴らめ」

 

「・・・・お兄ちゃん」

 

「あぁ、深追いはやめておこう」

 

桜が心配そうな顔をするのでこれ以上のことはやめよう。しかし・・・・

 

「(あいつ、確かに桜の記憶を消去したとか言ってたな・・・・)」

 

もし本当にそんな事が起こったなら・・・・あいつらは桜を使って一体何をする気なんだ?

 

「いた!!」

 

「おおい遊輝!!」

 

「ん・・・・・・あぁ、スバルたちか」

 

別の角から声が聞こえたのでそっちの方に目を向けるとレミやスバル・アリアたちがこっちに向かってきた。

 

「大丈夫か!?」

 

「あぁ、追い返した」

 

「良かった・・・なんかあったら大変なんだから」

 

「分かっているよ」

 

「それじゃ気を取り直して・・・・お化け屋敷行くよ!!」

 

「(ビクッ!?)嫌だ!!お化け屋敷嫌だ!!」

 

「何またビビっているのよ?さあLet's Go!!」

 

「嫌だああああ!!!!!」

 

「・・・・格好良かったのが台無し」

 

「ア、アハハハ・・・・・・」

 

アリアに襟元を掴まれて俺はアカデミアに戻された。

 




遊輝「・・・・・・・・・」←気絶している

桜「・・・台無し」

スバル「こいつ本当にもう・・・・」

レミ「祈ちゃん、すみれさんの評価どうだった?」

祈「ま、まだまだって・・・・」

茜「気にしなくて良いよ。私は好きな服何点かあったけどなぁ」

レミ「お化け屋敷は楽しかったよ。翔悟君はめちゃくちゃだけど」

祈「す、すみませんでした・・・・(汗)」

桜「次回、アンケート結果でやって欲しいと言っていたアカデミアデュエル大会。その準備段階」

レミ「ごめんね、タイトル決めてないからまた後で。それじゃまた」
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