【史上最強の】貧弱一般人が一級の勇者に限界突破するの見かけたんだが【弟子ケンイチ】   作:黄雨

40 / 42

あけましておめでとうございます(やや遅刻)
今年もよろしくおねがいします。



40.悲しみを背負ったので鍛冶スキル向上は確定的

 

100

俺はポルナレフを使い手なのだがその日はたまたま調子が悪く、ジョジョの格ゲーで連敗するほどの是っ不調であった。

シルバーナイトのチャリオッツがゲージごと砕かれ隙だらけになったところをなんか回転しながら人形が噛み付いてくるやつ喰らったポルナレフがまた白目剥いて死んだ

今のがリアルじゃなくてよかったな。リアルだったらお前はもう死んでるぞ(再起不能)

敗因反芻しながらも後ろで並んで待ってる人いないの確認してからコインいっこで生き返るコンテニューってやつだ

 

こないだそれ見よがしに盾出してたらだからなに? って顔して

平然とバラバラにされた訳あってトレーニングしてるのだが

今更ながらジョジョの対戦台ある東京のゲーセンはありがたい

こうしてやってると盾ロストする当然に当たり前の理由わかってくる

 

チャリオッツは弱くないのだが永遠と攻撃されると砕けてしまう

つまり出しっぱなしと言うことは「砕いてください」と見せびらかしてるも同然だから

しぐれほどの腕前になれば一撃でガークラとかチョロいところに

ノコノコ盾出してたのが悪いと言うことになる(反省)

悲しみの授業料だったが反省することで世界の窓が開かれることになる

 

リアルに現実を突きつけられた以上

装備が良くないとか壊れないように作れとかも対策のひとつだが

そもそも腕が半人前だったら無意味

よってつまり使い手のプレイヤースキルの上昇が最重要なわけだな

 

その点ジョジョは数ある格ゲーの中でも一番ガークラ対策にむいてる

なぜならびゃタンデムというシステムによる

ゲージ簡単に調整できるし精神が身体の一部なので

ガークラされるとただじゃすまないで死ぬ

おれが調整に狙ってるのは盾ピンチの点滅維持だが

どおやら対人戦でイキナリかるく狙えるほど甘くないっぽいな

この縛りのせいでポルナレフが弱くなってる

 

死んでもコインいっこでいきかえるゲームならともかく

練習じゃないリアルで味わいたくはない(リアル話)

 

できればノロい人形使いじゃなくてチャカ使いのやつで練習したいが

夢のなかで相手トレードしてるから関係なかった

 

ああ、完全に伝わり切れてなかったかもしれない

布団の中でコントローラー握り締めて対戦してるとかじゃなく

死んだ人見て「レイズすれば良いじゃん」って方向の寝ぼけトレード。

意識はっきりしてる時にはこんな事全くないんだけど

程度は違えど最近深夜~明け方に盾ロストの事が気になって

夢現の中でしぐれとリアルファイトしてしまってるだけ

 

クラッシュ対策とかすこし頭を使えばどうでもなる問題を考えもせず装備の質に頼り切る

頭も腕も落ちた装備は最強、腕は半人前という終わってる状態のままいられるはずがない

 

何回か負けて1ラウンドなら取れるようになったころに俺は対戦相手の人にジュースを奢ってやりスタンドクラッシュ対策の練習していたことを明かすと「なんか変だと思ったよ」とアーケードモードをやりながらの返事だが

そいつは会社帰りにおれとは逆にクラッシュからのコンボ練習きただけらしい東京の未来への遺産メッカは別の店にあるという有益な情報をくれたのでおれいに最後に正義の不良の新手のスタンド使いの承太郎で乱入して人形ごと人形使いブン殴って圧勝してやった

 

もちろん封印が解けられた状態でやったが

恩返しにボコボコにしてやるのは稀にだが良くある

 

 

 

101

で2~3駅ぶん走りそっちの店まで乱入しにいったらさっき倒したノロい人形使いの固めが別格なだけでそれほどあまり強くない「さっきからなんで花京院の高速中段ガードできる……」「キサマこのゲームをやりこんでいるな!」とかだが

常連だろうグループ内で旋律してるころには50連勝ほど積み上げさせてもらった

 

久しぶりのリハビリ十分で動きはとり戻してきたし

今回スタンドオンだけの立ち回り方法はだいたい覚えた

 

見えにくい中段は実は見えてない者にしか通じないところが弱いので見事に全段ガードしてお返しのコンボ入れてやりチャリオッツのラストショットでトドメ「超必はこういれないと」というと「超必でアブに勝とうだなんて十年は早いんじゃあないか?」と新手のスタンド使い乱入してきた多分原作再現(うろおぼえ)

 

するとそいつは開幕から先行に一発投げてきて体力リードしてから汚いアンクハメを使い無敵継続の灼熱技で残りカウントずっと無敵になりつづけられたのでタイムアップでラウンド取られた

 

汚いな流石アブドゥルきたない

アンクハメ頼りとか敵からもボスからも逃げ出した敗残兵だろ……

ま羽根のさきっちょから氷出すヒキョウ者の鳥より勝ち目はあるがな

 

テクニックでアンクハメ使わせなければいいだけ

どうせこのラウンドも開幕から先行とろうとやるんでしょう

インチキで勝ちたいみたいに聞こえるヨミヨミですよ? お前のオーラは?

 

俺は第二ラウンドファイトの声と同時にタンデムコンボ発動することでタイムをコントロールし汚いコマンド入力狂わせると解除も自由自在なので相手が焦ってるうちに解除すると無敵がない雑魚い昇竜拳が暴発してたところにレイピアhit!

 

そっからライフ先行譲らないでいれば

無敵になるだけのアンクハメする意味がない

スタンドが敵の削り攻撃をすべて防ぎ弾きガードで追い返すと

たまにくる危ない投げには投げ抜けしてタイムアップまで粘った

見事な盾の仕事だと関心はするがどこもおかしくはない

 

「いつでもタンデムでトドメは刺せた、あの時炎仕込もうとしたときも実はズタズタにできた」とかいってやったらもうアンクハメは通じないと思ったんだろうな、最終ラウンドは相手も悔いがないよう誇り高く戦おうとしてるみたいなので

俺も正正堂堂と縛りしないで相手したが流れのペースは貰ったのでゲームメイクしてたらいつの間にか敵が瀕死にスタンドゲージもピンチ点滅していたから「ラストショットでトドメさすよ」と連続攻撃すると狙い通り3段目くらいで鳥タイプの赤いの砕けたのでキャンセルして超必に光ると青ざめていたがもう謝っても遅い

発射された刺突属性のレイピア狙撃に貫かれたアブドゥルは白目剥いて死んでいった

 

驕り高ぶっても鳥はいやらしくてヒキョウということが証明されたな

今回のことでそれがよく分かったよ>>ジョジョ感謝

 

そしたら恥知らずにも禁止の鳥解禁するかどうかの言葉が飛び交うヤバい空間になったのでおれは勝ちの画面になったと同時に家に帰ったが多分未来への遺産界で最新の伝説になってる

 

 

 

102

日が変わって金曜日にあった話だが鍛冶スキルのうちの『積み重ね』なる工程は数だけはあるダメ素材排除して厳選素材だけ厳選する厳選作業なのだがバラバラにされた盾はしぐれのメガネに適う部分が全くないみたいでどこがダメか説明あったが「ぜんぶ……だめ」とダメだしされていた

 

切り刻まれた上に鉄くず呼ばわりとはな

あまりにも哀れすぎるでしょう(哀悼)

おまえらは俺の基礎のイシズエになるべき

悲しみを背負ったので俺の鍛冶スキル向上は確定的

 

「どうせ数打ちのバーゲン品だろうから上質じゃないのはもういいよ

 素人はまず下級素材からやるのがしきたり」

「そう、か?

 ……ま、いきなり極限の間に打ち込ませるのも……難しい、かもな。

 キミが使えると思ったやつをココに隙間なく積み重ねて……みて」

「ほう、立体パズルか」

「パズ……る?」

「こうやって組み合わせるやつ」

 

おれはついげきの達人剣術により細かく分割された盾を組み直すとジグソーじゃない日本刀パズルが盾になっていく「ふーん」という返事だがやったことない? まあいいが

厳選が出来にくいなら同格素材を合わせたほうが良いとおもいそうすると初心者にオススメの方法だと濡らした障子紙みたいなのに包み、燃え尽きたなんかの灰のふりかけ後に時既に合成されていた粘土っぽい泥水かけてからトングの上級職用のやつ使ってファイヤーに突っ込む

少しすると横で覗きこんでたしぐれは言った。

 

「む。やはり良くない、な。

 水減らしで選別し直した……ほうがいい。

 熱を帯びたら平らに均し、冷水に入れ……ろ」

「hai!」

 

熱が溜まってきたらたまにだがカンカンッっとしてくとなんか崩れそうになってるっぽいブサイクな形に固まっていくが少なくともバラバラではなくなってたな

この時点でリアル合成してるけどなんとも言いがたい面白さがある

 

なんか一気に叩くとダメだというので

弱火の業火でじっくり叩きまくると

インゴットになりそうになってるっぽいのが

潰れて平べったくなったので俺は「さてそろそろか」と桶に突っ込むと

じゅわわ急冷に冷やされて勝手に割れた>>板切れ

 

おいィ駄目じゃねーか合成失敗したらロストか?

 

「割れなかった部分は叩いて……砕け」

「hai!」

「これを小割り、という……このへんはダメ。

 んー……こっちは、ま、使えんこともな、い。

 改めて積み重ねれば鍛錬に耐える出来に……なる」

「ほう。合成失敗してもダブルチャンスがあるのは助かったと思った」

「玉鋼とは到底呼べんこの品質では……鍛錬の上限も低そうだが、な」

「難易度が下がるので練習にはちょうどいいのかも」

 

というとその考えはなかったのか「前向きだ、な」と言われたが

上下左右とか後ろ向きに歩いたら目の前の石につまずいて危ないぞ?

 

「……新たな出会いの予……感。

 これを鍛えなおすのは後回しに……して、

 明日は他のやつも……繰り返し積み重ねてみろ。

 限界はボクが見定めてあげる」

「明日と言わず今日やるべきなんなら徹夜までする。

 火を落とす時間が惜しいだろ

 燃やしたままのほうが熱いのは火を煮るより明らか」

「……ふ。よかろ……う。

 今日は泊まってけ。美羽にも……言っておく。

 なんにせよ一旦休憩、だな」

 

 

 

103

庭で伸びしてるとケンイチがサカキとこそこそ門から出てくところだった「おうナイト! オメーもどうだ?」というジェスチャーが麺類なので付いていくにした

 

「あー今日もキツかった~」

「ばっかオメーこれくれーで弱音はいてんじゃねーよ。

 メシ食ったら次は剣星の時間だろ」

「いや、一刻も早く強くならないと分かってるんですけどね……

 自分の限界は自分が一番良く分かるっていうか

 正直言って今日はもうしんどいです……」

「限界は突破するためにあるんだが?」

「ナイトの言うとおりだぜ兼一!

 限界にぶつかったら、そいつをどうブチ破るか考えるのさ!」

 

等等と雑談しながらクールダウンなのか軽くランニングしてると俺の動いてない疲労も動くことで取れていく

動かないと血行が悪いから疲れるが動くことで血液グルグルまわっていくので代車効果で回復する回復技だべな

 

目指すは中華タイプのラーメン屋だったみたいで外装の見た目はそれほど広くなくボロっちい熟年の技というのはこういう見た目に拘らないところに隠されているもの

テーブル席に座るとサカキはいつものと言い

兼一はメニュー閲覧後さっぱり塩ラーメンに

俺は知らないラーメン屋ということもあり俺は「とりあえずこの店で一番美味いラーメン」と言い更にギョーザ二人前とチャーハンも注文

 

「へっ。おもしれぇ注文しやがるな」

「個人店でこういうと料理人はだいたい店長だしプライドがあるので

 最高品質に美味いラーメンが出される」

「はー……そうなんですかー……」

「ただし値段が分からないのでおさいふの中身が不安なときはオススメできない」

 

感心が鬼なってるケンイチをしりめに先行に生中とギョーザが来るので生中はサカキのとこに呑みぷはっと美味そうにしった

ケンイチはそばやく小皿にタレ用意してラー油いるかどうか聞いてきたので俺はサカキには聞かないのか? というと「おっ。悪ぃな」とさっそくつまんでた「そんな悪いですよ!」とケンイチは遠慮だがギョーザは頼んだらぜいいんで食うものだろ?

 

俺も食うと外のパリつきが不快じゃないレベルに程よく中身がしっかりしてるので下町に相応しい美味これはラーメンそのものも期待出来るというもの

 

「ナイトさんのほうは、どんな調子ですか?」

「なんのことだ?」

「修行ですよ修行。

 ぶっちゃけしぐれさんと二人きりで、密室で、どんなことしてのかなーと」

「今日はテコ棒なる棒の先っちょで合成の日だったな

 盾の残骸から抜粋されたのをしょうじ紙っぽいの包んだり

 ふりかけっぽいのかけたり泥パックみたいなの付与で

 何回もファイヤーに叩いて最後に割った修行」

「……障子紙? ふりかけ? 泥パック?

 まるで想像できない……」

「今日は夜の修行もする手はず」

 

そしたらケンイチは何でだか顔真っ赤にして「しぐれさんと夜の修行!?」というのだがサカキに話題振ってみるとどうやらケンイチの夜時間は剣星との修行が多いという

 

「もしケンイチが希望ならローテーション回すのもいいのではないか?

 やりたいとやるべきが合致すると修行効果上昇することは結構あるらしい」

「ま、いいんじゃねーか?

 俺から話しといてやるよ」

「えーそんな! いいんですか!?

 いやいやいや駄目ですよそんな!

 ボクみたいな若輩者にはまだ早いですって!」

「俺もそう思うがよ。

 今のうちに武器持った相手に夜襲された時を

 想定した修行受けておきたいんだろ?」

「それに僕には美羽さんのことが……えっ?」

 

ケンイチが夜のしぐれから不意だまされる修行希望らしいぞ?

まだ早いと思ってるならなかなか言いだせる事じゃない

どんな恐ろしいい目にあうかと思うと気がひゅんひゅんいく

 

「あんま度胸ねーもんだとばかり思ってたが……

 こないだのことでちったぁ勝負度胸ついたんじゃねーかぁ兼一!」

「え゛え゛っ!? いやっちがっ」

「見事な向上心だと関心はするがどこもおかしくはない

 そうとうにキツイ恐怖の修行になるだろうな

 流石の俺でも意識の影から来るしぐれ相手にタイマンするのは心が躊躇う」

「ち、ちが……わないよぉ……」

 

なんかケンイチが見栄っ張りオーラの気配にじませてると三人分のラーメンが到着

ついげきのチャーハンで全品なのでレシートが卓上セットに伏せられた

 

ラーメンは王道のしょうゆに煮卵、チャーシュー、ノリ、ネギとシンプル構成

具材はありきたりだがスープの色合いが良い

こだわり素材たおくさん混ぜすぎると黒なってくが

そんなことはまったくなくむしろ薄いくらい!

ところが一口飲んでみるとこだわりの調合が熱だが

ネギからませたラーメンすするとやはり同時に食べる想定の味わいだった

 

俺ははじめてきた下町の流儀で「美味い!」と叫んでやったら

店長は満足げだったな……次はチャーハンに注目するのだが

こちらも定番に余計なところがないたまごチャーハン

見た目からしてふわふわと浮き上がりそうになってる軽量級なのだが

こだわり調合の各種ダシとの口内合成意識なのか

単体だともう一味欲しいところが先行に口にしたラーメンで補われている

ほかのラーメンと組み合わせたら別の味わいになるだろう

七色の味を隠されたチャーハンだと容易に想像できた

 

ハズレの個人店だとひとりよがりっていうか

残念な味わいのこともあるがこの店はそういうトコとは違うな

客に美味いと言わせるための考えがあってそれが全部繋がってる味わい

 

良い店を教えてもらったのでお礼に奢ってやろうとすると「ばっきゃろう。こういうときは年長者をたてるもんだ」とサカキが奢ってくれたすばらしい大人だ素晴らしい(尊敬)

 

帰りも腹ごなしに軽く走ったがケンイチは野生のゲーセンでもおゆはんらしい俺の分もあったので食ったがワイワイ食う楽しみが高確率で一番最高の調味料だなと悟ったよ

食事美

 

 

 




 

『ジョジョの奇妙な冒険 未来への遺産』ネタがありますが
興味なければ適当に読み流していただければ(時既に時間切れ)

 

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。