遊戯王 振り子使いの少年と連鎖使いの少女   作:DICHI

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*この章から新マスタールール2に変更します。
あと、オリキャラ紹介も更新いたしました。桜のキャラ設定の追加、アリアさんのイメージキャラも変更いたしました。

第2章、スタートです。


第2章 世界をかけて 〜True my justice〜
第63話 慌ただしい非日常


 No side

 

 

『12時になりました。ニュースをお伝えします。昨日発表された第2回WRGPに関連するニュースです。前回優勝チーム、チームSECRETが参加を見送ることを表明しました』

 

3月2日、ネオドミノシティの中心部にあるビジョンに、そこに映し出されたニュースキャスターの速報に人々は足を止めてビジョンを見つめる。

 

『チームSECRETはデュエルアカデミアネオドミノシティ校の生徒のみで構成されたアマチュアRDチームであり、人気バンド、SECRETのメンバー全員が参加しているチームです。今大会の参加を見送った理由と致しまして、メンバーの遠藤遊輝さんの足の怪我の回復が見込めず開催時期に間に合わないこと、また、これからは音楽活動に力を入れるため、参加を見送るとのことです』

 

『これにより昨年の優勝チームと準優勝チーム、チーム5D'sの2チームが参加しない大会となりました。一部の専門家は『優勝チームと準優勝チームが参加しないなんて前代未聞であり、大会の人気に関わる』と懸念を示しています。以上、ニュースをお伝えしました』

 

『さあ始まりました○○デス!!本日のゲストはこちら!!人気アイドルグループの・・・・・』

 

大型ビジョンに映ったニュース番組は終わり、お笑い芸人が司会となるお昼のバラエティ番組が始まる。それを見て、人々は再び足を動かし出した。その人混みの中、フードを被った高い身長の人はただ一人、立ち止まって画面を見続けていた。

 

 

 遊輝  side

 

「今回の大会に参加しないようですが他のチームからスカウトされているという話は本当でしょうか!?」

 

「遊輝さんが怪我をしているという理由だけで他のメンバー全員が参加しないのですか!?参加しない理由は他にあるでのしょうか!?」

 

「現在、音楽活動は休止しているとのことですが、何かファンに向けて一言お願いします!!」

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

「おいマスコミ!!良い加減にしろよ!!怪我人相手に過熱的な囲み取材をするな!!」

 

「不味い!!セキュリティだ!!」

 

車椅子を押し押されの囲み取材は後ろから聞こえた牛尾さんの大声によって終わった。一斉にマスコミたちは一目散に逃げ出して周りから消えていった。

 

「ったく・・・・・取材禁止だと通達したのにこれかよ。おい遊輝、大丈夫か?」

 

「・・・・・だあああああ・・・・・・・しつけぇ、ってか本気で怖かった・・・・」

 

牛尾さんに肩を叩かれてようやく心が休める時間になり、息を吐く。正直、鬱陶しいどころではない、あれは一種の恐怖だ。立てない俺に四方八方囲んで押し倒す勢いで取材して来るから、こっちの恐怖はマジで尽きない。

 

「ハァ・・・こっちは大人しく治療したいのに何で勝手に掻き立てるんだよ・・・」

 

「ああいう奴らだとは分かってはいるけど、あれは流石にやりすぎだな。冗談抜きで車椅子が倒れそうになりそうだった・・・・もう一度通達して、今度同じ事をしたら拘束する事を伝えるか。それよりお前、この後病院なんだろ?何で一人で行こうしたんだ?」

 

「いや、本当なら桜と一緒だったんだけど、門抜けたらあんな感じでさ・・・・桜には一時避難をしてもらった」

 

「・・・ちっとは自分のことも心配しろよ。あんなの見たら普通逃げるか、こっちに言えよ。今回も校長が連絡したんだろ」

 

「分かっているんだけど・・・・・迷惑かけたくねぇんだよ」

 

「お兄ちゃん、大丈夫?」

 

牛尾さんと話していると、校門から桜がやってきてきた。車椅子のハンドルを手にしてくれたので、俺はハンドリムから手を離す。

 

「他の奴らは?この様子だとあいつらもマスコミに囲まれるぞ?」

 

「部室にいるよ。今日は動画の撮影だって言っていた」

 

「ああ・・・あのDJグループだな。幸か不幸かあの動画の人気もマスコミがお前らに寄る原因なんだろうな」

 

牛尾さんが言うDJグループ、SECRETの女子メンバーが組んだ、レミをDJ、奏をヴォーカル、響をキーボード、茜をVJとサヴDJ、コーラスも兼ねたカバーグループの事だ。バンド活動を休止して音楽から離れたレミだけど、どうやら3日もしないうちに音楽活動をやりたくてしたかなかったらしい。しかし、休みたいという本音もあるのも事実で、どうしたかというと、過去のライブでやったことのあるDJをカバー専用でグループでやってみようとやったらしい。

それがバズりにバズって、動画サイトを見ると平均100万再生をやるという離れ業をやっている。何よりレミが一番楽しそうにしている。ここ最近見ていない、無理をしていない笑顔で心の底から楽しんでいる様子だった。何も縛られず、何も考えず、ただ純粋に音楽を楽しんでいる。

 

「まぁ良いんじゃね?みんな気分転換になっているみたいだし、スバルも裏仕事でウキウキしているみたいだし。俺がいなくても楽しそうにやっているよ」

 

「そんな卑屈な考えをするなよ・・・・お前ここ最近元気が無いぞ。前までなら強気で返事していただろ?」

 

「なんかね・・・・疲れたんだよ。色んなやつに囲まれたり追われたりして・・・・身を休める時間が無いんだ」

 

「(・・・なぁ桜、こいつ本気でヤバくねぇか?)」

 

「(結構精神的に追い詰められていると思う。皆気をかけているけど、お兄ちゃん全く相手にしようとしない)」

 

「(そうか・・・・)」

 

「じゃあ桜、病院まで頼むよ」

 

「合点」

 

「牛尾さんも忙しかったのに来てもらってありがとな」

 

「あぁ・・・・元気出せよ。お前は悪く無いんだから」

 

牛尾さんの言葉を背に、俺は牛尾さんに手を振って桜に連れられて病院へと向かう。

 

「・・・・あんな調子だとこっちだって狂うって言うのに。よりにもよって色々と悪い噂が立っているな・・・狭霧さんと話して少し対策を練る必要があるな」

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

「それで松葉杖は?」

 

「練習はしているけどまだかかりそうだって、先々週の練習でやっと始めたけど、やっぱり足が言う事聞かないや」

 

桜のたわいもない話をしながら病院を目指す。足の状態は少しずつ良くなってはいる。だけど俺の意思と乖離している現実が続いている。心の中では「動ける」と思っても実際には1cmしか足をすり足することしか出来ない。

 

「焦っちゃダメ。焦っちゃお兄ちゃん、絶対に悪くなる」

 

「分かっているんだけどな・・・・やっぱり焦るんだろうな・・・周りの奴らが大人しくしてくれば良いのに」

 

桜に言われるくらいだからよほど心は焦っているんだろう。実際、その自覚は薄々と感じている。前世で味わったあの敗北を経験した後の修行期間だ。間違いなくあれと同等に焦っている。

 

「・・・・足を治して何とかしたいと思うが、今の状態だと良くなるどころか悪くなる一方だな」

 

「いました!!遊輝さん!!」

 

「いたぞ!!今日はリハビリだと聞いていたが本当に来たぞ!!」

 

「・・・・・ハァ」

 

アカデミアから歩いて10分ほど、いつも通っている病院の正面玄関の前に着いた。目の前には数十人のマスコミがいた。

 

「面倒くせぇのばかりだな・・・大人しくしたいのに・・・」

 

「・・・・・私が相手する」

 

「桜?」

 

「ちょっと待ってて」

 

桜はハンドリムのブレーキをかけて俺の前に出る。マスコミは俺目掛けて走ってくる。

 

「・・・・・・・」

 

「ちょっと君どいて」

 

「フン」

 

「!?」

 

桜はポケットから何かを握りしめて投げる。細かい何かだったのでよくわからなかったがマスコミを止めるのには充分だった。

 

「お兄ちゃんの取材は禁止、ちゃんと通達しているはず」

 

「だ、誰だね君は!?関係ないだろ!?」

 

「関係ある、私はお兄ちゃんの妹。どうしても取材したいなら私を倒して行くこと」

 

桜はカバンからデュエルディスクを取り出して構える。一方、マスコミは一歩引いて何かゴソゴソと話しだす。

 

「・・・どうする?あの優勝チームリーダーの妹だろ?」

 

「おまけにリンク召喚テスターだろ?勝てるわけ」

 

「面白ぇ、俺が相手になってやるよ」

 

人混みの中から一人の男性が前に出た。髪はボサボサで長く、帽子を被り、丸眼鏡をかけている。あいつは確か・・・・俺たちがデビューする前から見掛ける記者だな。

 

「俺は定岡、週刊文秋のライターだ」

 

「・・・・ゴシップ記事のライター」

 

「あ゛っ!?んだとテメェ!?」

 

「まぁ良いや。とりあえず相手してやる」

 

「歳上相手に上から目線・・・気にくわねぇぜ!」

 

「デュエル‼︎」 「デュエル‼︎」

 

桜 LP 4000 定岡  LP 4000

 

「私のターン」

 

「(・・・へっ、あいつの事は調べ尽くしている。リンク召喚のテスターは1体のリンクモンスターを主軸に戦っている。そして俺の手札にはファンタズメイがいる)」

 

「十二獣モルモラットを召喚」

 

十二獣モルモラット 攻0

 

「なっ!?閃刀姫じゃないだと!?」

 

「十二獣モルモラットの効果。召喚成功時、デッキから『十二獣』カードを墓地に送る。十二獣ラムを墓地に送る」

 

「チッ・・・(落ち着け、相手は攻撃力0のモンスターを攻撃表示で出したんだ。たいした事じゃない)」

 

「『十二獣』エクシーズモンスター共通効果。1ターンに1度だけ、自分フィールドの同名以外の『十二獣』モンスター1体の上に重ねて特殊召喚できる」

 

「・・・・はっ!?ってことはモンスター1体だけでエクシーズ召喚できるのか!?」

 

「十二獣モルモラット1体でオーバーレイ」

 

通常召喚されたモルモラットが桜と相手のフィールドの間に現れたブラックホールに吸い込まれて行く。

 

☆4 → ★4

 

「1体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築。エクシーズ召喚。十二獣ライカ」

 

十二獣ライカ 守?→0

 

モルモラットを吸い込んだブラックホールは爆発を起こして、十二獣ライカが特殊召喚される。

 

「全ての『十二獣』エクシーズモンスターの攻撃力・守備力は素材となっている『十二獣』モンスターの攻撃力・守備力の合計となる。だけど、こんなのオマケ・・・・・十二獣ライカの効果。オーバーレイ・ユニットを一つ取り除き、墓地の『十二獣』モンスターを特殊召喚する」

 

 十二獣ライカ OVR 1→0

 

「手札からエフェクト・ヴェーラーの効果!このカードを手札から捨て、十二獣ライカの効果を無効にする!」

 

「速攻魔法、抹殺の指名者。カード名一つを宣言、私はエフェクト・ヴェーラーを宣言。その後、自分のデッキから宣言したモンスターをゲームから除外、このターンのエンドフェイズまでお互いのプレイヤーは除外したカード及びそのカードと元々のカード名が同じカードの効果は無効になる」

 

「なっ!?」

 

相手がエフェクト・ヴェーラーを切ったが、すぐに桜はカウンター。桜のデッキからエフェクト・ヴェーラーのカードがゲームから除外され、相手のエフェクト・ヴェーラーを亡き者にした。その間にライカはオーバーレイ・ユニットを一つ吸収する。

 

「効果解決。十二獣ライカの効果で墓地から十二獣ラムを特殊召喚」

 

十二獣ラム 守2000

 

「ただし、この効果で特殊召喚したモンスターはエクシーズ素材にすることができず、エンドフェイズまで効果は無効になる。十二獣ライカ1体でオーバーレイ」

 

「はっ!?エクシーズモンスターはエクシーズ素材に「何を言っているの?私は『十二獣』モンスターをエクシーズ素材にできると言った」!?」

 

★4 → ★4

 

驚愕している相手、前代未聞のモンスター1体でエクシーズ召喚が出来るだけじゃなく、エクシーズモンスターを重ねてエクシーズ召喚が出来る。これが桜が新たに作ったリンク召喚に頼らないデッキ・・・・『十二獣』だ。今回は純正だが、桜には派生パーツをいくつか渡してある。どう組むかは桜次第で閃刀以上に対応力がある。

 

「1体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築、エクシーズ召喚。十二獣ドランシア」

 

十二獣ドランシア 守?→0

 

ライカがブラックホールに吸い込まれて爆発、今度は十二獣ドランシアがエクシーズ召喚される。

 

「十二獣ドランシアの効果。オーバーレイ・ユニットを一つ取り除き、フィールドの表側表示のカードを破壊する。私は十二獣ラムを選択」

 

「はっ?」

 

 十二獣ドランシア OVR 1→0

 

ドランシアがオーバーレイ・ユニットを一つ吸収、そのまま桜のフィールドにいたラムに向かって腕を振り下ろし、ラムを破壊する。その行為に相手だけでなく、向こう側にいる奴ら全員がポカンと表情を浮かべている。

 

「破壊された十二獣ラムの効果。墓地から『十二獣』モンスターを特殊召喚する。十二獣ライカを再び特殊召喚。十二獣ドランシア1体でオーバーレイ」

 

★4 → ★4

 

「1体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築。エクシーズ召喚。十二獣タイグリス」

 

十二獣タイグリス 守?→0

 

「十二獣タイグリスの効果。オーバーレイ・ユニットを一つ取り除き、墓地の『十二獣』モンスター1体を自分フィールドの『十二獣』エクシーズモンスターの下に重ねる。墓地の十二獣ラムを十二獣ライカに重ねる」

 

十二獣タイグリス OVR 1→0

十二獣ライカ  OVR 0→1

 

タイグリスがオーバーレイ・ユニットを一つ吸収、そして桜の墓地にいた十二獣ラムがフィールドに現れて、オーバーレイ・ユニットへと変わり十二獣ライカの素材になる。

 

「十二獣ライカの効果。オーバーレイ・ユニットを取り除き、墓地から十二獣ドランシアを攻撃表示で特殊召喚」

十二獣ドランシア 攻?→0

 

「そして十二獣ライカと十二獣タイグリスでオーバーレイ」

 

「はあ!?エクシーズモンスターをエクシーズ素材にするだと!?」

 

「・・・・それ、さっきも言った。ってか数が少ないだけでここ最近では当たり前」

 

★4 × ★4 = ★0

 

「2体のエクシーズモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築。エクシーズ召喚、FNo,0 未来皇ホープ」

 

FNo,0 未来皇ホープ 攻0

 

「さらにFNo,39 未来皇ホープでオーバーレイ」

 

 ★0 → ★0

 

「1体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを再構築。エクシーズ召喚、FNo.0 未来龍皇ホープ」

 

FNo,0 未来龍皇ホープ 攻3000

 

エクシーズ召喚された未来皇ホープはそのまますぐにブラックホールに吸い込まれていき、未来龍皇ホープが特殊召喚される。

 

「手札から永続魔法、十二獣の会局。効果、自分フィールドのカード1枚を破壊して、デッキから『十二獣』モンスターを特殊召喚する。このカードを破壊して、十二獣ヴァイパーを特殊召喚」

 

十二獣ヴァイパー 攻1200

 

桜のフィールドに十二獣の会局はすぐに爆発、デッキからヴァイパーが特殊召喚される。そして爆発して粉々になった十二獣の開局は粉々が一つの光の弾となり、十二獣ドランシアのエクシーズ素材になる。

 

「破壊された十二獣の会局の効果。このカードが破壊された場合、自分フィールドの『十二獣』エクシーズモンスターのオーバーレイ・ユニットになる。そして、十二獣ヴァイパーの効果。手札・フィールドのこのカードを『十二獣』エクシーズモンスターのオーバーレイ・ユニットにする」

 

十二獣ドランシア OVR 0→1→2

攻0→1200

 

「魔法カード、強欲で貪欲な壺、デッキの上から10枚を除外して2枚ドロー」

 

桜 手札 1枚→3枚

 

「カードを1枚伏せてターンエンド」

 

 

桜 手札 2枚 LP 4000

 

ーーーー▲ ー

○ーーー○

ー ー

ーーーーー

ーーーーー ー

 

定岡 手札 4枚 LP 4000

 

 

「俺のターン!ドロー!」

 

定岡 手札 5枚

 

「(クソッ!!情報と違うじゃねぇか!!ファンタズメイが腐っちまった!!)手札から速攻魔法、武装竜の霹靂(アームド・ドラゴン・フラッシュ)を発動!デッキからLv3の『アームド・ドラゴン』を守備表示で特殊召喚する!」

 

「・・・・手札の増殖するGの効果。このカードを捨て、このターン相手が特殊召喚する度に1枚ドローする」

 

「アームド・ドラゴン・サンダーLV3を特殊召喚!」

 

アームド・ドラゴン・サンダーLV3 攻1200

 

「増殖するGで1枚ドロー」

 

桜 手札 1枚→2枚

 

相手のフィールドに子供のドラゴンが現れる。小さな翼をバタバタと羽ばたかせて両手は電気で帯びている。

 

「アームド・ドラゴン・サンダーLV3の効果!手札の幻想龍ファンタズメイを墓地に送り、フィールドのこのカードを墓地へ送ってデッキからLv5以下の『アームド・ドラゴン』1体を特殊召喚する!」

 

「・・・・いいや。スルー」

 

「舐めた真似を・・・!!出でよ!!アームド・ドラゴン・サンダーLV5!!」

 

アームド・ドラゴン・サンダーLV5 攻2400

 

「増殖するGで1枚ドロー」

 

桜 手札 2枚→3枚

 

「アームド・ドラゴン・サンダーLV5の効果!LV3と同じ条件で手札のアームド・ドラゴン・サンダーLV3をコストにする!」

 

「・・・・ここかな。FNo,39未来龍皇ホープの効果。モンスター効果が発動した場合、このカードのオーバーレイ・ユニットを一つ取り除いて、その発動を無効」

 

「なっ!?」

 

「さらにこの効果で無効にしたモンスターがフィールドにいた場合、そのモンスターのコントロールを得る」

 

「何だと!?」

 

FNo,39未来龍皇ホープ OVR 3→2

 

特殊召喚されてアームド・ドラゴン・サンダーLV5の効果にチェーンして桜がホープの効果を使用、LV5の効果は無効になり、さらにそのコントロールは桜のものになる。

 

「くそっ!!手札から捨てられたアームド・ドラゴン・サンダーLV3の効果!デッキからカードを1枚ドローする!」

 

定岡 手札  2枚→3枚

 

「砲撃のカタパルト・タートルを召喚!」

 

砲撃のカタパルト・タートル 攻1000

 

「(・・・・あれ確かLv5以下のドラゴン族モンスターを特殊召喚するはず)召喚成功時、十二獣ドランシアの効果。オーバーレイ・ユニットを一つ取り除いてフィールドの表側表示のカードを破壊する」

 

「はぁ!?こっちのターンだぞ!?」

 

「この効果は相手ターンでも使える」

 

十二獣ドランシア OVR 2→1

 

十二獣ドランシアがオーバーレイ・ユニットを吸収、そのまま腕を振り下ろし、地面から衝撃波が出てカタパルト・タートルを破壊した。

 

「く、くそ・・・カードを1枚伏せてターンエンド!」

 

 

桜 手札 3枚 LP 4000

 

ーーーー▲ ー

○ー○ー○

ー ー

ーーーーー

ーーーーー ー

 

定岡 手札 1枚 LP 4000

 

 

「私のターン、ドロー」

 

桜 手札 4枚

 

「(・・・・伏せカード破壊するの来なかったな。どうしようかな)」

 

「(俺の伏せカードはミラーフォース!これで全滅だ!)」

 

「(・・・・まあいいか。相手の手札1枚だし、この手札なら多少のリスクは背負える)バトルフェイズ、FNo.39未来龍皇ホープでダイレクトアタック」

 

「(かかった!!)リバースカードオープン!聖なるバリア〜ミラーフォース〜!!これでお前のモンスターは全滅だ!!」

 

桜のホープが攻撃を開始、そのタイミングで相手はミラーフォースを発動、ホープの攻撃は相手に包まれたバリアによって阻害され、アームド・ドラゴンとドランシアはミラーフォースによるバリアの攻撃を受けて破壊される。

 

「ヒャハハハハ!!これでお前のモンスターは全滅《ザシュ!!》グオオ!!!!」

 

定岡 LP 4000→1000

 

だが、ミラーフォースの効果を受けたはずのホープはフィールドに残り続け、攻撃をした。

 

「グホッ・・・・な、なぜだ!?」

 

「FNo,39未来龍皇ホープは戦闘・効果で破壊されない」

 

「何だと!?」

 

「メインフェイズ2、永続魔法、炎舞ー「天璣」。発動時、デッキからLv4以下の獣戦士族モンスター1体を手札に加える。十二獣サラブレードを加えて召喚」

 

十二獣サラブレード 攻1600→1700

 

「十二獣サラブレードの効果。召喚・特殊召喚成功時、手札の『十二獣』カードを捨てて、1枚ドローする。十二獣の方合を捨て、1枚ドロー。十二獣サラブレードでオーバーレイ」

 

☆4→★4

 

「1体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築、エクシーズ召喚。十二獣ハマーコング」

 

十二獣ハマーコング 攻?→1600→1700

 

「十二獣ハマーコング1体でオーバーレイ。1体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築。エクシーズ召喚、十二獣ワイルドボウ」

十二獣ワイルドボウ 攻?→1600→1700

 

「さらに十二獣ワイルドボウ1体で保オーバーレイ。エクシーズ召喚、十二獣タイグリス」

 

「さ、さっきから好き勝手にエクシーズ召喚しやがって・・・!!」

 

「これで終わり・・・十二獣タイグリス1体でオーバーレイ」

 

★4→★12

 

「1体のエクシーズモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築。エクシーズ召喚、天霆號アーゼウス」

 

天霆號アーゼウス 攻3000

 

最後に桜は十二獣タイグリスをオーバーレイ・ユニットとしてアーゼウスを特殊召喚した。

 

「はぁ!?いきなり十二獣に関係ないモンスターが出てきたぞ!?どういう事だ!?」

 

「このモンスターは自分のバトルフェイズにエクシーズモンスターが戦闘を行ったターンに1度、エクシーズモンスターの上に重ねてエクシーズ召喚できる」

 

 

桜 手札 3枚 LP 4000

 

ーーーー▲ ー

○ーーー○

ー ー

ーーーーー

ーーーーー ー

 

定岡 手札 1枚 LP 1000

 

 

「俺のターン!ドロー!」

 

定岡 手札 2枚

 

「(・・・・・まだ付いている!)手札から魔法カード、強欲で金満な壺!EXデッキからランダムに裏側で6枚除外!除外した枚数が3枚につき1枚ドロー!」

 

「・・・・通す」

 

 定岡 手札 1枚→3枚

 

「(・・・・ちっ、ホープのせいで展開出来ねぇ・・・だが仮面竜なら防げる)モンスターセット、カードを1枚伏せてターンエンド!」

 

「・・・エンドフェイズ、天霆號アーゼウスの効果、オーバーレイ・ユニットを2つ取り除いて、このカード以外のフィールドのカードを全て墓地に送る」

 

「はあぁ!?!?」

 

天霆號アーゼウス OVR 4→2

 

アーゼウスがオーバーレイ・ユニットを2つ吸収する。翼が開いて、電気を帯びてエネルギーを吸収、そのまま上昇してエネルギーを放出、フィールド全てのカードがエネルギーに飲み込まれて墓地に送られた。

 

「墓地の十二獣の方合の効果。墓地のこのカードを除外して、墓地の十二獣モンスターを5種類デッキに戻して1枚ドローする。十二獣ドランシア、十二獣タイグリス、十二獣ライカ、十二獣ワイルドボウ、十二獣モルモラットの5枚をデッキに戻して1枚ドロー」

 

 

桜 手札 3枚→4枚 LP 4000

 

ーーーー▲ ー

○ーーー○

ー ー

ーーーーー

ーーーーー ー

 

定岡 手札 1枚 LP 1000

 

 

「私のターン、ドロー」

 

桜 手札 5枚

 

「バトル、天霆號アーゼウスでダイレクトアタック」

 

定岡 LP 1000→0

 

WIN 桜  LOS 定岡

 

 

 

 

「終わった、帰った帰った、皆帰れ」

 

「くそっ!!覚えてろ!!」

 

相手は捨て台詞を吐いて逃げるように走っていった。他の記者たちも定岡の跡を追いかけるように消えていく。

 

「根性もない記者どもは二度と来るな」

 

「口悪いな・・・・・」

 

「お兄ちゃんの言葉が写った」

 

「いやまぁ・・・あれくらいの奴らならそれくらいの言葉でいいけど」

 

「お兄ちゃん、早く病院に行こう。リハビリの時間が押している」

 

「そうだな」

 

桜はデュエルディスクを片付けて、俺の車椅子のハンドルを手にして病院の中に入る。




桜「雑魚は集まっても雑魚」

遊輝「お前本当に口悪くなったな・・・・」

桜「お兄ちゃんのせい」

遊輝「そこは否定せんがもう少し世間体というのを気にした方がいいぞ・・・」

桜「そんなもの気にしているからマスゴミがわんさかやってくる」

遊輝「何だかなぁ・・・分かるんだけど下手な事言えないんだよ」

桜「次回、『不穏な影』。次回もよろしく」
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