【史上最強の】貧弱一般人が一級の勇者に限界突破するの見かけたんだが【弟子ケンイチ】   作:黄雨

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42.イージスは変なヒョウタン形で金ピカでオジサンの顔がついててダサいから却下

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前も思ってたことだが野生のゲーセンの朝は早いみたいだぞ?

目覚ましとかが日の出よりだいぶ早く鳴るのだが

ケンイチは秋雨プラス重り複数の重量級装備でランニングみたいだった

 

ま俺は寝汗たっぽりだから勝手に人っ風呂だが

朝からスッキリすると気分が良い(心が平穏)

 

ていうか朝から走るくらいなら寝ながら修行すれば良いのにな深夜から明け方にかけてですよ? そんな時間に必死こいてタイマンし続ければマラソンランナーじゃ得られない俺から見れば弱点になってるケンイチの戦術理解度の低さが更に向上すると思うんだがな

 

結構自分でも夢現のサカイが無くなってきてるからやりすぎは頭がおかしくなって病気かもしれんヤバイと思うんだがやっぱ腐っても狙い目は休みながら鍛えてタイマンしながらもオートリジェネできる肉体

 

全身から噴き出すオーラを回復として

さらに体内にじゅんかんするから力が増幅してく

これはオーラを使いかたを対戦時にバフ発揮するだけじゃなく

リアルにHP管理の運用に限界突破してみないとわからない感覚だろうな

 

俺のやりかただから無理に真似する必要はないが

よそはよそ俺は俺という名セリフもある

 

さっぱりしたので湯上りに出て

さて着替えるかとあみかごみると

私服の上から白系の装備おかれてた

 

『鍛冶の前には身を清め白いたすきをかけよ。

 あと、風呂に入るときも武器を放すな、馬鹿者』

 

達筆すぎて読みにくいメモもセットにされてたが犯人はしぐれだろうな、おそらくだがスキル上げに最適な専用装備でしょう

俺は私服じゃなくそっち装備し借りてた部屋におきっぱにしていたグラディウスもとりに行ったがやはり覗きしてたかと思うと気がひゅんひゅんいく

 

 

 

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俺は人の強さが見てわかる者だが

ここで馬鹿みたいに鉄真っ赤にして

燃えてるインゴッドははっきりいって

わかりにくいが多分もう熱量に負けをみとめてる

自慢の硬度が変形する前に踏みとどまってるが

カツンとけん制に一撃入れるとちょっと僅かに変形しだした

火属性じゅうぶん通ったので粘着はもう整形一歩手前だろ?

 

みんなでみうの朝メシ食った午前中だが

このはがねタイプの加熱は早くも終了ですね

ただの打ち直しよりははるかに難易度高い変身タイプの作業だが折りたたみの鍛錬よりは楽なはず

するとしぐれは大丈夫そうに言った

 

「よ……し。

 本当に危なかったらボクが止め……る。

 好きなように打ちこんでみ、ろ」

「そこまで好き勝手出来るのは裏技を自由自在にテクる最強の腕前が必要

 まずは原型戻しに目指してやるつもり」

「昨日の話は覚えてい……るな?

 では、始め!」

 

おれはむやみやたらとパワーいれず

金づちの重さに任せてた程度の威力で

ハンマーをテンポよく刻んでいった

 

ちょっと考えればわかることだがアパチャイさんほどの力の強者の持ち主が全力でやってたなら一撃でぶっこわれになるところが本当の強者が変形までで黙らせているのだし力のパワーよりも理想のテンポ

パワーは振り上げから振り下ろしにするときだけでよい(核心)

 

鍛冶をゲーセンに例えるならビーマニでもポップンでもそうなってるように正しく叩かないとBADの表示になるのは知ってると思うが基本的に狙いが重要で間違って打ち込むと発生保障されたSEときたらその時のダサさは簡単に想像できないほど必死に鳴りだす(不快)

 

布教和音に外れたらフォローに叩き直すのだが

横で正座っぽく座ってるしぐれは無言であった

ミスってから分かっても手遅れでダメだな

次は別の手にしたいところだが叩かないと分からない! 分かりにくい!

 

残念ながらどんだけ目ぢから入れても根拠が見えないからまず試してみるしかなく

ダメな反応ならびゃ同じミスは繰り返しないで突き詰める手段がいまの第一歩

細かすぎて見えないものを見切れと言われても見切れるわけがないが

別に今はまだいいんだけど確実に理解してる人がいるのを理解したほうがいいと判断(賢者)

実際にやりこんだ上級者がいるんだから不可能はないでしょうが?

 

「熱すぎる不具合」

「そ……うか?

 慣れ……ろ」

「俺はただ事実を述べてるだけ

 やってて分かるが正しく当たらなければ意味が無いどころかむしろ害悪

 よってこの場でパワーは実はほとんど意味が無い」

「う、む。

 感覚を研ぎすま……せろ。

 ほんのわずかな違いを……見逃すな」

「見逃すしかない問題は聞き逃さないことでその問題は回避した」

 

おいィ? おれは鍛冶中に話したりする余裕があるのか?(皆無)

油断してないが丸くたいらになりつつあるインゴットに再集中

 

何か粘着がいつまで立っても鬼の首みたいに粘着してるが叩きは進んでいる

またしてもミスの変形で誰にでもわかるミスの姿を晒そうとしても無駄

カンカンッっと即座に修正させてもらおうか?

出来もしないくせにさいしょっからレリック盾の最終とか伝説級の変貌は無貌

そういうのは年単位は見込まないと駄目だしそもそもイージスは

変なヒョウタン形で金ピカでオジサンの顔がついててダサいから却下

 

こうやってリアルにレリック目指して鍛えてる奴は一級廃人で注目を浴びるだろうな

古銭で料金徴収する事ができたらリリック作りたい放題だろうなー(ヴァナ話)

それが今回の上級の鉄の皮を持つ存在によって証明されそうになってる

 

更なる叩きをしていくとなんかバッドな音しか出さなくなってきた

 

「なんだこれは? 

 これ以上叩き伸ばすのは音とかよくない感じがある」

「そうだ……な。よくぞ見切った。

 多少叩きすぎたが……そいつはもう限界、だ。

 焼きを入……れろ」

「hai!」

 

おれはまだ盾にしては小さいのを一気に桶のひやみずにいれたんだけどそしたら熱量が嘘のように蒸気化して失せていく……焼き戻しにまた軽く熱であぶるんだが焼きいれのしゅんかんに変形したところを弱火の業火で叩きなおす

 

こっからは経験済みの打ち直し作業に進むのは早いだろ?

ところがこのサイズはバックラーレベルのミニマム級

 

「それ以上伸ばせば……脆くなるばかり、だ」

「俺が思うに、デカいなべのふたのがデカい小ささでは身が守りにくいのではないか?」

「あくまで練習だし、な。

 ちゃんとしたのは慣れてから……にしろ」

 

とダメだしだったな……そこまでいうなら仕方がないと整形していったよ

 

 

 

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いろいろやって昼ごろには終わったんだが実際に終わってみるとあっけない印象

完成したのは尖ったところがないダークバックラーといった見た目

ラストに中心から凹ませて前にいろいろ見せてもらった武器系の柄が握りにしてく工程はしぐれのオリジナル工程なので晒さないが生半可な鍛冶スキルでは真似できない荒業とだけいっとく

 

雑魚いベルト固定じゃない掌に収まりがよいので持ちやすい

更にだが追加効果で殴りやすそうに見える

リアル鑑定によらばバッシュ+系の追加効果を秘めてるのは確実!

 

で予想してた通りだがまたもやしぐれはコレ使ってのプラクティスモードやるみたいだった

 

一度バラバラにされた以上二度目はない手はず

俺は夢現で頭の中でタイマンしただけで勝ってねーが

だからといって無意味にはなりにくい

読み精度もガード確率も大幅に上がった

 

「かかってこいよ見事なカウンターでかえしてやろう」

「……準備は、いいようだな。

 じゃ、良い子は真似しちゃ……ダメよスラ~ッしゅ!!」

 

しゃきんといつもの刀装備のしぐれは恐らくだが前回と同じパワーとスピードの手加減でくるので俺がロトさんの構えでガードこれはりゅうおうも倒したイニシエに語り継がれる構えでドラクエ1のパッケージにも描いてある

 

盾を前にガードまでは実は前回と似てるようでかなり違うぞ

ガードして確実にフレーム単位で有利になり

ターン性バトルに持ち込む伝説の構えが弱いわけがない

 

その手加減は予習済みなので刀にバッシュいれて打点ずらし狙いで防ぐと同時にひるませると逆襲のギガスラッシュが牙剥いていくが2Fは有利とったのにあっさりガードされた。まあ分かってた(予知夢)

防がせたままグラディウス押し込んでパワー比べにいき余った腕で盾ごしに殴ろうとしたところがしぐれはいきなりバックステッポで逃避してきたそれも予習済み下がったなら手裏剣だろ?

俺は盾を盾にしてフレイムディッパでガードしつつ前進。これはグランドバイパにみせかけたEXの隠し技で低空タックル後に飛び膝蹴りにボルカニックせず足払いする地味な技だが当たればこかせれる強力な蹴りのキックでもある

完全に奇襲だったはずなんだがしぐれはまたしても回避。回避しながら刀を鎖鎌装備に変え中距離だがギルティギアにはアクセルという名脇役がいるのを知らないようだな、鎌を投げないぶんどう投げるのが弱いので盾なら安定に防げるが普通に防いだらどうせしぐれの事だからガークラ仕込みしてると読み、マトモに受けとめずに流したがそしたら手首で調整されて鎖が横からうなってきた俺はしゃがみ回避でスルー

 

「おー……」

「ほう。巧くしのぐものだね。

 しぐれ、手加減がすぎるんじゃないかい?」

「んーん。

 前回と同じ……加減……」

 

ちらり見えたが腕組んだつけもの石っぽいの持った秋雨が通りすがりに観戦してたみたいだった

おっとと次はカカッっと接近しての近接鎌がきたので俺はアドバンガードにはじくこの間合いならつぎはトンファーキックに見せかけた真トンファーアタックか? おれはバックステッポで距離を取りグラディウスを盾にバックラー振りかぶるとちょうどバックアタックにきたぶんどうガードできた、踏みとどまってたらきてただろうトンファーの打撃属性は受け流しに防げないガード不能でしょういまはこっちが正解のはず。

 

でこっから……と俺は読みを働かせたところ詰んでいたなんとしぐれは強さのレベルを上げて物理に突破してきたのだ! タイマン中にもかかわらずレベルアップの難易度調整かよ畜生! 俺はかなり限界なのにしぐれは限界突破するのはズルい!

 

結局ダークバックラーはまたしてもバラバラになった哀れでしかたなかった(悲哀)

おれは行き帰らせられるようになったのも忘れて悲しみになったもしブロントの心がキャラ削除になるような悲しい事件に発展したら今度こそ本当に訴えるぞ?

 

 

 

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「ま、これだけ動ければふつーの武器使い相手なら……いけそう」

「しぐれがそう言うのならそうなんだろうね。

 そろそろ時間だよ」

「ん。ありがと……んじゃ

 ボクは兼一のトコ……行くから」

 

盾惨殺事件の犯人はそういって道場エリアに移動していったがその肩に舞い戻ったネズミはbっと何指かわかんねーがたてて健闘を称えてくれていた

慰められても悔しくないがいまやられたレベル帯も対策してほえづらかかせてやろうか?

装備の散財を苦にしない自作侍は確実にトップランクの力を兼ね揃えているのは疑いようないがしぐれに対応できるようになれば今後どんな武器の強さにおいてもビビらないしビビる必要もない

 

2回目なので悲しみになりかけた状態異常は簡単にメンタルコントロール終わらしたところ

なんかまだ見学に残ってた秋雨は言った

 

「騎士くんも将吾くんも成長がはやいねえ。

 常にどうすればより良くなるかと自ら考え、実力を積み上げているのが動きからよくわかるよ」

「それほどでもないし一般的に常識」

「だが根を詰めすぎるのもよくないよ。ずいぶん無茶をしている顔に見える」

「ケンイチもかなり相当ムチャクチャさせられてるみたいなんだがな」

「兼一君はいいんだよ」

 

マジか?

これほど強力に手元に戻ってきたブーメラン掴むの今まで一度もみた事がない(畏怖)

 

せっかくなので俺は復習のため「今回秋雨からみてどうだったか【興味があります。】」と聞いてみると今のレベル帯にしては対応も反応もできてたがたんじゅんに自力が足りてないという身の蓋もない回答

タイマンにおいて強いやつが勝つとは限らないがだいたいの場合において強いやつのほうが勝つに決まっているということ

 

事前にバラバラにされると簡単に予想わかって反抗しましたが

こうして難易度調整されて攻められたら結局またガードするしかない負の連鎖が起きることになる

 

ワザとだろうがさっきのもなんかパターンあったっぽいし反攻するにはどうすっかな……それから俺はチャレンジモード化したプラクティスモードと同時に鍛冶スキルとかも考察に考えながらもほったかされた盾回収して鍛冶道場内にしまい着替えて帰ったがバイト先からの来週の予定に関わるヘルプの電話かかってきた忙しくなるかもな

 

 

 

 





ダークバックラーは名前にダークとついてますがDarksteel(黒鉄)の略であり
闇属性に関係しているわけではありません。これ豆な
……なお発足騎士が一定の鍛冶スキルに上がるまで
繰り返しリアル分解&リアル合成させられる予定が入っている模様

 

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