【史上最強の】貧弱一般人が一級の勇者に限界突破するの見かけたんだが【弟子ケンイチ】   作:黄雨

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41.カノジョならカレシのケーバンくらい知ってるはず

 

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おれは世の中に相槌を入れるという名セリフあるの知ってた者だが

元ネタは鍛冶世界からきてるのは知らなかった

コレが証拠ログ

 

「よっ」

「オ~ロロロロロ!」

「ほ……い」

「アーパパパパ!!」

 

お手本やってるしぐれが掴んでる鍛冶専門トングにセット中インゴットに折り目いれるとすかさずアパチャイさんが両手持ち装備のゴツい大金づちで折り畳まれ2りがかりであっちゅくしていき再インゴット化するのだが繰り返し叩き直されるあるさまはまさに合成の素材強化!

 

これ鍛練っていう鍛冶スキルなんだがソロじゃなく複数人でやるみたいだった

しぐれほどの腕前になればソロも余裕だろうケドあえてアパチャイさんヘルプに呼んだというとは両方覚えろという意味で受けとるべき

 

俺にも相槌いれさせろ、という余裕もなくずっと見切りに全力だったんだがテキトーに叩いてるんじゃないしぐれの誘導だろうが協力に力を合わせた加減が見事の一文字

ところがなに見切って叩いてるかまではいっしゅんでは分からないみたいだった

 

みたかんじ正月に餅つくときのてぐちに近いが横から聞いてみると鍛錬やってる狙いは餅とかとは違って空気の押し出しするところまでなら同じなのだが、ひ不要成分とか叩きだしはがねタイプの隊列をも狙いどおりの性能にするためらしい

 

狙いどおりって……手動で原子配列変換ですか?

しかも極級

一般人には見えないし更に言うのなら見切りに並びかえ得無いしリアルにケンカ売るのも程ほどにしないとマジでヤバイこんなところまで達人かよ

 

「鍛冶師の見切りってスゲー」

「凄くないよ……ぅ」

「出た圧倒的謙虚な謙遜発言に日本の鋼鉄指数が鯉のぼりに上がることは間違いないでしょう」

「……コホン。

 比較的鍛練の少なく、硬度こそ劣るがしなやかさを残した心鉄を中心に……比較的多めに鍛えたことより堅固ではあるが柔軟さを失った皮鉄で包む。

 そうすることで『折れず』『曲がらず』を組み合わせた刃金の素地が出来……ていく。この工程を造り込みという」

 

しぐれはいつもよりだいぶ早口だが口よりも早く手が出ていた(鍛錬)

もし化して、パワーとスピードとタイミングで出来が違ってくるかも知らない

折り畳み方によって鍛えの名前ちがうんだが強化ポイントの振り方が違ってるんだろうな

厳選素材だったら更なる強化に格上のスペシャルコースやるらしいがいまはお手本の初心者講習の時間だからだろうな、どちかというと一般人向けの技らしい鍛冶は一般人もすごい

またたき間も惜しいくらい俺が練習にやった下級インゴット2つが合成され上級インゴットになるとアパチャイさんは言った

 

「アパ。もういいかよ?」

「十分……だ。ありがと」

「毎度ドーモよ!

 またのご利用をお待ちしております」

 

どこのテレビで覚えたのか流麗にそう言って帰ろうとしたアパチャイさんだがその前に「ナイトは今ので覚えたかよ?」と細心の心配りをしてくれたのがかなりの好印象。もちろんだいたい覚えた

 

今度スキル上げの一環に実家からtitioyaに送ってきて貰おう

うすときぬの 御 正 月 も ち つ き セ ッ ト を な

 

 

 

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夜時間ということもあり上級インゴットを盾にしていくのは明日おれが叩き伸ばすこととなった

徹夜までする意気込みだったが世間には安眠妨害という犯罪があるだよ

かなりの重罪にあたるそのことは忘れてないが意識配分からカットしてた事実

 

今日の最後に盾化の座学して解散したが

本当に解散なのか怪しいモンだよな

二度あることを三度までという名セリフもある

 

俺は警戒のため森エリアのほうでやってたらしい剣星との修行に帰ってきたケンイチを露天風呂に誘ったところはてなマーク出してたのでおれは言った

 

「油断してると乱入されるかも」

「いやいや、流石のYOMIもお風呂まで潜入してきたりしませんって」

「違うしぐれ」

「えっ」

「しぐれが乱入に襲いかかってくる」

「…………ま、またまたぁ~騙されませんよ~。

 僕らが入るのにしぐれさんが入ってくるわけないじゃないですか」

 

俺もケンイチ騙す理由はナイト思うけど?

事実の真実を伝えるため「急に入ってこられた」と二回ここの風呂に入ってどっちにもあったイベ語ると剣星が「ならばおいちゃんも付き合うね」とかだがオーラは(しぐれどんがかわいそうね)と別コトだったな……たまたま聞こえたんだが英語でいうと意味がわからない

 

で3りで露天風呂入りにいくとケンイチはもじもじしてたし剣星は「さあしぐれどん! どこからでもかかってくるね!」と威風堂堂に言ってたがこなかった

何事もなく汗だく除去できてよかった(平穏)

 

で露天風呂であったかってると剣星から恋バナ振られたんだが

引越しで環境変わったからメンタルフォローなのかも

このへんの心配りが人間できてると思った(リアル話)

 

みうとの仲が鈍足にほとんど進展がなさそうなケンイチの手前いやみになるし極力控えてるが

やっぱり不良はモテるな小食系男子じゃこうはいかない経験も豊富な俺は一味違った。

もてない奴は根性からしてダメだった

 

♀は強い男に憧れるから最強に鍛えてるのはもてる

最強に鍛えてると全身からかもし出すエネルギー量がオーラとして

見えそうになる

ただもてるために筋トレはじめる下心持つやつはバカだし調子こき過ぎ

ピンチになったら変身する心構えで危機を脱してやると自然にモテている事実

 

「う゛ぐっ!」

「どうしたケンイチ?」

「いや、実はボク、美羽さんを守れるくらいに強くなりたくて……

 そういうのって、やっぱダメなんですかね?」

「決まった1りが決まってるなら良い倫理的だろ?

 女なら誰でもいいやつがバカ」

「ぐふっ!」

「どうした剣星」

「アイヤー……なんでもないね」

 

ならいいがな(正直)

ただ何人目だったか覚えてないが何やらかしても俺が盾してくれるとか調子恋てきた馬鹿女が汚いヒキョウな行為にはしった過去がマジ最悪だったなリアルhimechanタイプはもうダメ

それから誰とも付き合う気失せたし本格的にゲーセン最強理論の実践に厭世しまくり好きなタイプは強キャラでモンクタイプの女に変わったよ

もっとも俺にみあうほどキャラが強いモンクタイプの女はその辺にはいないだろうがな

 

俺が先に過去ログ語ったんだからケンイチが語らないのは大変失礼

そのへん聞いてやるとみうとの思いでの出会い編の話が始まったが実は高1の出会いが初ではなくオーディンの龍斗とタイマンやってて思い出したらしいが子どもの頃にも会ったことあったんだと

 

「そういやオーディンといえば北海道で会ったな」

「っ!? 本当なの騎士さん!

 龍斗っ……生きていたんだ……

 ……よかった」

「ブン殴ってくれてありがとうって言ってたぞ。

 直前にやなモン見たから伝えるの忘れてた」

「……そうなんだ……でも、どうして北海道に居るんだろう?」

「俺が思うに、秘湯巡りではないのか?

 ここの風呂もそうだがオーラがメチャクチャなところを風呂が癒すことは結構あるらしい」

 

すると剣星が華清池とかいう中国地方の風呂のうんちくしだしたがそのヨーキヒとかいう奴はおれのログには何もないな水滸伝にも出てこないしマイナーキャラでしょ?

 

最後は剣星の自慢ターンだがショタ時代は男として天下無双に最強だったらしい

なんとか会の連盟で女率それほほ高い聞こえないんだがみんな剣星に集中してたんだと

今みたいにハゲたら普通ならそれで離れてしまうんだが剣星の魅力の引力かな離れられない

しかも性格も喧嘩も強いのでモテる俺も結構ケンカ強いんだけど嘘じゃないってオーラでわかるんだよな

ちなみに俺はハゲていない

 

 

 

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ケンイチは風呂上がり後も龍斗が気になる悩みオーラのアッピルしてたので俺は「電話番号聞いてやろうちょっと待つべき」とピピッっとリミに電話すると「オーディンのケーバン知ってる?」と質問

イキナリの話にゴチャゴチャわめいてたが「カノジョならカレシのケーバンくらい知ってるはず」と普通の意見出すと声からしてがっくししてる

 

いつ切れてもおかしくなかったが少しすると電話してる奴がかわった

 

「もしもし」

「お前そこにいたのか……オーディンであってるよな?」

「この声は……ブロント、か?

 僕に用があるように聞こえたが」

「俺はないけどケンイチはあるみたいだな」

 

すかさずケンイチに電話変わると「龍斗君っ! 無事だったのかい!」とはじまった真の電話だが会って話せないかちゃんと話がしたい相談したけど遠距離過ぎて駄目みたいに聞こえる

 

それからケーバン交換してる様子もあったが切り際にケンイチが敵でも友達だからって感じにメシに誘ってたのがまさに男の友情だよな

残念ながら友情の勧誘はミスしてしまったが

いくらでも取り返せると思った(リアル話)

 

 

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出来る事はやったのでおれは客室に割り振られた部屋におふとん入って寝たが

しばらくすると脳内でジョジョに出てきたアヌビス神の達人二等流化したしぐれとナイル川の近くで絶望的タイマンしつづける夢現の全暗黒の夢発現(絶望)

 

まじで夢の中でタイマンしてるんだ

いや、ちょい違うか

夢でなく普通にタイマンしてる。結果も出るしな。頭の中でだけど。

 

リアルには無敵技がなく盾を使わなければ永遠とガードしなければいけないくなる悪夢が続く

しかし最近対策しはじめたとおり永遠とガードしていると盾は壊れる

ファンタジーで盾というもノアがっちりどんな攻撃も防ぐ印章だが

受け流しスキルで受け流す、押し出して狙いの適正距離とはズラすアドバーンガード、フェイント対応のファジーガード等々リアルでも通用するシステム的ぼうぎょしないと防げない防げてるとは言ってないがな

 

防げてる予想の時点で都合のいい妄想だから見切られた想定で難易度あげると死ぬ

リアルのしぐれはそんなことしないが悪い超能力にコントロールされてる想定なので殺される

するとちゃりんちゃりんとコインがスリットに吸い込まれライフが失せていく

ひ現実的な無敵の点滅がなければ魂の百円玉がいくらあっても足りにくい

100クレジット以上したら朝になるが今日も盾も命も守れなかったよ……

 

 

 

 

 

XX

朝宮龍斗の話題が出たからちょい時間巻き戻して闇系の拳聖サイドの話するが

龍斗と兼一の電話は師匠にもバッチリ聞かれてて言い訳しようがないくらいだった

 

場所は発足騎士の最終エンカウント時から大きく移動済み

今はデスパー島ってところで修行の一区切りで休憩してたところ

緒方一神斎は一影九拳のディエゴ・カーロにパシらされ、この島でとある手引きしてたのだが詳細はディエゴクオリティーにお披露目する時を待つ事になるでしょう(今回は軽い予告ってやつだ)

それ終わって修行のつづきしようと弟子に休憩させてる控え室に戻ってきたところという状況

 

「オーディーン、いまの電話の相手は……」

「……梁山泊の白浜兼一ですよ。

 つまり敵との内通にあたりますね。

 失敗作の裏切り者は処分しますか?」

「ええーっ! ダメダメダメ!

 もしも龍斗様をどうにかしよーっていうなら

 例え拳聖様相手でもリミが許さないお!」

 

弟子二人からのつたない敵意に悪い気がしない緒方だったが

こんな青い果実をどうにかしても意味がないしもったいないと思った。

二人の予想とは逆に拳聖はむしろ朗らかに笑って言った。

 

「まさか。そんなことはしないさ。

 むしろとても気にいったよ。

 白浜兼一君の様子はどうだった?」

「……相変わらずの馬鹿ですよ。

 敵でも友達だからな、と言っていました」

「ほう? その考え方は殺人拳にはないものだ。

『友人だったけれど敵になった』というパターンなら耳にするのだがねぇ」

 

そんな師匠の言葉にオーディーンは読心に本心読まれないため沈黙を返したがリミはというと別にシリアス話にはそれほど興味なかったみたいでじゃあいいですって風になった。

リミはナンバーワンの優先事項ブレないよな。

気を取り直したリミは電話で邪魔されてしまった今一番やりたい修行を師匠に申請しだす。

 

「じゃー拳聖様! リミ、龍斗様にマッサージの修行やってもいいですか!」

「この移り気さえなければ筋はいいんだがな~。

 だが人を癒すことはどこかで人を壊すことに繋がる。

 人体構造を学ぶつもりでやりなさいアタランテー」

「アタランテーを止めてください拳聖様。

 彼女は一刻も早く実力をつけなければならないはずです」

「君の故障は深刻だが……なに、再起の見込みがないわけじゃない。

 オーディーン。武人として施術を受け入れるんだ。

 時として癒し手に身を任せることもまた一種の修行だよ」

「くっ……アタランテー、君の手つきはいやらしい。やめろ」

「まーまー遠慮しないで龍斗様!

 あーんなブサイクで心が醜いオバさんたちよりリミのほうが絶対気持ちいいから! 絶対気持ちいいから!」

 

マッサージに引き気味の龍斗なのだが、リミは彼女にしては結構強引に迫っていた。

実は龍斗はデスパー島にきて心得ある美女にオススメされ下半身不随にきく可能性あるマッサージ受けたのだが、それをみたリミが大層ご立腹らしくYOMIのTOP目指すよりマッサージ修行を先行しておさめなければならないと目標をあっさり変更したという。

もちろんYOMI幹部にふさわしいレベル上げに修行やってるがな。

多分とかつける必要ないくらいYOMIの中でも最弱だし。

 

南の島のエセ楽園で開放的な気分らしいリミはちょっとずつの段階を激しくふっとばしマッサージで一気に接触度を上げていく……たまに接触判定に悪寒走って拒否反応でる龍斗だがリミは才能的に天才なのでぐんぐん上達し、オーディーンのオーラ調整回復速度はちょっと僅かに上昇してた。

 

 

 

 

 

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