我らがエンジェル電ちゃんだー!!!
「暇だ...」
海軍大将がそんなことをぼやいていた、というか俺だ。
「そんなこと言ってないでさっさと書類を書くのです」
そう言ったのは我が鎮守府において最古参であり俺の初期艦である電である。容姿は中学生ぐらい。詳細はググれ。
「ばっかお前、その書類がいっつも書いてる報告書でテキトーにその日起こったことを書くだけだから暇だっていってんの。てかお前俺にあたり強くない?」
なに?当たり屋?当たり屋電なのん?
「そんなこと無いのです、さっさと書類を書くのです」
「絶対そんなことあるよな?昔はもっと優しかったのに...」
「司令官さんがしっかり仕事をしないのが悪いのです。しっかり仕事をしていればこんな風に言わないのです」
「え?なに?俺が悪いの?」
「すでのな!」
「絶対ふざけてるだろお前...」
嗚呼、昔は天使のように優しかったのにどこで間違えてしまったのか...
「いいからさっさと書くのです」
「って言っても夕方にならないと書くことないしとりあえずは暇なんだよなぁ」
「それもそうですね」
「それにしても暇だな.......そうだ、マッ缶マッ缶っと。」
やっぱコレだね〜ジョージアのマッ缶と歌いながら執務室の隅にある箱を覗くと
「マッ缶がない...だと...?」
そういや昨日飲みきったんだった...
「司令官さんは飲みすぎなのです。そんなに飲んでたら糖尿病になってしまうのです」
「ばっかそんなわけないだろ。1日1本は飲まないと発作を起こすまであるぞ。むしろ飲まないやつは千葉県民じゃないまである」
「そんなことあるわけ無いのです。それは司令官さんだけなのです」
え?違うの?俺だけじゃないよね?
「しっかし、飲めないってわかると余計飲みたくなるのはどうしてなんだろうな。とりあえずAma〇onで注文してっと。しゃーない間宮にでも行くか」
「電もお供するのです!」
「絶対たかる気満々だよね?絶対そうだよね?」
「優しい司令官さんなら奢ってくれますよね?」
めっちゃいい笑顔で言うじゃないですかヤダー
「そうと決まれば早く行くのです!」
そう言って電は楽しそう俺の手を引っ張って行くのだった
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そんなこんなで間宮にやってきた俺だが...
「どうしてこうなった...」
そこには総勢10数名の艦娘がいた
「どうしてって...提督が珍しく部屋から出てると思ったら間宮に行くって言うんだもん。こりゃついてくしかないっしょ」
そう言ったのは緑色の髪の毛が特徴的な重巡、鈴谷である
重巡と言っても頭に
「だからなんでみんなたかろうとすんの?なに?俺は砂糖かなんかなの?」
「なんでって...提督そんなこと言いながら何やかんやで奢ってくれるじゃん?」
「いやしらねぇし...」
改めて思うけどホントこいつ喋り方一色みたいだな。高校生ぐらいの女子はみんなこんな喋り方になるのん?
「司令官さんはみんなに甘すぎなのです!もうちょっと厳しくするのです!」
「いや、なに?なんで怒ってんの?」
「怒ってないのです!間宮さん!間宮パフェ大盛りお願いします!」
「おいちょっと待て、それいくらすると思ってんだ」
軽くマッ缶が箱で買えてしまうぞ
「知らないのです!いただきます!」
「あーあ、電ちゃん怒らせちゃった」
鈴谷が楽しそうに話しかけてきた。このアマァ...人事だと思いやがって...
「マジでどうにかしてくんね?これじゃ俺しばらく胃がキリキリし続けるんだけど」
「んー?どうしよっかなぁー?」
「わかった、間宮パフェでどうだ?」
「もう一声!」
「クッ、わかった大盛りでどうだ?」
「毎度あり〜、間宮さん!間宮パフェ大盛り追加で!」
嗚呼、俺の給料、くそう
「で?どうするんだ?」
「ん?そんなの簡単だよ、提督がアーンしてあげればいいんだよ」
は?
「は?」
「何その顔、ウケる」
「いやウケねえし」
お前は折本か
「で、なんで俺がやるんだよ。むしろ怒るだろ」
「いいからいいから」
そう言って鈴谷はアイスクリームがのったスプーンを俺に手渡してきた
「電ちゃん、こっち向いて」
「なんですか鈴谷さん、電は今ちょっととりこみちゅうなので...」
「なんて言うの...ほら、あーん」
ヤバいヤバいめっちゃ恥ずかしい!ばーか!ボケナス!八幡!
「はわわわっ!えっと、えーっと、不束者ですがじゃなくていただきますなのです!はむっ!」
ほーらめっちゃ顔真っ赤にして怒ってんじゃん、逆効果じゃんよこれ。
「司令官さん」
ヤバいヤバいっ!逆鱗に触れたかっ!?
「.........い」
「え?」
「もう1回お願いしますなのです!」
「はいただいまぁ!」
ビックリしすぎて居酒屋の店員みたいになっちまった俺は悪くないはずだ、だってもめっちゃ可愛い天使がそこにいたんですもの
「よかったねぇー提督、あ、私にも後でよろしくね」
やめろ鈴谷、こっちを見るな、こっちを見てニヤニヤするんじゃない
それは無理な相談かなー
こいつッ!直接脳内にッ!
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「お腹苦しいのです」
「そりゃ1人であの量食べたらそうなるっつーの」
現在俺は食べすぎて動けなくなった電をおんぶしているのだが...慎ましいながらもしっかりと主張をしてくる2つの膨らみが気になってしかたがないっ!
「司令官さん、ごめんなさいなのです」
「ん?何がだ?」
「間宮でのことなのです」
「ああ、あれか、別に気にしてないから大丈夫だ」
むしろ背中に当たってる2つの膨らみの方が気になるまである
「それでもなのですっ!いっつも勝手に怒って司令官さんに迷惑かけてしまってごめんなさいなのです。そして、ありがとうなのです。こんな私をずっと秘書艦に任命して頂けて嬉しいのです」
「いや、ただ単にずっと秘書艦やってもらっていて1番楽だから任命しているだけなんだが...」
「むー、司令官さんのそういうところ、良くないのです。
そこは嘘でも、一生支え続けてくれとか言うべきなのです」
「どこのイケメンだよ...そんなこと言うの、俺には一生無理だな」
「いつか、絶対に言ってもらうのです!」
そう言って電は楽しそうに笑ったのだった
どーも、黒猫朔夜です
前回のプロローグ、あれ思ってた以上に反響来ててビックリしました。お気に入り登録者も結構いて
「ヤベぇ、ヤベぇよ」とか言いながら嬉しさに浸っていました
次回の投稿はいつになるかわかりませんが感想、お気に入り登録、評価を頂けたら早くなるかも...
最後に、ここまで読んでくれた皆様方ありがとうございました!では次回の投稿で会いましょう!