【史上最強の】貧弱一般人が一級の勇者に限界突破するの見かけたんだが【弟子ケンイチ】 作:黄雨
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「どうしてその胸でタートルネック選ぶワケ?」
「んー? おかしいかのー?
でもココの花柄の部分、可愛いでしょ?」
「俺は別に可愛くないと言ってなどいない
他にも色々見るトコあったろという意味」
「そーかのー? 良くわからんの~」
俺はべつにファッションリーダー気取る気ない者だが
流石にそのタートルネック装備はおかしい、
変だと思ったので正直にそういうと
らいちは言い訳がましくワチャワチャくっちゃべり
挙句の果てには首コテンとするばかり
手間暇がかかると思い俺は周りで獲物を見る目でスキ狙っていたハイエナのような店員どもに抜き身の十数万つきだすと「これでコイツをコーディネートしろ9セットでいい」と言ってやった
そしたら生粋のコーディーネターの血が騒いだんだろうな「かしこまりました~」とぬこなで声で返事してから目の色変えてらいちに群がった。
言っておくけど制限時間99分な俺はそのあいだ色々用意買ってきてやるといちおう宣言しておいたケドらいちはというとファッションに通の道のプロに囲まれて返事は「のぉ~~~~~~!?」と悲鳴に近かった
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俺はしがないエリート引率員なんだが
案内するのは東京9区で良い
昨日のヘリ移動から今日未明についたヘリポートつきの偉いホテルで
休憩に寝過ごした昼の話、
スパークことらいちが昨日ヘリで着てたのと
同じ私服に肩掛けカバンで別室から出てきたので
思わずにも何故だと聞いてみるに
私服は一着しか持ってないし
スニーキングスーツっぽいのも現品限りらしい
なんだよそれ(驚愕)
もうダメ見てられない俺は「普通ならびゃあまり昨日と同じ服は着ることはまずない」と言うとガーンとカルチャーショック受けてた
マズイだろ……(常識)
普通は普通らいちが普通なら普通が何か分かるはず
ところがらいちは普通では無い武術家計のヒトだから普通がなにか分からないみたいだった
三年も日本で学校も行かず何してきたんだ?
それは今は重要なことじゃないがとにかく俺が言いたいのは
お前学校行って勉強すろ(切実)
……と大の声にしてシャウトしたくなるのは山々に津々浦々だが
ここで一歩引くのが大人の醍醐味
国際的な視点でみると世の中には事情があるだよ(社会派)
昨日と同じ服着てる時点で話にならないと証明されたな
本当に常識あるやつは普通を口で説明したりはしないからな
口で説明するくらいなら俺は着替えさすだろうな、
すかさず近場の小シャレたアパレルショップに連れていき世話しているというワケ
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俺はクエ受注したからにはやる時はやるタイプ
まずは俺自分も着替えたいのでアパレル青山で店売りのリクルート一式&サングラスにハンドバッグ装備に買いきがえると更にだがゴツいキャリーバッグも奢ってやるつもりでいまの見た目に似合いにくい可愛い系カラーで買ったらランんいングで移動、コンビニでオススメスポット系の地図その他買い、メモ比べでマップにラクガキするとついげきの公衆電話で浪費は更に加速した
「おいィ? お前ら最近調子コイてるらしいなマジでぶっ飛ばしてやるから今晩召集かけとけ」「お前ら自分の立場はわかってないべ? 調子に乗るなよぜいいん頭かちわってやるから死にたくなかったら今夜は本拠地で群れておくべき」「お前らのような雑魚がコンビニ駐車場でたむろってンの目障りなんだわ。今晩潰したるは……」「雑魚は大人しくしてろ。文句あるならタイマンが決着だべ? 今夜まとめてかかってこいよ集合しとけ」「バカみたいにオヤジ狩り続けるバカどもがいると闇系の情報筋から通報あった。今夜から背中に気をつけて歩くことを勧める集会しておけば背後は取られないかも」
等々とオガタにもらったメモの上から1ページ目から目についた雑魚チームっぽいのに次から次へとイタ電した結果に繋がった相手へ宣戦布告(正義)
するとテレホンの向こうではなんか粋がってたが聞こえない。なにか言ったの?
俺へのシャウトは完全にシャッタアウトされていた(切断)
ま初日は5チームでいいでしょう十円玉もタダじゃない
不良チームの主なポップ位置までもがメモメモされていたので俺はルート的に最後のチーム潰せるだろう近くにありそうなホテルにケータイでカカッっとチャックインするとまずは一段落
この程度で疲れたりしてないが一旦十秒チャージ回復させてもらう
精力的に働いてると道中では一般人からヤクザを見る目で視線攻撃がくるのだがグラサン外しかけながらもメンチ切って返すとぜいいんが簡単に視線を外した
東京モンはビビりばっかだべ?
これで勝手に怯えてる奴らの気は逸れたと思うので
俺の仕事の邪魔はしないふぇ下さい(約束)
そしたらなんか、俺から目をそらさないでいる私服警官だろうの人がまっすぐ睨み返してきたのでその時だけは俺から視線を外した
国家戦力の魔の手がのぶてきて俺の家の住所バレたら困る
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その後タイムアップ前に服屋に戻ると店員どもは俺の着替え装備に驚いていたがやはりプロだな、さほどあまり気にした様子もみせず定番の「どっちが良い?」系のオススメ攻勢してきた
まあ分かってた(予知夢)
「今年のカラーハ~」「こちらが流行りでしデ~」「残りは現品一点限りなのデ~」ごちゃごちゃうるせぇな。
粘着かおまえら
どうせなに言ってもデモデモダッテ騒いで後出しオススメ続けるつもりだろ?
お前らの手口はお見通しなんだよ
予想の時点で既に絡みがウザイので追加料金払って
さっさとぜんぶ買い込む荒業にMP消費大きいのだがアパレル店員にはかなり効く
タイム・ビズ・マネーという名セリフを知らないのかよ
これは時短系ジョブは金になると言う意味
率直に言えば赤は強すぎ・傲慢の塊なので
大幅な弱体をした後に自省大会開催希望
とにかく赤はムカツクもかし話だが
ファランクスでナイト以上の盾になったなどとぬかした糞赤
傲慢が目に見えて目に余るし行動ログも酷い(大きな勘違い)
白の仕事も奪うし傲慢な態度を取り続けてた赤に
俺はいまだにご立腹している(憤慨)
おっととリアルから話題が逸れてしまったいつの間にやら白ワンピ装備に確定してたらいちはどこか疲れたふいんきで申し訳ないか鬼なってたが「男ならこれくらいチョロいこと」というとパーにグーあててお辞儀しだした
俺は服入り紙バッグぶら下げるとか、ダサい荷物もち行為したくないので満足表情の店員どもに今買ったばかりの服ををキャリーバッグに詰め替え要求するとヤツら営業スマイルで動いた、ホント現金なやつらだよな(リアル主義)
そのスキに俺はらいちにコンビニで買っといた午後ティー渡し更に、マップ本開いて見せ「いま俺らココだからこう~道程の説明~」とペン書き追記した解説いれるとふんふん頷いてた
オガタのメモが優秀なのでちょっと僅かに休憩してからのタイマンスポット巡りの解説もスムーズに行きキャリーバッグが邪魔なのだが軽く余裕の案内消化
そうこうしてるうちに日が沈む夜時間になるので
俺は牛丼の真の味が分かる者には分かる
全国区で有名な牛丼屋に入っていった
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牛丼屋入るととたんにピリピリした視線がチラ見と突き刺さる。
明らかに殺伐とした眼差しに、らいちがスパークのスイッチ入ったみたいに目ぇ細くした
「ここは……なんだ?」
「見ての通り牛丼屋。
飯食ったら雑魚狩りな」
俺らは並んでU字型のカウンター席に座ると向かいに座ってた奴が今にも喧嘩を挑んできそうな目で睨んできた
女子供は、すっこんでろ。と言わんばかりにメンチ切ってくるが
手は箸使ってるし口には牛丼なのでビビることはまずなかったな
多分だが彼は牛丼の真の味がわかる者なのでしょう
刺すか刺されるか、そんなふいんきが武術タイプの本能にくるんだろうな、らいちは周囲に油断せずメニュー見つめるのだが視線はどれがいいんだか道に迷ってるみたいだった
冷や水渡しにきた熟練っぽいバイトに注文あとまわしにしてもらって俺は助言してやる
「牛丼はキッチンバイトによって全然食感違い、
人によってアタリハズレがかなり激しいメシ
そして盛り量もたくさんあるからどれを選ぶか迷う気持ちは分かる
そういう時まわりの盛ってる者を優先して観察すると良い」
「なるほど、な。
試してみよう」
スパークの見切りの瞳がケンに回りぐるりと店内を巡る
そしたらちょうど次の客が入ってきたみたいで
「大盛りねぎだく、ギョク」
と冷や水出しにきた店員にメニュー見ずに得意げな顔してそばやく注文していた。
すかさず彼女はメニュー睨み付けるのだが
「ねぎだく、ギョク、一体どれなんだ……」
「どれでもない熟練者用の裏メニューだべな。
ねぎだくってのはネギ多めに入ってる。そん代わり肉が少なめ。
ここでいうギョクはサイドにある玉子の意味
しかしこれ組み合わせて頼むと
次から店員にマークされる危険も伴う諸刃の刀なので
素人にはオススメできない」
すると新入客と俺は目が合った
まあお前らド素人は、牛鮭定食でも食ってなさい。と言わんばかりの上から目線に俺は初心者とは違うぞ? と睨み返してやると視線バトル開幕なのだがそこでスパークが決まったと言うので打ち切りにして店員呼びだした
「……私はこの、牛丼特盛りで」
「ほう。それも選択肢の一つだな
俺は並盛り二杯、つゆぬき。けんちん汁」
ガタッと何人かが何でツユを抜く……と反応してたが周回遅れだべな
これが最新の北海道流だが?
つゆぬき
つゆがないことにより牛汁の米浸透率は下がるが
肉の旨味をストレートに味わえる隠し技
熟練者はその手があったか! とざわざわしだしたので俺は眼力をこめて『うるさい、気が散る。一瞬の油断が命取り』と目線に伝達すると熟練者は牛丼持ちかっこむ形で黙った
つゆぬき&けんちん汁のセットは最強だと思った(リアル話)
ねぎだく派には味わ無いのが残念
勝ったなトイレ行くってくる。
俺は勝利の笑みを浮かべるとさっそうとトイレに移動した
ちなみに東京のつゆぬき流行はだいぶ後にきたらしい
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その後剣呑とした牛丼メシは錠剤戦場の心構えなのだが
何も全く何も会話がないということはなく
一息の休憩タイムなのは確かなので
スパークから今回マネジメントの礼とか言われた
「……今日は色々と、その、世話になったな。
金銭的にも助かる」
「それほどでもない
しつこいからこのやりとりもう終了
繰り返しになるけど男ならこれくらいチョロいこと
俺は別にオシャレ装備しろとは言わないし興味もないが
着替えくらいちゃんとしろということが言いたかった」
「そうか……気をつけることにする」
「分かればいい」
俺にはここで更に追い討ちの追加攻撃で事情のインタビューとかもするつもりなら出来たかも知らないがそれは無礼にそうとうする行為なのでしなかった相手が聞いてほしそうにしてないのに聞くのは無礼者だろ
その後スパークは「東京には土が見当たらない」「コンクリートばかり」だとか、自然系の雑談話になっていったそのうち殺伐の気配も気にならなくなったのかスパークかららいちになっていった
「そいえば東京でも植物園あるみたいだぞ?」
「植物園!?」
「ホラこのページ見てみろ温室だからねんがら年中咲き誇ってるってよ」
「すごいのー、行ってみたいのー」
「俺が思うに行ったらいいと思うぞ?
近くにスポットもあるらしい(タイマン)」
「そーなの? にひっ♪
あっ何箇所もあるみたいだのー!」
らいちが嬉しそうにペラペラマップ冊子めくりだす様子にソロ飯メンどもは明らかに殺気だった
お前らは知らないのかもしれないけど仕事の付き合いなので
想像の仲でしてるようなことは何もないから
疑惑は終了以下レスひ不要です
この後の時間はリアルアーケードモードだしな嫉妬しても無駄
店員から「お待たせしました」と出てきた牛丼カカッっと掻き込んだら
美味い美味すぐる味は牛肉ストレートのストロングスタイル
足りない汁気がけんちん汁にシナジーあり
牛肉くどいとき飲んだら旨みが染み入るので相乗効果高い
これは他の組み合わせにはない独自の味わいだろうな
推定常連メンはくやしそうな顔してたが
足すのではなく引くという発想に至らなかったお前らの負け
多分関東牛丼会では殿堂入りになるかも
触発されてこいつらも明日から試しはじめるのかもな
こうしてエネルギー補充されたので夜戦の備えは十分なのだが
らいちがスプーン使ってたのが気になるのはわかるがそれは仕方ないことなんじゃないのかよ
いい加減うざいと思ったんでまた睨み返させてもらうが
ちょっとしつこすぎるよおまえら
200円やるから今すぐやめろ
常連だろう者はそこまでいやならしかたないと
しかたなくヒト睨み終わらせてくれたという視線の鍔迫り合い話
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飯後に公衆トイレでスパーク装備に着替えたスパークの
不良チームへの抗争描写はぜんぶ省略させてもらうが
何故かというとあまりにも楽勝すぎて何も言うことがないから
ピンチになったら参戦しようかと一旦距離を取り隠れ見てたが
必要性は全くかけらもないという意見
その後何日かかけて山手線とか、地下交通等等と複雑なマップも道すがら解説らいちは地頭が良く理解も速いので「もう大丈夫だな」と終了宣言すると「うん! 横浜までの乗り継ぎもバッチリだのっ!」と今後の予定らしいこと漏洩しつつ頷いた
ホテルの予約とか不良の呼び出しとか
俺が教えないまでもやけに手馴れた様子でやれてたのは
数日マネジャーの立場で働いてた側からするとビビッてないが
やはりというか社会の闇は身近にも実在するんだなー
とあらたまて思わされた
実は俺も彼女の来日ねらいの最終目標らしい
史上最強の弟子という存在に会ってみたいのだが
俺には通う学校というものがあるし(こんなに嬉しいことはない事が最近わかった)
最後まで面倒見に付き合ってたら身が持たない
一般的に言えば常識だが高校には留年制度というものがあるだよ
必要最低限の施しは十分だろ?
一足はやく帰らせてもらう
ま、せっかく仕事で東京きたんだし
帰りの前に午前中から野生のゲーセンハクザンリョ行ってタイマンしにいくかー
……やばいナ雑魚ラッシュ見学ばかりでかなり小食ぎみなのもあるけど
東京の牛丼裏メニュー食ってから脳裏によぎってたことだが
何の気の迷いだか俺は野生のゲーセンの裏メニューに挑みたい欲にかられていた