あれから、何時間歩いたんだろう。
途中で、羊の群れを見たり敵の監視所を見つからないように通ったりしてこの荒れ果てている荒野を進んでいた。
紛争地と言えど、そこにかすかにある生態系は確かで、あとで動物保護NPOにいい報告ができそうだ。
現地に住んでいるのは、雇われの兵士か数少ない雇い主のアフリカ防衛軍の兵士たちだ。アフリカ語は、ほぼ全てを習得したが、各部族の言葉までは、また理解ができていない。
アメリカの海兵隊や、日本の自衛隊なんかもいるが、アメリカの海兵隊は最前線。はたまた日本の自衛隊は最後方だ。まあそれは、アメリカと日本が結んでいる条約云々のせいだろう。
・・・・・・なんだろう、久々にお味噌汁が飲みたくなってきた。(霊夢さんのお味噌汁、美味しかったなぁ・・・・・・)
「さてと、着いたのかな?」
独り言をこぼし、前方300メートルにある基地を見る。
本当なら、双眼鏡を使うのだけれど、この距離ならばなくとも見える。
「こちら、ガントレット。目標基地を発見、300の位置で待機中だ」
≪ん?バリバリ・・・ハイハイ、こちらレイジナス。ポテチ食いたいから手短にな≫
(敵の基地についたわよ)「蹴り飛ばそうか、貴様。」
≪おーい、本音と要件が逆になってないかー?≫
「ん?気のせいだ」(ちっ、勘のいい奴)
≪お前・・・はいはい、ブリーフィングを始めるぞい≫
「はぁ・・・」
まったく、この男は・・・さすが
能力だけなら、あの霊夢さんにすら劣らないのに・・・なぜこの男は・・・
≪クライアント様の依頼は、あの基地に忘れた極秘資料を回収することだ≫
「極秘資料を忘れた?そのクライアント少しあほなんじゃないの?」
≪アフガニスタン大戦を兵士上がりで生き残り、現階級は中将、しかしディスク作業は苦手といい前線指揮をしている。
兵士想いのホワイト将校で、しかも妻子持ちで浮気なんてしてない真人間だぜ?≫
「・・・そんな人がなぜ。」
≪クライアントが言うに、唐突に黒い装備を付けた人間に襲われ基地から逃げるしかなかった。
しかし、大急ぎで逃げたからその極秘資料を忘れたそうだ≫
黒い装備を付けた人間・・・10年前紅魔館を襲ったやつらも黒い装備を付けた人間たちだった。
もし、それが私の復讐相手なら一人残らず殲滅する予定だ。誰が何と言おうと・・・
殺しつくす・・・あいつらの関係者なら。
≪ガントレット。殺してもいいが・・・痕跡は残すなよ?≫
「・・・ああ。」
≪で、その極秘資料は二階の金庫の中に入っている。米国が欲しがる極秘資料だそうだ≫
「まさか、あの敵は米国と?」
≪その可能性は高いな。≫
それならば、基地を謎の敵が襲撃したのも頷ける。
その敵が、アメリカに繋がっているならばアメリカは難なくその極秘資料を盗み出せる。
そう考えると、今回の敵は私の復讐相手ではないことが分かる。
10年間集めた奴らの情報によれば、あいつらはどこの国にもアジトと言うものが存在しなく、また国ごとに関係者がいるから国一つ一つにアイツらのメンバーがいるという事だ。しかも、少数精鋭で練度もかなり高い。
しかも、それぞれの国が、そいつらが犯す犯罪に目をつぶっている。アイツらによって潰される可能性があるからだ。しかし、あいつらは仕事を受けない。正確には、アイツらのトップが指示して、国ごとのメンバーが活動するテロリストのような集団だ。だから、私の・・・・・・私たちの復讐相手ではない。
そう思うと、段々と殺気が収まる。
《 ガントレット?》
「・・・・・・問題ない。これより、作戦を開始する。」
《 ・・・・・・OK。ドジるなよ?》
「あぁ・・・・・・」
通信を切り、懐に隠していた拳銃。
河童が作ったコルトガバメントに、河童性のサプレッサーを取り付ける。
撃つことは無いだろうが、一応リロードしておく。
「ガントレット、
「なあ、聞いたことがあるか?」
「何をだ?」
「スカーレット・グリムリーパーの事だ。」
「あぁ、なんとなくだがな。」
スカーレット・グリムリーパー・・・・・・恐らく私のことだろう。ずっと前の依頼の際に、ドジを踏んでとある基地の兵士を壊滅させたその時に生き残った兵士がどうやら私を目撃していたらしく、私の返り血を浴びた姿を見て、血色の死神・・・・・・スカーレット・グリムリーパーと名付けられた。
本当ならば、私的に言えば本当に不服としか言いようがない二つ名でもある。
「なんでも、そのスカーレット・グリムリーパーには、悪魔の射手という相棒がいるらしいぞ」
「悪魔の射手・・・たしか、悪魔の姿をしたスナイパーだったな。」
「ああ、伝説のスナイパー”テレトア”が唯一勝てないと表明したスナイパーだ。」
「マジかよ。」
多分、悪魔の射手は小悪魔さんのことを言っているのだろう。
小悪魔さんも、”テレトア”さんには一生勝てない。と言っていたのだし
「まあ、こんなところでだべってないでさっさと警備に戻ろうぜ」
「ああ、そうだな。」
そう言って、警備兵の二人がどこかへといった。
あの二人が話していたところは、今回私が侵入し極秘資料がある部屋でもある。
≪その部屋だ。その部屋に極秘資料を隠してあるらしい≫
「この部屋・・・ね。いかがわしいものはないでしょうね?」
≪部屋には、確かにそういうデゴイが仕掛けてあるが・・・まさか敵もこんな部屋に隠しているとは思わないだろうな≫
「・・・最悪ね」
≪といってもその部屋は副官が作った部屋らしい≫
「・・・指揮官というよりかは副指揮官に問題あるわね。」
そう言って私は、ダクトから飛び降りたのであった。
ようやく・・・ようやく投稿できた!
あとお久しぶりです!本当に遅れて申し訳ありません!
ネタが本当に思いつかなくて、結構寝込んでました!