【元ネタ】ブギーポップシリーズ
【CLASS】アルターエゴ
【マスター】藤丸立香
【真名】ブギーポップ
【性別】不明
【身長・体重】マスターに依存
【属性】秩序・善
【ステータス】
筋力 EX（C＋＋＋＋）
耐久 ？？
敏捷 EX（C＋＋＋＋）
魔力 なし
幸運 ？？
宝具 B＋＋
【クラス別スキル】
不気味の泡：EX
ブギーポップの本質を表したスキル。彼は自動的に人類の誰かの“人格”として体を借りて世界の敵を倒してきた。その精神は人に似て人では無い為、あらゆる精神異常性スキルに対して完全耐性を獲得する。また｢人から外れたヒト｣に対して特攻を有する。
【固有スキル】
インターセプト：A
ブギーポップの有するスキルの中でも特に驚異的なスキル。相手の精神や攻撃に割り込む技術で、Aランクともなれば物理的、魔術的、精神的なものまであらゆる物事に割り込むことが出来る。これによりブギーポップは元の世界において｢死神｣とも呼ばれる絶対的な力を持っていた。なお割り込む際、魔術など彼の世界に無かったものに対して衝撃波のようなもので反応する場合がある。
可能性の光（己）：A
ブギーポップの戦闘力が高い理由を示すスキル。彼は元の世界において殆ど最強とも言える戦闘力を発揮していた。元々の｢可能性の光｣というスキルは人々の願望・期待を反映するスキルであるが、このスキルは｢体を借りた相手の可能性を剪定事象を含む平行世界から一時的に引き出し、掛け合わせる｣という名称だけ借りて全く別のスキルと化している。在り方としては第二魔法に近いが、スキルとして定義されている為か魔力の消費が全くない上にデメリットが無い。
このスキルにより、パラメータ値のうち二つを瞬間的に増加させる事が出来る。
啓示（泡）：C
ブギーポップは世界の敵であるかどうか、また世界の敵が何処に居るかを詳細不明の基準で判断している。その判断基準はサーヴァントとなるにあたりスキル｢啓示（泡）｣として便宜的に表記された。
このスキルはブギーポップにとって最適な行動を指し示してくれる。
人間観察：D
人々を観察し、理解する技術。
ただ観察するだけでなく、名前も知らない人々の生活や好み、人生までを想定し、これを忘れない記憶力が重要とされる。
ブギーポップはかの著名な童話作家程の観察眼では無いにせよ、彼自身の精神を様々な人間との対話によって成長させてきた。それを示すスキルである。
【宝具】
『
ランク：B＋＋＋ 種別：対悪絶技 レンジ：1～10 最大捕捉：1人
ブギーポップが〈世界の敵〉に振るう絶対絶命の一撃。普段はあくまでも単なる武器の域を出ない鋼糸は、この瞬間だけ触れた相手を即座に殺す即死の属性を帯びている。即死自体は元の世界において様々な敵を殺しているので、精神を持つ生命体であれば必ず通用する。
この宝具を発動するには三つの条件が必要となる。
条件1：｢ニュルンベルクのマイスタージンガー｣がその場において演奏された、またはされていること。
条件2：敵がその生涯で最も美しい状態であること。
条件3：敵の死によって世界が救われること。
この内、条件2は“結果的にそうなった”とも見なせるので条件として意識的に満たす必要は無い。しかし条件3はこの世界における人類悪または人類悪に並ぶ邪悪でないと満たせないので使用できる場面が非常に限られる。
これらの条件が付加されているのは、ひとえにブギーポップが〈世界の敵〉を殺す際の状況そのものが宝具として昇華された為。そしてこの宝具の特筆すべき点は「魔力消費が無いこと」である。また、この宝具は便宜上宝具として扱われているもののその本質は技に近い。本人はこの技を宝具扱いこそしているものの、名前を付けていない。
この技を見たある青年は、とある人物の著作物より『結末』と命名した。
｢結末──そこにはおそらく何も待ってはいない｣
『
ランク：E 種別：対人会話宝具 レンジ：-- 最大捕捉：2人
相手と落ち着いた場所で話すための心象世界を展開する。この宝具そのものに戦闘関係の能力は備わっておらず、本人曰く持っている意味がない宝具。
この宝具はブギーポップが話し相手を選ぶと発動する。選ばれた相手は発動と共に精神のみ時の流れから取り残されたブギーポップの心象世界である『深陽学園』に取り込まれ、武装解除した状態で強制的にブギーポップと話すことになる。取り込まれた相手とブギーポップは話す内容がどう転んだとしても互いを一切傷付けられず、また一方が話し合いを止めたいと心の底から願えば現実世界に帰還できる。
この心象世界の実態は、ブギーポップのいた世界の光景を、ブギーポップがこの世界に来た時に出来たパスを通じて本人の心象世界に映し出しているだけである。よって魔力消費は四六時中展開していても大丈夫な範囲に収まっている。
【Weapon】
極細ワイヤー：出自不明の武器。あらゆる敵を断絶してきたブギーポップ愛用の品。非常に丈夫で斬れ味が鋭く、驚く程自由自在な動きをするので応用力が高い。
ロングコート：とある男から受け継いだファッションの一部。武器とは言い難く宝具とするには神秘が足りないものの、原理不明の収納機能がついているので結構なんでも入る。
【解説】
聖晶石を三個から二個に変更し召喚実験を行った結果、マスターの体に霊基を融合した状態で召喚された特殊擬似サーヴァント。彼の本来属している世界はカルデアのある世界とは全く接点がない（平行世界へシフトする機械があっても辿り着けない程にかけ離れた世界）ために、召喚が成功したこと自体が奇跡のようなもの。恐らく何らかの因果が働いていると思われるが、現時点では不明。またブギーポップが召喚された事により、ブギーポップの世界との繋がりが出来た可能性がある。
元の世界では〈世界の敵〉と呼ばれた存在を狩ることで世界を維持していた。二重人格のように現れる形式は元からのもので、それ故に変身ヒーローのような扱いを受けていた。また絶対的な強さで敵の悉くを殺す噂は｢死神｣とも扱われた。しかし当時本体としていた人物は高校生程度の少女。ブギーポップと本体の繋がりを知っていた人物は、本体が付き合っていた彼氏を含めて極数人しか居なかった。
そもそも人間であるかどうかすらあやふやな精神体。一部では｢抑止力そのものが一人の人格として具現化したものではないか｣と言われているが、証拠はない。基本的に無表情だが時々奇妙な表情を浮かべることがあり、本人に関わった者曰く笑う事はないらしい。掴み所のない性格だが、長い間培ってきた人間観察により一定の人物観、死生観を持っている。一度〈世界の敵〉と認定した相手には容赦しないが、認定を免れた者は見逃す場合がある。