Fate/BoogiePop   作:蓼野 狩人

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ステータス:『パンドラ』

【元ネタ】ブギーポップシリーズ

【CLASS】ルーラー

【マスター】

【真名】『パンドラ』

【性別】男

【身長・体重】174cm・56kg

【属性】混沌・善

【ステータス】

筋力 C

耐久 E

敏捷 C

魔力 C

幸運 D++

宝具 B

 

【クラス別スキル】

真名看破:D

視界に入ったサーヴァントの真名を看破するスキル。しかしDランクである為成功率はかなり低い。抑止力によってルーラークラスである事を正当化するため無理やり後付けされたもの。よってランクは低いものの、本人は後述する宝具の能力と併用することで利便性を上げている。

 

【固有スキル】

直感:D+

戦闘時、つねに自身にとって有利な展開を”感じ取る”能力。攻撃をある程度は予見することができる。『パンドラ』が生前積んだ数々の経験が元になったもの。

 

 

【宝具】

『未来紡ぎし六人の手(リリーシング・パンドラ)』

ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:?? 最大捕捉:??

『パンドラ』が抑止の守護者として形成される際、『パンドラ』の持つ特異な能力全てが一つの神秘として形を成したもの。

将来鏡面に映し出されるであろう人物を見出す両眼。直近で起きる未来を再現する声帯。スキル「啓示」にも似た曖昧かつ的確な予言。自らが行動する先にあるものを匂いとして感知する鼻。予知された未来を正確に模写し描き出す両手。そして敵対する者を排除する為に創り出された、生物を絶命させる液を分泌させる体全体。全てが一つの宝具として連動している。

『パンドラ』はこの宝具を使うことによって、自分が召喚された場所でどのような事件が発生するのか、誰を救い誰を殺せば良いのかを予知する。六つの能力一つ一つは決定的な宝具としての能力に欠けるが全てを総括して使用する『パンドラ』は、どのような敵に対しても行動パターンや情報を知る事が可能である為、敵より必ず有利な立場に立ち、生物の体を溶かす液で大ダメージを与えられる。

 

【Weapon】

なし。強いて言うなら徒手空拳が武器。

 

【解説】

世界のバランスを保つ為に、直近の未来を的確に予知する英霊が必要となった抑止力が無理やり造りあげた存在。その正体は、ブギーポップの世界における改造人間――ユージンが仲間を守る為の戦いで命を落としてしまったイフの存在を核として抑止力に作り上げられた、とある六人の少年少女集団全員の能力を持つ抑止の守護者。

 

メインとなっている体は合成人間ユージンのものとなっており、人格も同様に本人がメイン。稀に宝具を使用する時や感情が昂った際に別の人格が表出することがある。

イフの世界における少年少女たちは、自分達の能力で見た潜在する悪意をキッカケとして〈世界の敵〉に立ち向かった。その過程で仲間内の二人が命を落とし、彼はボロボロになりながら他の仲間を守るため戦った結果、史実とは異なり再生能力でも再生し切れずに死亡した。

 

ブギーポップと最期の時に出逢い、会話を交わすことで自らの行動が決して無駄ではなかったと認識する一方、予め定められた運命には抗えないと悟った。そして己に刻まれたダメージが深刻である事を知っていたため、「もし死んでしまえば仲間への贖罪の旅をしたい」と誰にともなく願ってしまった。

その時、未来で繋がったブギーポップの世界とカルデアのある世界で抑止力のチカラが働き、ユージンは抑止の守護者として契約を交わすことになる。

彼は今も世界の何処かで、己の宝具に棲むかつての仲間たちの温もりに微笑みながら、救えなかった全てを救う道のために人を殺める。


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