LGBT(正式名称:Lucent Girls Basebell Tournament)   作:kwhr2069

2 / 4
『11月1日には、この物語を完結させるいう目標で~』
…いやおま、何言っとるん?

とりあえず、待っていた方々には本当にごめんなさいという気持ちしかありませんm(_ _)m

一週間以上もあったのに投稿しないし、ついでに凛ちゃん誕すら乗り遅れるとかマ!?
…って感じですが優しく見守っていただけると。


遅れてしまったけど。
凛ちゃん、Happy Birthday!!


野球大会も。μ’s...

試合開始(プレイボール)!!

 

「なあ、凛ちゃん」

 

「いきなりどうしたにゃ?希ちゃん」

 

「ずっと、ウチが疑問に思っとったことがあるんよ」

 

「…?」

 

「なんでなんやろう...って、ずっと気になっとったんよ」

少し要領を得ない希の言葉に、凛はもどかしさを感じながら首をかしげる。

 

すると横から、にこも会話に加わる。

 

「どうしたのよ希、いつになく真剣な表情して」

 

「あ、にこっち...」

 

「…何?」

 

「ウチの長年の疑問、にこっちが解決してくれん?」

 

「急ね...まあでも、ワタシに分かることなら教えてあげられるけど?

 でも、アンタの方がずっと色んな知識あるでしょうよ」

 

「いや、これはホンマにウチだけじゃ解決できひん疑問なんよ...」

 

「そう。…それで?その疑問っていうのは?」

にこは、希を急かすようにそう言った。

希がここまで発言に渋っている様子、悩んでいる様子を見せるのは珍しかった。

 

そして。

決意を固めたような、何かしてやったりという表情を見せた希の口から流れ出るセリフは。

少なくとも、真面目に彼女の疑問に答えようと思っていたにこと凛の期待を裏切るには十分だった。

 

 

「アニメの二次創作でスポーツを書く時の話なんやけどな。

なんでおっ〇いのおっきいキャラがパワー系みたいな扱いになるんかな?」

 

神妙な面持ちの彼女が言ったことを、二人は容易には聞き入れられなかった。

まさに、想像の斜め上と言えるような彼女のそんな疑問に、二人が耳を疑うのは当然と言えた。

 

 

「…にこっち?凛ちゃん?」

疑問を受け入れるのに時間を要する二人に、希は名前を呼びかける。

 

 

「…アンタねぇ...」

ようやく現状を理解して受け止めたにこが、口を開く。

 

 

「そういうイヤミったらしいことを、ワタシたちに言うんじゃないわよ!」

バシン、と。

結構強めのビンタが、見事希の頬にヒットし、ベンチ内に快音が響いた。

 

 

 

 

「にこっちヒドい...試合前にチームメイトのことビンタとか...ウチ、もう...」

「アンタも大概でしょ?何よ、急に真面目な話かなと思ったら...思ったのに...」

 

「はいはい、落ち着いて落ち着いて。どっちも悪いんだからね全く」

 

「いやいや、ワタシのは不可抗力だから」

 

「だからって強くいきすぎよ」

 

「…はい」

 

「希は笑わないの。はたかれたのは自業自得なんだからね、変なこと言うのはもうやめて」

 

「…はい」

 

仲良く二人で絵里になだめられる所を少し離れて見る6人の少女たち。

 

事の顛末を凛から聞かされた時。

一人の少女は、自身の胸部と腕の力こぶを見比べて何やら叫び。

一人の少女は、馬鹿馬鹿しいと髪の毛を弄りつつチラチラと周囲に目をやり。

一人の少女は、首をかしげながら叫んだ少女に(少し憐憫の情を含んだ)声をかけ。

一人の少女は、顔を真っ赤にした後で凛の方をバツの悪そうな目で見て。

一人の少女は、何の話か分からないと言いながら素振りを続けていた。

 

そしてその凛はと言うと。

 

 

「野球、か...」

一人、物思いにふけっていた。

何やら事情がありそうなその表情は、他の誰にも気付かれることはなかったのだが。

 

 

 *  *  *

「ほら、やっぱりやん」

 

相手のスターティングメンバー表を見た希は、開口一番そう言った。

何が、と問いたげな表情を向けられていると感じたのか、希は続けて言う。

 

「相手の4番の子、エマ・ヴェルデって書いてあるやろ?

 ベンチを見る限り相手の中にそんな感じの雰囲気を出してるのってあの()しかおらんやん?」

 

希が指差した先には、一人の大柄な少女の姿があり、その胸囲は、希をも凌ぐほどのものだった。

 

「なんや知らんけど、パワー系は巨〇の人の役回りって決まっとるんかな?」

 

「…ねえ、希?」

ずっと黙って話を聞いていた8人の中、唯一口を開いたのは彼女の一番の親友である絵里。

 

「どしたん絵里ち」

 

「どうして今日はそんなに、周りを煽るようなことを言うのかが知りたいわ」

 

「へ?」

少し怒ったような口調を聴き、思わず周囲を見渡す。

彼女の目に飛び込んできたのは、6人ほどの少女が自分の胸に、恨みのこもった視線を向けている現状。

 

「…野球できるってなって、つい饒舌になっとったみたいやね」

 

「はあ...」

これからこの9人のいく先が不安になり、思わず絵里は溜息をこぼすのだった。

 

「ついでに言っておくと、希も4番キャッチャーで全く同じ形なのよ...?」

 

「あ、もしかしてウチ、盛大なブーメラン飛ばしてた感じなん?」

 

「…それを今更自覚してる時点で、今日の希はおかしいわね」

 

 

 

「あらあら貴方達、変な雰囲気だけど...何かあったのかしら?」

少し重くなった雰囲気を割るように聞こえてきた、その声の主は。

 

「南理事長...」

言うまでもなく、この9人をこの場へと多少強引に引っ張り出してきたその人であった。

 

 

「初戦の相手...虹ヶ咲学園には、勝てそうなのかしら?」

 

「そうですね...。

 様子を見た限りであれば、エースで5番の上原と4番キャッチャーのエマが怖そうですが...」

 

「ですが?」

 

「…勝てると、思います」

 

力強く言い切った絵里を見て、満足そうに頷く南理事長。

 

 

「そういえば今更なのだけど、三年生の3人と一年の星空さんは野球経験者なんですってね」

唐突に尋ねる南理事長。

若干一名の肩が、少し跳ねた。

 

「はい、そうですね。

 他の5人も、日々の部活のおかげか、運動神経が鍛えられていたみたいで。

 …なんだか不本意ですけど、せっかく来たからには優勝目指して、頑張ろうと思ってます」

 

「そうね、その意気よ!

 そしてそのまま”チーム”として力を高めて、ゆくゆくは...」

 

「はい、ラブライブ!で優勝します」

 

「いや...そこは『甲子園に行きます!』じゃないかしら」

 

何言ってんだろうこの人、と絵里は思ったが、それは心に留めてなんとか笑顔を返すのだった。

 

 

 *  *  *

結論から言えば、試合は5-1で音ノ木坂学院の勝利に終わった。

 

二回の表、虹ヶ咲の先頭打者エマのバットが火を吹き、スタンドインの先制ホームラン。

これにはマウンドの絵里も動揺したが、リードするキャッチャーの希がその包容力で上手くリードする。

 

流れに乗ってきた四回の裏。

先頭の2番センターにこがバント安打で出塁すると、そこから3番ライト海未、4番キャッチャー希、5番サード穂乃果、6番ピッチャー絵里の驚きの四連長短打が出て、この回一挙四得点。

 

その後は相手エース上原も粘りを見せたが、八回裏だった。

1番ショート凛が、ライト線へ打球を飛ばすと、その快足を飛ばし、相手の守備も味方してランニングホームラン。

これで完全に勝負は決した。

 

最後は、抑えとしてマウンドに上がった希。受けるキャッチャーは、そのまま代わって絵里。

息の合った投球術で相手を翻弄。

反撃の糸口すら与えず、勝利を収めた音ノ木坂学院なのであった。

 

 

「余裕ね」

「そうやね」

「とりあえず、勝てて良かったわ...」

「打てた!」

「あそこではもう少しああするべきでしたね...反省です」

「何もしてないチュン」

「…同じくです」

「そうね、退屈よ」

 

感想は人それぞれ。

満足。後悔。物足りなさ。自棄。

 

「凛ちゃんはどうやったん?久しぶりの野球」

 

「…凛?凛は...」

尋ねられ、返答に困る様子を見せる。

 

「勝てたし楽しかったから、良かったんじゃない...かにゃ?」

煮え切らない返事は、彼女本来の姿らしくは無いもので。

試合の間にもそのような所を感じていた他の8人にとって、何か彼女は悩みを抱えているのだと察するには十分だった。

 

 

 

 

 

「それにしても、あれやね」

 

「…どうしたのよ」

 

「凛ちゃんの俊足についてはもちろん言うまでもないやん?」

 

「まあ、そうね?」

 

「そんでもって...にこっちは相変わらずのバント職人やし」

 

「………」

 

「穂乃果ちゃんはパワーバッティングしてそうな雰囲気あるし」

 海未ちゃんはどこでもミートバッティングやし」

 

「「………」」

 

「ことりちゃん花陽ちゃん真姫ちゃんトリオの運動音痴扱いも見慣れたものやし」

 

「「「………」」」

 

「なんや、ただのテンプレート追ってるだけやんな」

 

「やめておきなさい、それ以上は。絶対に」

 

 




野球描写がちょい雑目なのはご容赦願いたいです。

あと、今回書いたのはアニメ漫画のスポーツ二次創作あるあるだと思うんです、マジで。
野球関連で書こうと思った時に一番初めに浮かんだのがこういう内容でした(ひねくれすぎな自分)

思わせぶりすぎる凛ちゃんがメインの回は、次回となります。
上手くまとめてきれいに完結させられるように、頑張っていこうと思います!

では。ここまで読んでくださって、誠にありがとうございました。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。