【史上最強の】貧弱一般人が一級の勇者に限界突破するの見かけたんだが【弟子ケンイチ】 作：黄雨
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「ドラえも～～ん！
ドラえもん！ ボクも必殺技がほしいよ～っ！
必殺技教えてください必殺技！！」
その日ブロットン剣術でしぐれとタイマンしてると突然ケンイチが
のび太くんみたいなこと言って駆け込んできた、
もし化してそれはギャグで言っているのか？
秋雨のおやつがたまたまドラ焼きだったんで
腹筋にクスリときてたら今日の最後の木剣+1がバラバラに引き裂かれた。
しぐれから「決闘中に……集中を乱す……な！」と言われたがあんな声きいたら
ブレるに決まっている。
あらたまて思うけどはっきりいってこの人はさむらいを知り尽くてると思ったね
俺は今まで気づかなかった侍の能力に気付かせてもらったからな
次から試しに木剣じゃなく木刀用意しようと思ったよ＞＞しぐれ感謝
着てた服とかが木剣と同じくズタズタに引き裂かれたのだが肉体にはぜんえｚんノーダメージ。
これは完全に武器軌道をｺﾝﾄﾛｰﾙしてないとできないことだから常駐ネズミが拍手しだした
最上級の技の冴えだから今日はﾋｰﾘﾝｸﾞ施設に行く必要もない(無傷)
服はと言えば縫えば治るものなのでおれは木剣いれてきた袋から裁縫セット取り出すと
一人でむくむくとやりはじめた
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マイ針＆糸だして半壊した衣類修繕しようとしてると
なんかドラえもん話が転がって進んでて常駐者たちが各自必殺技を見せてくれることとなった。
「いいかみてろ、これが空手界で恐怖の禁じ手と謳われた必殺技だ！」
とサカキが怒った声でいう是非見たい！おれは手止めて見に行くとなんかサンドバッグ向いて構えてて波紋の呼吸っぽいのすると「ちぇす！」と突き出す。
すると恐ろしいいことにサンドバッグはちっとも揺れてないのに後ろが爆発
マジかよなんだよこれは現実か？ おれはほっぺたつねると
痛かったのでリアル現象ケンカ百段の神髄を見せられた気分だった。
おれはアホみたいに口開いてつっ立ってたが思わずサカキに見物料金を払っていた・・・・それくらいすごい必殺技だということ
むしろ払わなかったら無礼にそうとうするでしょう？
「見世モンじゃねーんだがな……くれるっつーんならもらっとくぜ」というサカキに今度伝授してくれと頼んだが「アホか弟子でもねーのに教えるわきゃねーだろ」と断られた
まよくよく缶がえれば見れただけでも感動の出来事だしとおれは心のメモリーに永久保存版にしておいた
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その後衣類修繕のつづきしてる間にもあちこちで必殺技みせてもらってたらしいケンイチは
道場ｽﾃｰｼﾞ戻ってくると謙虚にももうちょっと控えめでお手軽な技はないか？
とアキサメに言っていた。
そんな風な意見が出せるケンイチはすごい
これはなかなか言えることじゃない
威力調整きく技の価値がわかる人は頭が良い
Ｄ値しか見てない瞬間ダメージ厨にはわからんのだろうがな
おれは前回きたとき長老に恐怖耐性つけてもらったので恩返ししたかったので
部外者ながら「あるぞそんな必殺技」というとようやく俺に気付いたのか挨拶してきた、
挨拶を返すと「はなし聞いてたがあるぞ謙虚な必殺技。見たいか？」と繰り返し聞いてみた
ケンイチは急な話に【えーっと…】ともじもじしだした秋雨は「いいじゃないか、見せてくれると言うのだから見せてもらえばいい」剣星からは「おいちゃんも興味あるね」などなど周囲から増援の援護射撃がきたので
「いいぞー」「やれやれー」とヤジ声援のなか実演して見せることとなった
この技はリアルな人間の相手じゃないと体感にはわからないので
必殺技知りたがってるケンイチ本人とあと精密動作性はﾊｸｻﾞﾝﾘｮ髄いつだろう秋雨に協力をお願いアキサメはにこりと笑った。
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なんか戸惑ってるっぽいケンイチからまずは必殺技かけると提案
そしたらなんかひィめいあげて腰ひけてﾋﾞﾋﾞってた
おれは「サカキが見せてたようなヤバいのじゃないから大丈夫だから」というと
半信半疑ながら構えをとった「ほう」とその構えだけで格段にﾚﾍﾞﾙｱｯﾎﾟしてるのが伝わってくるどういう修行してんだ？
あもりにも成長が早すぎるでしょう？
やはり最大強者の巣くつではINしたものの経験値上昇A+もさされてる、
と自分の経験を思い出すつつテレフォンパンチに体のけぞらせて最強打の攻撃の構え。
今回見せびらかすためなので全力出していくぞ。
「本当につよいやつは強さを口で説明したりはしないからな
口で説明するくらいならおれは牙をむくだろうな
おれパンチングマシンで１００とか普通に出すし！」
突き出す拳はミエミエなのでケンイチはだいぶ余裕でガードしてたしかも
なに今の？
あんな大げさ殴ってこれだけ？
しょっぼ。
みたいな顔してるが本当にこの必殺技のすごさがわかるのはこれから。
次は秋雨の番なのだが「掴んで投げないふぇ下さい（約束）」と前もって言っといた。秋雨レベルなら割り込み余裕だがガードじゃないと意味ないし
「本当につよいやつは強さを口で説明したりはしないからな
口で説明するくらいならおれは牙をむくだろうな
おれパンチングマシンで１００とか普通に出すし！」
俺はさっきとほぼまったくﾌﾚｰﾑ数ﾊﾟﾝﾁ軌道その他同じ動きで突き出す拳を秋雨は手のひらで簡単に受け止めた。
秋雨はさきにケンイチへの攻撃見てたので「なるほど、そういうことか」と関心が鬼なった。
最後に秋雨に自分が受けた感じた衝撃をケンイチに伝えてほしいというと
フッと笑い「きみは根っからの活人拳だよ」という秋雨の当身食らったケンイチは畳ゴロゴロ転がっていった
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「つまり相手に伝える衝撃を完全にコントロールしているのだよ」とここで秋雨がネタバラシでその通り、だがそれだけでは30点以下なのだが更に種明かしは続く「ナイトくんの必殺技のすごいところは、同じモーション、同じ勢いであるにもかかわらず、殴られる相手の身になって、どれだけ衝撃を伝えるかコントロールしていることだ」という大正解の１００点満点
ケンイチの頭上にクッションマークが浮かんでいたので更に補足してやる「殴られたら痛いだろ？」と聞くと当たり前だと言われる、でも同じパンチどのくらい痛いかは当たり所に鍛え方それに体調とかでも日に人によってばらつきがありますよ？ しかしリアルで痛い目みたいひとはそういないと思うので世の中には殴っていいやつ悪いやついるし、病院送りにするか保健室に送るかそれともどこにも行かなくていいか、与えるダーメージ制御できる誰にでも平等に殴れる方法が必要不可欠だとおれはいちぢき各地ゲーセン巡りしてパンチングマシンで訓練しただよ。
なぜパンチングマシンかというと客観的な第三者的立場からの意見くれるから
いわば全人類平等パンチ。やったことはないがさっきの動きで赤ちゃんのほっぺたぷにぷににも使える自信があるやらないけど
チームの連中は精度の差はどうあれぜいいん使えるぞ？
じゃなきゃ喧嘩上等のタイマン繰り返せないしな。
「いや、確かにすごいのはわかりましたけど、あんなタメの長い動きじゃ」「ほらよっ」「あぶなっ」「ほらよっ」「む」「ケンイチに」「よしきた」「ぐわーっ！」
二回目なので秋雨と連携すると、秋雨からチョップくらったケンイチは頭かかえて転がった。このように座ったままの姿勢でもやる気なくても発揮できるパワー内ならパワー調整はいつでもできるということ
さっきのは目に見えてわかりやすく見せびらかしてただけ。
ちなみにただの手加減奥義なので相手を黙らせる性能はないというとそれもなんか知りたかったのとはなんか違うみたいで以下情報ひ不要です、というふうに言われた。
したらアキサメが「殺さずに動けなくする」豪快かつ繊細なる必殺技を見せてくれて感動が鬼なった。あもりにも柔術している。
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サカキが「不動砂塵爆教えるまでもねーじゃねーか！」とおれの必殺技の感想に怒鳴ってきたので反論「後ろ爆発させる方法なんてフィクションわからないでしょう！？ あんなの摩訶不思議で超能力！ 俺のはワッザのテクニック！ サカキはもったいぶらないで世に広く公表するべきだとおれは思うよ？」
と本音を口にしたら馬鹿野郎と殴り飛ばされた。
畜生、カッコよかったからやりたいと思っただけなのによ、
ちょっと僅かに羨ましがっただけで必殺拳かよ……
結局ﾋｰﾘﾝｸﾞ施設を利用することになった
ｱﾗｰﾑがｶｶｶｶッっと鳴ってたけどダウンして動けなかったので
おれは電車時間に乗り遅れてしまったみたいだった
まただよ（笑）
調子に乗って必殺技自慢してるからこうやって痛い目に合う
自慢してなかったら痛い目に合う必要はなかったはずだしＨＰにも帰れた(リアル話)
謙虚が足りなかったケンイチの謙虚さを参考値にしないといけないなーと
とぼとぼﾊｸｻﾞﾝﾘｮに一泊とめてくれと頼んだらそしたら
みうが宿泊料を要求するのでこれがまた懐にボディーブローのようによく効く
ぐぬぬと差し出した「まいどーですわ♪」と笑顔のみうにおれに嫉妬の視線を向けてきたケンイチの顔がおもしろかった
おいィ？ ちょっとまてよ？
ここでピッキーン。閃き発動(期待)
思うに、一つ屋根の下に暮らしているということは同祭してるも同然だろ
そのことに気付いたおれは「やるじゃねえか」とケンイチにｂっと親指を立てるとどういう意味かはいっしゅんではわからないみたいだった
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その日の夜に突発ｲﾍﾞﾝﾄ起きた。
俺は借りてきた部屋で中央で逆立て伏せ(逆立ち腕立て伏せの意味だ)やってると外から「明日から頑張るぞー！」みたいな、典型的な頑張らないやつみたいな言い訳の叫びがケンイチボイスで聞こえてきた声のかんじからしてちゃんと頑張るますのふいんきなので気にならなかったが
そしたら「バレンカサン！！？」とかいう未知なる言語が飛び出てきたので
言語学的に気になったので逆立ちしたままｴﾘﾁｪﾝすると
チュンリーとかが着そうな服きた中華属性の女にすがりつく剣星の姿……
ああついに事案がおきてしまったか、
いつか起きると思ってた(予知夢)
前から露骨にカメラでしぐれのｱﾝｸﾞﾙ狙っていた。それ見かけたときから犯罪者だと思っていた、実力は強いし良識ある大人のオトコでモテの時代もあったらしいし俺の勘違いであって欲しかったから裏取りしなかったがもはや真実は目の前にあった
こんな感じかインタビューされたらそういう台詞にしようと
おれは腕力でぐるん飛び通常立ちなるとﾎﾟｯｹﾄから携帯だす「通報・・」
「やめるね！」即座に剣星に携帯サポシされていた。
女は結構なガンたれて「あれが地上最強の弟子の本命？」とくるが剣星は「違うね。あれはただの金づる……もとい道場破りの常連客ね」と反論。
そうかそうか？ つまり剣星の視点でおれはそういうやつだったんだな？
たったいま俺は心は深くきづついたし
あんま調子乗ると謝罪と賠償を請求するぞ？
裁判やったらたぶんかてるし過剰支払い金も取り返せる(激憤)
ふと中華の女からけっこう攻撃的なオーラによるシュミレーションアタックきた
これは無言の対戦申請どうですかの手口。
タイマンやるかよ？
手を合わせるのは挨拶の一つなのでもちろん受け入れる手はず、
ﾆﾋﾙと笑うとこちらも見事なカウンターをシュミレーションしてやると
「へぇ、やるじゃん」と敬意を表してきた「ぼちぼちだべな」とこちらもｂっと親指を立て敬意ﾄﾚｰﾄﾞしてると騒いでるとなんだなんだと常駐者がぽこじゃかしだした
気が殺がれたので実際のタイマンまでは始まらず流局ノーテンした
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おれはその日、恋の三択関係というものをリアルで始めて見た(リアル話)
結局バレンカサンってチャイナ女の名前だったみたいなんだけど
ただしくネームはれんかだった。
剣星のﾏﾅﾑｽﾒらしいんだけどちょっとも似てなかった
まそれはいいんだけど、れんかは
旗からみてたらすぐ分かるくらい露骨に
肉食獣の気配でケンイチを狙っていく……いやらしい
この親父にしてムスメありという意味では家族の繋がりのラインが見えたな
するとみうが現場を目撃
いままで見た事のないような反応で
嫉妬で妬みでトレイ落としていた
ケンイチはテンプテーションからとんずらすると
ホームポイントに帰っていったのだが
したらホットあんしょのため息のみう。
自覚症状はないみたいで、その後正気に戻るとなんだこれは？
と混乱状態なのがういういしいかった。
そして冷ややかの瞳でみうみるれんか・・その髪の一部を獲物を狙うライオンのようにぐるぐるさせていた。
今の世の中は平和だからこそ肉食タイプがモテる、というのがおれの持論だったが
どちらの目もケンイチに意識配分してるのは確定的に明らか。
ケンイチは見た感じ羊(紙を食べる)タイプなのに事あるごとに内包する
志しの高さが無意識に漏れているんだよな・・・・圧倒的にさすがって感じ
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中国系の身内話題が一区切りついたので
せっかくだしヤルかとさっきまでの流れを取り戻し、
道場ｽﾃｰｼﾞでれんかとタイマンの構えだったんだけど
そしたら「このバカチンがーっ！」と部屋に戻ってたはずなのに
どこからなにをサーチしたというのか
ケンイチから横不意だま飛び蹴りからのｺﾝﾎﾞがきた
危うく一発もらうとこだったんだが捌くと
「女の子に手を上げるとは何事だ！」と
怒りのスーパーモードで啖呵をきってきた
さっきの必殺技体験時のひっぴり腰はなんだったのかというくらい正正堂堂としてて、
後ろにいたれんかはチャームくらった見たいにケンイチに見惚れていた。
勘だが多分まえにも類似イベントあったんだろうな
こんな男気を見せつけられては惚れるのも仕方がない
したら長老が「普段と違う相手と戦えば、自分がどんな”ふぁいたー”か自覚する助けになるかもの？」としたりが鬼なってケンイチにｱﾄﾞｳﾞｧｲｽこれはお恩が返せるチャンスの到来か？
かくもそういうわけで、俺はおれ流のカウント方式的には１回目となるケンイチとの組み手がこれから始まることとなった