今回、短いと思うかもしれないけど、作者の脳は大変疲れました。誰だよ、魔神儀影霊衣と魔弾のデュエル計画したやつ。
・・・・・クロニクルから組んだアナカラーデッドダムド、馬鹿みたいに強くてデュエマ初心者の私は大変驚いています。なにあの鬼畜デッキ(汗)
第38話 準決勝 魔弾の射手
『Bフィールド、次の対戦を行う生徒はフィールドに上がりなさい』
「ふぅ・・・・今度はあんな無様な負け方をしないわよ」
ふぅ〜と深く息を吐いて顔を上げる。デュエルフィールドに向かう階段を登りながら勝利のビジョンを描く。さっきの試合はひどい醜態を晒したけど今度はそうはいかないわ。
『Bフィールド、中等部2-3対高等部、第3試合、氷川絢vs折橋洋輔!デュエルスタート!』
「デュエル‼︎」 「デュエル‼︎」
絢 LP 4000 折橋 LP 4000
「先行は俺!俺は魔弾の射手 カスパールを召喚!」
魔弾の射手 カスパール 攻1200
相手のフィールドに赤いマントを羽織り、ピストルを構えた人型のモンスターが現れる。魔弾って確か手札からカウンターを構えるモンスター群だったわね・・・
「さらに魔法カード、同胞の絆!ライフを2000払い、自分フィールドのモンスター1体を対象に取り、その対象のモンスターと同じ種族・属性・レベルのカード名が異なるモンスターを同名モンスターは1体のみで2体特殊召喚する!」
折橋 LP 4000→2000
「俺はデッキから魔弾の射手 ザ・キッドと魔弾の射手 ドクトルを特殊召喚!」
魔弾の射手 ザ・キッド 攻1600
魔弾の射手 ドクトル 攻1400
相手が自身のライフポイントを大きく削り、デッキから新たに2対のモンスターを特殊召喚する。
「(厄介わね・・・これなら1体除去してもすぐにカウンターが来るわ)」
「さらに魔弾の射手 カスパールの効果!このカードと同じ縦列の魔法・罠カードが発動した場合、デッキから発動したカードと異なる『魔弾』魔法・罠を手札に加える!魔弾 デッドマンズ・バーストを手札に加える!さらに魔法カード、成金ゴブリン!1枚ドローして相手はライフを1000ポイント回復!」
絢 LP 4000→5000
「魔弾の射手 ザ・キッドの効果!このカードと同じ縦列に魔法・罠カードを発動した場合、手札の『魔弾』カードを捨てて2枚ドローする!魔弾の射手 ワイルドを捨てて2枚ドロー!これでターンエンド!」
絢 手札 5枚 LP 5000
ーーーーー ー
ーーーーー
ー ー
○ー○ー○
ーーーーー ー
折橋 手札 5枚 LP 2000
「(ライフは大きく減ったけど手札が減ってないじゃない。とりあえずカウンター1枚は見えているのね)私のターン、ドロー!」
絢 手札 6枚
「メインフェイズ開始時、魔法カード、強欲で金満な壺!コストでエクストラデッキを裏側でランダムに除外する!」
「・・・・通す」
「除外したカード3枚につき1枚ドローする!2枚ドロー!」
絢 手札 5枚→7枚
「手札の魔神儀ーペンシルベルの効果発動!手札のブリューナクの影霊衣を相手に見せ、手札のこのカードとデッキからこのカード以外の『魔神儀』モンスターを特殊召喚する!」
「(・・・・・防いでも意味がないな)通す」
「手札からペンシルベルを、デッキからタリスマンドラを特殊召喚!」
魔神儀ーペンシルベル 守0
魔神儀ータリスマンドラ 守0
相手にブリューナクの影霊衣を見せ、手札の魔神儀ーペンシルベルが特殊召喚、さらにペンシルベルが地面に円を描き、その中が異空間のように開いてタリスマンドラも同時に特殊召喚される。
「タリスマンドラの効果発動!デッキから特殊召喚成功した場合、デッキから儀式モンスター1体を手札に加える!」
「通す!」
「デッキから古聖戴ーサウラヴィスを手札に加える!そしてフィールドのペンシルベルとタリスマンドラをリリース!」
「なにっ!?」
「手札から轟雷帝ザボルグをアドバンス召喚!」
轟雷帝ザボルグ 攻2800
フィールドのペンシルベルとタリスマンドラの2体のモンスターがリリースされ、轟雷帝ザボルグがアドバンス召喚された。
「轟雷帝ザボルグの効果発動!このカードがアドバンス召喚に成功した場合、フィールドのカード1枚を破壊する!それが光属性モンスターだった場合、お互いのプレイヤーは破壊したモンスターのレベルまたはランクの数だけエクストラデッキのカードを墓地に送る!対象はザボルグ自身!」
「なっ!?(くそっ・・・だけど俺のデッキはエクストラデッキにあまり頼らない。それに選ぶのは俺なうえ、高レベルのモンスターを自分で破壊してくれるならむしろ好都合だ!)通す!」
アドバンス召喚したザボルグの上空に大きな灰色の雷雲が発生して、ザボルグに向けて雷が落ちる。大きな雷鳴が鳴り響き、ザボルグは破壊された。
「この時、ザボルグのリリース素材に光属性モンスターを使用した場合、相手のエクストラデッキのカードを選ぶプレイヤーは私になる!」
「なっ!?(し、しまった!これじゃ俺のリンクモンスターまでも!!)」
ザボルグが破壊され、私の目の前に相手のエクストラデッキのホログラムが展開される。15枚のカードを見て、私は8枚のカードをチョイスする。
「魔弾の射手 マックス3枚とリンクリボー、LANフォンリクス2枚とサウザンドアイズ・サクリファイス2枚を選択」
「くそっ・・・」
「私は旧神ヌトス2枚と虹色の宣告者2枚、PSYフレームロード・Ωと召喚獣ライディーンと召喚獣メガラニカ、召喚獣ライディーンの8枚を墓地に送る!」
ザボルグの効果で私が選んだお互いのエクストラデッキのカード8枚ずつが墓地に送られる。
「墓地に送られた虹色の宣告者2枚と旧神ヌトスの2枚の効果!旧神ヌトスは墓地に送られた場合、フィールドのカード2枚を対象にとって破壊する!対象はカスパールとドクトル!」
「チェーンで手札から永続罠、魔弾ーデビルズ・フィールを発動!『魔弾』モンスターは共通効果で手札の魔法・罠を発動できる!そしてデビルス・フィールは俺の場の『魔弾』モンスターは効果で破壊されない!」
2体の旧神ヌトスがカスパールとドクトルに纏わりついたが、相手が発動したデビルス・フィールにより相手のモンスターの周りにバリアが張られて旧神ヌトスの破壊から免れる。
「虹色の宣告者の効果でデッキから儀式モンスター又は儀式魔法を手札に加える!魔神儀ーカリスライムと魔神儀の祝誕を手札に加える!」
「ザ・キッドの効果発動!手札の魔弾の射手ーカラミティを捨て2枚ドロー!」
「手札の魔神儀ーカリスライムの効果!手札このカードを見せ、その後に手札を1枚捨ててデッキから『魔神儀』モンスターを特殊召喚する!魔神儀の祝誕を捨て、デッキから魔神儀ーキャンドールを特殊召喚!」
魔神儀ーキャンドール 守0
「魔神儀ーキャンドールの効果発動!デッキから特殊召喚した場合、デッキから儀式魔法を手札に加える!影霊衣の降魔鏡を手札に加える!手札から魔法カード、儀式の準備を発動!デッキからLv7以下の儀式モンスターを手札に加える!」
「手札からカウンター罠、魔弾ーデッドマンズ・バーストを発動!相手の魔法・罠の発動を無効にして破壊する!」
儀式の準備を発動したが相手が手札からカウンター罠を発動して儀式の準備は破壊されてしまう。
「魔弾の射手 カスパールの効果!今度はデッキから魔弾ークロス・ドミネーターを手札に加える!」
「手札からブリューナクの影霊衣の効果!手札のこのカードを捨て、デッキから『影霊衣』モンスターを手札に加える!手札にクラウソラスの影霊衣を手札に加えて、効果発動!手札のこのカードを捨てて、『影霊衣』儀式魔法を手札に加える!影霊衣の反魂術を手札に加える!影霊衣の反魂術を発動!手札の儀式魔人リリーサーをリリースして、墓地からクラウソラスの影霊衣を守備表示で特殊召喚!」
クラウソラスの影霊衣 守2300
「さらに墓地の魔神儀の祝誕の効果!フィールドのキャンドールをリリースして墓地のこのカードを回収、デッキから魔神儀ーブックストーンを特殊召喚!」
魔神儀ーブックストーン 守0
「魔神儀ーブックストーンの効果!墓地から儀式魔法を回収する!影霊衣の反魂術を回収!」
特殊召喚されたブックストーンの効果で私の墓地から影霊衣の反魂術が手札に戻る。さて・・・・ここで万華鏡を使うか祝誕を使うかだけど・・・・
「(相手のライフを0にするなら万華鏡を使ったほうがいいけどまだデスペラードを使っていないわね)」
相手の手札の枚数を確認して私は残り使えるカードを確認する。デスペラードで破壊されるリスクを考えるとここで決めには行かず次のターンに動けるような行動をしましょう。
「儀式魔法、魔神儀の祝誕を発動!手札の影霊衣の術師 シュリッドは影霊衣儀式モンスターの儀式素材1体の必要なリリースコストになる!このカードをリリースして、トリシューラの影霊衣を儀式召喚!」
トリシューラの影霊衣 攻2700
「ト、トリシューラだと!?」
「チェーン1、墓地に送られた影霊衣の術師 シュリット、チェーン2でトリシューラの影霊衣の効果!このカードの儀式召喚成功時、相手の手札・フィールド・墓地のカードを1枚ずつ除外する!」
「手札から速攻魔法、魔弾ークロス・ドミネーターを発動!トリシューラの影霊衣の効果を無効にして攻撃力と守備力をこのターンのエンドフェイズまで0にする!」
「手札の古聖戴サウラヴィスの効果!自分フィールドのモンスターを対象とする魔法・罠・モンスター効果を発動した場合、このカードを手札から捨てることでその発動を無効にする!」
「!?」
手札に加えていた古聖戴サウラヴィスを手札から捨てる。トリシューラの影霊衣に向けて相手が発動した魔弾ークロス・ドミネーターはサウラヴィスの加護を受けたトリシューラに向けて放たれる。
「トリシューラの影霊衣の効果は有効!フィールドからカスパール、墓地から魔弾ーデッドマンズ・バースト!手札は真ん中のカードを除外!」
儀式召喚したトリシューラの影霊衣が相手の所に高速移動、相手フィールドのカスパール、墓地のデッドマンズ・バースト、そして相手の手札1枚をもぎ取り除外する。
「そして影霊衣の術師 シュリットの効果でデッキから2枚目のトリシューラの影霊衣を手札に加える!」
「くっ・・・・魔弾の射手 ドクトルの効果!このカードと同じ縦列に魔法・罠カードを発動した場合、発動したカードと異なる『魔弾』カードを墓地から手札に戻す!魔弾の射手 カラミティを墓地から手札に戻す!」
「バトル!トリシューラの影霊衣で魔弾の射手 ドクトルに攻撃!」
「(これはクラウソラスの影霊衣に使わないと勝てねぇ!)通す!」
トリシューラの影霊衣が突撃して魔弾の射手 ドクトルを破壊する。
トリシューラの影霊衣 攻2700
魔弾の射手 ドクトル 攻1400
服部 LP 2000→700
「ぐうぅ!!!」
「私はこれでターンエンド!」
「エンドフェイズ!手札から罠カード、魔弾ーデスペラードを発動!相手フィールドの表側表示のカード1枚を対象にとって破壊する!クラウソラスの影霊衣を破壊!」
「手札からトリシューラの影霊衣の効果発動!自分フィールドの『影霊衣』モンスターを対象にする効果を発動した場合、手札のこのカードを捨てることでその発動を無効にする!」
「なっ!?」
相手が発動した魔弾ーデスペラード、その砲撃が発射されクラウソラスの影霊衣が狙い撃ちされそうになるが、手札に加えていたトリシューラの影霊衣がクラウソラスの影霊衣を守るように包み込み、魔弾ーデスペラードの効果を無効にする。
絢 手札 3枚 (反魂術・カリスライム ・降魔鏡) LP 5000
ーーーーー ー
□ー○ーー
ー ー
○ーーーー
△ーーーー ー
折橋 手札 3枚 (カラミティ) LP 700
「お、俺のターン!ドロー!」
折橋 手札 4枚
「(・・・ダンシング・ニードル!?い、1ターン遅かった!)」
相手がドローしたカードを見て驚愕している。様子を見る限り、前のターンに欲しかったカードみたいね。
「(・・・・ダメだ、手札にドクトルもカスパールもない。カラミティで蘇生したくてもあのクラウソラスがリリーサーを素材にしているせいで特殊召喚できない)」
相手がすごい悩んでいるわね。リリーサー素材のクラウソラスが破壊できなくてよほど辛いみたいね。
「(あれだけ動いていたのにまだ手札にカリスライム 、それに墓地に魔神儀の祝誕があるはず・・・)ザ・キッドを守備表示に変更!」
魔弾の射手 ザ・キッド 攻1600→守200
「モンスターセット。これでターンエンド!」
絢 手札 3枚 (反魂術・カリスライム ・万華鏡) LP 5000
ーーーーー ー
□ー○ーー
ー ー
○ーー■ー
△ーーーー ー
折橋 手札 3枚 LP 700
「私のターン!ドロー!」
絢 手札 4枚
「手札のカリスライムの効果!手札の影霊衣の万華鏡を捨て、デッキから魔神儀ーペンシルベルを特殊召喚!ペンシルベルの効果!墓地の儀式モンスターを手札に戻す!対象はブリューナクの影霊衣!」
「手札から罠カード、魔弾ーダンシング・ニードルを発動!お互いの墓地から3枚のカードを除外する!」
「!?」
「お前の墓地から儀式魔人リリーサー、ブリューナクの影霊衣、魔神儀の祝誕の3枚を除外する!」
ペンシルベルが特殊召喚されて墓地からブリューナクの影霊衣を回収しようとしたけど、相手がダンシング・ニードルを使い、私の墓地のリリーサー、ブリューナクの影霊衣、魔神儀の祝誕の3枚がゲームから除外された。
「(痛いことしてくれるわね・・・でも関係ないわ)手札から魔法カード、儀式の準備」
「はぁ!?」
「デッキからLv7以下の儀式モンスターを加え、その後に墓地の儀式魔法を手札に加える!私は2枚目のブリューナクの影霊衣を手札に加えて、影霊衣の降魔鏡を手札に戻す!ブリューナクの影霊衣の効果!デッキからユニコールの影霊衣を手札に加える!そして手札から儀式魔法、影霊衣の降魔鏡を発動!降魔鏡は墓地の『影霊衣』モンスター1体を儀式素材にできる!そして墓地のシュリッドは『影霊衣』モンスターの儀式素材1体分になる!手札からユニコールの影霊衣を儀式召喚!」
ユニコールの影霊衣 攻2300
「クラウソラスの影霊衣を攻撃表示に変更!」
クラウソラスの影霊衣 守2300→攻1200
「バトル!クラウソラスの影霊衣でザ・キッドに攻撃!」
クラウソラスの影霊衣 攻2300
魔弾の射手 ザ・キッド 守200
「トリシューラの影霊衣で裏側守備モンスターに攻撃!」
トリシューラの影霊衣 攻2700
裏側守備モンスター→魔弾の射手 カラミティ守1300
「トドメよ!ユニコールの影霊衣でダイレクトアタック!」
「ぐわあああ!!!!」
折橋 LP 700→0
WIN 絢 LOS 折橋
『勝者!中等部2-3、氷川絢!」
「勝ったわ・・・・1勝が長かったわ」
決勝トーナメントに入ってようやく1勝出来て心がホッとする。もしかしたらこのまま決勝トーナメントは勝てないんじゃないかと不安だったわ。
私は相手に頭を下げ、振り返りベンチに戻る。
「勝ちましたわ」
「お前・・・・気迫やばすぎだろ」
「と、闘志が・・・凄かったです」
「私、あのままだったら本当に不味いと思ったのよ」
「そんな事思わなくても氷川さんは普通に強い」
「氷川さんの当たる相手がEXデッキに頼らない相手が多い気もしますけど・・・じゃあ次は桜さん、頼みます」
「ガッテン」
私に変わり、ベンチから立ち上がった桜さんが両手で小さくガッツポーズをして、デュエルフィールドに上がっていく。
途中結果 決勝トーナメント準決勝
中等部2-3 対 高等部3-1
第1試合 櫻井祈 ○ ー × 早坂未来
第2試合 山吹翔悟 × ー ○ 服部拓海
第3試合 氷川絢 ○ ー × 折橋洋輔
総合結果 2 ーー 1
絢「何とか勝てたわ・・・」
桜「相手の弾切れだった」
恭輔「魔弾側、結構順調に動いていたのにサウラヴィスとかトリシューラの影霊衣とかでカウンター食らいましたからね」
祈「ふ、普通、魔弾に同法の絆を使わせたら終わりなんですけど」
翔悟「それを踏み越える攻撃力があるから、あのデッキ」
桜「次回は私、やっと決勝トーナメント初戦」
恭輔「前の試合は僕で決めましたからね。『準決勝 魔法界の劇団』」
祈「じ、次回もよろしくお願いします」