【史上最強の】貧弱一般人が一級の勇者に限界突破するの見かけたんだが【弟子ケンイチ】   作:黄雨

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21.ダークパワーっぽいのが宿ってそうに見えて実は別

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はてなとしておれをじっと見つめたという察知ログの縦断爆撃が始まってしまった

もう言い逃れは出来ない死ぬという殺意の波動の怒涛に心臓が脈打ってられない

内心ウィンドウ蹂躙の事態にバックステッポで下がったところ発信源は失われたみたいだった

 

いま何が起こった?

殺す気ばかりに強すぎていつ襲ってくるかと思うと気がひゅんひゅん行くのだが

どうもほかのやつらは悪寒に襲われもsてないみたいだった

 

見つめられたのはおれだけか?

ならびゃおれがなんでだか狙われてるのは火を煮るより明らか

 

そんなおれの驚きに構わずちょうど第二ラウンドが始まるところみたいで

オーディンがケンイチを少し褒めながらダウンから立つとメガネを外し

「私がオーディーンと呼ばれる理由を……身を持って味わうことになるぜ」とキメの台詞だがそれどころじゃない!

 

おれは「じゃ闇系の仕事が今からあるからこれで」といってとんずらおっとまたうっかり言ってしまったなんか騒がれたがしかし

いつどこでアクティブに絡まれたか知らんこんな乱入きたら全員即死で瞬殺の皆殺し確定で全滅!

なんで喧嘩チームの抗争に野生のゲーセン常駐者ランク帯のHNMがくるんだ・・

おれはランク違いに身震いしながら離脱に走ると背後から「視界の外でもこのくらいの気あたりには反応できるのか」という声かけに

ダッシュキャンセルしてバット横ステップして振り返るすると

ハーミットが黒とすると白のローブ装備のおっさんがもうきてた。

 

見た目の見え方がローブの下が上半身全裸でヤバい。

 

「やあ、ちょっといいかな。

 私は緒方一神斎という者だが、キミは喧嘩がうまいねえ。

 少し聞きたいことがあってきた」

 

名乗りと合わせておれを指さすさっきのヤバい勢いの気配はほとんど全く消えていたが

野生のゲーセンの常駐者以外でこんなとこにいる計り知れない強さだから

さっきの視線の持ち主はこいつであることが推察された

 

はっきり言って見学の邪魔なので邪魔しないことを要望(リアル話)

 

 

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「今のはキミを試したのさ。良い勘をしているね」という声かけにさっきの殺す気はもうぜんえzんないみたいでケロっとしてた、わけわからんね。

おれは見学の時間を奪わないでと言ってやったら「それよりも大事なことだ」とずずいとくる

「この大将戦が始まる前になにか兼一君にアドバイスしてたろ? あれってどういう意味だい?」と聞いてくるので

「あいつ自殺技使うみたいだからその対策」と回答そしたら「キミのいう自殺技、とはどういうものなのかな?」とオーラ昂らせながら顔が近い

 

ぐぅの根も出ないくらいでいる次のカウントにはダッシュ投げにきた秋雨がオガタだったかな・・そいつを投げ飛ばしたんだが空中回転に着地してひんしの状態異常回避「誰かと思えば……哲学する柔術家さんのお出ましとは」と知り合いの反応を見せたら

秋雨は「弟子のケンカに師匠は出ない……と言いたいところだが、どうも様子が違う。彼に何の用だね?」と聞くも返事はニヤリだが気がつけばハクザンリョの常駐者がぽこじゃかわいていたオガタと名乗ったムキムキおっさんの背後には長老の姿「まあとりあえず、大人しく最後まで黙ってみておけっちゅーことじゃ、オガちゃん!」という気安さはじつは野生のゲーセンの関係者であることをうかがわせた

 

「いやいや、見るまでもなく白浜兼一君はたぶん壊されちゃうでしょう。

 残念!! 少しうちの弟子と会わせるのが早すぎたかな~」

「…………”観の目”かのう?」

「ええ、彼に制空圏を授けたのはどうせアンタだろうが……あの程度ではうちの弟子の本気には及ばない」

 

二人が会話してるあいだサカキはもじもじしてた「良いから見えるところに行こうぜ」と

サカキはおれを担いでジャンプにエリチェンしだすと上からステージ内見下ろせる位置に移動させられおろされた。

その他常駐者もオガタを警戒しつつ当たり前みたいに立体移動してたおれの常識がみるみる破壊される

 

こんなのおれの知ってるフリーのフリーランニングじゃない

 

そこからは間隔が長いので遠くだからケンイチとオーディンのタイマンはファミコンビットサイズに小さくて見えずらい

いまんとこ動かないことからまたもやの会話フェイズっぽい、

遠くだからシャウトじゃないと何喋ってるか理解不能しかしオガタはなにが面白いのか「あっはっは! 流石わが弟子! もっと言ってやれ!」と常駐者メンバーに囲まれてるというに気安く笑い

常駐者はムカっとしてたのでオーディンがケンイチ挑発してたのは明瞭に明白

 

「ところでキミの名前はハッタリナイト君でいいかな?」

「そうだけど何で知ってるのか意味不明ストーカーの人ですか?」

「いやあ、さっき聞こえてきたからね」

 

この距離からあっちの声が聞き取れるならさっきの名乗りも盗み聞きかよ・・

なんか常駐者からも嫌われ者っぽいし悪いやつそうだな、と思っていると

「さっきの質問の続き、キミのいう自殺技とはなんだい?」とくるが長老がオーラでけん制すると「単に武術的好奇心で聞いてるだけ」と言い訳してみたいでおれが「自殺技は自殺技おまえが自殺技しってるなら自殺技が何かわかるはず」と返すと「クカカカカ」と笑われたヤバイヤバいって(恐怖)

 

「おいテメー、こーんなガキビビらして楽しいか? ああん?」

「いやいやいや、おどかすつもりはないんだがねぇ」

 

とケロリ笑みを浮かべていた雑談で「梁山泊ご一行はこちらのナイトくんとお知り合いで?」と言い出すとしぐれが「道場破りの……常連客、だ!」と回答そしたらひーひー大爆笑しながらそこらの配管殴って簡単にえぐり取っていた。

あらたまてオガタのヤバさを視覚的に理解させられ

おれはケンイチの勇姿へと目を背けるんだが

いつの間にやら廃工場内のステージ変更してて地べたからデカイパイプの上でボコボコにされていた

ジークのシャウト「あの突きです!」とアドヴァイスが聞こえてきたのとは関係なく「それでだがナイト君、自殺技と首相撲の関係について詳しく」とくるタイマンに集中できない! できにくい!

 

「だーからやめろっつってんだろ! しまいにゃぶん殴るぞ!」

「ほう? 殴る? つまりそちらから我々との全面戦争の引き金を引くつもりというワケかな」

「やめるねサカキどん。安い挑発ね」

 

と剣星がいさめるとサカキはぐぬぬして黙った。

野生のゲーセンにも派閥戦争があるのかよ?

と疑問だがそかしそれよりも答えるより聞くべきとこがあった

 

「ちなみにだがなんで自殺技について知りたがるんですかねえ?」

「興味本位さ。

君のいう自殺技と私の考えている技が同じとは限らないが参考にはなるだろう?」

「あっそじゃ答えるがここらへんに制御のツボっぽいのがあるから

そこ抑えれば止まる。うまく抑えれなかったら頭がおかしくなって死ぬ」

 

おれは両耳の下よりちょい後ろらへんの首回り撫でて答えると

オガタは【むむむ】うなりながら自分の首回りもナデナデしだすなにがむむむだ

 

すると秋雨が「おいおい……仮にも奥義だろう? そんな情報を気軽に赤の他人に教えるものではないよ?」とくるので「馬鹿だな、いまの次の時代はインターネットだぞ? 情報の独占とか意味ないし世界の発展の邪魔」と返すとオガタ素晴らしい考えだすばらしいと褒められたが別にあまりうれしくないな。

 

 

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したらアパチャイさんが「アパ! しぐれ見て見て」とタイマン指さすので俺もつられてみるとケンイチがこの距離からでもわかるくらい露骨にアパチャイさんの構えになっていた

 

戦闘スタイルの動きのムーブがアパチャイさん風に変わるのでタイミングくるってオーディンは盾の受け流しスキルが発動しにくくなってるっぽいがそれでもなんとか読んで反撃にでたところ、待ってたみたいに今度はサカキっぽいスタイルになり「ちぇすと!」叫びにあわせてぶん殴られていた

 

これは例えるならビーマニのメドレー曲やってるようなものでリズムに乗ってると変わり目に急に指とか狂ってbad量産するいままさにオーディンはbadしたというワケこれは上手いゲームメイク

そこからは怒涛の展開でケンイチはタイマン中にもかかわらず露骨にキャラ変更しながら

常駐者のパクリのニセモノとなって必殺技を次々繰り出す

オーディンは必死に対抗するが最後には「甘い!! ~なんか秋雨がほう、流石私のマネ、良いこというと言う。と呟くようなような名台詞~」シャフトに投げてのフィニッシュに飛ばさるとまたしてもバトルフィールゴがチェンジし廃工場トタン屋根に移動

するとここからは見えないがアクシデンツ発生か「龍斗ぉおお!!」と心配のシャウトがケンイチから出るしかし「俺にさわるんじゃねー!」と蹴りに追い返されていた。

 

あっ、と気づきおれが「ヤバイ」とつぶやいたときには時既に時間切れ、

オーディンは予想通りのダークパワーっぽいのが宿ってそうな状態異常が発動した。

そしたらオガタは「やはりな……キミは彼の状態に心当たりがあるんだね?」とくる、

常駐者たちはぶじゅつ的視点で考察吐き出しオカダが悪い師匠だと怒気を放出しているが

おれも怒りを込めて「おまえもし化して止まり方も知らないで使わせてンのか?」と聞くとまたクカカ笑い出したので

オガタはそうとうのキチガイ先生だという事実(リアル話)

 

「さあ! ナイト君教えてくれ! きみのいう自殺技とは何だ! 静動轟一と同じものなのか!?」

「うっせーばか! アレはダークパワーっぽいのが宿ってそうに見えて実は別なモンだよ見た感じ暗黒百烈拳だろ! 暗黒百烈拳使うのはヴァナの中だけにしろ馬鹿!」

 

頭が悪そうな質もんにこっちの口も悪くなるが問いただしのメッセ攻撃はまだつづく「暗黒百烈拳とは!?」「ネ実で聞け!」「ネ実とは!?」「俺は今までお前のような会話が通じない基地外を知らない! あまりにも知識力が結核しているバカは見たことない!」等々と水崖論は聞くだけでまともな議郎が遠ざかるのがわかるほどの断崖絶壁

だれかこの情報クレクレ君を黙らせてください

終焉美

 

 

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なんかもう話にならんな、おれはもう視線を戻して無視することとするとオガタはやっと黙った、ケンイチはさっきせっかく優勢になってたのにまたしても立場逆転でボコボコにされてるっぽいがなんとか耐えていた、

止めたいのはヤマヤマだが相互に武術派閥に属する連中をおれの立場は止められないしケンイチのメンタルを知る者として止める必要もないと思う。

 

あれはタイマン

タイマンは神聖な喧嘩の意味だ。

意識が無くなるかどっちかが負けを認めるまで、誰も止まられないだよ

これは対等な誓いなので守られなければならない

 

たとえ屋根上落下際の画面端でも。

たといこっからではケッチャコがついているように見えても。

ケンイチはダウン中でもドットに動いてて諦めてないし

チャンスは終わってないこれが最後のチャンス!

 

したら「このバカちんがーーっ!」と魂の叫びを込めての不意だまパンチがオーディンにクッティカル(3倍)のカウンターに決まったがそっちじゃない! はよ首相撲狙えはよ! 

 

次が本当のラストのチャンスだぞ!

 

 

 


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