遊戯王 振り子使いの少年と連鎖使いの少女   作:DICHI

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遅くなってすみません。今月はバイトがなんか多く入ってなかなか執筆出来ませんでした。

個人的にはクッションのつもりが結構長くなってしまった・・・・


第42話 決勝戦 第3試合 風を操る竜

恭輔side

 

『決勝戦、第3試合の試合に出場する生徒はデュエルフィールドに上がりなさい』

 

「ふぅ〜・・・絢さんのプレッシャーに負けるところでした。響さんが2戦目になるのは半分くらい予想できてましたが・・・」

 

もう半分は初戦なんですが普通に考えたらあのクラスのメンバー的に初戦で様子を見れるのは奏さんぐらいですからね。僕と祈さんと桜さんで決勝戦は3戦目以降入るのはチームの作戦で決まっていたのでどうしようにも出来ないのですが。

 

「さて・・・僕の相手は」

 

「あれ?恭輔君なんだ?てっきり副将戦か大将戦で上がると思っていたのに」

 

デュエルフィールドに上がり対戦相手の方を見てみると既にレミさんが僕の方を見て少し驚いた顔をしている。

 

「副将戦と大将戦は祈さんと桜さんに譲りました。お二人とも、戦いたい相手が決まっているので」

 

「あ〜・・・・なんか分かったわ。それにしても恭輔君とはなんだかんだあまりやった事ないね。私が忙し過ぎるってこともあるけど」

 

「僕の場合、稽古相手は師匠かスバルさんが多いですから」

 

「あの二人はちょっとレベルが違うからね。でも、だからと言って私が劣っているとは思ってないわよ」

 

「勿論です。それでも僕が勝利を手にします」

 

『決勝戦、中等部2-3対高等部1-1、第3試合、成田恭輔vs葵レミ!デュエルスタート!』

 

「デュエル‼︎」 「デュエル‼︎」

 

恭輔 LP 4000 レミ LP 4000

 

「先行は僕!星因子ベガを召喚!」

 

星因子ベガ  攻1200

 

「星因子ベガの効果!手札から『テラナイト』モンスターを特殊召喚します!星因子デネブを特殊召喚!」

 

星因子デネブ 攻1500

 

「星因子デネブの効果!デッキからデネブ以外の『テラナイト』モンスターを手札に加えます!星因子アルタイルを手札に加えます!Lv4の星因子ベガとデネブでオーバーレイ!」

 

☆4 × ☆4 = ★4

 

「2体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!ランク4、星輝士ミルキー・ウェイ!」

 

星輝士ミルキー・ウェイ 守3000

 

「め、面倒くさいのが出てきたわね」

 

「カードを3枚伏せてターンエンド!」

 

 

恭輔 手札 1枚 LP 4000

 

▲ー▲ー▲ ー

ーーーーー

□ ー

ーーーーー

ーーーーー ー

 

レミ 手札 5枚 LP 4000

 

 

「私のターン!ドロー!」

 

レミ  手札 6枚

 

「魔法カード、調和の宝札!手札のドラグニティーファランクスを捨てて2枚ドロー!さらに魔法カード、テラ・フォーミング!デッキから竜の渓谷を手札に加えて、そのまま発動!」

 

フィールドがアカデミアのデュエルフィールドから夕陽が差し込む大きな渓谷へと変わり、レミさんの背中から渓谷に差し込む風が吹き始める。

 

「竜の渓谷の効果!手札のカードを1枚捨て、デッキからLv4以下の『ドラグニティ』モンスターを手札に加える!ドラグニティードゥクスを手札に加えて、召喚!」

 

ドラグニティードゥクス 攻1500

 

渓谷の上から一体の鳥人間が羽を羽ばたかせながらフィールドに降りてくる。

 

「ドゥクスの効果!召喚時、墓地のLv3以下の『ドラグニティ』ドラゴン族モンスターをこのカードに装備カード扱いで装備する!」

 

「リバースカードオープン!カウンター罠、神聖なる因子!相手が魔法・罠・モンスター効果を発動した場合、自分フィールドの『テラナイト』モンスターをリリースして発動する!そのカードの効果を無効にします!」

 

伏せていた神聖なる因子を使い、星輝士ミルキー・ウェイをリリースしてドラグニティードゥクスの効果を無効にして破壊する。

 

「グッ!」

 

「さらに神聖なる因子の効果で1枚ドロー!」

 

恭輔 手札 1枚→2枚

 

「墓地に送られた星輝士ミルキー・ウェイの効果!このカードが墓地に送られた場合、デッキから『テラナイト』モンスターを特殊召喚します!デッキから2枚目の星因子ベガを特殊召喚!ベガの効果!手札から星因子アルタイルを特殊召喚!」

 

星因子アルタイル 攻1700

 

「星因子アルタイルの効果!このカードが特殊召喚に成功した場合、墓地から『テラナイト』モンスターを守備表示で特殊召喚します!星因子デネブを特殊召喚!」

 

星因子デネブ  守1000

 

「星因子デネブの効果!デッキから2枚目のアルタイルを手札に加えます!」

 

ミルキー・ウェイの効果により、上空に天の川が現れて、その中から2体目のベガが特殊召喚、ベガの効果で手札に加えていたアルタイルが特殊召喚、アルタイルの効果で墓地に眠っていたデネブを特殊召喚、そしてデネブの効果で2枚目のアルタイルを手札に加える。

 

「カウンター1枚踏んだだけで一体どれだけアドバンテージ取るのよ!魔法カード、封印の黄金櫃!デッキからカード1枚を選んで除外して、2回目のスタンバイフェイズに手札に加える!嵐征竜ーテンペストを除外!」

 

「あっ!?」

 

「嵐征竜ーテンペストの効果!このカードが除外された時、デッキから風属性・ドラゴン族を手札に加える!ドラグニティアームズーミスティルを手札に加える!」

 

「しかしそれを加えても既に通常召喚は終わりましたよ!」

 

「次のターンの布石に決まっているでしょ!カードを1枚伏せてターンエンド!」

 

 

恭輔 手札 2枚 LP 4000

 

▲ーーー▲ ー

○ー○ー□

ー ー

ーーーーー

ーー▲ーー ▽

 

レミ 手札 3枚 LP 4000

 

 

「僕のターン!ドロー!」

 

恭輔 手札 3枚

 

「光輝け!星を照らすサーキット!」

 

僕の頭の上にリンクマーカーが現れて、ベガとデネブの2体のモンスターがリンクマーカーの中に入り、左斜め下と右斜め下のリンクマーカーが赤く光る。

 

「アローヘッド確認!召喚条件は戦士族モンスター2体!僕は星因子ベガとデネブをリンクマーカーにセット!サーキットコンバイン!リンク召喚!リンク2、聖騎士の追想 イゾルデ!」

 

聖騎士の追想 イゾルデ 攻1600 ↙︎ ↘︎

 

「聖騎士の追想 イゾルデの効果!このカードのリンク召喚成功時、デッキから戦士族モンスターを手札に加えます!僕が加えるのは星因子デネブ!」

 

リンク召喚したイゾルデの効果により、デッキのカードが1枚飛び出して僕はそのカードを手札に加える。

 

「ただし、この効果で手札に加えたモンスターは召喚・特殊召喚できず、同名モンスターも含めて効果を使えません!リバースカードオープン!速攻魔法、天架ける星因子!自分フィールドの『テラナイト』モンスター1体を対象に取り、デッキから対象に取ったモンスターとは別のモンスターを特殊召喚して、対象のモンスターはデッキに戻ります!アルタイルを対象にとり、星因子ウヌクを特殊召喚!」

 

星因子ウヌク 攻1800

 

「星因子ウヌクの効果!デッキから『テラナイト』モンスターを墓地に送ります!星因子シャムを墓地に送ります!リバースカードオープン!永続罠、リビングデッドの呼び声!墓地から星因子シャムを特殊召喚!」

 

星因子シャム 攻1400

 

「星因子シャムの効果!このカードが特殊召喚した場合、相手に1000ポイントのダメージを与えます!」

 

「ぐうぅ!!!」

 

レミ LP 4000→3000

 

「Lv4の星因子シャムとウヌクの2体でオーバーレイ!」

 

☆4 × ☆4 = ★4

 

「2体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!ランク4!星の光を守りし影武者!煉獄の騎士(テラナイト)ヴァトライムス!」

 

煉獄の騎士ヴァトライムス 攻2600

 

僕とレミさんのフィールドの真ん中にブラックホールが現れて、その中に星因子シャムとウヌクが吸い込まれていき、爆発が起きる。ブラックホールの中からヴァトライムスがフィールドに現れて、イゾルデのリンク先に現れる。

 

「バトル!イゾルデでダイレクトアタック!」

 

「リバースカードオープン!罠カード、和睦の使者!このターン、私が受ける戦闘ダメージは0になる!」

 

レミさんの前に聖者の格好をした年配の女性が現れて何かの呪文を唱える。レミさんの前にバリアが貼られ、イゾルデの攻撃は防がれる。

 

「メインフェイズ2、煉獄の騎士ヴァトライムスでオーバーレイ・ネットワークを再構築!」

 

メインフェイズ2に入り、このターンに特殊召喚したヴァトライムスをエクシーズ素材とし、再びブラックホールに吸い込まれていく。

 

★4→★5

 

「ランクアップエクシーズチェンジ!ランク5!星の光を守りし者!星輝士セイクリッド・ダイヤ!」

 

星輝士セイクリッド・ダイヤ 攻2700

 

「セイクリッド・ダイヤがフィールドに存在する限り、お互いのプレイヤーはデッキからカードを墓地に送れず、墓地から手札に加えるカードは代わりに除外されます!カードを2枚伏せてターンエンド!」

 

 

恭輔 手札 2枚 LP 4000

 

▲ー▲ー△ ー

ーーーー○

ー ○

ーーーーー

ーーーーー ▽

 

レミ 手札 3枚 LP 3000

 

 

「私のターン!ドロー!」

 

レミ 手札 4枚

 

「スタンバイフェイズ、黄金櫃1ターン目!フィールド魔法、竜の渓谷の効果!手札のカードを1枚捨て、デッキからドラグニティードゥクスを手札に加えて、そのまま召喚!効果発動!」

 

「リバースカードオープン!永続罠、デモンズ・チェーン!」

 

「手札からカウンター罠、レッド・リブート!」

 

「て、手札から!?」

 

「このカードは通常通り、セットして発動する代わりに私のライフを半分払う事で手札から発動できる!」

 

レミ LP 3000→1500

 

「相手が発動したカウンター罠の発動を無効にしてセットし直す!そして相手はデッキから罠カード1枚を自分フィールドにセットすることができる!」

 

「?・・・何を狙っているか分かりませんが僕は神聖なる因子をセットします!」

 

「そしてこのターン終了時まで相手は罠カードを発動できない!」

 

「なっ!?」

 

レミさんが発動したレッド・リブートによりデモンズ・チェーンはセットし直され、さらに僕のデッキから2枚目の神聖なる因子をセットする。そして僕の場の魔法・罠カードはレッド・リブートの効果により封じられてしまった。

 

「レッド・リブートを発動して相手に罠カードを献上した代わりにこのターンの罠を防ぐということは・・・」

 

「このターンに決めにいくわよ!ドラグニティのドゥクスの効果を解決!効果で墓地からドラグニティーファランクスを装備!そしてドラグニティーファランクスの効果!装備状態の自身をフィールドに特殊召喚する!」

 

ドラグニティーファランクス 攻500

 

レミさんの場に召喚されたドラグニティードゥクスの肩にドラグニティーファランクスが乗り、そしてファランクスはドゥクスの肩から飛び立ってフィールドに特殊召喚された。

 

「このカードは自分フィールドの『ドラグニティ』モンスター1体をリリースして特殊召喚する!ドラグニティアームズーミスティルを特殊召喚!」

ドラグニティアームズーミスティル 攻2100

 

レミさんの場のファランクスがリリースされ、竜の渓谷の風に乗り、ドラグニティアームズーミスティルがフィールドに現れ、ミスティルはそのままレミさんの墓地のカード1枚を取り出す。

 

「ミスティルの効果!このカードが特殊召喚に成功した時、墓地の『ドラグニティ』ドラゴン族モンスターを特殊召喚する!墓地からファランクスを装備!ファランクスの効果!自身を特殊召喚!」

 

「(こ、ここまで動いてる未だにセイクリッド・ダイヤの永続効果を受けてないなんて・・・)」

 

「Lv4のドラグニティードゥクスにLv2のドラグニティーファランクスをチューニング!」

 

☆4 + ☆2 = ☆6

 

「竜の渓谷を舞うさすらいの騎士が、楽園の未来に立ち向かう。竜の意志で羽ばたけ!シンクロ召喚!カモン!ドラグニティナイトーガジャルグ!」

 

ドラグニティナイトーガジャルグ 攻2400

 

レミさんの場のドゥクスとファランクスが飛び立ち、ファランクスが作った2つの緑の輪の中にドゥクスが入って4つの星となる。それらが一つの光へと代わり、ドラグニティナイトーガジャルグが特殊召喚される。

 

「ガジャルグの効果発動!デッキからLv4以下のドラゴン族または鳥獣族を手札に加えてその後、手札の鳥獣族かドラゴン族を墓地に送る!」

 

「ぐっ・・・手札に加えて墓地に送られたからセイクリッド・ダイヤの永続効果も効かない」

 

「デッキからBFー精鋭のゼピュロスを加えてそのまま捨てる!Lv6のドラグニティナイトーガジャルグとドラグニティアームズーミスティルでオーバーレイ!」

 

☆6 × ☆6 = ★6

 

「2体のドラゴン族モンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!ランク6、聖刻龍王ーアトゥムス!」

 

聖刻龍王ーアトゥムス 攻2400

 

「アトゥムスの効果!オーバーレイ・ネットワークを取り除き、デッキからドラゴン族モンスター1体を攻守0にして特殊召喚する!」

 

 聖刻龍王ーアトゥムス OVR 2→1

 

「私はデッキからチューナーモンスター、ドラグニティークーゼを特殊召喚!」

 

ドラグニティークーゼ 攻1000→0

 

聖刻龍王ーアトゥムスが自身のオーバーレイ・ユニットを一つ取り除いて、レミさんのデッキからドラグニティークーゼが飛び出して特殊召喚される。

 

「本当ならレダメって言いたかったけど」

 

「あれはもう禁止カードですから・・・」

 

「仕方ないからこうするしか無いんだよね!吹き荒れろ!嵐を巻き起こすサーキット!」

 

レミさんのフィールドのアトゥムスと特殊召喚されたドラグニティークーゼが飛び出してレミさんの上に現れたリンクマーカーの中に飛び込んで左斜め下と右斜め下の矢印が赤く光る。

 

「アローヘッド確認!召喚条件は鳥獣族又はドラゴン族モンスター2体!私は聖刻龍王ーアトゥムスとドラグニティークーゼをリンクマーカーにセット!リンク召喚!リンク2、ドラグニティナイトーロムルス!」

 

ドラグニティナイトーロムルス 攻1200 ↙︎ ↘︎

 

レミさんの上空にできたリンクマーカーから1体のモンスターが飛び出してフィールドに舞い降りる。白銀の骨のような鎧をしたドラゴンのモンスターが僕のモンスターたちを見て威嚇する。

 

「ドラグニティナイトーロムルスの効果!リンク召喚成功時、デッキから龍の渓谷または『ドラグニティ』魔法・罠カード1枚を手札に加える!私は装備魔法、ドラグニティの神槍を手札に加えて発動!ロムルスに装備!」

 

威嚇をしていたロムルスが飛び立ち、レミさんのデッキから1枚のカードを引き抜く。それをレミさんは手にしてすぐに発動、ロムルスに大きな槍が装備される。

 

「ドラグニティの神槍の効果!1ターンに1度、デッキから『ドラグニティ』チューナーモンスター1体を選び、このカードを装備したモンスターに装備する!2体目のドラグニティークーゼを装備!」

 

ロムルスが装備するドラグニティの神槍が光り、竜の渓谷の風に乗ってドラグニティークーゼが現れてロムルスの羽に装備される。

 

「そしてドラグニティークーゼの効果!このカードもファランクス同様に装備状態から特殊召喚する!」

 

ロムルスの羽に装備したクーゼはそのままフィールドに特殊召喚された。

 

「さらに墓地のBFー精鋭のゼピュロスの効果!フィールドの装備魔法、ドラグニティの神槍を戻し、400ポイントのダメージを受けて特殊召喚する!」

 

レミ LP 1500→1100

BFー精鋭のゼピュロス 攻1600

 

ロムルスに装備されたドラグニティの神槍がレミさんのフィールドに戻り、レミさんの墓地からBFー精鋭のゼピュロスが舞い戻り、レミさん自身はゼピュロスが戻ったダメージを受ける。

 

「ドラグニティークーゼの効果!このカードがシンクロ素材となる場合、レベルを4にすることができる!」

 

ドラグニティークーゼ ☆2→☆4

 

「Lv4の精鋭のゼピュロスにLv4のドラグニティークーゼをチューニング!」

 

☆4 + ☆4 = ☆8

 

「竜の渓谷を束ねし騎士団長が楽園を守るため咆哮を挙げる。竜の絆を示せ!シンクロ召喚!カモン!ドラグニティナイトーバルーチャ!」

 

ドラグニティナイトーバルーチャ 攻2000

 

「バ、バルーチャ?」

 

レミさんの場にシンクロ召喚されたモンスターを見て僕は首を曲げた。あんなモンスターをレミさんが使ったことは見たことがない。

 

「ドラグニティナイトーバルーチャの効果!このカードがシンクロ召喚に成功した時、墓地のドラゴン族『ドラグニティ』モンスターを好きなだけこのカードに装備する!」

 

「なっ!?」

 

「私は墓地からドラグニティークーゼ2体とドラグニティーファランクス2体を装備!ブレイブチャージ!」

 

シンクロ召喚したドラグニティナイトーバルーチャが大きく咆哮を上げ、竜の渓谷の風が一層強くなる。その風からファランクスとクーゼがそれぞれ2体ずつ現れてバルーチャに装備される。

 

「ファランクスの2体目は・・・・」

 

「竜の渓谷で捨てたわよ!そして装備されたファランクスとクーゼの効果!それぞれ特殊召喚!合計4体分よ!」

 

バルーチャに装備されたファランクスとクーゼがバルーチャが分離してレミさんのフィールドに特殊召喚される。

 

「あ、あっという間にフィールドを埋めた・・・」

 

「吹き荒れろ!嵐を巻き起こすサーキット!」

 

レミさんの上空に再びリンクマーカーが現れてドラグニティークーゼ1体がリンクマーカーの中に入り、右向きの矢印が赤く光る。

 

「アローヘッド確認!召喚条件はLv4以下のドラゴン族モンスター1体!私はドラグニティークーゼをリンクマーカーにセット!リンク召喚!リンク1、守護竜ピスティ!」

 

守護竜ピスティ 攻1000 →

 

「さらにLv8のドラグニティナイトーバルーチャにLv2のドラグニティーファランクスをチューニング!」

 

☆8 + ☆2 = ☆10

 

「竜の渓谷に讃えられし騎士王が、楽園の戦争に終止符を打つために蘇る!シンクロ召喚!カモン!ドラグニティナイトーアスカロン!」

 

 ドラグニティナイトーアスカロン 攻3000

 

ファランクスが作る緑の輪の中にバルーチャが入り、一筋の光へと変わり天空に伸びる。その光から大きな風が竜の渓谷で吹き荒れ、金銀の鎧を身につけた大きな龍がフィールドに舞い降りてきた。

 

「吹き荒れろ!嵐を巻き起こすサーキット!」

 

アスカロンがシンクロ召喚され、間髪入れずに次のモンスターを特殊召喚する。リンク2のロムルス、さらにはファランクスにクーゼの3体のモンスターがリンクマーカーの中に入る。これは・・・大型モンスターが来る!

 

「召喚条件は効果モンスター3体以上!私はリンク2のドラグニティナイトーロムルスとドラグニティーファランクス、ドラグニティークーゼをリンクマーカーにセット!サーキットコンバイン!リンク召喚!リンク4!ヴァレルガード・ドラゴン!」

 

ヴァレルガード・ドラゴン 攻3000 ↑ → ↘︎ ↓

 

4つの矢印が赤く光り、リンクマーカーの中からリボルバーの形の大きな銃が現れて、変形していき、大型のドラゴンが現れる。

 

「さらに守護竜ピスティの効果!墓地又は除外ゾーンのドラゴン族モンスター1体を自分フィールドの2体以上リンクモンスターのリンク先に特殊召喚する!」

 

「リンク先は・・・・ピスティの右隣とヴァレルガード・ドラゴンの下!!」

 

「その通り!墓地からドラグニティアームズーミスティルを特殊召喚!ミスティルの効果!墓地からファランクスを装備!ファランクスの効果!装備状態のこのカードを特殊召喚!」

 

守護竜ピスティの特殊召喚から流れるように再びフィールドに現れるミスティルとファランクス、この2体のモンスターを出したということは・・・・

 

「Lv6のミスティルにLv2のファランクスをチューニング!」

 

☆6 + ☆2 = ☆8

 

「嵐が吹き荒れる時、竜の渓谷の救世主が舞い降りる。龍の騎士と共にこの楽園を救え!シンクロ召喚!吹きあれろ!フェザー・ウィング・ドラゴン!」

 

フェザー・ウィング・ドラゴン 攻2800

 

ミスティルとファランクスが一つの光となって、その中から嵐が吹き始める。フィールド全体、竜の渓谷の数少ない木々を大きく揺らすその嵐は竜巻へと変わり、天空へと伸び上がる。そのテッペンから1体のモンスターが現れてこのフィールドに舞い降りてきた。

 

「フェザー・ウィング・・・・レミさんのエースモンスター・・・・」

 

「・・・勝つわよ(ボソッ)」

 

「?今なんか言いました?」

 

「えっ?あっ、何でもないわよ。フェザーの効果!このカードがシンクロ召喚に成功した場合、墓地のドラゴン族モンスターを任意の数だけこのカードに装備する!墓地からファランクス2体とクーゼ2体を装備!」

 

フェザー・ウィングの効果により、墓地にいたファランクス2体とクーゼ2体が再びフィールドに現れて、フェザー・ウィングにより装備される。

 

「さらにフェザーの効果!墓地の風属性モンスター1体をデッキに戻すことで、フィールドのカード1枚を選び、手札に戻す!ドラグニティードゥクスをデッキに戻して、星輝士セイクリッド・ダイヤをバウンス!ウィンドセプション!」

 

フェザー・ウィングが墓地のドゥクスの力を貰い、セイクリッド・ダイヤの周りに竜巻が現れて、セイクリッド・ダイヤはフィールドから飛ばされてしまった。

 

「ぐうぅ!!!!」

 

「これで終わりよ!レッド・リブートの効果で罠カードも使えないし、その2枚の手札はアルタイルとデネブって分かっているからね!バトル!フェザー・ウィングで聖騎士の追想 イゾルデに攻撃!ストーム・ウィンドブレイク!」

 

「・・・・甘いですよ!!リバースカードオープン!!速攻魔法、残留思念!!」

 

「!?嘘でしょ!?この状況で速攻魔法!?」

 

「相手モンスターの攻撃宣言時、墓地から煉獄の騎士ヴァトライムスと星輝士ミルキー・ウェイの2体のモンスターをゲームから除外してこのターン、僕が受ける戦闘ダメージは0になります!」

僕の墓地からヴァトライムスとミルキー・ウェイの2体のモンスターがゲームから除外される。フェザー・ウィングの攻撃によりイゾルデは破壊されてしまったが、残念思念の効果で除外された2体のモンスターからバリアが張られ、僕へのダメージは0へと変わる。

 

「ま、まさか・・・耐えられるなんて思っても見なかったわ」

 

「レッド・リブートを使われた時は危なかったですけど、何とかなりました。ハーピィの羽根箒が一番怖かったです」

 

「まぁ・・・それは制限カードだから引けないわね。メイン2を飛ばしてこのままターンエンド!」

 

 

恭輔 手札 2枚 LP 4000

 

ーー▲▲△ ー

ーーーーー

○ ー

○○○ーー

△△△△ー ▽

 

レミ 手札 2枚 LP 1100

 

 

「僕のターン!ドロー!」

 

恭輔 手札 3枚

 

「星因子アルタイルを召喚!効果により墓地から星因子ベガを特殊召喚!ベガの効果!手札から星因子デネブを特殊召喚!デネブの効果で次のアルタイルを手札に加えます!Lv4のアルタイル・ベガ・デネブの3体でオーバーレイ!」

 

☆4 × ☆4 × ☆4 = ★4

 

「3体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!ランク4!星の彼方から舞い降りよ!星輝士トライヴェール!」

 

星輝士トライヴェール 攻2100

 

レミさんと僕のフィールドの間に再び現れたブラックホール、この中にアルタイル、ベガ、デネブの3体のモンスターが吸い込まれていき、ブラックホールが再び爆発を起こす。竜の渓谷上空に天の川が流れ、その川の流れに乗るようにトライヴェールがフィールドに舞い降りてきた。

 

「ここで1番困るモンスターを・・・」

 

「トライヴェールの効果発動!このカードのエクシーズ召喚成功時、このカード以外のフィールドのカード全てを手札に戻します!」

 

「ヴァレルガード・ドラゴンの効果発動!フィールドのモンスター1体の表示形式を表側守備表示にする!」

 

「リバ「このカードの発動に対して、相手はカードの効果を発動できない!」なっ!?」

 

「フィールドは一掃されてもまだ私は負けないわよ!ディフェンスショット!」

 

ヴァレルガード・ドラゴンが右手を構えてトライヴェールに照準を合わせる。右手から銃が撃たれ、トライヴェールは守備表示になる。

 

「ですが効果は通ります!デルタ・オブ・ツイスター!」

 

守備表示になったトライヴェールが手にしてある三角形になった星座の集まりを上に投げる。星座は回転してツイスターへとなり、トライヴェール以外のフィールドのカード全てを吹き飛ばしていった。

 

「フゥ・・・これでその強力なモンスターたちはもういなくなりましたよ」

 

「まさか1ターンでこんな直ぐに返されるとはね・・・」

 

「トライヴェールの効果発動!オーバーレイ・ネットワークを取り除き、相手の手札1枚をランダムに墓地に送ります!」

星輝士トライヴェール OVR 3→2

 

「捨てるのは一番左端のカード!」

 

「・・・・ファランクスよ」

 

「う〜ん・・・本音は竜の渓谷ですが致し方ありません。カードを3枚伏せてターンエンドです!」

 

「・・・・デモンズ・チェーンとリビングデッドの呼び声と神聖なる因子ね」

 

「さぁ?どうでしょうか?」

 

 

恭輔 手札 2枚 LP 4000

 

ーー▲▲▲ ー

ーーーーー

ー □

ーーーーー

ーーーーー ー

 

レミ 手札 6枚 LP 1100

 

 

「私のターン!ドロー!」

 

レミ 手札 7枚

 

「(墓地にシャムがいたから私のライフが1000になった瞬間に終わり、リビングデッドがあるからデッドラインはかなり近い・・・・とはいえ除去カードを引けなかったわね)スタンバイフェイズ、封印の黄金櫃で除外したテンペストを手札に加えるわよ!フィールド魔法、竜の渓谷を発動!」

 

「・・・それは通しますよ」

 

「効果発動!手札のカード1枚を捨て、デッキからドラグニティードゥクスを手札に加える!ドラグニティードゥクスを召喚!効果発動!」

 

「リバースカードオープン!神聖なる因子!フィールドのトライヴェールをリリースして、ドラグニティードゥクスの効果を無効にします!」

 

神聖なる因子を発動してトライヴェールをリリース、そのままドゥクスを破壊する。

 

「その後、カードを1枚ドロー!」

 

恭輔 手札 2枚→3枚

 

「さらに墓地に送られたトライヴェールの効果!墓地から星因子ベガを守備表示で特殊召喚!」

 

星因子ベガ 守1600

 

「ベガの効果!手札から星因子アルタイルを守備表示で特殊召喚!」

 

星因子アルタイル 守1300

 

「アルタイルの効果!墓地から星因子デネブを特殊召喚!デネブの効果で3枚目のアルタイルを手札に加えます!」

 

「ようやく尽きたわね・・・墓地からドラグニティナイトーロムルスと聖刻竜王ーアトゥムスを除外!嵐征竜ーテンペストを特殊召喚!」

 

嵐征竜ーテンペスト 攻2400

 

レミさんの墓地からロムルスとアトゥムスの2体のドラゴン族モンスターが除外され、手札から嵐征竜ーテンペストが特殊召喚される。

 

「しかしそれ以上のモンスターは特殊召喚出来ませんよね?手札のドラグニティの神槍はテンペストには装備出来ませんし」

 

「まだまだ!永続魔法、星遺物の守護竜を発動!このカードの発動時に墓地のLv4以下のドラゴン族モンスターを特殊召喚する!」

 

「えっ!?」

 

「墓地からドラグニティーファランクスを特殊召喚!」

 

レミさんの後ろに大きな石でできた何かの装置みたいな物が現れて、その装置の中心部のコアが青白く光り、その中からファランクスが現れてレミさんのフィールドに戻ってくる。

 

「装備魔法、ドラグニティの神槍をファランクスに装備!そして効果発動!デッキから3枚目のファランクスを装備して、効果発動!自身を特殊召喚!」

 

「ま、また・・・まるでゾンビみたいに」

 

「ゾンビとか言わないでよね!私のデッキはワンショットだけじゃなくて粘り強いんだからね!」

 

「そうですか・・・確かに粘り強いですね。でも!!それもここまでです!!リバースカードオープン!!罠カード、ワンダー・エクシーズ!!」

 

「嘘っ!?デモンズ・チェーンでもリビングデッドでも無いカード!?」

 

「誰がいつ、その2枚を伏せたと言いました!?ワンダーエクシーズの効果でこのタイミングでエクシーズ召喚を行います!Lv4のベガ、アルタイル、デネブでオーバーレイ!」

 

☆4 × ☆4 × ☆4 = ★4

 

「3体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!再び現れよ!星輝士トライヴェール!!」

 

僕が発動したワンダー・エクシーズによりトライヴェールから特殊召喚された3体のモンスターで再びエクシーズ召喚を行い、またトライヴェールがフィールドに戻ってきた。

 

「トライヴェールの効果発動!このカード以外のフィールドのカード全てを手札に戻します!デルタ・オブ・ツイスター!!」

 

再びエクシーズ召喚されたトライヴェールにより、前のターンに起きたことが再び起きる。すなわち、トライヴェール以外の全てのカードは上空へと飛ばされ、それぞれ持ち主の手札へと戻っていった。フィールドがガラ空きになったレミさんは上の空の状態で僕を見て、そして笑い出す。

 

「・・・・ハ、ハハハ、いっぱい食わされたわ。てっきり前のターンに戻った2枚だと思ったわ」

 

「前のターンのカードのドローがこれでした。これを引いてなかったらデモンズ・チェーンとリビングデッドの呼び声を伏せていたでしょう」

 

「その2枚なら突破できると思って展開したんだけどねぇ・・・強くなったわね恭輔君」

 

「師匠の弟子を名乗っているんですからこれくらいの事は当然です」

 

「ハハハ・・・やっぱ遊輝とスバルのレベルに鍛えられた子は違うわね。私も6人の中では強い方だと思っていたけど、まだまだってことね・・・・もう打つ手は無いわ。ターンエンドよ。エンドフェイズ、私の手札は8枚だから6枚になるように捨てるわね。嵐征竜ーテンペストとドラグニティーファランクスを捨てるわ」

 

 

恭輔 手札 4枚 LP 4000

 

ーーーーー ー

ーーーーー

ー ○

ーーーーー

ーーーーー ー

 

レミ 手札 6枚 LP 1100

 

 

「僕のターン!ドロー!」

 

恭輔 手札 5枚

 

「そのままバトル!星輝士トライヴェールでダイレクトアタック!スターオーバー・ザ・ドライブ!」

 

レミ LP 1100→0

 

WIN 恭輔 LOS レミ

 

 

 

 

『そこまで!!勝者、中等部2-3、成田恭輔!!』

 

『ワアアアアアアア!!!!!!』

 

『凄え!!!』

 

『二人とも良かったぞ!!』

 

デュエルが決着して会場から割れんばかりの歓声が巻き起こる。僕はデュエルディスクを片付けてデッキをデッキケースに戻し、レミさんの所に行く。レミさんもデッキをデッキケースに片付けて腕を組んでいた。

 

「いや〜・・・・・参った参った。まぁあの前のターンに決められなかった時点で私の敗北はほぼ確定みたいなものだったわね」

 

「そんな事無いですよ。まさかワンダー・エクシーズ以外の3枚のカードを突破してこのターンに決めようとする事には驚きました」

 

「神聖なる因子を早めに使ってくれたからね〜。デモンズ・チェーンをあそこでは使わないのは分かっていたし、リビングデッドは怖くなかったから・・・・まぁちょっと怪しかったけどね」

 

「じゃあまた・・・・」

 

「えぇ、今度やる時は勝たせてもらうわよ」

 

「こっちも負けません」

 

僕とレミさんは握手して、それぞれのベンチへと戻る。ベンチでは翔悟さんから手洗い歓迎を受けて、他の3人は拍手をしてくれた。

 

「お前すげぇな!!あの猛攻耐え切って、返しのターンの攻撃も防ぐなんて!!」

 

「とても真似できる芸当では無いわね」

 

「す、凄かったです恭輔さん」

 

「ん、確かに。この恭輔の勝ちは大きい」

 

「ありがとうございます。でもこれで勝った訳じゃないですから。あと1勝、祈さん、桜さん、頼みましたよ」

 

「ん、任せて」

 

「ま、任せてください!次は私です!」

 

小さく両手でガッツポーズをして、気合十分の祈さんはそのままデュエルフィールドへと上がっていった。

 

 

 

途中結果 決勝トーナメント 決勝戦

 

中等部2-3 対 高等部1-1

 

第1試合 山吹 翔悟 × ー ○ 水野 奏

第2試合 氷川 絢 ○ ー × 小野寺 響

第3試合 成田 恭輔 ○ ー × 葵 レミ

 

総合結果 2 ーー 1




翔悟「お前、マジでスゲェわ」

絢「あの状況を耐えて勝てるとは・・・しかもノーダメージ」

恭輔「ノーダメージはたまたまですよ」

祈「さ、流石遊輝さんの弟子です」

桜「ん、お兄ちゃんについていけるだけの事はある」

恭輔「師匠の場合、下手したらあれ以上の展開力とロックを掛けてきますから・・・」

祈「つ、次は私です!勝って優勝を決めます!」

桜「待った、そうなったら私の出番無くなる」

絢「そんな事言わないの。多分、読者が一番望んでいた対戦カードなんだから」

翔悟「この二人の対戦、前の小説でも2回しかしていないからな」

恭輔「というわけで次回、『決勝戦 第4試合 正義のヒーローと魂の龍』」

祈「じ、次回もお願いします」
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