【史上最強の】貧弱一般人が一級の勇者に限界突破するの見かけたんだが【弟子ケンイチ】   作:黄雨

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32.YOMIの武器組幹部は匿名希望集団

 

 

 

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おれは野球選手じゃないが

ちょっと僅かに思いついたことあって

スポーツ用品店に行っていた

 

狙いはちっちゃいバットケースなのだが

それでも大きいくらいだが中にツメモノすれば

グラディウスもちょうど収まる手はず

デカすぎるヤツだとぶかぶかで邪魔だしね

 

もらったリアル片手剣はさきっちょになるほど鋭い系で

標準バットの太くなってくタイプと逆だが

実はグラディウスの幅広もバットくらいはあるから

ちょうど収まりが良いというワケ

 

さすがにアレむき出しに持ち歩いて銃刀法違反で捕まりたくはない(苦笑)

前回は置いて帰ったが持ち歩いて欲しそうに言っていた

5メートル以内とかだが武器ガチ勢はそこまでやるという

持ち歩いてるか持ち歩いてないかが一流か雑魚かの分かれ目

 

おれは雑魚じゃないが準備の意識が足りなかったのは事実

いまの悩みはデザインだがダサくて恥かしくないのが良い

 

 

 

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買い物に痛くも痒くもない出費したころには昼飯時

俺は夜勤には明らかに早いがニューバイト先に行くことにした

 

新しいバイト先は一見さんには子じゃれた喫茶店

見た感じ上品空気だが昼と夜と一階二階で表情違うらしい

 

既に挨拶済みだがマスターは寡黙のダンディズム黒人でかなり強そうだ、初日あいさつでお試しクエを軽く片付けたら「次も期待している……」とイブシ銀ボイスで言われたが前の店長よりキャラは立ってなさそうだったな……

 

俺は今後は二階のウェイター業務にたまにだがヘルプの仕事になるらしい

 

つまり昼の一階連中には関わりにくい気にせず入店

からんからんの呼びりんに現れたウェイトレスに案内されオシャレフォントのメニュー届けられる

ライトな洋食メイン張ってるように見えて実はデザートも優秀なので俺は先行にナポリタン食後についげきのショートケーキの組み合わせ@飲みものはブルーマウンテンにさせてもらう

 

ナポりたンはかなりの喫茶店に定番メニュー

この味1つで喫茶店レベルをも推察可能

 

ちゅうもくすべきはスパゲティ単体ではもちろんなく各種やさいその他とコンフュージョンさしたときの連携の味で高レベルになればなるほど完成度高い

 

まずは先行に主張のケチャッポから口内連携トス始まるのだが

唾液の溶解、歯が切断、舌が振動、

つぎつぎとくる味わいに味覚硬化にきいてくるにより

分解発生し味わいの核熱クラスになるのは簡単じゃない

レベル3光連携から更なる真の味わいに気付けるほどなのは

希少な美味の証拠

 

やはりここのナポリは上質だな……素材にこだわる料理人のこだわり味といったところかな

 

完 全 完 食 するとウェイトレス再召喚して

いっぷくのブルーマウンテンを出してもらおうかというところで

狙ってたかのように食後タイムか聞きにくる

店そのものが高度に熟練した証拠

 

ブルーマウンテンの注目するところはやはり匂い

出てしぐかおりを味わうことで「ほう」と声が露呈

パクリのニセモノじゃない真のブリューマウンテンはまず匂いが別格

 

堪能してると食後なのでショートケーキもやってくる

真の美食は目で満たすという名セリフあるくらいだから

1きれのショートケーキの見た感じで美味さわかるが

ここのケーキは至高の一文字

 

ブルーマウンテンのコーヒーで口とかデザートタイプに切り替えるとショートケーキに挑むのだが下品の甘さではない上品の甘さが口に広がる上下関係1味で分かるんだよなー圧倒的に流石って感じ

厳選イチゴも生半可な店舗では真似できない最高級品でしょう

そこに更に事前に用意してた黄金の鉄の固まりでできたバランスが取れているブルーマウンテン追加投入することで味わいはレベル3闇連携に到達!

 

一食でレベル3光闇連携ダブルで味わえる素晴らしい店だすばらしい

ラストに天然水でべろにクリアーかけるとぜいたくのメモリーに永久保存されちぇしまう

味に見合う高級店だが味わう価値は値段相応だぞ?

 

よく良い素材使えば美味いのは当たり前っていうけどそういう奴に限ってヘタだよな

ぜいいんがそうというわけではないし並素材で並以上にする腕に誇りがある料理人も当然が

おれがいいたいのはそういうことではなく

たんじゅんにホントに美味にこだわって作る人は当然素材にもこだわるしそこに美食職人のテクニックくわあるんだから相乗効果で更なる味の向上はある意味当然で美食廃人の目指すべき姿

なにが言いたいかというとしぐれが鍛冶スキルの目標もそういう至高ということが言いたかった

美食美

 

 

 

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食後にバットケースおいてこよう帰り道

そこらの不良とは別格の2りとすれちがったのだが

どのへんが別格かというと恐らくだが武器装備だから

オーラが武器に見えそうになってる俺もマジメに武器使いはじめたんだがオーラでわかるんだよなー

 

闇系の仕事人かとおもい振り向いて視線属性に追ってると

たぶんタメぐらいのヤツに目が合ったと思ったらニヤリ笑いされ

さっきまで俺がいた店に入っていった

 

俺は軽い挑発に乗るほど俺はばかじゃないから全くきかないが

つぎあったらとりあえずボコボコにしてやろうと思った(正義)

 

 

 

XX

「へー。アレが無手組から武器組に転向する人なんだ」

「ぐうぜーん」

「転向なんて珍しいわよね」

「ボクらの小太刀術と同じように入身の近接術に長けた流派なんじゃない?

 シラット、あたりかな?」

「どうかしら?

 徒手空拳と武器術が入り混じる流派(ジュルス)はあるらしいけれど、うーん……」

「ま、一目見た限りじゃ、剣士としては二流だな」

「私も同じ見立てよ」

 

等等好き勝手ナマイキいってるのはYOMIの武器組のリーダー格2り。

伊藤雹護(いとうひょうご)狭山結(さやまゆい)って小太刀使い。

 

2りは発足騎士が飯食ってたバイト先の二階個室に入ると

中にはYOMIの武器組のトップクラス幹部が集まっていた

もちろん偶然じゃなくYOMIの無手組を出し抜こうとしている連中

 

「お待たせ。じゃ、ブリーフィングを始めようか」

 

室内はぜいいんがネームド張れるクラスのエネミーのハズなのだが

残念がリアルネームは神秘のベールに包まれてそのカーテンは開かないみたいだった(匿名)

 

結は用意のホールケーキに目が光ってもじもじしだしたまったく仕切る気ない様子にフランク笑いの雹護が仕切る

 

「まずは状況を整理しよう。

 闇の武器組と無手組と相互不可侵。

 我々は互いを滅ぼしかねない諸刃の剣であり、切っても切れない関係でもある。

 もしも闇を二分して争えばウロボロスのように自滅してしまうからね。

 ……っていうのは建前で、利害が反すれば我々は割とよく争う。

 無手組同士だろうと、武器組同士だろうと」

「だな。

 その手のいさかいは珍しくも無い。

 もっとも……その無慈悲なる研鑽の果てに武の深淵があるのだろうが」

「だねー。で、活人剣、もとい活人拳の史上最強の弟子についてだけど……

 武器を使わないことからYOMIの無手組が決闘で仕留める案件だって話が八煌断罪刃と一影九拳の間で交わされたらしい。

 ここまではオーケー?」

「憩う我らの傍らにあるはタムタムの樹。

 物想いに耽りて足を休めぬ」

 

エクス急所なソード使いの名無しさんの言葉に雹護は「アンタの師匠語やめてくれる? わかんないからさ」とか言ったら「ブリーフィングでは意識して共通認識に齟齬が無いか確かめるべきだがランチタイムに任務の話をされては気が滅入る」という返事

 

「あ、そ。終わったらゆっくりしてくれ。ボクは止めないよ」

「ならば手短に済ませてくれ」

 

すると極級の紅茶たしなむ>>エクスキューショナーソード使いの名無し

師匠のヒトと違って割と普通にも喋れるみたいだった

 

まっぴるまから一般に近い店で話す内容ではないのだが店の2階は闇系の仕事人の待合室に近いところで更に価値高い飯もエレベーターで送られるので貧弱一般人が入ってくることはまずなかったな

 

「っと、脱線脱線。

 取り決めの上っ面だけ捉えればボクらに出番はないが……与えられた任務は日本の地でそれぞれ別件の依頼を手分けし、偶然にも史上最強の弟子と対峙してやむなく交戦、その首級を挙げる事」

「何故我らがそのように回りくどく史上最強の弟子の首を狙う必要があるのだ?」

「無手組の誰かに世界最強の流派って簡単に名乗られたら悔しいじゃないですか(笑)」

「…………」

「ウソウソ、冗談だよ。

 ジョーク! イッツアジョーク!」

「ナンセンスだ。つまらん冗談はよせ日本人」

「そりゃ悪かった。話を戻そう。

 ボクらは無手組の連中に不手際があったときの保険さ。

 どうも連中は誇りだの名誉だの、気位ばかり高いらしくてね。

 ウソかホントか知らないが、時には任務よりプライドを優先することもあるとか。

 そんなこだわりで史上最強の弟子に生き延びられては闇の恥だ」

「となると――」

「無手組のやりかたに口を挟まないが……ボクらはボクらで間隙を突く形になる。

 仮にYOMIの無手組を破れど、間断なく攻め立てれば、史上最強の弟子は疲弊しきるが道理」

「兵法ね。

 戦力の逐一投入は愚策とも言うけれど、私の武器は暗殺向きよ。

 別に頭を射抜いちゃ(ヘッドショット)ってもいいんでしょ?」

 

コンポジットボウ使いの名無しさんの意見に「良いんじゃない?」と結が一言だがその目は彼女の前にあるレアチーズケーキにターゲッティングしてた

なんかとくべつの修行とかでターゲットの目してるのは相手なんだがな「……これホント美味し」とこれ見よがしにレアチーズケーキもきゅもきゅされると結はもじもじしだした

 

なんでおやつしながら会議というと関東のほんかくてきな闇系の拠点は無手組がだいたい抑えてるから武器組のYOMIメンは現場メン用に近いところに集まってるというワケ

 

「みんなあんまり緊張感ないなー。

 任務と修行に支障がなきゃあ何でもいいと思うけどね」

 

という雹護は引き締めにヘラヘラ笑いじゃない殺人剣のか鬼なった

 

「過程や方法は問わない。

 武器組、無手組、どちらのYOMIの幹部の手にかかろうと、

 闇が史上最強の弟子を仕留めれば活人に勝るは殺人と世に広く証明される。

 これは遊びじゃない。戦争だ。各位、腕を奮うように」

「…………」

「ブリーフィングはおしまい!

 じゃ、皆は予定に合わせてゆっくりしていってくれ。行くぞ結」

「ちょっと待って雹護。私もアレ食べたい」

「先生が怒るぞ」

「行くわよ雹護、何をボサッとしてるの。先生を待たせてはいけないわ」

 

その後リーダー格2りはさっそうと出てったが残りの武器組メンも別々にクエスト時間になったり師匠のところ行ったりと解散に分散していった

 

 

 

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何日かしてると年が明けられた

俺はメールであけおめしまくり更に年賀場でもおめでたいので

手配の抜かりは全く無かったな、たおくさんの見事なカウンターくるのだが

だいたい対応済みなので問題なかった

 

紋付袴&バットケースは組み合わせ的にノーでナッシングなので

背負いじゃなく手提げにもって昼過ぎから年初めの挑戦に行くと

新年のふいんきじゃまったくなく平常運転なのが野生のゲーセンであった

 

「明けましておめでとうございますですわ。

 ……本格的ですごいですわね」 

「それほどでもない。

 今日はめでたい新年に挑戦しに来たケド

 新えnんに来るのはじめてなんだが

 実は三が日ってやってなかったりするのかよ?」

「そんなことありませんわよ?」

 

出てきたみうと会話に中に案内されたら俺はすかさずグラディウス出しておびに差させてもらうマンションで鏡で確認してたがやはりカッコ良いな

俺は侍ではないが紋付袴に鞘装備は平成の現代浪漫

見事な装備だと関心はするがどこもおかしくはない

 

自慢じゃないが写メとって、とやろうと思ったら剣星が珍しく俺をとってきたのは謎だったカメラはポラロイドの即現像だが「」ポーズ取っていいか聞くと「もちろんね」という返事に腕組みポーズすると何枚も撮らわれた

この記念品は早くもお財布INですね

 

さて年初めはやはりというか世界的に不良の憧れサカキに挑むべき

せっかくの武器装備なのでブロットン剣術と書かせてもらうつもりの前に聞いたがサカキは「良いぜ、かかってきな!」という乗り気。遠慮なくいかせてもらう

 

道場エリアにいつもの常駐者に足してアパチャイさんとのトレーニングモード中断ケンイチにも囲まれると俺はみんなにあけおめ挨拶におひさし挨拶だがサカキは言った

 

「空手ってのはよぉ、

 元々日本刀持った武士と素手でやりあうために開発された武術さ。

 つまりあんくらいの武器持った連中ってのはむしろおあつらえ向きの相手ってわけよ。

 ケンイチ! よく見てな! 今から対武器の空手を見せる!」

「は、はい!」

 

喋ってる間にしゃきん抜剣すると

グラディウスが牙剥いた刃引きの斬属性潰し済み。

前に研いだ次に伐採修行後また潰しにかかったのだが

実は刃引きに潰すにも上等テクが必要という新事実

 

つぶれた剣は意味無い無駄かと言うとそんなことは全く無く

叩き潰す属性はソルマネにむしろ良く合っているし

俺も遠慮する必要がないので安心して全力が出せる

 

「ブロットン剣術の発足騎士! 口火を切り開かせてもらう!」

「へっ! 出来るかどうか、確かめてみな!」

 

 

 

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サカキは後手必殺の構えに昔から取り決めだったのとは別にオーラで狙いが見えそうになってる、分かってても対応しきれないのが悔しいとこだが俺は剣を逆手持ちにし前ダッシュすると意識配分がグラディウスの様子にすかさずメガトンパンチするとガード1F遅れてたっぽいカウンターくるが俺はグラディウスの盾で受け流すとしゃがみキック「甘ェ!」と逆に前蹴り喰らったが鞘が盾になることで致命的な致命傷はまぬがれた

 

鞘はダメなったが耐えたので仕切りなおし、順手に持ちかえグラディウススウィフトしにいったらなんか腕ねじっての回転パンチに初撃はじかれる

 

は? リアルに繰り出されたガーキャンに見入り一瞬の油断が命取り

 

時既に顔面にマグナムパンチきてた腕一本のガードでは防ぎきれない衝撃に崩れたところに逆腕の二段突き目が迫る

完全に狙いが破壊されて見えてはいるが対応できない拳に俺はむしろふんばらずよろけ回避したら「いやそこで脱力しちまったら不味(まじ)ぃだろ実際」とサカキのダメだしに俺は「」確かになと認めてはいるが「俺が望んだ回避ではない」という意見サカキのぐるん回っての回し蹴りにつながるのは分かってたが1Fでもトイメンしたかったがもう対応不可能

 

俺は死んだ

 

 

 

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久々の強撃に戦闘不能になってらしい目覚めたところケンイチが「やりすぎです!」と言っていたサカキは「道場破りに来てんだろ、甘やかさねぇよ」という返事。

ケンイチは更に加減しろというが俺が長期意識ロストしてないくらいだから実はもうされてるぞ?

それとも俺が頑丈アップしてたかよ?

 

とりあえずこの場でせいとうな意見はサカキだと思うな、この人は自分の信念を持って全国のやつらを物理に言い負けせてたという話だから激鬼だとおもったから尊敬の意見として共鳴するな

 

そもそも俺は打たれ弱くないしな、

サカキが打ち強すぎるだけ

俺もレベル100目指して頑張ってるがなかなか大変だぜ

もちろん将来的にラベル99の限界突破する手はず

 

ま優しさでできたケンイチの言葉はありがたくもらっとく

こういう心配できるのが人気の秘訣なのかも

いまさらながら良くみたらケンイチも柔道着だけじゃない

全身かなりの装備が充実している

時代はレベルにみあった装備更新の時期か?

 

実は俺は真実のボルカニック試したかったのだがそういう流れじゃできなかったのが残念

あんな恐ろしいい択破壊技されてはなす術なしだしな気になったので回転スクリューのマグナムパンチについて聞くと対武器の空手技らしい

 

そしたらケンイチは予定を変更してしぐれから丸めた新聞紙でベシベシ叩かれていたヒマになって落ち込んでたアパチャイさんが可哀想だった

俺は連コインにもアパチャイさんに追加挑戦すると追加料金発生

庭タイマンになったがイキナリ真実のボルカニックしにいったところ膝が顔面にくるの当たりまえだが俺は俺を殺す気か? 狙いミエミエの馬鹿まるだしでほとんど開幕直後に殺されたついげきの乱舞技でダメージは更に加速した

 

後にはボコボコにされた紋付袴装備の雑魚がいた

というか俺だった

 

意識断ってないのにビクとも動けないのはズルい

もう手加減の発展系かよ

アパチャイさんの成長の速さが怖い

裏ムエタイ界の死神はヴァージョンアップして心優しい死神に進化した

調子コイてすいまえsんでした;;

オウフ

 

 

 

 

 


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