それに伴い二人ほど新規キャラ参戦します。チーム戦の関係上、5人いるので・・・
遊輝 side
「私が中等部2-3組の担任をしている加藤です。桜さん、よろしくね」
「・・・・・よろしく」
「遊輝くん、校長先生から事情は聞いてます。わたしのクラスには恭輔君と祈さんがいますので、もしもの時は2人から君に連絡をしてもらいます」
「よろしくお願いします加藤先生」
「じゃあ桜ちゃん、行きましょう」
加藤先生に連れられて桜は自分の教室に向かう。
桜はこの前、編入試験を合格して今日から桜もアカデミアの生徒としてここに通うことが決まった。本人の見た目的には小等部なんだが、学力もあるし俺の保護を受けるという意味でも恭輔と祈のいるクラスにしてもらった。
「しかし大丈夫かな・・・・あいつ、1人だと心配なんだよな」
「心配なのはこっちもです、遠藤君?」
「?・・・・げっ!?小泉先生!?」
桜の後ろ姿を見守っていると後ろから声が聞こえたので振り向く。そこには眼鏡をくいっと上げて、左手で教科書を持っている俺の担任の先生、小泉先生がいた。
「あなた、いくら公欠とはいえ休みすぎです。その上宿題もろくにしていません」
「いや、その・・・・宿題に関しては言い訳を」
「まぁ一応聞きましょう」
「家で毎日戦争が「今日の放課後、補習をします。必ず出席するように」・・・・はい」
何でや!?俺何か悪いことした!?桜との戦争で宿題なんてやっている暇ないんや!?
遊輝 side out
桜 side
「今日からこのクラスに転入してきた遠藤桜さんです」
「・・・・遠藤桜、よろしく」
「桜さんはあそこの席に座ってね」
先生が指した席を見て私はその席に向かって歩く。
「へへっ」
前を歩いていると突然足が出てきた。しかし私は何も気にせず、その足踏んで「いだっ!?」通り過ごした。
「ちょっと待て!!」
「何?」
「お前さっき俺の足踏んでいっただろ!?」
「あなたが足出した。私はそれを踏んだだけ、以上」
「テメェ、調子こい「はいはいそこまで!」か、加藤先生!」
「私も見てました。今のはどう見ても山吹君が悪い」
「チッ・・・・・」
「桜さんも足を踏むのはやめてくださいね」
「ん」
適当に挨拶して私は先生に言われた席に着く。私の隣にいる女の子が私に耳打ちした。
「大丈夫?」
「・・・・大丈夫、大したことない」
「そうじゃなくて、あの山吹って子、一度目をつけたらとことん嫌がらせするわよ。気をつけたほうがいいわよ」
「・・・・・気にしない」
別に大した問題じゃないし、あいつと関わらなきゃ問題ない話。私は普段通りの生活をしていればいい。最初の授業が終わり、私の前に恭輔と祈がやってくる。
「いきなり問題起こさないでくださいよ桜さん」
「向こうが悪い、私、謝る必要ない」
「そ、それはそうなんですけど、あの人、色々と揉め事を起こすのですから」
「まぁ大方、向こうから仕掛けてくるんですが」
「ねぇねぇ桜さん!あなた遊輝さんとどういう関係?」
「桜さん、どんなデッキ使ってるの?」
「うわわわ!!」
「きょ、恭輔さん!?」
恭輔が後ろに引っ張られて、代わりに私の周りには知らない女の子がいっぱいいた。その子達から質問責めにあう。
「え?えっと・・・お兄ちゃんとはお兄ちゃんの関係」
「お兄ちゃんって遊輝さん、妹いたの!?」
「初めて知ったよ!遊輝さん、もうこの学校に3年もいるのに!」
「えっ?あっ?え、えっと・・・・」
「み、みなさん!桜さんが困ってます!1人ずつお願いします!」
祈が私の前に立ってくれて仕切ってくれる。私、ああいう状況苦手だから助かる。祈が色々と言ってくれている間に私の隣の人が声をかけてきてくれた。
「大丈夫?」
「・・・・・大丈夫」
「なら良いわ。隣に座った縁だし自己紹介しましょ。私、氷川絢、よろしく」
「・・・・遠藤桜、よろしく」
隣の人、氷川は私に右手を差し出してくれて、私はその手を握る。
「まさかこうして有名人の妹と握手するとはね」
「・・・・・お兄ちゃんって有名?」
「えっ!?知らないの!?あの人、アカデミアはおろかこの街では有名人だよ!」
「・・・・・私、知らない」
「ひ、氷川さん・・・・・桜さんはこの前、師匠の義妹になりまして、それまで桜さんはこの街に住んでなくて」
「あ、あぁ・・・・それはごめんなさい、この街であの人を知らない人なんて珍しすぎるから」
「そうなんだ」
「あの人はエクシーズ、ペンデュラムの創始者、RDチーム、チームシークレットのリーダーとして初代WRGPを制覇、さらに音楽バンド、SECRETのリードギター兼ヴォーカル、さらにさらに可愛い男の娘としてアカデミアで有名よ」
「・・・・・・最後、なんて?」
「あ、ああ・・・・桜さんは気にしなくていいですよ」
キーンコーンカーンコーン
「あら、次の授業ね。次は実技だわ」
「・・・・実技?」
「デュエルですよ。毎回テーマごとに決められているんですけど今回は始めての回ですから多分フリーかと」
「そ、そうだったはずです・・・私と恭輔さんは遊輝さんから渡されたカードを試しますが」
「あら?2人は何貰ったの?」
「来週発売のスターターパックを先に貰ったので。何かの縁ですし氷川さんもどうですか?」
「ほんと!?私も!?」
「きょ、恭輔さん、その話はまた後で、早くデュエル場に行きましょう」
祈に催促される形で恭輔と氷川は立ち上がる。私も3人についていく形で後を追う。
「・・・・・・・良いよな」
〜〜〜〜〜〜
「ではマッチングを発表します。まず第1フィールドは・・・・」
「(・・・・・・・・・)」
加藤先生の話を適当にしつつ、私はデッキを見つめる。お兄ちゃんから貰ったこのデッキは私は凄く気に入っている。女の子一人で戦う姿が何故か凄く共感できる。
「・・・・対遠藤桜!」
「・・・・呼ばれた」
「桜さん、第8フィールドですよ」
「ん、ありがとう恭輔」
近くにいた恭輔が私が向かうべきフィールドを教えてくれる。生徒たちの合間を縫って第8フィールドに立つ。私の相手は・・・・
「へっ、まさかいきなりお前と当たるとは」
「・・・・誰?」
ズコッ!!
「お、お前覚えてねぇのか!?朝ちょっかいをかけた俺だ!」
「・・・・あ、そんな奴いた」
「テメェ・・・転入して調子こいて・・・・叩き潰してやる!」
相手がデュエルディスクを展開してくる。それを見て私もデュエルディスクにデッキをセットする。
「デュエル‼︎」 「デュエル‼︎」
桜 LP 4000 山吹 LP 4000
「私のターン、魔法カード、テラ・フォーミング。デッキからフィールド魔法を手札に加える。閃刀空域ーエリアゼロを手札に加えて発動」
デュエルフィールドにエリアゼロが展開されていく。
「カードを1枚伏せて閃刀空域ーエリアゼロの効果。自分フィールドのカード1枚を対象にとり、デッキの上から3枚をめくる。私は伏せカードを対象にする」
・閃刀起動ーエンゲージ
・強欲で貪欲な壺
・おろかな副葬
「この捲られたカードの中に『閃刀』カードがある場合、そのカードを手札に加えて残りをデッキ戻す。そして『閃刀』カードが捲られたので対象のカードは墓地に送られる」
「はっ、自分でカードを墓地に送ってやがる。意味がないぜ」
「閃刀起動ーエンゲージを発動。効果でデッキから『閃刀』カードを手札に加える。閃刀機関ーマルチロールを手札に加えて発動。効果、自分フィールドのカード1枚を対象にとり、そのカードを墓地に送ることでこのターン、私が魔法カードの発動に対して相手はチェーンが出来ない。私はエリアゼロを対象に取って、墓地に送る」
私の後ろに現れたマルチロールの効果でフィールドのエリアゼロが消えていく。
「墓地に送られたエリアゼロの効果発動。デッキから『閃刀姫』モンスターを特殊召喚する。閃刀姫ーレイを特殊召喚」
閃刀姫ーレイ 攻1500
「現れて、未来へ続くサーキット」
「なっ!?」
閃刀姫ーレイが飛び出して、フィールド上空に現れたリンクマーカーの中に飛び込む。
「アローヘッド確認、召喚条件は炎属性以外の『閃刀姫』モンスター1体。私は閃刀姫ーレイをリンクマーカーにセット。サーキットコンバイン、リンク召喚、リンク1、閃刀姫ーカガリ」
閃刀姫ーカガリ 攻1500 ↖︎
「リ、リンク召喚!?何で先行発表された召喚方法をお前が使えるんだよ!?」
リンクマーカーから閃刀姫ーカガリがフィールドに飛び出てきて、相手は非常に驚いている。
「何で?・・・・・・お兄ちゃんに渡されたから」
「お兄ちゃんお兄ちゃんって・・・・・お前はそれしか頭にないのか!?」
「お兄ちゃんはお兄ちゃん。お兄ちゃんの悪口は私が許さない」
「だあああ!!!めんどくせぇ!!お前を叩き潰してお前のお兄さんに聞いてやる!!」
「・・・・そんな事はさせない。閃刀姫ーカガリの効果。リンク召喚成功時、墓地の『閃刀』魔法カードを手札に加える。閃刀起動ーエンゲージを手札に加えてもう一度発動。今度は閃刀機ーウィンドアンカーを手札に加える。そして墓地に3枚以上、魔法カードがあるため追加効果で1枚ドロー」
桜 手札 3枚→5枚
「墓地の
閃刀姫ーシズク 攻1500 ↗︎
「カードを2枚伏せて、エンドフェイズ時、閃刀姫ーシズクの効果。墓地に存在しない『閃刀』魔法カードを手札に加える。閃刀術式ージャミングウェーブを手札に加える。さらに閃刀機関ーマルチロールの効果。このターンに発動した『閃刀』魔法の数まで墓地の魔法カードをフィールドにセットする。閃刀起動ーエンゲージをセットして終了」
桜 手札 5枚 LP 4000 墓地魔法2
ー△▲▲▲ ー
ーーーーー
ー ○
ーーーーー
ーーーーー ー
山吹 手札 5枚 LP 4000
「俺のターン!ドロー!」
山吹 手札 6枚
「リンクとかそんなの関係ねぇ!俺はパワーで押し切る!魔法カード、名推理!お前は1〜12までの好きなレベルの数値を言う!俺はデッキの上から1枚ずつ、通常召喚が可能なモンスターがめくれるまで墓地に送り続け、通常召喚可能なモンスターがめくれた場合、そのモンスターのレベルが言った数値なら墓地に送られる!それ以外なら特殊召喚する!」
「(・・・・墓地肥やし)チェーンで手札から魔法カード、増殖するG。このターン、相手が特殊召喚するたびに1枚ドローする。私は名推理の効果で4を選択」
「行くぞ!1枚目、墓穴の指名者!2枚目、インフェルノイド・ネヘモス!これは通常召喚できないモンスター!3枚目、インフェルノイド・アドラメレク!これも通常召喚できないモンスター!」
「(・・・・・インフェルノイド、墓地が肥えた始めて活用されるモンスター)」
「・・・・16枚目、チューナーモンスター、インフェルノイド・デカトロン!こいつは通常召喚可能なモンスター!このモンスターを特殊召喚!」
インフェルノイド・デカトロン 守200
「増殖するGの効果で1枚ドロー」
「インフェルノイド・デカトロンの効果!デッキから『インフェルノイド』モンスター1体を墓地に送り、そのモンスターと同名の名前と効果を得て、レベルはこのカードと足した数値になる!俺はデッキからインフェルノイド・ベルゼブブを墓地に送る!」
インフェルノイド・デカトロン →インフェルノイド・ベルゼブブ
☆1→☆3
「インフェルノイド・ベルゼブブの効果!このターン、このモンスターの攻撃権を放棄する代わりに相手フィールドの表側表示のカード1枚を破壊する!」
「・・・・通す」
インフェルノイド・ベルゼブブが突撃をして私の閃刀姫ーシズクを破壊した。
「・・・・墓地の閃刀姫ーレイの効果。自分フィールドの『閃刀姫』モンスターが相手によって破壊された場合、墓地からこのカードを特殊召喚する」
閃刀姫ーレイ 守1500
「ちっ・・・・まぁいい!俺は墓地からインフェルノイド・ベルゼブブ、インフェルノイド・アスタロト、インフェルノイド・ベルフェゴル、3体のモンスターをゲームから除外してインフェルノイド・リリスを特殊召喚!」
インフェルノイド・リリス 攻2900
相手の墓地に眠っていた3体のインフェルノイドモンスターがゲームから除外されて、巨大な蛇に大きな羽がついたモンスターがフィールドに現れる。
「特殊召喚に成功したから1枚ドロー」
「『インフェルノイド』モンスターは手札・墓地から任意の枚数、『インフェルノイド』モンスターをゲームから除外することで手札または墓地から特殊召喚出来る!ただし!自分フィールドのレベルとランクの合計が8以下の場合しか特殊召喚できないけど!そしてインフェルノイド・リリスの効果発動!『煉獄』と名のついた魔法・罠以外の魔法・罠カードを全て破壊する!」
「・・・・手札のエフェクト・ヴェーラーの効果。このカードを手札から捨てて、インフェルノイド・リリスの効果を無効にする」
「ッ!?」
インフェルノイド・リリスが効果を発動する前に私の手札にいたエフェクト・ヴェーラーがインフェルノイド・リリスの前に立ってキスをした。危なかった、あれを通していたら私のフィールドは壊滅だった。
「だったらバトルだ!インフェルノイド・リリスで閃刀姫ーレイに攻撃!」
「閃刀姫ーレイの効果。このカードをリリースして『閃刀姫』リンクモンスターをEXデッキから特殊召喚する」
「何だと!?(くそっ!エフェクト・ヴェーラーのせいでリリスの効果が使えない!)」
「閃刀姫ーレイをリンクマーカーにセット、フォームチェンジ。閃刀姫ーカイナ」
閃刀姫ーカイナ 攻1500 ↘︎
フィールドにいた閃刀姫ーレイが飛び上がり、周りから変身用のコスチュームが飛び出して装備される。フィールドに降りた閃刀姫ーカイナはそのままインフェルノイド・リリスに向かって発砲、網が展開されてインフェルノイド・リリスを捕まえる。
「なっ!?どういう事だ!?」
「・・・・閃刀姫ーカイナは特殊召喚成功時、相手フィールドのモンスター1体を選択してそのモンスターは相手ターン終了時まで攻撃できない」
「くそッ!ならメインフェイズ2、永続魔法、煉獄の消華!手札のカードを1枚捨てて、デッキから『煉獄』魔法・罠を1枚手札に加える!俺は煉獄の狂宴を手札に加えてカードを1枚セット!ターンエンドだ!」
桜 手札 6枚 LP 4000 墓地魔法2
ー△▲▲▲ ー
ーーーーー
ー ○
ー○ー○ー
ーー△▲ー ー
山吹 手札 3枚 LP 4000
「私のターン、ドロー」
桜 手札 7枚
「スタンバイフェイズ!リバースカードオープン!罠カード、煉獄の狂宴!手札にある煉獄の死徒を墓地に送り、デッキから召喚条件を無視して『インフェルノイド』モンスターを合計レベル8になるように3体まで特殊召喚する!」
「・・・・・許さない、手札から灰流うららの効果。相手が発動したデッキから手札に加える効果、デッキから特殊召喚する効果、デッキから墓地に送る効果、いずれか一つを含むカード効果の発動を無効にする」
「なっ!?」
相手が発動した罠カードは手札にいた灰流うららが飛び出して、そのカードを無力化する。
「くそっ!だが攻撃力1500じゃリリスは突破できない!」
「まずは魔法カード、おろかな副葬。デッキから魔法カードを1枚墓地に送る。錬装融合を墓地に送り、伏せていた閃刀起動ーエンゲージを発動。デッキから閃刀機ーアフターバナーを手札に加えて、墓地に3枚以上あるため1枚ドロー。閃刀姫ーカイナは私が『閃刀』魔法カードを発動するたびに100ポイント回復する」
桜 手札 6枚→8枚
桜 LP 4000→4100
「マルチロールの効果でセットされた閃刀起動ーエンゲージはフィールドから離れた場合、除外される。閃刀機ーアフターバナーを発動。フィールドの表側表示のモンスター1体を対象にして破壊、3枚以上魔法カードがある場合、フィールドの魔法・罠を1枚選んで破壊する。インフェルノイド・リリスと煉獄の昇華を破壊」
「墓地の煉獄の死徒の効果!『インフェルノイド』モンスターが効果で破壊される代わりに墓地のこのカードを身代わりで除外する!」
閃刀機ーアフターバナーがインフェルノイド・リリスと煉獄の昇華に向かって放たれるけど、相手の墓地にある煉獄の死徒がインフェルノイド・リリスの盾となって無効にされた。
桜 LP 4100→4200
「むぅ・・・・残念」
「(何が残念なんだよ!?一歩でも間違えたら俺の負けじゃねぇか!何だよこいつ!?メチャクチャ強い!」
「・・・・・伏せていたカードオープン、速攻魔法、閃刀機ーウィンドアンカー、インフェルノイド・リリスを対象に発動。そのモンスター効果をエンドフェイズまで無効にする」
「何だと!?」
「それだけじゃない。魔法カードが3枚以上ある場合、そのモンスターのコントロールをエンドフェイズまで私が得る」
「なっ!?リ、リリス!!」
私が発動した閃刀機ーウィンドアンカーがインフェルノイド・リリスをとらえ、私の場にコントロールが移り変わった。
桜 LP 4200→4300
「これでバトル、閃刀姫ーカイナでインフェルノイド・ベルゼブブになっているインフェルノイド・デカトロンに攻撃」
閃刀姫ーカイナがジャンプして、インフェルノイド・デカトロンに向かって装甲による攻撃を繰り返し、破壊した。
「インフェルノイド・リリスでダイレクトアタック」
山吹 LP 4000→1100
「ぐうぅぅぅ!!!!」
「メインフェイズ2、閃刀姫ーカイナでリンクマーカーにセット。フォームチェンジ、閃刀姫ーカガリ。閃刀姫ーカガリの効果で墓地の閃刀機ーアフターバナーを回収、さらに閃刀姫ーカガリをリンクマーカーにセット、フォームチェンジ、閃刀姫ーシズク」
「く、くそ・・・・次から次へと・・・・」
「墓地の錬装融合の効果、このカードをデッキに戻して1枚ドロー。カードを2枚伏せてエンドフェイズ時、閃刀姫ーシズクの効果で2枚目の閃刀起動ーエンゲージを手札に加える。閃刀機関ーマルチロールの効果、墓地から閃刀機ーウィンドアンカーをセット、これで終了。インフェルノイド・リリスのコントロールは元に戻る。閃刀姫ーシズクの効果で相手のモンスターの攻撃力は私の墓地の魔法カードの枚数×100ポイント下がる」
インフェルノイド・リリス 攻2900→2600
桜 手札 5枚 LP 4300 墓地魔法3
▲△▲▲▲ ー
ーーーーー
ー ○
ー○ーーー
ーーーーー ー
山吹 手札 3枚 LP 1100
「お、俺のターン!ドロー!」
山吹 手札 4枚
「(お、俺が・・・・押されている!?一方的に!?冗談じゃねぇぞ!!負ける訳にはいかないんだ!)永続魔法、煉獄の虚無発動!そして効果発動!このカードを墓地に送り、『インフェルノイド』融合モンスターを特殊召喚する!その際、相手にしかEXデッキからモンスターがいない場合、俺はデッキからモンスター6枚まで融合素材に出来る!」
「!?デッキ融合」
「俺はフィールドのリリス!手札のインフェルノイド・アドラメレク!そしてデッキからインフェルノイド・ネヘモスとその他5種類のインフェルノイドモンスターを墓地に送り、融合召喚!インフェルノイド・ティエラ!」
インフェルノイド・ティエラ 攻3400→3100
煉獄の虚無の効果で相手の8種類のインフェルノイドが融合され、インフェルノイド・ティエラが現れる。
「インフェルノイド・ティエラの効果発動!」
「チェーン、速攻魔法、閃刀機ーウィンドアンカー」
「チェーンで手札から速攻魔法、煉獄の死徒!このターン、インフェルノイド・ティエラは相手のカード効果を受けない!」
「っ!?」
「これでウィンドアンカーの効果も受け付けない!このカードの融合召喚成功時、このカードの融合素材の数まで効果を得る!3種類、5種類、8種類の効果発動!まずは3種類!互いのプレイヤーはデッキの上から3枚を墓地に送る!5種類は互いのプレイヤーはエクストラデッキからカードを3枚墓地に送る!」
私はエクストラデッキを取り出して3枚のカードを選び、デッキの上から3枚と一緒に墓地に送る。
「そして8種類は互いに除外されている自分のカードを3枚まで墓地に戻す!俺はインフェルノイド・アスタロト、ベルフェゴル、ベルゼブブの3枚を墓地に!」
「・・・・私は閃刀起動ーエンゲージ1枚のみ」
「そしてエクストラデッキから墓地に送られた旧神ヌトス3枚の効果!このカードが墓地に送られた場合、フィールドのカード1枚を破壊する!俺はインフェルノイド・ティエラと閃刀姫ーシズク、真ん中の伏せカードを選択!」
「チェーンで速攻魔法、閃刀機ーイーグルブースターを閃刀姫ーシズクを対象に発動。このターン、閃刀姫ーシズクはこのカード以外の効果を受けず、墓地に魔法カードが3枚以上あるため、戦闘でも破壊されない」
「ちっ!!」
相手の墓地に眠っていた旧神ヌトス3体がそれぞれ対象に取ったモンスターとカードに取り憑く。シズクは私が発動した閃刀機ーイーグルブースターの効果でヌトスの効果を受けずに済んだ。
「私の墓地に6枚の魔法カードが追加されたから相手のモンスターは900ポイント下がる」
「そんな事言ってられるか!墓地からインフェルノイド・ティエラとインフェルノイド・デカトロンを除外してインフェルノイド・ヴァエルを特殊召喚!」
インフェルノイド・ヴァエル 攻2600→1700
「さらに墓地からインフェルノイド・アスタロト、インフェルノイド・シャイターン、インフェルノイド・ルキフグスの3体をゲームから除外してインフェルノイド・リリスを特殊召喚!」
インフェルノイド・リリス 攻2900→2000
「インフェルノイド・リリスの効果発動!再びフィールドに大嵐が吹き溢れる!」
「・・・・・ん、OK」
フィールドに特殊召喚されたインフェルノイド・リリスがフィールドに大嵐を拭き荒らして私の場の魔法カードを破壊し尽くした。
「2枚の魔法カードがさらに追加された。200ポイント攻撃力が下がる」
インフェルノイド・ヴァエル 攻1700→1500
インフェルノイド・リリス 攻2000→1800
「(相打ちじゃヴァエルの効果が使えないじゃないか・・・・)バトル!インフェルノイド・リリスでシズクに攻撃!」
インフェルノイド・リリス 攻1800
閃刀姫ーシズク 攻1500
桜 LP 4300→4000
「これでターンエンド!」
桜 手札 5枚 LP 4000 墓地魔法11
----- ー
ーーーーー
ー ○
ー○○ーー
ーーーーー ー
山吹 手札 1枚 LP 1100
「私のターン、ドロー」
桜 手札 6枚
リリスはモンスター効果を無効にして除外する、面倒くさい。
「(お兄ちゃんの教えは正しい、ちゃんとカード効果は把握しないといけない)魔法カード、閃刀機ーアフターバナー、効果でインフェルノイド・リリスを破壊」
「ぐっ!?」
「そして閃刀姫ーシズクでリンクマーカーにセット。フォームチェンジ、閃刀姫ーカガリ」
閃刀姫ーカガリ 攻1500→2700
インフェルノイド・ヴァエル 攻1500→2600
「閃刀姫ーカガリは墓地の魔法カードの枚数×100ポイント攻撃力が上がる。閃刀姫ーカガリの効果。墓地から『閃刀』魔法カードを手札に戻す。閃刀機ーアフターバナーを手札に加えて発動、インフェルノイド・ヴァエルを破壊」
「ぐっ!?」
「バトル、閃刀姫ーカガリでダイレクトアタック」
根岸 LP 1100→0
WIN 桜 LOS 山吹
「勝者!遠藤桜!」
ワアアアアア!!!!!
「ヴィ」
「ぐっ・・・・く、くそ・・・完敗だ」
Vサインを決めてデュエルディスクを片付ける。相手の方は両手を地面につけて跪いている。私はそんな相手に近づく。
「・・・・・何だ?何か言いたいのか?」
「・・・・握手」
「はっ?」
「握手、しよう。お兄ちゃん言ってた。いいデュエルしたら相手と握手する。それで相手の事もわかり合う」
「・・・・・・・」
「だから、握手、しよう」
「・・・・・・全く、調子狂う奴だ」
そう言って相手、根岸は立ち上がって握手した。
「今度は負けねぇ、それと、さっきは悪かったな」
「ん、別に気にしてない」
「そうか、じゃあな」
挨拶した根岸はそのままくるっと反転してデュエルフィールドから降りていった。
「・・・・・・いい奴」
「桜さ〜ん、こっちですよ」
「お、お疲れ様でした」
後ろに振り返り、恭輔と祈の姿が見えたのでそっちに向かう。
「おめでとうございます。圧倒してましたね」
「そんな事ない、一歩間違えたら負けていたかもしれない」
「そ、それでも凄いですよ」
「第8フィールド、成田恭輔対櫻井祈!」
「あっ、どうやら僕たちのようです」
「じゃあ行きましょうか恭輔さん」
私と入れ替わりで恭輔と祈がデュエルフィールドに上がっていった。
桜「ん、紹介。山吹と氷川」
翔悟「山吹翔悟だ。よろしく、上に姉ちゃんが一人いる」
氷川「初めまして、氷川絢よ。よろしくね」
恭輔「お願いですからいきなり問題起こさないでください・・・・」
桜「向こうが悪い」
翔悟「だからただ揶揄うだけだったって・・・」
祈「あ、圧倒的なスルー能力でした・・・・」
桜「ああいう時は無視するのに限る」
氷川「間違ってはないけど微妙に対処の仕方が違うわね」
桜「次回、『悪魔と憑依の儀式使い』。よろしく」