今回の大会は桜視点かつ決勝トーナメントから書きます。
予選からはすんごく面倒くさいので・・・・
桜 side
「そう言えばもうすぐデュエル大会だな」
「・・・・・デュエル大会?」
「ああ、そう言えばそんな時期ね」
テスト最終日の今日、響はすごい明るい表情をしていたけどそんな事はどうでも良い。
いつも通り恭輔と祈、それと今日は翔悟と氷川さんも一緒に軽音部の部室に来てゲームをしていたところ、翔悟がデュエル大会と話したので私は聞き返した。
「端的に言えばアカデミアの中で一番強いやつ決める大会だ」
「そうなんだ。じゃあお兄ちゃんたちは?」
「中等部1年の時に優勝したな」
「それ以降は?」
「色んな人を出させる為に優勝したメンバーは翌年の大会は出られないっていうルールで2年の時は茜だけ出たな」
「私は決勝トーナメント1回戦落ち」
「その次の年はWRGP優勝をクソ教頭が利用したせいで出れなかったわね」
「ああ、去年の大会は噂が流れたな。『教頭が取材を断っていたのをお金を受け取る為に承諾した』って」
「あれ、本当だったんだね」
「ふ〜ん・・・・ゴール」
「いや〜負けた!!!」
部室でやっているゲームは私の勝ち、隣で響が嘆いている。ゲーム画面からロード画面に変わり、私はコントローラを置く。
「今年は大丈夫だよ。私たち5人で出るわね」
「茜さんは?」
「私、このメンツだと一番弱いって思われているんだよ。WRGPの時は私サポートメンバーだったから」
「そうなのですか?6人の中で1番くらいの強さがあるのに」
「全然知られてないのよ。WRGPの出場メンバーがこの5人だったし」
そう言って茜は私と交代でコントローラを手にする。響はレミと交代でテレビ画面を見つめる。
「俺らのクラスは・・・・多分このメンツだな。だいたいこういうのは実技上位5人だから」
「そうですね〜・・・・リーダーの役割、誰がやります?」
「恭輔君でいいんじゃない?一番の適任者でしょ」
「えぇ・・・僕は氷川さんに降ったのですけど」
「私は降りるわよ。そういうの性格的に無理だから」
「わ、私も、リーダーの役目はちょっと・・・」
「俺そんな面倒くさいことしないぞ」
「・・・・いや」
「・・・消去法で僕しかいないんですね」
ハァーとため息を吐く恭輔、頑張れ。先生の説明とか色々面倒くさそうなことがありそうだけど、私はそれを見ているだけだから。
「そんな情報流していいの?決勝トーナメントで私たちと当たるかもしれないわよ」
「そ、そこまで気にしてませんよ。私たちは気楽にやっていきます」
「けど予選トーナメントくらいは勝ち上がりたいわね〜」
「そうですよね・・・それくらいは流石にクリアしたいです」
「そんな事より私たちの方が不安じゃない。私たち、授業以外でデュエルしてないわよ」
私たちのクラスの状況や目標を話している時、ふと茜が軽音部のメンバーに話を振って軽音部全員が黙ってしまう。
「・・・・デッキ調整しよう」
「・・・い、1回くらいは勝たないと」
「おいお前ら、なんで口が震えているんだよ」
「そうだよ、自信持っていけばいいんだよ」
「そんなに心配なら今から練習すれば良いじゃない」
「・・・・奏、やろう」
「・・・・そうだね、響」
悲壮感漂う響と奏、カバンからデュエルディスクを取り出して部室から出る。
「・・・・まぁ何だかんだいって二人は大丈夫でしょ。それより遊輝、桜ちゃんの方は?そっちの方が心配だよ?」
「とりあえず牛尾さんと狭霧さんが敵に刺激を与えないように調査してくれているけど、尻尾が掴めない状況だ」
レミがお兄ちゃんにこの前の文化祭の事件のことを聞いてきた。お兄ちゃん、あの後に牛尾さんたちと話し合って情報を共有しあっている。
「?何のことだ?」
「あ〜・・・・お二人には関係のないことですので」
「でも不思議だよな?何で組織は分かっているのに足取り掴めねぇんだ?」
「そこなんだよ問題は。本社はフランスにあるって公に公表しているんだけど、肝心の住所のところを調べてみたら建物が何一つ無いんだよ」
「はっ?」
「私のお母さんの友達が調べたんだけど、住所のところに行ったらだだっ広い草原が広がっていただけだったわ」
「ちょっと待ちなさいよ。そんな事あり得るわけ?ニュースでガンの特効薬発表とか言っているのに」
「どうやらメッキの皮を被っているみたいでな、大量の金を貢いでいるみたいだ。タチの悪い詐欺グループだ」
お兄ちゃんが牛尾さんたちから仕入れた情報では私を奪おうとしている組織はメッキの皮を被った組織、マスコミの情報統制もして表上はあまり目立たない良識のある会社を偽っている。
「師匠、本当に大丈夫なのですか?明らかに得体の知れない組織ですよ」
「んなもん最初っから知っているわ。殺人兵器を作る組織でまともな組織なんかあるか」
「さ、殺人兵器!?」
「あっ、やべっ・・・・」
「ご、ごめんね二人とも。今日はちょっと帰ってくれるかな?」
「・・・・・あ、ああ、また今度」
お兄ちゃんが余計なことを口にして翔悟と氷川さんは驚いた表情をする。すぐに茜が二人に帰るようにお願いをして、二人は察してくれて荷物をまとめて部室から出る。
「・・・・ハァー」
「あんたバカでしょ、一般人に言っていいことと悪いことがあるのよ」
「すまん・・・・しかしなぁ、このままだと桜のこと、いつかはバレるぞ」
お兄ちゃんは私を見ながら残っているメンバーに話す。確かに、私は今の所、お兄ちゃんの義理の妹としか言っていない。苗字ですらお兄ちゃんのを借りている状況だ。この状態のまま、終わるとはとても思えない。
「・・・・まずは桜の事を調べる方が優先じゃないか?そうしたらあいつらの尻尾が掴めるかもしれない」
「そうだな・・・スバルの案を採用してみるか。とは言え、記憶喪失の原因が分からないとなると・・・・何処かで行方不明の情報が出ていないか探さないといけないな。結局あいつらも黙秘貫くし・・・」
お兄ちゃんが渋い表情をしている。お兄ちゃんの考えを読み取るなら「早いとこ面倒くさいこと解決してゆっくりしたい」って思っているだろう。
〜〜(数日後)〜〜
「頑張ってください桜さん!!勝てば決勝トーナメント進出ですよ!!」
「ガッテン」
あのテスト最終日から数日が経ち、アカデミアデュエル大会の予選が始まった。あちこちで小等部内で予選、高等部内で予選、そして中等部内で予選が行われている。今私たちは予選1回戦を勝ち上がった。この試合、1本目は恭輔が勝ち、次の試合を私が勝てば決勝トーナメントに出場できる。
『Eフィールド、第2試合、遠藤桜対羽田浩二!!フィールドに上がってください!』
マイク越しに響き渡る先生の声に合わせて私はデュエルフィールドに上がり、デュエルディスクをセットする。相手もデュエルフィールドに上がってきた。
『第2試合、遠藤桜対羽田浩二、デュエル開始!!』
「デュエル‼︎」 「デュエル‼︎」
桜 LP 4000 羽田 LP 4000
「先行は俺だ!まずは魔法カード、
「・・・・手札の灰流うららの効果。相手のデッキから手札に加える効果を無効にする」
2枚サーチしようとしてきた相手を私は手札にあった灰流うららを墓地に送ることでその効果を無効にする。
「それぐらいは計算済みだ!お前のデッキは今じゃアカデミアで有名なんだから!雛神鳥シムルグを召喚!」
雛神鳥シムルグ 攻0
相手フィールドに赤い羽根の小鳥がバサバサと音を立ててフィールドに舞い降りてきた。
「雛神鳥シムルグの効果!このカードが通常召喚したターン、自分は『シムルグ』モンスターの通常召喚をもう一度行うことができる!招神鳥シムルグを召喚!」
召神鳥シムルグ 攻1000
「召神鳥シムルグの効果!召喚時、デッキから『シムルグ』カードを手札に加える!フィールド魔法の
フィールドが山と山の間に挟まれた渓谷になり、強風が吹き始める。
「神鳥の霊峰エルブルスの効果発動!手札の風属性・鳥獣族モンスターを1体相手に見せ、そのモンスターのアドバンス召喚に必要なリリースコストを1体少なくする!俺は霞の谷の巨神鳥を見せる!」
「・・・・めんどくさい」
「そしてエルブルスのもう一つの効果発動!鳥獣族モンスターを召喚する!雛神鳥シムルグをリリースして、
霞の谷の巨神鳥 攻2700
相手フィールドの雛神鳥シムルグがリリースされ、渓谷に吹き荒れる風に乗って霞の谷の巨神鳥が優雅に舞い降りてきた。
「さらに墓地のダークネス・シムルグの効果発動!風属性または闇属性モンスターをアドバンス召喚に成功した場合、手札または墓地のこのカードを特殊召喚する!」
「・・・・手札からD.D.クロウの効果発動」
「なっ!?」
「ダークネス・シムルグをゲームから除外する」
私の手札にいたD.D.クロウが相手の墓地にあるダークネス・シムルグをゲームから除外する。あのカード、さっき確認したら魔法カードの効果を無効にするとかいう、私にとって天敵の効果を持っていた。
「ク、クソ・・・・だが神鳥の霊峰エルブルスは鳥獣族・風属性モンスターの攻守を300ポイントアップさせる!」
霞の谷の巨神鳥 攻2700→3000
召神鳥シムルグ 攻1000→1300
「これでターンエンド!」
桜 手札 3枚 LP 4000
ーーーーー ー
ーーーーー
ー ー
○ーーー○
ーーーーー ▽
羽田 手札 0枚 LP 4000
「私のターン、ドロー」
桜 手札 4枚
相手の手札は0・・・・・1枚1枚丁寧に除去していこう。
「魔法カード、成金ゴブリン」
「それくらいなら通す」
「1枚ドローして相手は1000ポイント回復」
羽田 LP 4000→5000
「・・・・閃刀機ーウィドアンカー発動、対象は霞の谷の巨神鳥」
「(クソッ、面倒くさいカードを・・・・)霞の谷の巨神鳥の効果!フィールドの『ミスト・バレー』モンスターを手札に戻して、相手が発動したカード効果を無効にする!自身を手札に戻す!」
閃刀機ーウィドアンカーは霞の谷の巨神鳥が飛び上がり、閃刀機ーウィドアンカーのカードを足で掴んで飛んで行った。
「速攻魔法、サイクロン。フィールド魔法の神鳥の霊峰エルブルスを破壊」
「なっ!?」
強風が吹いていたフィールドに大きなサイクロンが訪れて、神鳥の霊峰エルブルスが破壊されてしまった。
召神鳥シムルグ 攻1300→1000
「そして発動、魔法カード、閃刀起動ーエンゲージ」
「なっ!?」
「デッキから閃刀姫ーレイを手札に加え、墓地に3枚以上魔法カードがあるため1枚ドロー」
桜 手札 1枚→3枚
「閃刀姫ーレイを召喚」
閃刀姫ーレイ 攻1500
「バトル、閃刀姫ーレイで召神鳥シムルグを攻撃」
閃刀姫ーレイ 攻1500
召神鳥シムルグ 攻1000
羽田 LP 5000→4500
「閃刀姫ーレイの効果。自身をリリースして、エクストラデッキの『閃刀姫』リンクモンスターを特殊召喚する。フォームチェンジ、閃刀姫ーハヤテ」
閃刀姫ーハヤテ 攻1500 ↙︎
「閃刀姫ーハヤテでダイレクトアタック」
「グオッ!?」
羽田 LP 4500→3000
「閃刀姫ーハヤテの効果。デッキから『閃刀』カードを墓地に落とす。2枚目の閃刀姫ーレイを墓地に送る。メインフェイズ2、現れて、未来へ続くサーキット」
EXモンスターゾーンの閃刀姫ーハヤテが飛び上がり、私の上空に出来たリンクマーカーの中に入る。
「アローヘッド確認、召喚条件は火属性以外の『閃刀姫』モンスター1体。私は閃刀姫ーハヤテをリンクマーカーにセット、サーキットコンバイン、リンク召喚、フォームチェンジ、閃刀姫ーカガリ」
閃刀姫ーカガリ 攻1500 ↖︎
「閃刀姫ーカガリの効果。特殊召喚成功時、墓地の『閃刀』魔法カードを手札に戻す。閃刀起動ーエンゲージを手札に戻して、再び発動。今度は閃刀機関ーマルチロールを手札に加える。そして1枚ドロー」
桜 手札 2枚→4枚
「閃刀姫ーカガリをリンクマーカーにセット。フォームチェンジ、閃刀姫ーシズク」
閃刀姫ーシズク 攻1500 ↗︎
「魔法カード、貪欲な壺。墓地の灰流うらら・D.D.クロウ、閃刀姫ーレイ、閃刀姫ーハヤテ、閃刀姫ーカガリの5枚を戻して2枚ドロー」
桜 手札 3枚→5枚
「・・・・カードを1枚伏せてターンエンド。エンドフェイズ時、閃刀姫ーシズクの効果。墓地に存在しない『閃刀』魔法カードを手札に加える。閃刀機構ーハーキュリーベースを手札に加える」
桜 手札 5枚 LP 4000 墓地魔法 5枚
ー▲ーーー ー
ーーーーー
ー ○
ーーーーー
ーーーーー ー
羽田 手札 1枚 LP 3500
「(ま、まずい・・・)俺のターン!ドロー!」
羽田 手札 2枚
「・・・!?魔法カード、強欲で金満な壺!エクストラデッキをランダムで裏側に除外して2枚ドローする!」
羽田 手札 1枚→3枚
「護神鳥シムルグを召喚!」
護神鳥シムルグ 攻1600
「護神鳥シムルグの効果発動!このカードが召喚した場合、相手の魔法・罠カード1枚を手札に戻す!対象はその伏せカードだ!」
伏せカードバウンス・・・・使えないことはないけど、後々使った方が得。
「・・・通す」
「墓地の雛神鳥シムルグの効果!相手のフィールドに魔法・罠が存在しない場合、墓地からこのカードを特殊召喚する!」
「・・・チェーン、増殖するG。このターン、相手が特殊召喚するたびに1枚ドローする」
「関係ねぇ!特殊召喚!」
雛神鳥シムルグ 守1600
「さらに魔法カード、テラ・フォーミング!デッキから2枚目のエルブルスを持ってきて、発動!そして効果発動!手札の霞の谷の巨神鳥のアドバンス召喚のコストを1体減らす!雛神鳥シムルグをリリース!霞の谷の巨神鳥をアドバンス召喚!」
再び雛神鳥シムルグがリリースされて霞の谷の巨神鳥がフィールドに戻ってきた。あのモンスター、本当に何度も戻ってきて鬱陶しい。
「エルブルスの効果で風属性・鳥獣族モンスターの攻撃力は300ポイントアップ!」
「・・・閃刀姫ーシズクの効果で私の墓地の魔法カード1枚につき、相手のモンスターの攻撃力は100ポイントダウンする。墓地には6枚の魔法カード」
霞の谷の巨神鳥 攻2700→3000→2500
護神鳥シムルグ 攻1600→1900→1400
「バトル!霞の谷の巨神鳥で閃刀姫ーシズクを攻撃!」
霞の谷の巨神鳥 攻2500
閃刀姫ーシズク 攻1500
桜 LP 4000→3000
「ッ・・・墓地の閃刀姫ーレイの効果。自分フィールドの『閃刀姫』リンクモンスターが相手によってフィールドから離れた場合、墓地から特殊召喚する」
「霞の谷の巨神鳥の効果!このカードを手札に戻して閃刀姫ーレイの効果を無効にする!」
閃刀姫ーシズクが破壊されたので墓地にいる閃刀姫ーレイを特殊召喚しようとしたが破壊されてしまった。
「これで攻撃力は元に戻る!護神鳥シムルグでダイレクトアタック!」
護神鳥シムルグ 攻1400→1900
桜 LP 3000→1100
「これでターンエンド!」
桜 手札 5枚 LP 1100 墓地魔法 5枚
ーーーーー ー
ーーーーー
ー ー
○ーーーー
ーーーーー ▽
羽田 手札 1枚 LP 3500
「私のターン、ドロー」
桜 手札 6枚
「永続魔法、閃刀機関ーマルチロールを発動。そしてフィールド魔法、閃刀領域ーエリアゼロを発動」
強風が吹き荒れる渓谷の間に閃刀領域ーエリアゼロと私の後ろに閃刀機関ーマルチロールの2枚のカードが現れた。
「カードを1枚伏せて閃刀領域ーエリアゼロの効果発動。自分フィールドのカード1枚を対象に取り、デッキの上から3枚をめくる。その中に『閃刀』カードがあった場合、手札に加えることができる」
・エフェクト・ヴェーラー
・無限抱擁
・ハーピィの羽根箒
「・・・・なかった」
「はっ、とうとう運が尽きたようだな」
「永続魔法、閃刀機関ーマルチロールの効果。自分フィールドのカードを1枚を対象に取って発動、私は閃刀領域ーエリアゼロを対象に取る。このターン、私が発動する魔法カードに対して相手はチェーンできない。そして対象のカードを墓地に送る。墓地に送られた閃刀領域ーエリアゼロの効果。デッキから閃刀姫ーレイを特殊召喚」
閃刀機関ーマルチロールの効果で墓地に送られて閃刀領域ーエリアゼロの効果で、私のデッキから閃刀姫ーレイがフィールドに飛び出してきた。
「閃刀姫ーレイ1体をリンクマーカーにセット。フォームチェンジ、閃刀姫ーカガリ」
「閃刀姫ーカガリの効果で墓地の閃刀機ーウィドアンカーを手札に加える。閃刀姫ーカガリは私の墓地の魔法カード1枚につき、攻撃力が100ポイントアップする」
閃刀姫ーカガリ 攻1500→2000
「(打点は高くなったがまだライフは残る。次のターンに決着を付ける!)」
「速攻魔法、閃刀機ーウィドアンカー。対象は護神鳥シムルグ」
「効果を無効にするカードをここで発動だと?お前舐めているのか?」
「・・・・閃刀機ーウィドアンカーの追加効果。墓地に魔法カードが3枚以上ある場合、対象のモンスターをエンドフェイズまで奪う」
「なっ!?」
閃刀機ーウィドアンカーが起動して、護神鳥シムルグに絡みつき、そのまま私のフィールドにコントロール権を奪う。
閃刀姫ーカガリ 攻2000→2100
「バトル、護神鳥シムルグでダイレクトアタック」
羽田 LP 3500→1600
「閃刀姫ーカガリでダイレクトアタック」
羽田 LP 1600→0
WIN 桜 LOS 羽田
『そこまで!!第2試合、勝者!中等部2-3、遠藤桜!!中等部2-3ー中等部3-1の試合は2ー0で中等部2-3の勝利!!』
「ゔぃ」
デュエルに勝ち、恭輔や祈たちがいる方に向けてVサインを出す。翔悟や氷川さんも喜んでいる。
「よっし!これで決勝トーナメント進出!今年は心強い3人がいるから違うな!」
「私とあなただけだったらねぇ・・・恭輔君や祈さんたちと一緒だと心に余裕が出来るわね」
「す、凄い期待込められていますけど私たちが優勝したのは2年前ですから」
「それでも今年は優勝目指したいですね。師匠たちを倒して」
「ん、やるんだったら優勝」
予選トーナメントを勝ち上がったんだから、決勝トーナメントも勝ち上がって優勝する。それはもちろん、お兄ちゃんたちを倒しての優勝だ。
桜「余裕」
恭輔「相手手札を使い切ってましたから・・・」
桜「私相手に手札を使い切る、それすなわち死を意味する」
祈「ぶ、物騒な言葉を使っちゃダメですよ」
恭輔「また師匠から余計なことを学びましたね・・・」
桜「次回、『決勝トーナメント1回戦』。よろしく」