遊戯王 振り子使いの少年と連鎖使いの少女   作:DICHI

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コロナいつ治りますかね・・・旅行にも行けないし、自分の将来も不安になってきます。


第65話 マスコミとの戦争

遊輝  side

 

 

『誰だよこんな問題持ち込んだやつ』

 

『お前が怪我ばっかするからこっちにも迷惑かかってるんだぞ』

 

ち、違う・・・・俺じゃない・・・・

 

『優勝してバンド組んで調子乗ってるからそうなんじゃない?』

 

『だな』

 

違う・・・俺は・・・俺たちはちゃんと実力で・・・

 

『お前みたいな化け物ともう付き合ってられないぜ』

 

『私の前から消えて!!』

 

違う・・・・

 

『ここに来て我々の実験に手伝ってもらおう。化け物の君には大変名誉な事だろ?』

 

『我々のチームに来てくれたら優遇するよ?』

 

違う・・・・違う違う違う!!!!!!

 

『お前違う世界から来たんだって?』

 

『何それ?そんな痛いこと起きるわけないじゃない?脳みそ焼いていんの?』

 

違う違う違う!!!!

 

『お前は人殺しだよ』

 

『人殺し!人殺し!人殺し!』

 

違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う!!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「違う!!!!!」

 

バサッと布団を上げて上半身を起こす。ふと我にかえり、今自分がベッドの上にいることに気がついた。

 

「ッハァ・・・ハァ・・・み、水・・・」

 

ベッドの横にあるサイドテーブルからペットボトルを手にして水をガブ飲みする。

 

「プハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・寝汗がすごいな。今何時だ・・・・」

 

ペットボトルを空にした俺はペットボトルをサイドテーブルに置き、時計を手にする。

 

「ハァ・・・ハァ・・・6時か。今日はまだ寝れた方だな・・・・」

 

ここ最近、こんな夢ばっか見ている。罵倒され、馬鹿にされ、しまいには秘密にされている転生したことをバラされ、文字通り悪夢となって俺を蝕んでいる。

 

「ハァ・・・・ハァ・・・・アリア・・・・アリア?」

 

俺はアリアの名を呼ぶ。いつもなら一言呼んだだけで部屋に来る奴が今日は来ない。

 

「おいアリア?・・・・・ああ、そうか。そう言えばあいつら昨日から関西に行ってるんだな」

 

思い出した、今週の日曜日にすみれさんの大きな仕事の関係でみんなして神戸に行ってんだ。呼んでも来ないわけだ。

 

「弱ったな・・・まぁ車椅子に乗る練習ならしたし、トイレにでもいくか。よっと・・・・」

 

両手をうまく使い、少しずつベッドの真ん中から端の方に移動してブレーキして止めてある車椅子に座る。リハビリのお陰でこういうことも時間を掛ければだが出来るようになった。

 

「さてと・・・・行くか」

 

車椅子を動かし、俺はトイレへ向かう。せっせと車椅子を動かし、スバルのおかげでバリアフリーになった廊下を歩きトイレへ向かう。

 

 

 

 

 

 

「よっと・・・・味噌汁一つ作るのにも一苦労だな・・・」

 

「・・・・おはよう」

 

「おはよう、朝飯作ったぞ」

 

「・・・・・ん、ありがとう」

 

時間かけてトイレを終わらせた後、そのまま朝ごはん作りにかかった。時間的には少し早いくらいだし、今日はアリアもいない。常備しているおかずと昨日炊いたご飯がまだ残っているので味噌汁だけ作ってお茶碗とお椀にそれぞれ注ぐ。そのタイミングでちょうど桜が起きてきた。桜はこっちを見て、すぐにお盆におかずとご飯を置いてテーブルに運んでくれる。

 

「それじゃ食べるか」

 

「・・・・ん、いただきます」

 

手を合わせてご飯を食べる。テレビのリモコンをつけて今日の朝のニュースを見る。

 

『続いてのニュースです。先日発表された第2回WRGP、前回大会に参加したプロチーム、チームユニコーン、および前回大会準優勝、チーム5D'sのメンバー、クロウ・ホーガンが率いるチームアンリミテッドがWRGP参戦を表明しました』

 

『いや〜、これは面白くなりますね〜。前回大会は優勝候補として挑みながらも予選で敗退してしまったチームユニコーン、その後の大会はチームメンバーの結束がさらに高まり、数ある大会を総なめしてきました。今大会も優勝候補筆頭になるでしょう

 

『しかし、その障壁となるチームがまた参戦するというのが面白いですね〜。チームアンリミテッドは人気チームでしたが、今一歩勝ち切れないところありました。ところが去年の4月から鉄砲玉のクロウ・ホーガンによる加入により、チームは一気に強豪チームへ、チームユニコーンに次ぐ優勝回数を誇っています』

 

『前回大会は様々なトラブルがありながらも大成功を収めたWRGP、今大会は準優勝チームのチーム5D'sの解散、さらに優勝チームのチームSECRETの不参加でどうなることかと思いましたが、今大会も面白くなってきましたね〜』

 

『ですね』

 

「チームユニコーンもチームアンリミテッドも参戦か・・・こりゃまた豪華な面子が来たこと」

 

「知ってるの?」

 

「1回目の大会に出ていたチームと準優勝したチームのメンバーがいるチームだ。そのメンバーとは知り合いなんだよ」

 

「ふ〜ん・・・・そう言えばお兄ちゃん、優勝したって」

 

「あぁ、前回大会は優勝した。だからスカウトが来ているんだよ、優勝した証拠ならそこにある」

 

そう言って俺はリビングに飾ってあるガラスケースに指を指す。そこには第1回WRGPの優勝カップと優勝メダル、それに今までのライブで使ったグッズなどを飾ってある。

 

「・・・あのトロフィーって結構価値あったんだ」

 

「ある、っていうか無くしたら困るんだよ。俺たちの大事な宝物なんだから」

 

「ん」

 

『続いてのニュースです。昨年、12月に起きたバンドグループ、SECRETのギタリスト、遠藤遊輝さんが誘拐された事件、その主犯であるゼロ・アンクル容疑者の弁護士団が本日、保釈請求をします』

 

「あいつ保釈されるのかよ・・・・」

 

『ゼロ・アンクル容疑者の弁護士団が昨日、保釈請求をしました。弁護団の話によりますと【初犯を起こした人が2ヶ月近くも勾留されるのは人権侵害である】と発言しています。これに対し、セキュリティは裁判者に取り消しを要求しています』

 

『裁判官の判断になりますでしょうけど、これはどうなんでしょうね〜。遠藤さんは有名とは言えまだ未成年ですよ?未成年を殺人未遂にした上に誘拐、監禁した犯人を保釈なんてしたら問題だと思いますよ?』

 

『この会社は色々と黒い噂がありますから何も問題が起きなければ良いですが』

 

『それでは今朝入ってきたニュースは以上です。次は○○さんの・・・』

 

「ご馳走さん」

 

「ご馳走様」

 

「桜、掃除機と洗濯頼む。俺は食器を洗ってくる」

 

「分かった」

 

朝食を食べ終えて食器をまとめる。桜がお盆に載せた食器をキッチンに運んでくれて、その後を俺は追う。桜はリビングから出て、俺はそのまま洗い物を始める。

 

『続いて芸能ニュースです。本日発売の週刊文秋掲載の記事で、SECSETの遠藤遊輝さんの特殊能力について掲載されていました。誘拐事件の際、遊輝さんの個人情報が流されたという情報があり、その中に様々な噂がありましたが、本日発売された週刊文秋によって遊輝さんが特殊能力を持っていることが判明しました』

 

『週刊文秋の記事によりますと、遊輝さんは何者かによって囲まれた際、右手を突き上げて、何かしらのエネルギー弾をばら撒いたとのことです』

 

『これについてセキュリティは『既に容認をしており、市民の皆様の安全を守っていただくのに協力している』との回答がありました』

 

『これは・・・・大丈夫なのですかね?もちろん、彼はこの事件の被害者ですが、あまりこういう面倒事を引き起こすと・・・・』

 

「・・・面倒ごとを引き起こしてるんじゃなくて向こうから来るんだよ」

 

キッチンで洗い物していた俺、テレビで流れたニュースで嫌な気分になり近くにあるリモコンで消した。洗い物を終える頃に桜が掃除機を持ってリビングにやってくる。

 

「お兄ちゃん、今日は?」

 

「今日も補講。時間的にはお昼頃に終わる」

 

「ん、分かった」

 

適当に言葉を交わした後、桜は掃除機のスイッチを入れて掃除を始める。俺はリビングから出て、自分の部屋に行き、アカデミアに行く準備を始める。

冬休みのあの事件で出席単位ギリギリの俺、さすがにあの事件で単位を逃すのは・・・となったアカデミアの判断で春休みの間は歩行を受けることになった。

 

「・・・・よし」

 

「お兄ちゃん、終わらせた」

 

「じゃあアカデミアに行こう」

 

先に制服に着替え、カバンに今日の補講分の教科書とプリントを詰め込み終えたところで桜がやってくる。車椅子のハンドリズムを回し部屋を出たら、後ろのハンドルを桜が持ってくれて部屋を出る。

エレベーターに乗って下に降り、トップスのマンションから出る。

 

「はぁ〜・・・・春休みだって言うのに毎日補講補講ってしんどいなぁ」

 

「でもお兄ちゃん、出席単位がギリギリじゃん」

 

「あんなことあったからだけどさ・・・もう少し大目に見てくれてもいいじゃん」

 

そんなたわいもない話をしながらアカデミアに向かって歩く。なんて事の無い、平凡な普通の平日の朝だ。だけど、何か違和感を感じる。

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

「お兄ちゃん?」

 

「・・・・誰かに見られている気がする」

 

「えっ?」

 

俺は当たりをキョロキョロと首を振る。桜も俺に釣られて辺りを見渡す。しかし、ここは朝の通勤ラッシュのサラリーマンやOLが多く歩き、誰が見ているのか分からない。

 

「・・・・気のせいじゃ無い?」

 

「気のせい・・・・か、まぁ良いや」

 

多分、たまたま見られたんだろう。車椅子を乗っている人が珍しかっただけだ、そう片付けて俺たちはアカデミアに向かう。

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

「はい、では今日の補講はこれにておしまいです」

 

「だはぁ・・・・」

 

小泉先生の声を聞いて俺はだらんと腕を前に伸ばした。これで補講は10日目、あと5日やれば補講は終わる。

 

「やっとゴールが見えた・・・今日はもうゆっくり」

 

「あっ、遠藤君。悪いけど校長室に行ってくれる?桜さんもそこで待ってもらってるから」

 

「校長室?何で?」

 

「先生にタメ口は行けませんよ」

 

「あいてっ」

 

小泉先生は手にしていた出席簿の角を俺の頭に叩く。地味に痛かった俺は頭を押さえる。

 

「今朝発売の週刊誌のことみたいよ」

 

「・・・・・・・・・」

 

「色々あるのは先生も理解しているけど、またマスコミが大きく騒ぎそうだから対策しないといけないって」

 

「・・・・そうですか」

 

「・・・大丈夫、遠藤君?疲れてない?」

 

「・・・大丈夫ですよ」

 

「そう・・・・なら良いけど(この子、本当に大丈夫かしら・・・)。校長室に行くけど大丈夫?」

 

「えぇ、荷物纏めましたので」

 

机の上にあって補習用のプリントと筆記用具を鞄に直した俺。小泉先生は俺の車椅子のハンドルを持って教室から移動する。校長室に行くために一度中央にあるエレベーターに乗って、1階の職員室の奥に移動しなくちゃならない。その間、小泉先生は何も話さなかった。

 

「・・・はい、着いたわよ。失礼します、校長、遠藤君をお連れしました」

 

「どうぞ」

 

中から校長の声が聞こえてくる。その声を聞いて小泉先生は扉を開ける。ドアをストッパーで固定して、俺はハンドリズムを回して校長室の中に入る。中には校長と桜がソファに座って待っている。俺は桜の隣に移動してブレーキをかける。小泉先生は校長の横のソファに座る。

 

「すまない遠藤君。補講終わりで疲れているのに」

 

「いえ・・・大丈夫です」

 

「・・・・本当に大丈夫かね?君、目の下にうっすらとクマが出来てるぞ」

 

「・・・・・・・」

 

「何かあったのか?ここ最近寝れていなのかね?」

 

「・・・・大丈夫です」

 

「・・・・少しは君の心情を知っているからあまり声を掛けないけど、たまには我々を頼っても良いんだよ。今の君はどうも元気がない」

 

「・・・・・・・」

 

「校長先生、そろそろお話を」

 

「・・・・そうだな」

 

俺は大丈夫ときっぱり、校長先生は何か言いたげだったが小泉先生は話を進めるように促す。校長先生は少し間を置き、一冊の週刊誌を机の上に置いた。

 

「小泉君からも聞いていると思うがこの週刊誌に君がシークレットシグナーの能力を使っている写真を撮られた」

 

「・・・・・・」

 

「今までは噂が一人歩きしていたが今回のスクープはその噂が現実となる大きなスクープとなっている」

 

「・・・・すみませんでした」

 

俺は校長先生の言葉を聞いて何も答えらせず、ただ一言、謝罪の言葉を言って頭を下げる。

 

「君が謝ることは何一つない。セキュリティから話を聞いたら君は変な組織に襲われ、正当防衛として能力を使ったんだ。何一つこちらから責める理由はない」

 

「・・・・・・・・」

 

「それに、アカデミアの対応は変わらない。元々、君たちの能力はセキュリティから聞いているし、我々も君たちが手助けしてくれることを条件に見逃してきた。事実、君や君らの仲間のおかげで助かった場面は何度もある」

 

「・・・・・・・・」

 

「大きな力はそれだけ大きな波紋を呼ぶ、君たちの力を狙う悪から、その力を不安・恐怖して罵倒する者もいる。だが、どんな力も正しい使い方をすれば必ず人に役立つ。過去には原子力もあったし、現在もモーメントエネルギーがある。これら2つも間違った使い方をすれば人類が消滅するエネルギーだが、正しい使い方をすれば人類が生きていく上で重要な物となる。君たちはちゃんとそのことを弁えてくれている」

 

「・・・ありがとうございます」

 

「マスコミにはセキュリティから取材禁止令が送られている。先週の過激的な囲み取材、あれは本当にやり過ぎる。あんな事を見逃すほど我々は黙っていない。さっきも言ったが、君はもう少し周りの信頼できる大人に頼りなさい。難しいと思うが、逃げる勇気も必要だ」

 

「・・・・・はい」

 

校長先生の言葉、すごい大事な事を言ってくれているのはわかるが今の俺には何一つ響かない。虚無感に襲われている。週刊誌に撮られた事を気にしていないと思っていたが、こうまで言われると逆に心配になったり、迷惑をかけているんじゃないかって思う。

 

「週刊誌のことはこれくらいで良い。それで、スカウトの方はどうなってる?」

 

「・・・・今でもしょっちゅう来て頭を悩ませています。断ったチームからもしつこく来ています」

 

「全く・・・未成年にやることじゃない。断られたら引く美学も大事だぞ」

 

「それだけだったら良いんですけど・・・何か宗教集団みたいな奴らも追いかけ回したりするんで・・・・・」

 

「・・・・・遠藤君、悪いことは言わない。一度この街から離れたらどうだ?」

 

「えっ?」

 

突如、校長からビックリする発言を言われ、無意識な状態だった俺も少し覚醒した。

 

「今、この街は少し可笑しくなってる。明らかにマスコミが君や軽音部を掻き立てている。一つ何かを見つければそれが波紋のように広がり、大きくなっていく」

 

「・・・・・・・・・」

 

「君に責任を押し付けて非常に申し訳ないが、原因が君である事実も変わらない。君はこの街から仕事以外で出たことがないんだろ?せっかくだから世界を見てきたらどうだ?」

 

「・・・・世界、ですか?」

 

「そうだ、この休みの間に色々見てきて勉強してきなさい。もしかしたら君の足を治す新たな治療が見つかるかもしれないし、今のこの状況を打破する案が思いつくかもしれない」

 

「・・・・治療」

 

「無論、その間は休学扱いにしてあげる。私からも微力ながら君の支援をする。こんな馬鹿げた提案をしたんだ、君がそうすると言うなら最後まで責任を持って面倒を見る。それが、大人が子供に対する義務だ」

 

「・・・・・・・・・・」

 

「・・・・すまない、君を責め立てるつもりは無かったが、どうも君を責めているみたいだな。ちょっと頭を冷やしてくる」

 

「・・・いえ、大丈夫です。校長の言っていることはもっともなので、少し考えさせていただきます。桜、帰ろう」

 

「・・・・ん」

 

桜はソファから立ち上がり、俺の車椅子のブレーキを外す。そのままハンドルを持って校長室から出る。

 

「失礼しました」

 

「失礼しました」

 

校長室から出て、桜が扉を閉める。

 

「・・・・校長先生」

 

「・・・・私はダメな大人だ。あんなに困っている生徒一人を助けることすら出来ないなんて」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「桜、今日はスーパーに行くぞ」

 

「お兄ちゃん、昨日スーパーに行ってなかった?」

 

「えっ・・・ああ、ごめん。じゃあ良いや」

 

スーパーに行って買い物しようと考えたが桜に昨日行った事を言われ、思い出した。ここ最近、変なこと考えたりしたりして、記憶力があやふやになっている。ハァ〜とため息を一つ吐いてアカデミアの正門から出ようとする。

 

「見えたぞ!」

 

「遠藤さんですね!私、アジアリーグの○○プロのものですが・・・」

 

「私はIRD、チームの△△の営業のものです!」

 

「遊輝さん!」

 

「・・・・・桜、反対側の通用門から行くぞ」

 

「ん」

 

前に見た鬱陶しい集団を見て、桜はすぐに車椅子を180度回転、そのまま正門とは別のところにある通用門を目指す。

 

「・・・・なんで俺なんかに声かけるんだろ・・・もっと良いやつがいるだろ、俺はもう・・・Dホイールに乗れない、ライディングデュエルも、下手したら歩くことすらできないんだから」

 

「お兄ちゃん・・・・・」

 

「俺はただ・・・今は静かに足を治したいだけなんだよ・・・」

 

俺のこの嘆きは桜以外の誰にも聞こえなかった。後ろにいる桜は何を思ったのだろうか、少し、車椅子のスピードが速くなった気がする。




遊輝「・・・・世界か、世界逃亡とか言っていたけど」

桜「お兄ちゃん・・・・」

遊輝「・・・・・・・・・」

桜「お兄ちゃん!」

遊輝「んあ?どうした、桜」

桜「今、次回予告」

遊輝「ああ・・・・悪い、桜頼む」

桜「・・・・・次回、『動き始める影』」
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