【史上最強の】貧弱一般人が一級の勇者に限界突破するの見かけたんだが【弟子ケンイチ】   作:黄雨

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29.なんだただのタイマンか

 

 

 

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俺はガッコにバイトにゲームに各種手続きと多忙の清秋ンだが

今日の地元ゲームセンターで壮行会やって結論がでた

最強ソルなら完勝できる実力は持ってるつもり、ってトコから完勝できる。ってコト明瞭に明白にしてやった

 

やはり聖ソルもいいがやはり通常ソルもいいよな……グランドバイパーはたしかに隙が少なく最高出力の荒技だがAC以前みたいにボルカニック付いてないので魅力半減してるところが空中パンチのファイヤーパンチが聖ソルにない魅力だぜ

 

ファイヤーは火っていう意味で炎の火の技だ

これは殴られると燃えるから死ぬ

ファイヤーパンチはたいてい弱い強さなのだがクリーンヒットという判定さすとぐんぐん威力跳ね上がるロマンの拳だよなー

偶然にも俺の必殺技に炎のファイヤーキックってやつがあるんだが

いつかソルにもファイヤーキック実装されたらいい(要望)

 

こっちがさきに炎のサイドワインダー練習するのも手なんだが

それは俺の中ではWSだから狩が間隔の長い弓で散財しながらやってるんだから

攻撃力が強かった過去が修正の木の矢になってしまい今ではただのつまようじ

サイスラは弱くなってないのだが環境が狩人が遠隔とWS以外思い出したくもないと言ってるのと同義だと思いませんか?

 

リアル導入するには縁起が悪くヘタに名前借りるのも躊躇う

空中パンチは必殺のバンディットレボルバーの炎をたったきつける荒技で良い

重複美

 

 

 

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手続き準備完了……

あやうくオガタの罠で横浜の光陵高校にまで希望いってしまうところだったんだが罠にはかからなかったので受験検討する前で良かったちゃんと自分で調べて転居先に一番学力近いところに狙いを定めたぞ?

 

1りでできる準備はここまで。

み青年のおおごとにはだいたい保護者の同意が必要だと言う事実

日本は放置国家だべな

当然だべ

 

俺は比較的放任主義者に育ったんだが大体の計画も手続きの書類も決まったので正式採用のためにも書類一式は家庭裁判に使わせてもらうこととなった

資料はクリアファイルのレターシールドにまとめバイクはゼータ2に乗り、田舎の実家に帰ってoyaに言った用意周到にコレコレ計画あるからもはや東京に行きたいというと予想通りtitioyaのoyaziとびゃくねつの議論になったが2~3スレのもおよぶ転校裁判の口頭議論から選抜したのがコレ↓

 

「お前は頭が悪すぎるな詐欺に騙される前に頭を磨け

 都会の学校いかしてるのは遊ばせるためじゃねーんだぞ?」

「はァ? 詐欺じゃねーし適当こくな

 あんま舐めてっとVIPになって見返してやることになるが?」

「てゆーか香坂時雨ってだれだよ東京アイドル化?

 どこの馬ともしらんヘッドハントに一番息子を取らせる理由が無い」

「勝手にアイドルと決め付けるなよ

 いつ俺がそうだと紹介したんだ?

 一度もしぐれをアイドルだと認めてる奴はいない」

 

~略~

 

「馬鹿を相手にすると疲れる(加齢)

 そうやって詐欺に騙された馬鹿が都会のホストクラブにたむろしてる話は良く聞く」

「ステレオ脳はダメだな

 何故ならびゃ真実はいつもテレビ雑誌と思ってしまう

 はっきりいってoyaziは情報に躍らされてる可哀想な一般人」

「自分は騙されないと思ってる浅はかさは愚かしい

 そういう奴が騙されることは稀によくあるらしいぞ俺じゃない

 手遅れになるのではままるな!」

 

~略~

 

「低脳はお前しぐれは秋雨にも実力認められるほどの人材だから詐欺縄家が無い

 岬越寺秋雨という名達人を知らないのかよ」

「はあ? 岬越寺先生ったら職人界の雲上人でしょう?

 このケンカ三昧のほらふきやろう!

 騙るなよその名をロクに熊野木彫りも彫れないやつが

 岬越寺センセ所縁ンの者にスカウトされるわけがないでしょう?

 あんまほらふってっと前歯へし折るぞぼけが!」

「俺は鋼鉄の心なので気楽な挑発に乗るつもりはないが

 もし化して秋雨知ってるのか?

 なんなら電話コールしてやろうか?

 迷惑だから多用する気はないがな」

「嘘じゃないならやってみろよ

 どうせできないだろうけど

 岬越寺先生の連絡先は神秘のベールに包まれているし」

「そのカーテンが開かれるときがきたようだな?

 ……連絡先探してるからもうちょい待て」

 

ーーーーーリアル電話コールーーーー

 

「オレ! オレ! オレよ!」

「アパチャイさんやめてくださいまし……はいお電話代わりました風林寺ですわ~」

「おいィ? みうか? 今のはアパチャイさんか?」

「ええ、ちょっとテレビに影響されまして……」

「まあいいが急で悪いんだがその辺に秋雨いる?

 いつもいるから今日もいると思うんだが

 もし居たらちょっと電話かわって欲しい(切実)」

「あら珍しいですわね。少々お待ちくださいですわ」

「できるだけ引き伸ばすよ!」

 

ーーーーーリアル電話会談ーーーー

 

~略~

 

ーーーーーリアル電話終了ーーーー

 

「…………やるじゃねえか

 どうせ詐欺被害か一人で自演でしょうと疑ってたのは謝る(謝罪)

 はっきりいってもう負けをみとめてる

 一足早く言うべきだったな自慢の息子だよ?」

「おいィ? こっちは議論上等なんだが電話一本で降参かよ」

「もういいでしょう過ぎたことは

 お前の空しみにのしかかった水崖論は聞くだけでまともな議郎が遠ざかる

 いまは岬越寺先生の技術持ち帰ってくることだけ考えておくべき

 これは対等な誓いなので守られなければならない」

「何か勘違いをしてるかもしれないが

 しぐれはoyaziが思考している地位でも権力でも違うんだが?」

「バカだな

 名前を言ったら真の師匠が誰だかバレてしまう

 そういうことでしょう?

 あの人の人気は嫉妬の粘着がすごいからな……

 クレクレ要求がウザすぎてあまり芸術家として働けないらしい

 いまはお隠れになってるようだが相当の苦汗の選択だったろうよ

 さいしょお前が名前隠してたのは正しい、お前は中々わかっているな」

「馬鹿か? そういうoyaziはわかってないな

 俺のログには『芸術は金儲けの道具ではない』と言っているログがあるから

 秋雨の各種スキルのシュミだし芸術で働いてないぞ?

 自慢するのが好きじゃなくて謙虚な性格だからそう答えてるとおもう」

「すばらしい台詞だすばらしい(神格化)

 俺も非売品級に傑作作ろうと頑張ってるが中々大変だぜ」

「大黒柱赤くしないでくださいますか?(家計)

 いっそ清清しいお手返しに寒気すらする始末」

「みなまで言うな! 負けをみとめてるといっているナイト!

 本人に迷惑だから隠していたところに気付かなかった不手際は認める(謙虚)

 お前のように今では一般でもかんたんに購入されてしまうおみやげ装備に価値はないが

 プライスラスはお金にならないからとんでもない勝ちになるだよ」

「おまえそれでいいのか?」

「いい(即答)」

「じゃ書類に判子くれ」

「どこ?」

「ここ」

「おう(押印)」

 

最終的には何故か秋雨の名前が有効で

本来の真実とちっとも違うんだが

家庭裁判に勝ちそうだったから訂正しなかった

 

誤解は解かないほうが世の中よく見えると思った(リアル話)

 

知らなかったことだが北海道にもその名をとどろかせるとはやはり秋雨はやはり天才か

いまならまだ間に合うから北海道札幌雪祭りに誘ってくれと言われたがそれは本人に言ってくださいよ?

 

「そいえば向こうで貰うつもりの書類って判子シャチハタでいいのかよ」

「いいわけねーだろボケ

 ここに見本あるんだから印鑑くらい自作しろ

 それでも儂の息子か」

「しゃーねーな」

 

論破して勝利したので裏手の工房にも正正堂堂侵入し、いつも木刀とかで勝手に使ってる端材のカスじゃない完全加工済み素材からつかっていいやつ使わせてもらい、彫刻刀でカカッっと印鑑自作すると「ボチボチだな」と最低限合格点もらったのでそっちは東京もっていくこととなった

 

 

 

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学校にも正式に転校話してあとは冬休みを待つばかり

俺これから年末年始に急用が出来たから都会の闇に消えますが

終業式前にしたお別れ会ぶっぱには驚かされた

見事なサプライズだと感心するがどこもおかしくはない

 

どうせ転校したら赤の他人なんだからどうでもいいだろうに

期末テストとかのうっふんが溜まってたんだろな、みんなかなりはっちゃけてた

どっちが涙目なんだか一目瞭然だが?

もちろん俺は泣いてないし

泣いてねーよ適当こくな

全然余裕で勝ち誇って笑ってるんだが

おまえらこそもう絶体絶命(涙腺)

 

 

 

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「まだやってる?」

「いらっしゃいませー」

 

俺はここでのバイトの終わりに近い者だがまだやってたところ

珍しいことに普通っぽい新顔のサラリーマンが入店してきた

おひとりさまなのでカウンター席に勧めるのだが断ってきたそれがメガネリーマンこの時点で心証さいあくなんだが仕事は仕事と割り切りすかさずお通しだすのだが目がめny-うだったので下がる

 

するとそいつは携帯がなって奥さんと通話しだした

さては1りで呑みにきたな? とあたりをつけるとどうやらその通りみたいで贅沢たこわさと熱燗のセットで注文してきた

 

「ところで……」

「hai?」

「ここには緒方一神斎という者が定期的に訪れると聞いたのだけれど」

「確かに来ますね

 ここ一、二ヶ月くらいだったかな……

 今日はまだ来てないけどそのうち来るのかも

 お仕事の相手ですか?」

「まあ、そんなようなものさ……」

 

聞くだけ聞いて礼も無しかよこっちが礼儀正しい大人の対応してればっておいィ?

いまオーラ変わったか?

メガネくいっと上げてる全身からかもし出すエネルギー量がオーラとして見えそうになってる

店長にオーダー通したらこっちのオーラもなんか変

 

「oi紀伊店のか? 贅沢たこわさと熱燗だってよ」

「ああ熱燗ね、熱燗熱燗」

 

なんか変な空気になったのでほかの客も殺気だってきてる

メガネリーマンのやつ五分毎に奥さんから電話かかってきてるんだから帰ってやればいいのに居座るしよー空気が悪いんだよなー負の中心にメガネがいるんだが周りに目で牽制してる

 

 

 

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説明が足りてなかったみたいだが

情報(ソース)を増やす行為は居酒屋では普通のこと

だからか稀にだがよく諍いもおこるし

仲裁業の用心棒も捗るのだが

そのメガネの情報の増やしかたはなんかマナー違反みたいでほかの常連もぞろぞろやってきてうしろでみてくるようになった

 

俺が「何か気になることでもありますか?」とそれなりに常連の1りに礼儀正しく聞くと「だってありゃあ、なあ?」「死合いしにきてんじゃねーよ……」とやはりローカルルールだったか、試合の希望はダメなんだと。

忘れてないがうっかり漏洩して悪いことした気分になったのでしかたなく俺はメガネに「それ終わったら帰ったほうがいいですよ?」って後ろからやさしく忠告してやったらすごい形相で「なにか問題でも?」と言ってきた

 

ビビッたつもりはないがカウンターから店長が「ウチではそういうのやってないから」といったら結局そいつは店内のふいんき悪くするだけ悪くして贅沢たこわさ食ったのに熱燗は呑まずに金払って帰ったという話です

 

 

 

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なんにちかして二学期終業式の日

とくに普通だったし感慨もなかったんだが

俺にとってのガッコはぶっぱお別れ会がピークだったんだろうなー

他のイベントはもっと早く自分から終わらせにかかったし

 

明日は宅急便召喚かとのんびり考え歩いてると帰りの路地で喧嘩のオーラふきだまりまくっていた

 

気分じゃないし関係ないからそのまま通りすがろうとしたところ「あー! ブロント!」と来たのでなんだよ誰だよと思ったらリミと車椅子男の姿

 

「では二人とも!

 これからかる~く緒方流の実戦を見せる!

 よく見て参考にするように!」

 

という声に聞き覚えがあるかと思ったら喧嘩者の1りはオガタだったし相手はこないだのメガネだった

なんだただのタイマンか

気分じゃなかったが2りの実力は気になるところ

俺は野次馬根性で見学してくことにした

 

 

 






のんきに続いたオリ主のオリ展開から一変、ここで脳内再生BGMを『STILL IN THE DARK』にして次回に続く
曲名の意訳は「より深い闇へ」


 

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